カローラツーリングに乗っていて、シフト前のトレイに小銭やカードが散らばる、アームレスト下の収納が深くて中身が取り出しにくい——そんな車内の細かい使い勝手を整えたいときに候補になるのが、後付けのコンソールボックスや収納トレイだ。ただしこのジャンルは、名前が似た「カローラクロス」向けの製品が同じ商品名でまとめて売られていることが多く、そのまま買うと形が合わないことがある。210系(E210)のカローラツーリングを対象に、通販で実際に買える製品と、選ぶ前に必ず確認したい適合の落とし穴を整理する。
通販で買えるコンソール収納アクセサリー早見表
カローラツーリング関連のキーワードで表示される、センターコンソールまわりの収納アクセサリーを価格順に並べた。ここに挙げた製品はいずれも商品名に「カローラクロス」と「カローラツーリング」の両方が併記されているタイプで、購入前に後述の適合確認が前提になる。
| 商品名 | ブランド | 素材 | 特徴 | 価格の目安 |
|---|---|---|---|---|
| コンソールボックス(ブラウン) | Marchfa | ABS樹脂 | USB配線用の開口あり・小物トレイ | 1,599円 |
| コンソールボックス(レッド/ホワイト) | Marchfa | ABS樹脂 | 色違い・仕様は同一 | 1,599円 |
| アクセサリーボックス(ラバーマット付) | SXCY | ABS樹脂 | 滑り止めラバーマット同梱 | 1,850円 |
Marchfa コンソールボックス(カローラクロス/ツーリング表記・ブラウン)
SXCY アクセサリーボックス(ラバーマット付)
このジャンルでまず確認すべきなのは「自分の車がカローラツーリングか、カローラクロスか」という一点で、見た目が似ていても寸法が異なるため、両車併記の製品は現物合わせの覚悟が要る。
Marchfa のコンソールボックス(3色展開)
シフトレバー横のセンターコンソール上面に置く、小物トレイタイプのボックス。ABS樹脂製で、USBケーブルを通すための開口が設けられており、スマートフォンの充電ケーブルを取り回しながら小物を収められる構成になっている。ブラウン・レッド・ホワイトの3色があり、仕様は色以外同じだ。商品ページではカローラクロスとカローラツーリングの両方が適合車種として案内されているが、型式(NRE210Wなど)までの明記はない。在庫はブラウンが最も安定しており、レッドとホワイトは残り少ない表示になっていることがある。
SXCY のアクセサリーボックス(ラバーマット付)
こちらもセンターコンソール上面向けのトレイ型で、底面に敷く滑り止めのラバーマットが付属する。走行中の振動で小銭やカードがずれたり滑り落ちたりするのを抑える狙いの構成だ。商品名には「新型カローラクロス専用」と「カローラツーリング」の両方が入っており、実態はカローラクロスを主対象に設計された製品を、名前の近いカローラツーリングにも当てている可能性が高い。取り付け位置が自分の車のコンソール形状と合うかは、商品ページの画像とダッシュボードまわりの実物を見比べて判断したい。価格はMarchfaの3色より少し高い1,850円台だが、ラバーマットが最初から付く分、別途滑り止めを買い足す手間は省ける。
3製品に共通するのは、ABS樹脂の成形品にラバーやトレイを組み合わせた「載せる/敷く」タイプで、電装やビス留めを伴わない点だ。純正のコンソール構造そのものを作り替える製品ではないため、合わなければ外して元に戻せる可逆性がある。逆に言えば、深いアームレスト収納そのものを浅くしたい、フタ付きの完全な箱を増設したいといった要求には、これらの上面トレイ型では応えきれない。その場合は次章で触れる「収納の中に入れる仕切りトレイ」や、カローラスポーツ/ツーリング210系を名指しした専用設計品を別途探すことになる。
「カローラクロス専用」表記の製品が要注意な理由
カローラツーリングのコンソール収納を探すと、検索結果の上位に「カローラクロス専用」と書かれた製品が大量に並ぶ。これは商品名にカローラツーリングという語も一緒に入れて出品されているためで、そのまま同じ物として扱うと形が合わないリスクがある。
カローラツーリングとカローラクロスは車体が別物
カローラツーリングは2019年10月に登場した210系のステーションワゴンで、型式はガソリンのNRE210W、ハイブリッドのZWE211W(2WD)・ZWE214W(4WD)などに分かれる。一方のカローラクロスは同じカローラの名を持つSUVで、車体もインテリアの設計も別のモデルだ。センターコンソールの造形も両車で異なり、みんカラのパーツレビューなどでは、コンソールトレイの全長・全幅は近くても深さ(厚み)が違うという指摘が見られる。同じ「専用」でも、カローラクロス用として設計されたトレイがカローラツーリングにぴったり収まる保証はない。
カローラツーリングはカローラスポーツと同系
一方でカローラツーリングのセンターコンソールは、同じ210系のカローラスポーツと共通性が高い。社外のセンターコンソールパネルなどでは「カローラスポーツ210系/カローラツーリング210系」を適合車種としてまとめ、カローラクロスは別ページで扱う売り方が一般的だ。純正コンソール向けの後付けパーツを探すときは、カローラクロスよりも「カローラスポーツ/ツーリング 210系」でくくられた製品のほうが形状の相性が良い傾向にある。カローラツーリングとカローラスポーツは同じプラットフォームを共有し、ダッシュボードから前席まわりの基本骨格が近いため、コンソールパネルやアームレスト向けのパーツは流用が利くケースが多い。逆に、SUVとして車高もシート位置も異なるカローラクロスは、コンソール上面の高さや奥行きが変わってくるため、写真上は似ていても現物では段差がずれることがある。
コンソールボックス系アクセサリーの種類と選び方
ひとくちにコンソールボックスといっても、カローラツーリングで使われている製品はいくつかのタイプに分かれる。自分が解決したい不満に合わせて種類から絞ると選びやすい。
上面に置くトレイ・ボックスタイプ
今回の早見表で挙げた製品がこのタイプにあたる。シフトレバー横の平面や、アームレスト前方のスペースに置いて、鍵・小銭・カードなどの細かい物を仕分ける。加工や工具が不要で、載せるだけで使える手軽さが持ち味だ。USBケーブルの取り回し用に開口を設けたものもあり、充電しながら小物を置きたい人に向く。ただし固定は基本的に自重と滑り止めだけなので、急ブレーキ時のずれを完全には防げない点は理解しておきたい。
純正コンソールの中に入れる仕切りトレイ
カローラツーリングのアームレスト下の収納は容量がある一方で深く、底に物を入れると取り出しにくい形状になっている。この不満に対しては、収納の内側に段差を作る仕切りトレイが向く。上段に使用頻度の高い物、下段にケーブル類やETCカードといった使い分けができ、深い箱を「浅い棚」に近い感覚で使えるようになる。
アームレストのカバー・保護タイプ
収納力ではなく、肘が触れる部分の傷や汚れを防ぐことを目的にしたカバー類もこのジャンルに含まれる。カローラスポーツとカローラツーリングの210系向けにレザー調のアームレストカバーが売られており、収納アクセサリーと一緒に検討されることが多い。
買う前に確認したいポイント
形が合わないアクセサリーを掴まないために、注文前のひと手間で失敗の多くは防げる。
適合車種欄で「ツーリング」を名指ししているか
商品ページの適合表記が「カローラクロス」中心で、カローラツーリングが商品名に付いているだけの製品は、寸法が合わないおそれがある。できれば「カローラツーリング 210系」やカローラスポーツとの併記があり、設置イメージ写真がツーリングの内装で撮られているものを選びたい。
設置場所と自分の内装を写真で見比べる
同じ「コンソールボックス」でも、シフト前に置く物、アームレスト前に置く物、収納の中に入れる物で設置場所が違う。商品ページの装着写真と、自分の車のセンターコンソールまわりを見比べ、置きたい場所の形状・段差と合うかを確認しておくと、届いてから「置き場所がなかった」という行き違いを避けられる。
素材と滑り止めの有無
ABS樹脂製は軽くて安価だが、底に滑り止めがないと走行中にずれやすい。ラバーマットや滑り止めシートが付属するか、別途用意が必要かも見ておくとよい。硬い樹脂がコンソールの塗装面に直接当たると擦れる場合があるため、接地面の処理も確認しておきたい。
カローラツーリングのコンソール収納をどう使い分けるか
製品を選んだ後は、限られたコンソールまわりのスペースに何をどう振り分けるかで使い勝手が決まる。カローラツーリングは通勤からロングドライブまで幅広く使われる車だけに、乗り方に合わせた収納計画が効いてくる。
よく出し入れする物は上面トレイへ
駐車券・高速の領収書・立体駐車場のカード・鍵・小銭など、信号待ちや料金所で片手で取りたい物は、シフト前やアームレスト前の上面トレイに置くと動線が短い。深い純正収納の底にこれらを入れると、赤信号のたびに手探りになりがちだ。USB開口付きのトレイなら、スマートフォンを充電しながら画面を上に向けて置け、ナビ代わりの地図表示やハンズフリー通話の視認性も保ちやすい。
普段使わない物はアームレスト下の深い収納へ
車検証入れの控え・予備のマスクやティッシュ・モバイルバッテリー・充電ケーブルの束といった、走行中に頻繁には触らない物は、深いアームレスト収納の底に回す。ここに仕切りトレイを入れておけば、上段に半年に一度使う物、下段に年単位で触らない物、と時間軸で分けられる。フタが閉まる収納なので、車内に置いたままにしたくない小型の貴重品の一時退避にも向く。
家族での使用は色と配置で役割を分ける
Marchfaのように色違いが選べる製品は、運転者と同乗者で置き場所や中身の役割を分ける使い方もできる。助手席側から触りやすい位置に同乗者用のトレイを置き、運転席側は運転者の小物専用にするといった具合だ。子どもが乗る家庭では、飴やおしぼりなど渡す機会の多い物を助手席側のトレイにまとめておくと、運転中に振り向かずに済む。
よくある質問
カローラクロス専用と書かれたコンソールボックスはカローラツーリングに使えますか
商品名にカローラツーリングが併記されていても、設計上の主対象がカローラクロスの製品は、コンソールの深さや形状が合わずに浮いたりずれたりすることがある。上面に載せるだけのトレイ型なら多少の寸法差でも使えるケースはあるが、収納の中にはめ込むタイプは形状が合わないと入らない。適合表記でカローラツーリング210系が名指しされているか、装着写真がツーリングの内装かを確認してから選ぶのが安全だ。
取り付けに工具や加工は必要ですか
今回挙げた上面に置くトレイ・ボックスタイプは、基本的に載せるだけで工具は不要だ。USB開口付きの製品でケーブルを通す場合も、既存のUSBポートやシガーソケットから配線を取り回すだけで、車体側の加工は伴わない。収納内に入れる仕切りトレイも、はめ込むか置くだけの製品が中心になる。
純正のコンソールボックスが深くて使いにくいのですが改善できますか
深い収納を使いやすくしたい場合は、内側に入れる仕切りトレイが向く。上段と下段で物を分けられるようになり、底に沈んだ小物を探す手間が減る。トレイを使わずに整理したい場合は、上面に置くボックス型に使用頻度の高い小物を移し、深い収納には普段出し入れしない物をしまう使い分けも実用的だ。
コンソールボックスとドリンクホルダー付きは何が違いますか
コンソールボックスは小物の収納と仕分けが主目的で、ドリンクホルダー付きの製品はそこに飲み物を置く穴が加わったものだ。カローラツーリングは元々ドリンクホルダーを備えるため、追加の穴が必要かどうかは自分の使い方しだいになる。収納を増やしたいだけなら穴なしのトレイ型、飲み物の置き場所も増やしたいならホルダー付きを選ぶとよい。缶コーヒーやペットボトルをよく積む人は、純正のホルダーだけでは足りない場面があるため、ホルダー付きのトレイを足すと後席への受け渡しや長距離での飲み物置き場に余裕が出る。一方で飲み物をこぼしたときの掃除まで考えると、穴の周囲が拭きやすいフラットな樹脂トレイのほうが手入れは楽になる。
まとめ
カローラツーリングのコンソールボックス選びは、製品そのものの良し悪しよりも「カローラクロス向けの製品を掴まないこと」が最大のポイントになる。210系のカローラツーリングはカローラスポーツと同系のコンソールを持ち、SUVのカローラクロスとは寸法(特に深さ)が異なるため、商品名に両車が併記された製品は適合表記と装着写真をよく見て判断したい。手軽さで選ぶなら上面に置くトレイ・ボックス型、深い純正収納を整理したいなら中に入れる仕切りトレイ、というように解決したい不満から種類を絞ると失敗が減る。価格や在庫は変動するため、注文の直前に商品ページで現在の状態と適合表記を確認しておくと安心につながる。
関連するおすすめ記事
この記事にはAmazonアソシエイトを含むアフィリエイト広告を含みます。

コメント