更新日:2026年3月
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結論:S660(JW5)のLED交換は「ルームランプ→ナンバー灯→ハイビーム」の順で取り組む
S660(JW5)は2015年の発売時点からロービーム・ポジション・フォグに純正LEDを採用しています。比較した結果、DIYでLED化できる箇所は6つに限定されます。ルームランプ・ナンバー灯・ハイビーム・ウインカー・テール&ストップ・バックランプです。コスパの観点では、工具1本で完了するルームランプとナンバー灯から着手するのが合理的です。慣れてからハイビームのLED化に進む流れが無駄のない順序になります。
S660(JW5)のバルブ適合表と交換可否一覧
LED交換を始める前に、どの箇所が交換対象かを把握しておきたいところです。以下の表で純正仕様と交換可否を確認してください。
| 箇所 | 純正バルブ | W数 | LED交換 | 難易度 |
|---|---|---|---|---|
| ヘッドライト(Lo) | LED(純正) | — | 不要 | — |
| ヘッドライト(Hi) | HB3(9005) | 60W | 可 | 初級〜中級 |
| ポジション(車幅灯) | LED(純正) | — | 不要 | — |
| フォグランプ | LED(純正) | — | 不要 | — |
| ウインカー(フロント) | T20ピンチ部違い | 21W | 可 | 中級 |
| ウインカー(サイド) | T10 | — | 可 | 中級 |
| ウインカー(リア) | T20ピンチ部違い | 21W | 可 | 中級 |
| テール&ストップ | S25ダブル | — | 可 | 中級 |
| バックランプ | T20シングル | — | 可 | 中級 |
| ナンバー灯 | T10 | 5W | 可 | 初級 |
| ルームランプ | T10 | 8W | 可 | 初級 |
S660はミッドシップレイアウトのためエンジンルームがリアに位置しています。ヘッドライト周りの作業スペースは比較的確保しやすい構造です。S660のカスタム全般はS660カスタムパーツガイドで網羅的にまとめています。
ルームランプのLED交換手順【初級・5分】
ルームランプはS660のLED化で最も手軽な箇所です。作業時間は約5分、工具はマイナスドライバー1本で済みます。
手順
- レンズカバーを外す: カバー端の切り欠きにドライバーか内張り剥がしを差し込み、軽くこじる
- 純正バルブを取り外す: T10ハロゲンバルブを引き抜く
- LEDバルブを差し込む: T10タイプのLEDバルブをソケットに挿入する
- 点灯確認をする: スイッチをONにして点灯を確認する。光らない場合はバルブを180度回転させる
- レンズカバーを戻す: 押し込んでロックを確認する
ルームランプは1箇所のみです。ミッドシップ2シーターのため、室内灯はフロント天井の1灯で十分です。
ナンバー灯のLED交換手順【初級・5分】
ナンバー灯もルームランプと同じT10バルブを使用しており、交換の手軽さでは同等です。
手順
- レンズの隙間にドライバーを差し込む: ナンバー灯レンズの左側にある隙間にマイナスドライバーを当てる
- レンズユニットを取り外す: 傷をつけないよう慎重にこじってユニットを外す
- バルブを交換する: 純正T10バルブを抜き、LEDバルブに差し替える
- 点灯確認と復元: 点灯を確認し、レンズユニットを元に戻す
車検適合の観点では、ナンバー灯は「白色」のLEDを選ぶのが前提です。色温度が8000Kを超える青白いタイプは車検で指摘されることがあります。6000K〜6500K帯が無難な選択です。
ハイビーム(HB3)のLED交換手順【初級〜中級・20分】
S660のハイビームはHB3(9005)規格のハロゲンバルブです。比較した結果、LED化による視認性向上が最も体感しやすい箇所です。Honda公式マニュアルに基づく手順は以下のとおりです。
手順
- ユーティリティボックスを開ける: ボックス両側のロックを解除してフタを開く
- クイックスクリュを外す: スクリュ4箇所を左に90度回転させ、ボックスを取り外す
- バッテリーを視認する: ボックスを外すとバッテリーとヘッドライト裏が見える
- 電源カプラーを外す: ハイビーム用の青いコネクタをまっすぐ引き抜く
- ハロゲンバルブを取り外す: バルブを反時計回りに回して引き抜く
- LEDバルブを装着する: 新しいHB3 LEDバルブを時計回りで固定する
- カプラーを再接続する: カチッと音がするまで差し込む
- ボックスを復元する: スクリュを右に90度回転させて固定し、フタを閉じてロックする
ハロゲンバルブは点灯直後に高温になります。エンジン停止後10分以上冷却してから作業してください。ガラス部分に素手で触れると油脂が付着し、過熱破損の原因になります。
エンジンルーム作業に不慣れなら、先にS660エアクリーナー交換ガイドで感覚を掴んでおくとスムーズです。
ウインカーLED化の注意点【中級・要ハイフラ対策】
ウインカーのLED化はバルブ交換だけでは完了しません。LEDに交換すると消費電力が下がり、リレーが「球切れ」と誤認識します。その結果、点滅が異常に速くなる「ハイフラッシャー現象」が発生します。
ハイフラ対策の2つの方法
対策は「抵抗内蔵型LEDバルブを使う方法」と「リレーを交換する方法」の2パターンに分かれます。
抵抗内蔵型LEDバルブ: バルブ本体に抵抗器が組み込まれたタイプです。配線加工が不要で交換だけで済みます。デメリットとして、抵抗が発熱するため省電力の利点が薄れます。
ハイフラ防止リレー交換: 純正リレーをLED対応品に交換する方法です。配線加工は必要ですが、省電力の効果をそのまま活かせます。コスパの観点では、4灯すべてをLED化するならリレー交換が合理的です。
S660のウインカーバルブはフロント・リアともにT20ピンチ部違い(12V21W)です。フロントはアンバー色が指定されています。通常のT20とはピンの配置が異なるため、購入時に「ピンチ部違い」の表記を確認してください。
LED交換で失敗しやすいポイントと対処法
S660のLED化で実際に多いトラブルを3つ整理します。
極性の不一致
LEDバルブには極性(プラスとマイナス)があり、逆向きに挿すと点灯しません。対処法は単純で、バルブを180度回転させるだけです。故障ではないため、慌てず向きを変えてください。
バルブ規格の取り違え
T10とT16は外見が似ていますが、口金サイズが異なります。S660のルームランプとナンバー灯はT10です。バックランプはT20シングルで、ウインカーのT20ピンチ部違いとは互換性がありません。購入時に規格の照合を忘れないようにしてください。
ウインカーのハイフラ放置
ハイフラッシャー状態のまま走行を続けると、車検で不適合と判定されます。保安基準ではウインカーの点滅回数が毎分60〜120回と定められています。ハイフラ状態は毎分120回を超えるため、LED化と同時に対策を済ませてください。
よくある質問
S660のロービームをLEDバルブに交換できますか?
S660(JW5)のロービームは純正LEDのため、社外バルブへの交換はできません。不具合がある場合はHonda販売店に相談してください。LEDユニットごとの交換対応となります。
LED化で車検に通らなくなることはありますか?
保安基準適合品(Eマーク付き等)を正しく装着していれば問題ありません。ただし、色温度が極端に高い青白色(8000K以上)の場合は指摘される場合があります。ウインカーがハイフラ状態のまま放置されている場合も不適合です。6000K〜6500K帯を選び、ハイフラ対策を済ませておけば問題は生じにくいです。
全箇所をLED化した場合の費用はどの程度ですか?
バルブの価格帯で比較した結果、ルームランプ用T10が500〜1,500円(税込)、ナンバー灯用T10が500〜1,500円(税込)です。ハイビーム用HB3は2,000〜5,000円(税込)、ウインカー用T20セットは3,000〜5,000円(税込)になります。合計で6,000〜13,000円(税込)程度が目安です。抵抗内蔵型ウインカーバルブなら追加パーツなしで完結します。
まとめ
S660(JW5)は純正LEDが多い分、交換対象が限定的で見通しが立てやすい車種です。ルームランプとナンバー灯から始め、ハイビームのHB3交換へ進みます。最後にハイフラ対策が必要なウインカーに取り組む順序が合理的です。
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