雪や凍結路を走る予定がある LC500h(GWZ100)で、タイヤチェーンを一組だけ用意しておきたいという場面は少なくありません。LC は後輪駆動(FR)なので、駆動力を路面へ伝える後輪側にチェーンを装着します。後輪は20インチで275/40R20、21インチで275/35R21という幅の広い偏平タイヤで、しかもフェンダーやサスペンションとのすき間が小さいため、車体を傷めにくい非金属タイプが現実的な選択になります。GWZ100の純正サイズと駆動方式を踏まえ、Amazonで買えるチェーンを比較しながら選び方を整理しました。
GWZ100対応チェーンの比較早見表
まず、GWZ100(LC500/LC500h)への適合をうたってAmazonで購入できる製品を、タイプと価格で並べます。価格と在庫の表示は執筆時点のもので変動するため、注文前に商品ページで最新の状態を確認してください。LCは後輪駆動なので、いずれも装着するのは後輪(275幅側) です。
| 商品 | タイプ | 装着位置 | 参考価格(執筆時点) | 在庫表示 |
|---|---|---|---|---|
| RDRDN 非金属チェーン(LC専用設計) | 樹脂系ネット | 後輪 | 11,189円 | 在庫あり(残少) |
| RDRDN スノーソックス(布製) | 布製カバー | 後輪 | 6,599円 | 在庫あり(残少) |
樹脂系ネットタイプは氷上でのグリップと耐久性を重視した構成、布製のスノーソックスは装着の手軽さと静粛性を重視した構成という違いがあります。用途に合わせて選び分けるのが基本です。
価格差だけで見ると布製が手を出しやすい一方、走行環境によっては樹脂系ネットのほうが結果的に長く使えます。どちらもLCの後輪サイズ(275幅)への適合をうたっており、ジャッキアップなしで装着できる点は共通です。この2タイプを軸に、純正サイズの確認から装着手順、選定の判断軸まで順に見ていきます。
RDRDN LC500/LC500h GWZ100 非金属タイヤチェーン
GWZ100の純正タイヤサイズと駆動方式(選定の前提)
チェーン選びは、対応サイズと駆動輪の確認から始まります。GWZ100は型式DAA-GWZ100(後期は6AA-GWZ100)、2017年3月からのモデルで、3.5L V6にモーターを組み合わせたLC500hに相当します。駆動方式は後輪駆動(FR) で、チェーンは後輪へ装着します。
純正タイヤサイズ(20インチ/21インチ)
公式諸元およびホイールサイズ資料で確認できる純正装着サイズは、ホイール径によって前後で異なります。前輪より後輪のほうが太いため、チェーンのサイズ選びは後輪基準で考えます。
| ホイール径 | 前輪 | 後輪(チェーン装着側) |
|---|---|---|
| 20インチ | 245/45R20 | 275/40R20 |
| 21インチ | 245/40R21 | 275/35R21 |
後輪の275mmという幅は、一般的な国産セダンより一段太い部類です。製品の対応幅表に275が含まれているか、購入前に必ず照合してください。前輪の245幅に合わせて選ぶと後輪に入らない、という取り違えが起こりやすいので、あくまで後輪の数値を基準にします。
前輪と後輪でサイズが異なる前後異幅の設定は、LCのようなスポーツクーペでは珍しくありません。チェーンは後輪だけに装着するため前輪サイズは購入判断に直接は関わりませんが、外径が前後で違うことは覚えておくと、対応表を読むときに混乱しません。
FRだから後輪、が最重要ポイント
前輪駆動車のクセで前に付けてしまうと、雪道で駆動力が全く路面に伝わりません。LCはエンジンの力を後輪で路面に伝えるFRのため、チェーンは必ず後輪(275幅側)の左右2本に装着 します。前輪は操舵のみを担うので、チェーンは付けません。この一点を外すと、せっかく用意しても発進できないため、駆動輪の位置は最初に押さえておきたいところです。
金属チェーンではなく非金属が現実的な理由
LCは車高が低く、タイヤハウス内のすき間(クリアランス)が小さいスポーツクーペです。ここに厚みのある金属チェーンを付けると、走行時にフェンダー内側やサスペンション部品と干渉する懸念があります。今回Amazonで見つかったGWZ100適合品がいずれも非金属タイプなのは、この車格に金属チェーンが合いにくい事情を反映しています。
金属チェーンは価格が安く氷上のグリップも強い反面、リンク(鎖の輪)に厚みがあり、車体側とタイヤ表面の間に十分な余裕がある車種向けです。低偏平タイヤを履くLCでは、その余裕が確保しづらく、装着後に段差やコーナーでこすれる音が出るケースも考えられます。非金属タイプは薄く柔軟な素材で厚みを抑えられるため、こうした干渉リスクを下げやすいのが利点です。
樹脂系ネットと布製スノーソックスの違い
非金属チェーンは大きく2系統に分かれます。選定時は走行環境で選び分けます。
- 樹脂系ネットタイプ: 樹脂やゴムの網でタイヤ全体を包む構造。凍結路でのグリップと耐久性に振っており、積雪・アイスバーンの走行機会が多い人向け。
- 布製スノーソックス: タイヤに被せる布製カバー。装着が数分で済み静かだが、消耗は早め。急な降雪への保険や短距離の脱出用に向く。
どちらもジャッキアップ不要で装着できる ため、路肩での取り付け負担は金属チェーンより軽くなります。
LC(GWZ100)でのチェーン選び3つの基準
同じ非金属でも、どれを選ぶかは走行環境で変わります。GWZ100で失敗しないための判断軸を3つに整理します。
基準1:対応幅に275が入っているか
最優先は後輪サイズへの適合です。20インチの275/40R20、21インチの275/35R21のいずれも幅は275mm。製品の対応表にこの幅が含まれているかを最初に確認します。対応幅から外れたチェーンは装着自体ができない ため、価格やタイプより先に見るべき項目です。
基準2:走行頻度で耐久重視か手軽さ重視か
年に数回の降雪に備える程度なら、装着が速く保管もかさばらない布製スノーソックスが扱いやすい選択です。スキー場への往復などアイスバーンを継続的に走るなら、グリップと耐久性で樹脂系ネットタイプに分があります。
基準3:保管性と装着練習のしやすさ
トランク容量が限られるLCでは、収納時のかさばりも実用上の判断材料になります。布製は小さくたためて有利です。どちらを選んでも、雪が降る前に一度は自宅で装着を練習しておくと、実際の路肩作業が短時間で済みます。
RDRDN LC500/LC500h GWZ100 布製スノーソックス
2タイプはどちらを選ぶ?用途別の使い分け
早見表で挙げた樹脂系ネットと布製スノーソックスは、価格だけでなく想定する使い方が違います。GWZ100での選び分けを、代表的なシーン別に整理します。
継続的にアイスバーンを走るなら樹脂系ネット
スキー場やウィンタースポーツで積雪路・凍結路を継続的に走るなら、グリップと耐久性に振った樹脂系ネットタイプが向きます。網状の面でタイヤを包むため氷上でのエッジ効果が期待でき、繰り返しの使用にも耐えやすい構成です。降雪地域への往復が年に何度もある使い方なら、耐久性で選んでおくと買い替え頻度を抑えられます。 収納時はやや厚みが出るため、トランクの積載計画に組み込んでおくと安心です。
急な降雪への保険なら布製スノーソックス
都市部で普段は雪と無縁でも、突然の降雪や凍結でどうしても動かしたい、という保険用途なら布製スノーソックスが扱いやすい選択です。タイヤに被せて留めるだけで数分で装着でき、走行音も静かです。消耗は早めなので走行距離を延ばす用途には不向きですが、小さくたためて常時トランクに積んでおける手軽さ は、収納容量の限られるLCと相性が良い点です。
迷ったときの考え方
年に一度使うかどうか分からない程度なら手軽さと保管性で布製、確実に雪道を走る予定があるなら耐久性で樹脂系ネット、という切り分けが分かりやすい目安です。どちらもLCの後輪サイズに適合をうたう製品なので、自分の走行環境を先に思い描いてから選ぶと、無駄なく用意できます。
装着時の注意点と使い方の手順
非金属チェーンでも、装着手順と走り方には共通の注意点があります。事前に把握しておくと安全に使えます。
装着の基本手順
- 平坦で安全な場所に停車し、ハザードを点灯させる。
- 後輪(275幅側)の左右にチェーンを広げ、タイヤ上部から被せる。
- 裏側の連結・テンションを留め、表側のフックやベルトを固定する。
- 数メートル走って一度停車し、緩みがないか増し締めする。
走行中のルール
チェーン装着時は時速30〜50km程度を上限に、急発進・急ブレーキ・急ハンドルを避けて走る のが基本です。乾いた舗装路をチェーンのまま長く走ると製品が急速に傷むため、雪や凍結が消えた区間では早めに外します。LCは車重があり後輪への荷重も大きいので、無理のない速度を保つと製品寿命も延びます。
FRのLCはもともと雪道での発進や登坂が苦手な傾向があり、チェーンを付けても万能ではありません。アクセルはじんわり踏み込み、車間を広く取って早めのブレーキを心がけると、後輪のスリップを抑えやすくなります。使用後は雪や融雪剤(塩化物)を洗い流し、しっかり乾かしてから保管すると次シーズンまで劣化を抑えられます。
購入前に確認しておきたいこと
注文ボタンを押す前に、GWZ100で失敗しないための確認事項をまとめておきます。ここを押さえておくと、届いてから「装着できない」という事態を避けられます。
自車のホイール径とタイヤサイズ
まず運転席ドア開口部のラベルやタイヤ側面の刻印で、装着中のサイズを確認します。GWZ100は20インチ(後輪275/40R20)と21インチ(後輪275/35R21)で外径が異なるため、後輪の実サイズが製品の対応表の範囲に入っているか を照合します。社外ホイールに替えている場合は純正値と異なることがあるので、必ず現車の刻印で確認してください。
保管場所と携行方法
チェーンは降雪時に車内へ積んでおいて初めて役立ちます。トランクの限られるLCでは、収納サイズと重量も選定に影響します。樹脂系ネットはやや厚みが出るぶん収納計画が要り、布製スノーソックスは小さくたためて携行しやすい傾向です。ケースの有無や畳んだ状態の寸法も、商品ページで見ておくと携行しやすくなります。
装着練習の時間を確保する
初めての製品は、雪の路肩でぶっつけ本番だと手間取りがちです。晴れた日に自宅で一度装着してみて、後輪への被せ方と固定位置を体で覚えておくと、実際の作業が短時間で済みます。取扱説明書の手順と実物を照らし合わせておくのも有効です。
よくある質問
GWZ100のタイヤチェーンについて、購入前によく挙がる疑問をまとめます。
レクサスLCのチェーンは前輪と後輪どちらに付けますか?
後輪です。LC500h(GWZ100)は後輪駆動(FR)のため、駆動力を路面へ伝える後輪の左右2本に装着します。前輪は操舵用でチェーンは付けません。前に付けると雪道で発進できないので注意してください。
金属チェーンは使えますか?
車高が低くタイヤハウスのすき間が小さいため、厚みのある金属チェーンは干渉の懸念があり推奨しにくい構成です。Amazonで流通しているGWZ100適合品も非金属タイプが中心で、車体を傷めにくい樹脂系ネットや布製スノーソックスが現実的な選択になります。
20インチと21インチでチェーンは共通ですか?
後輪は20インチが275/40R20、21インチが275/35R21で、いずれも幅は275mmです。対応幅に275を含む製品なら両方に使えることが多い一方、外径は異なるため、購入前に商品ページの対応サイズ表で自車のサイズが範囲内かを必ず確認してください。
スノーソックス(布製)はどのくらい持ちますか?
布製は装着が手軽で静かな反面、消耗は樹脂系ネットより早めです。急な降雪への保険や短距離の脱出用と割り切ると扱いやすく、継続的にアイスバーンを走るなら耐久性のある樹脂系ネットタイプが向きます。
チェーン規制の道路でも布製スノーソックスで通れますか?
チェーン規制の扱いは規制の種類や地域で異なり、布製カバーが「タイヤチェーン」として認められるかは一律ではありません。規制区間を確かに通行したい場合は、規制内容と製品の適合表示を事前に確認してください。判断に迷う区間では、金属に近い滑り止め性能を持つ樹脂系ネットタイプのほうが安心材料になります。
まとめ
LC500h(GWZ100)のタイヤチェーンは、後輪駆動(FR)ゆえに後輪(20インチ275/40R20・21インチ275/35R21)への装着 が前提で、車高の低さから非金属タイプが現実的な選択です。走行頻度が高くグリップと耐久性を求めるなら樹脂系ネットタイプ、手軽さと静粛性・保管性を求めるなら布製スノーソックスと、環境に応じて選び分けます。いずれも対応幅に275が含まれるかを最初に確認し、雪が降る前に一度装着を練習しておくと安心です。
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