N-WGN バルブ型番一覧|JH1〜JH4のH4・HID早見表

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ヘッドライトが片側だけ暗くなり、カー用品店の棚の前でN-WGNの欄を見ると、H4とD4Sが並び、その横にLED車は設定なしという注記がある。同じN-WGNでも、標準車とカスタムでは同じ年式でもHIDのバーナー型番が違い、2代目のLED仕様車ではそもそも外して交換できるバルブがない。世代(JH1/JH2の前期・後期、JH3/JH4)と、標準系かカスタム系かという2軸さえ押さえれば、必要な型番は数分で確定する。小糸製作所の車種別電球適合表に載る全6区分を突き合わせ、部位別の型番を一覧化した。

目次

世代とタイプで変わるN-WGNのバルブ型番(早見表)

N-WGNは2013年11月に登場したJH1/JH2型と、2019年8月にフルモデルチェンジしたJH3/JH4型の2世代がある。JH1/JH2は2016年6月のマイナーチェンジを挟んで前期・後期に分かれ、さらに各世代が標準系とカスタム系に枝分かれする。適合表もこの6区分で作られている。年式が同じでも標準系とカスタム系でHIDのバーナー型番が変わるため、型式だけで買うと外れる。

ヘッドライトまわりは区分ごとの差が大きいので、先に切り分ける。

世代・タイプ ロービーム ハイビーム フォグランプ
JH1/JH2 前期・標準(2013.11〜2016.5) H4/HID車はD4R H4に一体/HID車はH7 設定なし
JH1/JH2 前期・カスタム D4S(HID) 設定なし H16
JH1/JH2 後期・標準(2016.6〜2019.7) H4/HID車はD4R H4に一体/HID車はH7 H16/LED
JH1/JH2 後期・カスタム H4/HID車はD4S H4に一体/HID車はH7 H16/LED
JH3/JH4 標準(2019.8〜) H4/LED車は交換不可 H4に一体/LED車は交換不可 LED(交換不可)
JH3/JH4 カスタム LED(交換不可) LED(交換不可) LED(交換不可)

ヘッドライト以外の電球は、世代をまたいでほぼ共通している。

部位 JH1/JH2(前期・後期) JH3/JH4 標準 JH3/JH4 カスタム
ポジション(車幅灯) T10/LED T10/LED LED
ウインカー 前・後 T20 ピンチ部違い(アンバー) T20 ピンチ部違い(アンバー) LED
ウインカー サイド T10 T10 LED
ブレーキ・ハイマウント LED LED LED
バックランプ T16 T16 LED
ナンバー灯(ライセンス灯) T10 T10 T10
ルームランプ T10 T10 LED

規格ごとの定格と、適合表に併記される小糸製作所の製品Noも並べておく。社外品はバルブ規格(H4やT20)が合っていれば装着でき、製品Noは純正相当品を指名買いするときの手掛かりになる。

バルブ規格 主な使用部位 定格 適合表のKOITO製品No
H4 ヘッドライト(ハロゲン) 12V60/55W 0-02
H7 ハイビーム(HID車) 12V55W 0-11
D4R ヘッドライト(HID・標準系) 42V35W 3507K
D4S ヘッドライト(HID・カスタム系) 42V35W 3510K
H16 フォグランプ 12V19W 0-32
T10 ポジション・ナンバー灯・ルームランプ 12V5W(室内灯は8W) 1-09
T20 ウインカー(ピンチ部違い・アンバー) 12V21W 7-29/7-32
T16 バックランプ 12V16W 1-12

JH1/JH2 前期(2013年11月〜2016年5月)

標準系はハロゲンのH4が基本で、ハイビームとロービームが1本のバルブに同居する。HID装着車はロービームがD4Rになり、このときハイビームだけがH7という別のハロゲンバルブに分かれる。フォグランプは標準系では適合表に設定がない。

カスタム系は構成が違う。ロービームはD4SのHID専用で、H4の設定がない。フォグランプにはH16が入り、ポジションは電球ではなくLEDになる。サイドウインカーもASSY表記で、電球単体の交換対象から外れる。同じ2014年式のN-WGNでも、標準ならD4R、カスタムならD4Sという分かれ方をする。

JH1/JH2 後期(2016年6月〜2019年7月)

後期はフォグランプが標準系にも設定され、H16またはLEDになる。ヘッドライトの考え方は前期と同じで、標準系のHIDはD4R、カスタム系のHIDはD4Sだ。後期のカスタムにはH4のハロゲン仕様も加わるため、カスタムだからHIDとは限らない。

ハイビームは、HID車であれば標準・カスタムともH7になる。ポジションとサイドウインカーはT10とLEDの両方があり、グレードが上がるほどLED化が進む。バックランプT16、ナンバー灯T10、ルームランプT10は前期から変わらない。

JH3/JH4(2019年8月〜)

2代目の標準系はヘッドライトがH4のハロゲン仕様と、LED仕様に分かれる。LED仕様は適合表でヘッドライトの欄が空欄になり、これは光源がユニットに組み込まれていてバルブ単体では抜けないという意味になる。フォグランプも2代目ではLEDで、交換用バルブの設定がない。

カスタム系はさらに徹底していて、ヘッドライト・フォグ・ポジション・ウインカー・テール・バックランプまですべてLEDになる。2代目カスタムで適合表に電球として残るのは、ナンバー灯のT10ただ1つだけだ。

ヘッドライトはハロゲン・HID・LEDの3系統

N-WGNのヘッドライトで迷う原因は、年式ではなく仕様の違いにある。3系統の見分け方と型番を分けて押さえる。

ハロゲン仕様はH4のハイ・ロー一体式

ハロゲン仕様のヘッドライトはH4で、JH1/JH2の標準系から2代目JH3/JH4のハロゲン車まで一貫している。H4は1本でハイビームとロービームを兼ねる規格で、定格は12V60/55Wだ。60Wがハイ、55Wがローに対応する。

H4の口金には3本の爪があり、向きが決まっている。社外のLEDバルブに替える場合も、H4対応をうたう製品であれば物理的には収まる。ただし2代目のH4車は車両側の制御が初代と異なり、HIDキットの装着は車両側の誤作動を招く可能性があるとバルブメーカー側が案内している。

HIDのD4RとD4Sは標準系とカスタム系で分かれる

初代のHID車で最も間違えやすいのがバーナーの型番だ。分岐するのは前期か後期かではなく、標準系かカスタム系かという軸になる。適合表では標準系のHIDがD4R(KOITO製品No 3507K)、カスタム系のHIDがD4S(同3510K)で、前期・後期を通じてこの対応が変わらない。

どちらも42V35Wで見た目が似ているが、D4Rはリフレクター式用でガラス管に遮光塗装があり、D4Sはプロジェクター式用で塗装がない。 差し替えると配光が崩れて対向車を眩惑するため、互換品として扱えない。そしてHID車のハイビームは、前期・後期ともH7という独立したハロゲンバルブになる。ロービームがHIDだからハイビームもHIDだと考えると、切れたときに部品が見つからない。

LEDヘッドライトはバルブ交換の設定がない

2代目のLEDヘッドライト仕様と2代目カスタムは、適合表でヘッドライトの欄に電球の記載がない。球切れの際は電球ではなくヘッドライトユニット側の対応になる。ここを理解せずにH4のLEDバルブを買うと、そもそも取り付ける場所がないという結末になる。

自分の車がH4なのかLEDなのかは、ボンネットを開けてヘッドライト裏の防水カバーを外し、口金付きのバルブが刺さっているかどうかで判別できる。カバーの奥にコネクターだけが伸びていて抜けるバルブがなければLED仕様だ。

交換頻度が高い小物バルブの型番

ヘッドライト以外の電球は、初代と2代目標準系のあいだで型番がほぼ共通している。ここを覚えておくと買い物が早くなる。

ポジション(車幅灯)はT10

ポジションランプはT10(12V5W)で、初代の標準系と2代目の標準系に共通する。初代カスタムと2代目カスタムはLEDポジションが標準で、電球の設定がない。T10はウェッジ球と呼ばれる差し込み式で、口金がなく引き抜くだけで外れる。

ヘッドライトをLEDや白色HIDに替えると、ポジションだけ電球色のまま浮いて見える。色温度をそろえたい場合に最初に手を付ける部位がここになる。

ウインカーはT20のピンチ部違い

前後ウインカーはT20(12V21W・アンバー)で、適合表には「ピンチ部違い」と明記される。T20には差し込み部の爪の位置が異なる2種類があり、N-WGNはこのピンチ部違いに該当する。一般的なT20と形状が違うため、単にT20とだけ書かれた製品を買うと入らないことがある。サイドウインカーは初代・2代目標準系ともT10だ。

純正はアンバー(橙色)の着色球で、レンズはクリアだ。LED化する場合もアンバー発光の製品を選ばないと、点灯色が白くなって車検に通らない。

バックランプT16とナンバー灯T10

バックランプはT16(12V16W)で、こちらもウェッジ球だ。T20と形状が似ているが一回り細く、互換性はない。ナンバー灯はT10(12V5W)で、ポジションと同じ規格になる。

2代目カスタムはバックランプまでLED化されているためT16の設定がなく、電球として残るのはナンバー灯のT10のみになる。 自分の車で交換できる部位を知りたければ、ここが基準点になる。

ルームランプはT10

室内灯はフロント・リアともT10で、定格は12V8Wだ。ポジションと同じT10でもワット数が異なるが、LEDバルブに替える場合は消費電力が下がるため、この差はあまり意識しなくてよい。2代目カスタムではルームランプもLEDが標準になる。なお中央(ミドル)のルームランプは全世代で設定がない。

買う前に現車で確かめる3ステップ

適合表は正しくても、グレードや特別仕様車、ディーラーオプションで実車の仕様が違うことがある。適合表自体にも、購入前に車両装着品を確認するようにという注記が付いている。

車検証で型式と初度登録年を見る

車検証の型式欄がJH1・JH2ならば初代、JH3・JH4ならば2代目だ。初代の場合は初度登録年月を見て、2016年6月より前なら前期、以降なら後期と切り分ける。そのうえで自分の車が標準系かカスタム系かを確認すれば、表のどの行を見ればよいかが決まる。

バルブの根元とレンズの刻印を読む

区分が分かったら、実際のバルブを1本抜いて根元の刻印を読む。H4、H7、D4R、D4S、T20といった規格名はバルブ本体に打刻または印字されている。適合表と刻印が食い違ったときは、刻印が正しい。 ヘッドライトレンズの下部にもD4RやD4Sの表記が入っている個体がある。

純正LEDの部位には手を出さない

適合表でLEDと書かれた部位は、電球の差し替えができない。ブレーキランプとハイマウントストップランプは全世代でLEDであり、ここが暗いと感じてもバルブ交換では解決しない。2代目のLEDヘッドライトとLEDフォグも同様で、光量を上げたい場合はユニットごとの交換や社外品の検討になる。

交換時につまずきやすいポイント

型番が合っていても、LED化では車両側の仕様が壁になることがある。

LEDウインカーのハイフラッシャー

ウインカーを電球からLEDに替えると、消費電力が下がったことで車両が球切れと誤認し、点滅が速くなる。これがハイフラッシャー、いわゆるハイフラだ。回避するには抵抗内蔵タイプのLEDバルブを選ぶか、ウインカーリレーを交換する。T20のピンチ部違い・アンバー・ハイフラ対策済み、という3条件がそろった製品を選ぶのが最短だ。

車検で見られる色と明るさ

ヘッドライトのロービームは白色で、色温度がおおむね6000K前後までに収まる製品が無難だ。青みが強い製品は光量が落ちて検査で不利になる。ポジションは白または淡黄色、ウインカーは橙色、バックランプは白色という色の決まりがあり、ここを外すと不合格になる。ナンバー灯も白色以外は認められない。

よくある質問

N-WGNのヘッドライトはすべてH4ですか?

いいえ。標準系のハロゲン車はJH1/JH2からJH3/JH4までH4だが、HID装着車のロービームはD4R(標準系)またはD4S(カスタム系)になる。初代前期のカスタムはD4S専用でH4の設定がなく、2代目のLED仕様車にはバルブの設定そのものがない。まず自分の車がどの区分かを切り分ける必要がある。

JH3/JH4のヘッドライトをLEDバルブに替えられますか?

標準系のハロゲン(H4)仕様車なら、H4対応のLEDバルブに交換できる。LEDヘッドライト仕様車と2代目カスタムは光源がユニットに組み込まれており、バルブだけの交換はできない。なお2代目のH4車ではHIDキットの装着が車両側の誤作動につながる可能性があると案内されているため、LED化で対応するのが安全だ。

HIDのD4RとD4Sに互換性はありますか?

ない。どちらも42V35Wだが、D4Rはリフレクター式用でガラス管に遮光塗装があり、D4Sはプロジェクター式用で塗装がない。差し替えると配光が乱れる。適合表では標準系のHIDがD4R、カスタム系のHIDがD4Sで、前期・後期を通じてこの対応が変わらない。

T20のピンチ部違いとは何ですか?

T20ウェッジ球のうち、差し込み部(ピンチ部)の爪の位置が一般的なT20と異なるタイプを指す。N-WGNの前後ウインカーはこの形状で、適合表にも明記されている。単にT20とだけ表記された製品では差し込めない場合があるため、ピンチ部違いに対応した製品を選ぶ。

2代目カスタムでも交換できる電球はありますか?

JH3/JH4のカスタムは、ヘッドライト・フォグ・ポジション・ウインカー・テール・バックランプ・ルームランプがすべてLEDになる。適合表に電球として残るのはナンバー灯のT10(12V5W)のみで、ほかの部位は電球交換の対象外だ。

N-WGNのバルブ型番まとめ

N-WGNのバルブ選びは、型式(JH1/JH2かJH3/JH4か)、初代なら2016年6月をまたぐ前期か後期か、そして標準系かカスタム系かという3点で決まる。ハロゲンはH4、HIDは標準系がD4Rでカスタム系がD4S、HID車のハイビームはH7、2代目のLEDは交換不可。小物はポジションとナンバー灯とルームランプがT10、ウインカーがT20のピンチ部違い、バックランプがT16で、世代をまたいでほぼ共通する。

迷ったらバルブを1本抜いて刻印を読む。適合表は出発点であり、最終的な答えは現車に刺さっている電球そのものが持っている。

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この記事を書いた人

車種別パーツ適合情報サイト「パーツ選び.com」の編集部。タイヤサイズ・エンジンオイル量・ワイパー適合・フィルター型番など、2,400本以上の記事と全80車種対応の早見表を公開中。適合値はメーカー公式の諸元・取扱説明書や部品メーカーの公式適合表で確認したものを優先し、確認できない数値は載せない方針で運営しています。

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