更新日:2026年2月
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結論:デリカD5ベッドキット、用途別おすすめ3選
デリカD5でフラットな寝床を作るには、シートを倒すだけでは不十分です。2列目と3列目を倒しても大きな段差が残り、背中や腰に当たって眠れないのが現実です。
デリカD5は4WDの走破性と広い室内空間を兼ね備えた国産ミニバンとして、アウトドア派のオーナーに長く支持されてきた車種です。山岳や高原、海岸など、どんなロケーションにも乗り入れられるため、「目的地まで走って車の中で泊まる」スタイルに向いています。ただし、素の状態では就寝環境が整っていないため、ベッドキットの選択が車中泊の快適性を大きく左右します。
この記事では、段差を解消して快適に眠れるベッドキット5製品を価格帯・使い方別に比較します。7人乗り・8人乗りの違い、純正品が存在するかどうか、フレーム式とエアー式の選び方についても詳しく解説します。
デリカD5の車内サイズと「段差問題」の実態
デリカD5(CV系)の荷室・就寝スペースは、縦約200cm・横幅125〜130cmと大人2人が並べる十分な広さがあります。国産ミニバンの中でも特に車内高が確保されており、着替えや食事など就寝以外の動作もしやすい環境です。ただし、シートを倒すと前後に大きな段差が生じます。
この段差が車中泊の快適性を大きく損なう最大の原因です。2列目シートを倒した際の段差は約80〜100mm(約8〜10cm)、3列目部分では約100〜150mmに達します。背中や腰に硬い段差が当たると、寝返りのたびに目が覚め、翌朝には体の痛みが残ります。「デリカD5は車中泊に向いている」とよく言われますが、段差対策をしないとその恩恵を活かしきれません。
ベッドキットはこの段差を構造的に解消するための専用品です。アルミフレームと合板(またはエアー構造)でフラットな床面を作り、その上で就寝できる状態にします。薄手のマットを敷いただけでは解決しきれない段差も、ベッドキットを使えばきれいに処理できます。
また、ベッドキットを設置することで荷室の整理にも役立ちます。ベッドボードの下に生まれる空間を収納スペースとして活用でき、キャンプ道具や着替えをまとめて収納することもできます。
デリカD5でベッドキットを使わずに快適な就寝環境を作りたい場合は、デリカD5の車中泊マット比較記事も参考にしてください。段差解消クッションとエアマットの組み合わせ方法をまとめています。
デリカD5に純正ベッドキットはある?
「純正のベッドキットはありますか?」という質問はデリカD5オーナーからよく寄せられます。結論から言うと、三菱自動車の純正ベッドキットは現在設定されていません。ディーラーオプションカタログにも正式なベッドキットは含まれていないため、純正品を求めるオーナーは社外品から選ぶことになります。
ただし、三菱系ディーラーの一部では独自に開発したオリジナル品を扱っています。「D:BED」(132,000円〜)はサンオート(三菱系ディーラー)が開発した製品で、デリカD:5専用のフルフラットベッドシステムです。大人2人とお子様1〜2人が並んで寝られるサイズで、フレームとベッドボードのセット構成になっています。使用しないときは3列目シートの後ろにコンパクトに収納できます。
品質・フィット感は高く評価されていますが、価格は社外品の2〜3倍になります。「D:BEDⅡ」(148,500円)はプレミアム版で、床下収納スペースも確保できる6枚マット構成です。
純正にこだわる理由が「品質」や「適合の確実さ」にあるなら、後述するNEWTRAILやMADLYSなどの専用設計社外品でも同水準の品質を実現できます。費用対効果を重視する場合は、社外品の専用設計モデルで十分です。
デリカD5ベッドキット おすすめ5選 比較表
5製品を価格・構造タイプ・適合・組み立て難易度・特徴の観点で比較しました。ベッドキット選びで迷ったときは、まずこの表で自分の条件に近いモデルを絞り込んでから詳細レビューに進んでください。
各製品の詳細は以下のレビューセクションで解説します。ウレタンの有無や8人乗り対応かどうかなど、購入判断に必要な情報も網羅しています。
おすすめ5選 詳細レビュー
1位: NEWTRAIL ベッドキットLITE(39,300円)
コストを抑えてしっかりしたベッドキットを手に入れたいオーナーに向いています。日本製の品質にこだわりながら、3万円台という価格帯を実現している点が評価されています。
フレームは軽量アルミパイプ製で、ベッドボードは12mm構造用合板に自動車用難燃合皮(防水仕様)を貼り合わせた左右2枚構成です。裏面には防炎パンチカーペットを採用し、荷室フロアへの傷つきを防ぎます。
ウレタンクッションは含まれていないモデルです(ウレタンありはPROシリーズ)。合板の上に直接寝ると背中が痛くなるため、既存の車中泊用マットか薄手のインフレータブルマットと組み合わせるのが現実的な運用方法です。すでにマットを持っているオーナーには、費用対効果の高い選択肢といえます。
組み立ては5mm六角レンチを使ったフレーム組み立て方式です。初回は説明書を見ながら30〜40分程度かかりますが、2回目以降は20分ほどで完成します。デリカD:5全グレードに対応しており、7人乗り・8人乗りのどちらでも取り付けられます。
NEWTRAILのラインナップ比較(参考)
NEWTRAILは同じデリカD5向けに複数のグレードを展開しています。ウレタンの有無・フレームの剛性・フルフラット対応の有無でラインナップが分かれています。予算とよく使う頻度に合わせてグレードを選んでください。LITEはエントリーとして、頻度が増えてきたらPROシリーズへのアップグレードも容易です。
| モデル名 | 価格(税込) | ウレタン | 特記事項 |
|---|---|---|---|
| ベッドキットLITE | 39,300円 | なし | エントリー向け・マット別途必要 |
| ベッドキットPRO | 44,300円 | あり | 標準モデル・バランス型 |
| ベッドキットPRO HD | 46,800円 | あり | 高剛性フレーム採用 |
| ベッドキットロングPRO HD | 96,800円 | あり | フルフラット・本格車中泊向け |
- 価格: 39,300円(税込・送料無料)
- 素材: アルミフレーム + 難燃合皮 + 12mm合板 + 防炎パンチカーペット
- 適合: デリカD:5全モデル
- 組み立て: 5mm六角レンチ使用(初回30〜40分)
2位: MADLYS ベッドキット(54,780円)
工具不要で取り付けられる手軽さと、使い込める耐久性のバランスが取れた製品です。デリカD5のベッドキットを初めて購入するオーナーに特に評判のよいモデルです。販売元は輝オートで、岡山のカスタムパーツショップが設計・販売しています。
全長200cm・全幅125cmのベッドスペースをカバーし、25mm厚のウレタン入りレザーボードで就寝時の体圧を分散します。ウレタンが入っているため、追加でマットを購入しなくてもそのまま就寝できます。
フレームの高さを2段階で調整できる設計も実用的です。通常高さでは外から見てもベッドキットを設置しているとわかりにくく、荷室の見た目をすっきり保てます。最大高さにすると、ベッド下に390mmの空間ができ、ソフトクーラーボックスや折りたたみチェアなどを収納できます。
耐荷重は100kgで、体格のよい男性オーナーでも不安なく使えます。カバーはファスナーで取り外して洗えます。汚れやすいキャンプ帰りの後処理も手軽です。
ひとつ注意点があります。本製品は「後部2列目から後ろ」のスペースをカバーするモデルです。2列目シートとフロント部分まで含めてフルフラット化したい場合は、別売の「フルサイズ化キット」(48,180円)を合わせて購入してください。フルサイズ化キットを追加すると、フロントシートのヘッドレスト付近まで平らな就寝面を作れます。
- 価格: 54,780円(税込)
- ベッドサイズ: 全長200cm × 全幅125cm(後部)
- ウレタン: 25mm厚(本体に含む)
- 耐荷重: 100kg
- 高さ調整: 2段階(ベッド下最大390mm)
- 組み立て: 工具不要
- 適合: デリカD:5全車
- オプション: フルサイズ化キット(48,180円)・交換カバー(16,940円)
3位: MAULBEERE かんたん車中泊ベッドキット OA011(59,400円)
設営・撤収の手軽さを重視したいオーナーに向いています。木目柄のデザインが車内インテリアを引き立て、見た目にもこだわる方に評判のモデルです。
SUPボード(スタンドアップパドルボード)と同じ構造技術「ドロップステッチ技術」を採用したエアー式ベッドキットです。上下の生地を高強度繊維で連結する構造により、空気を入れても上面が弛まず、フラットで剛性のある就寝面を実現しています。
付属のポンプで空気を入れるだけで3〜5分でベッドが完成します。バルブを閉めるだけで翌朝まで空気が抜けることなく使えます。フレームの組み立て・分解が不要なため、週に何度も使う方でも手間を感じにくい設計です。
使わないときは空気を抜いて付属のボストンバッグに収納できます。収納時はコンパクトになるため、デリカD5の荷室に収めても邪魔になりません。
防水素材を採用しているため、雨の日の使用やアウトドア活動後のぬれた荷物との接触にも対応しています。デリカD5のCV1W・CV2W・CV4W・CV5Wに適合しており、CV系の主要グレードを網羅しています。
デザインは茶木目と黒木目の2色から選べます。車内のウッドパネルや内装色に合わせて選ぶと、統一感のある仕上がりになります。
- 価格: 59,400円(税込)
- 構造: エアー式(ドロップステッチ技術)
- 設営時間: 約3〜5分(付属ポンプ使用)
- 推奨空気圧: 8PSI以上
- 収納: 専用ボストンバッグ付き
- 素材: 防水仕様
- カラー: 茶木目 / 黒木目(2色展開)
- 適合: CV1W / CV2W / CV4W / CV5W
4位: MGR Customs 8人乗り専用ロータイプ ショートベッドキット(52,800円)
8人乗り(ベンチシート)のデリカD5オーナーに向いています。8人乗り専用に設計されているため、シート形状に合わせた高いフィット感が特徴です。
群馬県前橋市のメーカーが製造する日本製品です。ハイエースやNV350などのミニバン・軽バン向けベッドキットを専門に開発してきたメーカーで、フレーム精度の高さが評価されています。パンチカーペット仕様の表面は、荷室の既存のカーペットと統一感があり、施工したように見える仕上がりです。
ユーザーレビューでは「部材の強度が非常によい」「取り付けが驚くほど簡単だった」という声が多く寄せられています。フレームの差し込み組み立て方式のため、工具を使わずに設置できます。
「ロータイプ・ショート」という製品名のとおり、ベッド高さを抑えたコンパクトな設計です。3列目シートを立てたまま配置でき、後席乗車との両立がしやすいメリットがあります。
注意点として、この製品は8人乗り(ベンチシート)専用です。7人乗り(キャプテンシート)には適合しません。購入前に車検証の乗車定員欄でグレードを確認してください。
アウトドアでデリカD5を使い倒すなら、足回りの強化も効果的です。デリカD5のリフトアップキット解説記事では費用感と人気キットをまとめています。
- 価格: 52,800円(税込)
- 製造: 日本製(群馬県)
- 表面: パンチカーペット仕様
- 構造: ロータイプ・ショートサイズ
- 組み立て: 工具不要
- 適合: デリカD5 8人乗り専用
5位: NEWTRAIL ベッドキットロングPRO HD(96,800円)
本格的な車中泊を週末以上の頻度で楽しむオーナー、常設型ベッドを求めるオーナーに向いています。予算をかけてでもクオリティを妥協したくない方に選ばれているモデルです。
NEWTRAILのラインナップの中で最上位に位置する「ロングPRO HD」は、超高剛性アルミフレームを採用し、フレームのたわみや変形が起きにくい構造です。複数の宿泊を繰り返しても安定したベッド面を維持できます。
「ロング」の名前は、デリカD5の荷室全体をカバーするサイズを示しています。2列目と3列目の間の段差を完全に解消したフルフラット化が可能で、縦方向に最大限の就寝スペースを確保できます。クッション素材には高耐久チップウレタンを使用し、長時間使用でもへたりにくい仕様です。
表面はブラックレザー仕上げで、高級感のある車内インテリアを演出します。洗車後のワックス仕上げと合わせてカスタムしているオーナーにも評価されています。
常設使用を前提としているため、取り外し・収納の手間をできるだけ減らしたい場合はこのモデルが向いています。一方、週1回程度の使用で収納も重視したい場合は、LITEやPROシリーズの方が日常的な取り回しがしやすいです。
同じNEWTRAILのLITE・PROシリーズと比較すると、フレーム剛性とベッドスペースのカバー範囲に明確な差があります。本格的に使い込むオーナーにとっては、長期的な満足度が高いモデルです。デリカD5の性能を最大限に活かした本格車中泊を追求したい方に向いています。
- 価格: 96,800円(税込・送料無料)
- フレーム: 超高剛性アルミフレーム
- クッション: 高耐久チップウレタン
- 表面: ブラックレザー
- 仕様: フルフラット対応(デリカD5全体をカバー)
- 製造: 日本製
純正品 vs 社外品:どちらを選ぶ?
デリカD5専用のベッドキットを購入する際、「ディーラー系」と「社外品(市販品)」の違いを理解しておくと選びやすくなります。
| 比較項目 | ディーラー系(D:BED等) | 社外品(NEWTRAIL・MADLYSなど) |
|---|---|---|
| 価格 | 132,000〜198,000円 | 39,300〜96,800円 |
| 適合 | デリカD:5専用 | 専用設計品あり・汎用品あり |
| 保証 | ディーラー保証 | メーカー保証(1〜2年) |
| 入手 | 三菱系ディーラー窓口 | Amazon・楽天・公式サイト |
| 施工 | ディーラー施工込みが多い | 自分で組み立て |
| 購入のしやすさ | 要ディーラー来店 | オンラインで購入・即日発送 |
ディーラー系の特徴
ディーラー系(D:BED・D:BEDⅡ等)は施工品質が高く、取り付け後の確認や保証対応がしやすいメリットがあります。ただし、購入にはディーラーへの来店が必要で、在庫が店舗ごとに異なる場合があります。価格は社外品の2〜3倍ですが、「一度購入したら長く使いたい」「ディーラーにすべて任せたい」という方には向いています。
社外品の特徴
社外品でもデリカD:5専用設計品は多数あります。NEWTRAILやMADLYSのように「全グレード対応」と明示している製品なら、適合性の心配はほぼありません。Amazonや楽天・公式サイトからオンラインで購入でき、翌日〜数日以内に手元に届くケースが多いです。組み立ては自分で行う必要がありますが、説明書通りに進めれば初めての方でも完成できます。費用対効果の観点では、社外品が大幅に有利です。
選び方ガイド:5つのポイント
1. 予算から絞る
3万円台(NEWTRAIL LITE)、5万円台(MADLYS・MAULBEERE・MGR Customs)、10万円前後(NEWTRAIL ロングPRO HD)の3段階で選べます。初めてベッドキットを購入するなら、5万円台のMADLYSかMAULBEEREが試しやすい価格帯です。
マットを別途用意できるなら、3万円台から始めてみるのも現実的な選択肢です。後からウレタン入りモデルにアップグレードすることも容易です。
2. 乗車人数(7人乗り/8人乗り)で確認する
8人乗り専用品(MGR Customsロータイプなど)は7人乗りには取り付けられません。「デリカD:5全グレード対応」と明記された製品は7人乗りにも8人乗りにも対応しています。
デリカD5の乗車人数は、CV1W・CV2W(7人乗り)とCV4W・CV5W(8人乗り)で分かれています。車検証の「乗車定員」欄か、車台番号でも確認できます。購入前に照合してください。
3. 設営・撤収の頻度で選ぶ
月1〜2回程度の使用なら、フレーム式でも設営・撤収の手間は許容範囲内です。週末ごとに使う場合はエアー式(MAULBEERE、3〜5分設営)が作業を大幅に省力化します。
常設を前提にして荷室として使わないと決めているなら、高剛性フレーム式(NEWTRAILロングPRO HD)の安定感が光ります。
4. ウレタンの有無を確認する
NEWTRAIL LITEはウレタンなしのボードのみのモデルです。購入後に自分でマットを用意する必要があります。マットを別途持っていない場合は、ウレタン入りのモデル(MADLYS・NEWTRAILロングPRO HDなど)を選んでください。
ウレタン厚の目安は20mm以上を推奨します。25mmのMADLYSは背中への当たりが柔らかく、ウレタンなしとは寝心地に明確な差があります。
5. フルフラット化の範囲を確認する
「3列目から後ろ」をベッド化するモデルと、「2列目も含めてフルフラット化」するモデルがあります。MADLYSは本体のみでは後部2列対応で、フロントまで伸ばすにはオプションのフルサイズ化キットが必要です。NEWTRAILロングPRO HDはフルフラット対応を標準仕様としています。就寝スペースの縦方向の広さを最優先するなら、フルフラット対応モデルを選んでください。
取り付け難易度と作業手順
フレーム式(NEWTRAIL・MADLYSなど)の場合
フレーム式はアルミパイプと合板でベッドの床面を作るタイプです。設置後の安定感が高く、就寝中に揺れたり沈み込んだりする感覚が少ないのが特徴です。
作業難易度: 初級〜中級
- 3列目シートを後方に寄せるか、折り畳んで収納する
- アルミパイプをジョイントパーツで組み立ててフレームを作る(NEWTRAILは5mm六角レンチ使用)
- ベッドボード(左右2枚)をフレームの上に載せる
- 高さや位置を調整して固定する
- 完成(初回の目安: 30〜40分、慣れれば20分程度)
MADLYSは工具不要の設計で、ジョイント部分がスナップ式になっています。パーツを差し込んで押し込むだけで固定できるため、初めてでも手順通りに進めれば完成します。
フレーム式は設置後の安定感が高い反面、設営・撤収の手間がエアー式に比べると多くなります。荷室をよく使う方は、使用するたびにフレームを組み立て・解体するか、常設したままにするかを決めておくとよいでしょう。
エアー式(MAULBEEREの場合)
エアー式は空気を注入して膨らませるタイプです。収納性と設営の手軽さが強みで、アウトドア用エアマットと同じ要領で扱えます。MAULBEEREのOA011はSUPボードの技術を応用した素材を採用しており、空気を入れた状態でも平らで適度な硬さを保てます。
作業難易度: 初級
- ボストンバッグからベッドキットを取り出す
- バルブを開いて付属ポンプで空気を注入する(推奨8PSI以上)
- 3〜5分で完成(圧力ゲージで適正空気圧を確認できる)
撤収はバルブを開いて空気を抜き、折り畳んでバッグに収納するだけです。慣れれば5分以内で片付けられます。
エアー式の場合、気温が低い環境では空気が少し抜けることがあります。朝に少し空気が足りなく感じたら、追加充気で調整してください。
失敗しやすいポイント3つ
1. 7人乗り/8人乗りを間違えて購入してしまう
8人乗り専用品を7人乗りに取り付けようとしても、シート形状が異なるためフィットしません。8人乗りのベンチシートと7人乗りのキャプテンシートは形状・配置が大きく異なり、専用設計品はそのグレードの内寸に合わせて作られています。
購入前に車検証の「乗車定員」欄を確認してください。モデル名(CV1W・CV2W・CV4W・CV5Wなど)も合わせて照合すると確実です。後から気づいて返品・交換する手間を省けます。
2. フルフラット化の範囲を確認しない
製品によって「3列目から後ろのみフルフラット化」するものと「2列目まで含めてフルフラット化」するものがあります。MADLYS本体のみでは後部2列対応です。フロントシート付近まで平らにしたい場合はフルサイズ化キット(48,180円)を追加する必要があります。
「ベッドキットを購入したのに2列目との段差が残った」という声はよくある事例です。製品ページのカバー範囲図や説明文を購入前に確認してください。
3. ウレタンの有無を見落とす
NEWTRAIL LITEはウレタンクッションなしのモデルです。合板とレザーのみのボード面に直接寝ると、硬さが体に伝わって背中が痛くなります。既存の車中泊マットや薄手のインフレータブルマットを組み合わせるか、最初からウレタン入りのモデル(MADLYS・NEWTRAILロングPRO HDなど)を選んでください。
価格を抑えてNEWTRAIL LITEを選ぶ場合は、マット代も含めてトータルの予算を計算してから判断してください。
よくある質問
Q. デリカD5に純正のベッドキットはありますか?
三菱自動車の純正ベッドキットは現在設定されていません。「D:BED」(132,000円〜)はサンオート(三菱系ディーラー)が独自に開発した製品で、純正品ではありませんがデリカD:5専用の高品質モデルです。ディーラーでの施工込み購入が基本となりますが、価格は社外品の2〜3倍になります。費用を抑えたい場合は社外品から選ぶのが現実的です。
Q. 7人乗りと8人乗りで製品は変わりますか?
変わります。8人乗り(ベンチシート)専用品(例: MGR Customsロータイプ)は7人乗りには取り付けられません。7人乗り・8人乗りどちらにも対応したい場合は「デリカD:5全グレード対応」と明記された製品を選んでください。デリカD5のグレードはCV1W・CV2Wが7人乗り、CV4W・CV5Wが8人乗りです。車検証の乗車定員欄で確認できます。
Q. 自作する場合の費用はどのくらいですか?
材料費の目安は2〜5万円程度です。ホームセンターで合板・ウレタン・人工レザー・アルミパイプを調達して制作するオーナーもいます。ただし、デリカD5の内寸(縦200cm×横125〜130cm)に合わせた精度の高い寸法調整が必要で、初回制作では試行錯誤が伴います。設計図を起こし、切り出し・塗装・組み立てまで含めると作業時間は十数時間になることもあります。既製品を購入する方が結果として割安になるケースが多いです。
Q. 車検に影響しますか?
ベッドキット自体は内装用品のため、基本的に車検には影響しません。乗車定員や車両寸法を変更するものではなく、脱着可能な内装用品として扱われます。ただし、走行中に固定が不十分な状態で荷物が転がると保安基準上の問題になる可能性があります。走行時はベッドキットをフレームでしっかり固定するか、使用しない場合は取り外した状態で走ることをすすめます。
Q. 大人2人が並んで寝られますか?
ベッドキット使用時の横幅は125〜130cm程度です。大人2人で並んで寝るには少し窮屈になります。体格にもよりますが、身長170cm前後のカップルや友人同士であれば問題なく横並びで就寝できます。体格の大きい2人や子ども連れの場合は、縦に並ぶ配置(頭足互い違い)も選択肢になります。縦配置なら大人2人が180cm以上でも余裕をもって寝られます。
Q. 常設したままにできますか?
フレーム式の高剛性モデル(NEWTRAILロングPRO HDなど)は常設を想定した設計になっています。フレームのたわみや変形が少なく、毎日乗り降りしても安定した状態を維持できます。エアー式(MAULBEERE)は長期常設には向かず、使用のたびに設営・撤収する使い方が推奨されます。常設する場合は荷室スペースが大きく制限されるため、日常的な荷物の積み下ろし頻度も考慮してください。
まとめ:用途別の最適解
デリカD5のベッドキットは価格帯と使い方によって選ぶ製品が変わります。以下の目安を参考に、自分の使い方に合ったモデルを選んでください。
- 予算を抑えたい: NEWTRAIL ベッドキットLITE(39,300円)→ 日本製アルミフレームを3万円台で入手できます。マットを別途用意する前提で選んでください
- 手軽に設営・撤収したい: MAULBEERE OA011(59,400円)→ 3〜5分で完成。収納もコンパクトで荷室を有効活用できます
- バランス重視でよく使う: MADLYS ベッドキット(54,780円)→ 工具不要・100kg耐荷重・ウレタン25mm入り。追加購入なしでそのまま使えます
- 8人乗りオーナー: MGR Customs ロータイプ(52,800円)→ 8人乗り専用設計で確実なフィット感。日本製の安心感もあります
- 本格的に車中泊したい: NEWTRAIL ロングPRO HD(96,800円)→ 常設・フルフラット・高剛性フレーム。週に何度も使う本格派向けです
ベッドキット選びで失敗しやすいのは「7人乗り/8人乗りの確認忘れ」と「ウレタンの有無の見落とし」です。購入前に車検証でグレードを照合し、寝心地を重視するならウレタン入りモデルかマットの併用を検討してください。
デリカD5は車中泊に向いたボディサイズを持つ数少ないミニバンです。シート構造の都合でフラット化が難しい車種でも、ベッドキットを使えば段差をきれいに解消できます。購入コストは3万円台〜10万円前後と幅がありますが、車中泊の回数が増えるほど投資対効果が高まります。ベッドキットで就寝環境を整えれば、山岳の山頂近くや海沿いのロケーションでも快適に泊まれます。自分の使い方に合った製品を選んで、デリカD5の車中泊をさらに充実させてみてください。
デリカD5のカスタムは就寝環境だけではありません。ホイールやタイヤのアップグレードで走破性をさらに高めることもできます。デリカD5のホイールおすすめ記事やデリカD5のタイヤ比較記事もあわせて参考にしてください。

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