クラウンセダン AZSH32 LEDおすすめ|室内7点早見表

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地下駐車場で夜にドアを開けた瞬間、全長5,030mmのボディを白く縁取っていたヘッドライトの印象と、車内に灯る電球色のぼんやりした光が噛み合わない。後席の足元へ落とした名刺入れを手探りで拾う羽目になり、車内の照明だけが一世代前で止まっていることに気づく。AZSH32は外装の灯火をほぼ純正LEDで固めた設計のため、後から社外品を挿し込める場所は最初から限られている。どこに手が入って、どこは触っても意味がないのかを、バルブメーカーの適合表と実際に流通している専用設計品から箇所別に整理した。

目次

AZSH32でLED化できる箇所とできない箇所(早見表)

クラウン(セダン)の型式は6AA-AZSH32で、2023年11月に発売された2.5Lのマルチステージハイブリッド車になる。排気量2,487ccの直列4気筒にモーターを組み合わせ、システム最高出力180kW(245ps)を後輪へ送る後輪駆動のセダンで、水素で走るFCEVのKZSM30と兄弟の関係にある。灯火まわりはこの2つの型式がひとまとめに扱われ、LEDバルブメーカーの適合表でも「R5.11~ AZSH32 KZSM30」という区分で公開されている。純正LEDで組まれた箇所にはバルブという交換部品がそもそも存在せず、社外品を挿す口が物理的に無い

箇所 AZSH32(R5.11〜)の純正 社外LEDへの交換
ヘッドライト(ロー/ハイ) 純正LED一体型 不可(適合表は「−」)
フォグランプ 適合表に設定なし 不可
ポジション・ウインカー 純正LED 不可
バックランプ LW5B タイプA・2個 可(LW5B対応品のみ)
ルームランプ(前席まわり) T10系・36発クラスの口金
ルームランプ(ルーフ/センター) T10系
ラゲッジランプ T10系
ナンバー灯 適合表に記載なし 実車で口金の確認が必要

社外LEDが入るのは室内7か所とバックランプだけ

表の「可」の行を数えると、AZSH32で後付けLEDが成立するのは室内の7か所とバックランプの計8灯になる。室内側は車種専用セットの適合表が具体的で、36発クラスのバルブを6か所、24発クラスを1か所という配分で合計240発・7点という構成になっている。口金はいずれもT10系で統一されているため、規格違いを1個だけ掴んで作業が止まるという事故は起きにくい。費用対効果が最も高いのは、電球のまま残されたこの室内7か所で、外装の灯火は純正のまま維持するのが素直な順番になる。

ヘッドライトとフォグには挿す口がない

ヘッドライトはロービーム・ハイビームともに光源が灯体へ組み込まれた純正LEDで、適合表では「−」と表記される。これは在庫切れの意味ではなく、バルブ単位での交換という概念が無いという意味になる。フォグランプも同じく適合表に設定が無く、AZSH32では社外バルブの選択肢が確認できない。ここを明るくしたい場合はユニットごとの交換や加工が前提になり、費用も配線の手間も室内灯の比ではなくなる。730万円のセダンの顔まわりを社外品で触る動機は、そもそも薄いと考えてよい。

室内LEDセットを選ぶ3つの基準

室内灯は口金が同じT10系で揃っているぶん、汎用バルブを7個買い集めるという選択も一応は成り立つ。それでも専用設計のセットが選ばれるのには理由があり、見るべき点は3つに絞れる。

基準1 車種専用設計か汎用T10か

汎用のT10は口金が合っても、レンズの内側に収まる基板の大きさが合わないことがある。天井のレンズは薄く、基板が数ミリ大きいだけでカバーが浮いたり爪が掛からなくなったりする。車種専用と書かれたセットは、AZSH32のレンズ形状に合わせて基板寸法と端子の向きがあらかじめ揃えられているため、はめ込んだあとに歪みが出ない。購入前に商品説明の適合欄へAZSH32とKZSM30の両方が明記されているか、対応年式が令和5年11月以降になっているかを見ておくと、クロスオーバーやスポーツ用のセットを取り違えずに済む。

基準2 色味は純白か電球色か

同じ製品でもホワイトと電球色(ウォームホワイト)が用意されていることが多く、車内の見え方はここで大きく変わる。ホワイトは荷室に積んだ荷物の輪郭や、足元に落とした小物の色が見分けやすくなる方向で、視認性を優先する選び方になる。電球色は純正からの色の落差が小さく、木目調パネルや本革シートの色を不自然に転ばせない。後席で過ごす時間が長いショーファー用途なら電球色、荷室と足元の見やすさを取るならホワイトという住み分けで考えると迷いが減る。ホワイトを選ぶ場合も、青みが強く出る製品は内装の質感を安く見せることがあるため、純白と書かれたものを軸にする。

基準3 発光数と価格の釣り合い

発光数は明るさの目安になるが、多ければよいというものでもない。240発クラスのセットは1か所あたり36発前後の計算になり、純正の電球からは体感で別物になる。一方で天井のレンズは拡散が効きにくく、極端に光量を上げると天井付近だけが白飛びして眩しさが残ることもある。実売価格は7点セットで2,700円台から3,400円台に収まっており、車1台ぶんの室内をまとめて更新できる金額としては小さい。価格差は数百円のため、発光数と色味の好みで選んでも予算への影響はほとんど出ない。

AZSH32専用ルームランプ2製品を比べる

流通している専用設計セットは同じメーカーから2種類あり、どちらも7点構成で車検対応をうたっている。スペックの方向性が違うので、車内で何をしたいかから逆算すると選びやすい。

比較項目 240発・7点セット 爆光基盤・7点セット
実売価格 3,420円 2,720円
構成 7点(合計240発) 7点(車種別設計)
明るさの狙い 全箇所を均等に底上げ 基板の発光効率を上げて光量重視
対応年式 令和5年11月〜 令和5年11月〜
適合型式 AZSH32/KZSM30 AZSH32/KZSM30
車検対応の表記 あり あり
想定する使い方 純正からの素直な置き換え 車中泊・荷室作業で光量を稼ぐ

240発・7点セットが合う場面

合計240発という数字は、36発クラスを6か所と24発クラスを1か所に配分した合計になる。全灯を一度に更新して車内の色を揃えたい、純正の電球色から自然に明るくしたいという使い方に噛み合う構成で、レンズごとに発光数の配分が決められているぶん、明るさのムラが出にくい。1年保証を付けている国内の販売元が扱っており、適合の問い合わせ先がはっきりしているのも、初めて室内灯を触る場合には効いてくる。

クラウンセダン AZSH32/KZSM30専用 LEDルームランプ 240発 7点セット(車検対応)

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爆光基盤タイプが合う場面

もう一方は基板側の発光効率を上げた仕様で、価格は700円ほど安い。車中泊で車内を作業灯として使う、夜間にラゲッジで荷物を仕分けるといった場面では、光量の絶対値が効いてくる。ただし光量が上がるぶん、後席で長時間くつろぐ用途には眩しさが勝つこともあるため、車内で何をする時間が長いかで判断が分かれる。どちらも同じ7点構成で対応年式も同じなので、色味の好みと明るさの方向性だけで選び分けられる。

クラウンセダン AZSH32/KZSM30専用 爆光基盤 LEDルームランプ 7点セット

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配線を触らずに車内を明るくする方法

バルブ交換とは別の系統として、電源を車両から取らないLEDを足すという方向もある。AZSH32は内装の作りが緻密で、配線を引き回すために内張りを何枚も外す作業は避けたいと考える人が多い。

USB充電式のLEDコースター

ドリンクホルダーに落とし込むタイプのLEDコースターは、USB充電式で車両側の配線を一切触らずに済む。7色に切り替わる製品が2,000円前後で流通しており、AZSH32とKZSM30の型式を名指しした専用サイズのものもある。センターコンソールの足元が淡く光ることで、夜間に小銭やカードを落としたときの視認性が上がり、内装の見え方も締まる。電装系に手を入れないため、保証や車検との関係で悩む要素が無いのも扱いやすい。

間接照明を足すときの線引き

アンビエントライトやテープLEDを追加する場合は、光が車外へ漏れる向きにだけ注意が必要になる。保安基準では前方や側方に赤色の光を出すこと、後方に赤・橙・白以外の見え方をする灯火を付けることが制限されており、ドアやリアの内張りに仕込んだ光がガラス越しに外から見えると、その制限に触れる余地が出てくる。室内を照らす目的の灯火は明るさの規定こそ無いものの、外へ向けて強い光を放つ使い方は想定されていない。足元とコンソールに留めておけば、この線を踏まずに済む。

バックランプはLW5B、T16では入らない

室内の次に効く一手が、後退時に地面を照らすバックランプになる。ここだけは外装で唯一、適合表に交換対象として載っている灯火で、そのぶん規格の確認が要る。

LW5Bは純正LED車のための新しい規格

AZSH32のバックランプは、適合表で「LW5B タイプA・2個」と指定されている。LW5Bは近年のトヨタ車が採用する純正LEDバルブ用の口金で、90系ノアやヴォクシーなどにも使われている比較的新しい規格になる。国産車のバックランプといえばT16という感覚のまま買い物をすると、口金の形が違って挿さらずに終わる。T20やS25とも互換性は無く、商品名や適合欄にLW5Bと明記された製品だけが候補になる。型式名だけを羅列してP21WやT16と書かれた製品はAZSH32の後退灯には収まらないため、規格名で絞り込むのが唯一の確認手段になる。

後退灯は白色・2個までという縛り

後退灯の灯光の色は保安基準で白色と定められており、青みの強い製品や色付きの製品を入れると車検で不適合になる。灯火の数も2個までで、増設は認められない。バルブメーカーの適合表がAZSH32を2個と書いているのはこの制限に沿った表記で、そこから増やす発想は持たなくてよい。ナンバー灯も同じく白色の指定があり、後方20mからナンバーが読み取れる明るさと、光のムラが出ないことが求められる。なおAZSH32のナンバー灯は適合表に設定が無く、社外バルブの選択肢が確認できないため、交換前提で製品を探す前に実車で口金の形を見るのが手堅い。同じクラウンでもクロスオーバーとは灯火構成が違うので、クラウンクロスオーバーのLED交換手順の内容をそのまま当てはめないほうがよい。

取り付けでつまずかないための3点

室内灯の交換そのものは工具さえあれば30分前後で終わる。それでも失敗する人の詰まり方は決まっており、次の3点を頭に入れておくだけでほぼ潰せる。

レンズは内張りはがしで浮かせる

ルームランプのレンズは樹脂の爪で固定されている。マイナスドライバーを直接当てると天井の内張りに白い傷が残り、AZSH32のような内装だと目立つ位置に一生残ることになる。プラスチック製の内張りはがしを爪の隙間へ差し込み、てこの原理で少しずつ浮かせれば割らずに外れる。工具は数百円で手に入るため、LED本体と一緒に用意しておくと作業が一度で終わる。

T10には極性がある

T10のLEDバルブには向きがあり、逆に挿すと点灯しない。点かないからといって不良品と決めつける前に、まず180度回して挿し直すのが手順になる。7か所すべてを組み戻す前に一度点灯を確かめておけば、天井のレンズを二度外す手間が消える。純正の電球には極性が無いため、この一手を知らないまま返品してしまう例が後を絶たない。

車検で問われるのは室内より外の灯火

室内灯とラゲッジランプには明るさの規定が無く、色や光量を変えても検査官が点灯させて確認する項目にはならない。神経を使うべきなのは外へ向いた灯火のほうで、白色が指定されたバックランプとナンバー灯が該当する。室内側は好みで選び、外装側は規格と色の指定を守るという線引きで考えれば、車検で困る場面はほぼ生まれない。

よくある質問

AZSH32のヘッドライトを社外LEDに交換できますか

できない。AZSH32のヘッドライトはロービーム・ハイビームともに純正LEDが灯体へ組み込まれた構造で、バルブメーカーの適合表でも「−」と表記される。光源だけを差し替える口が存在しないため、明るさを変えたい場合はユニットごとの交換や加工が前提になる。費用と手間が室内灯とは桁違いになるので、現実的な選択肢とは言いにくい。

バックランプにT16のLEDバルブは使えますか

使えない。AZSH32の後退灯はLW5BタイプAを2個使う構成で、T16とは口金の形状が異なる。T20やS25とも互換性が無いため、国産車で長く定番だったT16の感覚で買うと差し込めずに戻ってくることになる。商品名や適合欄にLW5Bと書かれているかどうかだけを見て絞り込むのが安全になる。

ルームランプをLEDにすると車検に通らなくなりますか

ならない。室内灯とラゲッジランプは明るさの規定が無く、車検の検査項目として点灯確認されることもない。注意が要るのはバックランプとナンバー灯で、こちらは保安基準で白色が指定されている。色付きや青みの強い製品を避けて白色を選べば、車検で問題になる余地は残らない。

汎用のT10を7個買えば同じことになりますか

口金は合っても、基板の寸法や端子の向きが合わずにレンズが浮くことがある。AZSH32用の専用セットは36発クラス6か所と24発クラス1か所という配分で基板寸法まで合わせてあり、価格も7点で2,700円台からと汎用品を買い集めるのと大差ない。1個だけ収まらずに作業が止まるリスクを考えると、専用設計のセットを選ぶほうが結果的に早い。

FCEV(KZSM30)とハイブリッド(AZSH32)でLEDの適合は変わりますか

変わらない。灯火まわりの適合表はAZSH32とKZSM30をひとまとめの区分で扱っており、室内灯の7点セットもバックランプのLW5Bも両方の型式に共通で対応する。パワートレインが水素の燃料電池か2.5Lのハイブリッドかという違いは、室内やリアの灯火構成には及んでいない。購入時は対応年式が令和5年11月以降になっていることだけ確かめればよい。

まとめ AZSH32のLED化は室内7点から

AZSH32はヘッドライトもポジションもウインカーも純正LEDで固められており、社外LEDが成立するのは室内7か所とバックランプの計8灯に限られる。なかでも電球のまま残された室内灯は、口金がT10系で統一され、専用設計の7点セットが2,700円台から流通しているため、最も少ない手間で車内の印象が変わる。色味は後席で過ごす時間が長いなら電球色、荷室と足元の見やすさを取るならホワイトという二択で考えると迷わない。外装側はバックランプのLW5Bだけが交換対象で、T16やT20とは規格が違う点さえ外さなければ、車検で引っかかる要素も無い。配線を触りたくない場合は、USB充電式のLEDコースターのように電源を車両から取らない選択肢も残されている。

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この記事を書いた人

車種別パーツ適合情報サイト「パーツ選び.com」の編集部。タイヤサイズ・エンジンオイル量・ワイパー適合・フィルター型番など、2,400本以上の記事と全80車種対応の早見表を公開中。適合値はメーカー公式の諸元・取扱説明書や部品メーカーの公式適合表で確認したものを優先し、確認できない数値は載せない方針で運営しています。

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