ヴェルファイアANH20WのLEDおすすめ|バルブ規格表付き

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納車から十年以上が経った20系ヴェルファイアは、室内灯だけが電球色のままぼんやりと灯り、夜の乗り降りで足元が見えにくい車両が目立ちます。ANH20W のLED化は、ルームランプなら内張り剥がし一本で終わる作業です。一方でフォグランプは前期と後期でバルブ規格そのものが変わるため、型式だけを頼りに注文すると買い直しになります。箇所ごとの規格を先に一枚の表で押さえておけば、室内から外装まで手戻りなく進められます。

目次

ANH20W の灯火別バルブ規格早見表

20系ヴェルファイア(2008年5月〜2015年1月)の純正HID仕様車を基準にした、箇所別のバルブ規格です。電球メーカーの車種別適合表と、20系(ATH2#/ANH2#/GGH2#)のバルブ適合表で内容が一致した値をまとめています。

箇所 バルブ規格 消費電力の目安
ヘッドライト ロービーム D4S(HID) 42V35W
ヘッドライト ハイビーム HB3(9005) 12V65W
フォグランプ(前期) HB4(9006) 12V55W
フォグランプ(後期) H11 ―
ポジション(車幅灯) T10 12V5W
ウインカー(前・後) T20 ピンチ部違い アンバー ―
バックランプ T16 12V16W
ナンバー灯 T10 12V5W
ルームランプ(フロント) T10 12V8W
ルームランプ(ミドル) T10 12V8W
ルームランプ(リア・ラゲッジ) T8×28 12V5W

同じ ANH20W でも、フォグランプだけは年式で規格が分かれます。 グレードや仕様で異なる箇所もあるため、発注前に現車のバルブを一本抜いて実物を見比べるのが一番早い確認方法です。

前期と後期で変わるのはフォグランプ

20系は2011年11月のマイナーチェンジを境に、前期(H20.5〜H23.10)と後期(H23.11〜H26.12)に分かれます。このとき、HID仕様車のフォグランプが前期の HB4(9006)から後期の H11 へ変更されました。ヘッドライトのロービーム(D4S)とハイビーム(HB3)は前期・後期を通して共通です。

ANH20W という型式は前期にも後期にも存在します。つまり型式を伝えただけではフォグの規格は決まりません。車検証の初度登録年月を見て、前期か後期かを先に確定させてから注文します。

ルームランプは T10 と T8×28 が混在する

室内灯は一種類ではありません。フロントとミドルが T10、リア(ラゲッジ)が T8×28 と、二種類の規格が同じ車内に同居しています。T8×28 は両端が尖った筒状のフェストン球で、T10 のウェッジ球とは形も差し方も違います。

市販のセット品は、この混在をあらかじめ織り込んで組まれています。単品でバラ買いすると規格を間違えやすいため、車種専用セットを選ぶほうが失敗が少なくなります。

室内をLED化する|ルームランプセットの選び方

ANH20W のLED化で費用対効果が最も分かりやすいのが室内灯です。純正の電球色から白色LEDへ替えると、夜間の荷室やセカンドシート足元の見え方が変わります。20系専用として売られているセットは、上の表の T10 と T8×28 を必要な数だけ組み合わせた構成になっています。

ヴェルファイア/アルファード 20系 LEDルームランプ 15点フルセット(ANH20W 対応)

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車種専用セットは、純正の灯数と規格に合わせて球が同梱されるため、規格を一つずつ調べる手間がかかりません。単品購入と違い、T8×28 のフェストン球を買い忘れてリアだけ電球色のまま残る、という失敗が起きません。

セットの点数は自分の車の装備で決まる

「15点」「13点」「11点」と点数の違うセットが並ぶのは、20系の室内灯の数がグレードとオプションで変わるためです。ムーンルーフの有無、バニティミラーの有無、カーテシランプの有無で、必要な球の数と場所が変わります。

点数の多いセットは最大構成の車両を想定しています。装備の少ない車両に取り付けると球が余りますが、足りないよりは扱いやすい状態です。注文前に室内灯を実際に数え、どの場所に何個あるかをメモしておくと、届いてから迷いません。

色温度(ケルビン)の見方

色温度は数値が大きいほど青白い光になります。純正のハロゲン球は黄色みのある電球色で、白色LEDに替えると同じ車内でも印象が大きく変わります。

数値だけで最も白いものを選ぶと、想像より青く感じることがあります。20系の内装は黒基調のため、白色系のLEDでも十分に明るさの変化を体感できます。青みの強い光は落ち着かない印象になりやすいので、内装色との相性で決めるのが無難です。

純正球との消費電力と発熱の違い

純正のルームランプは、フロントとミドルが 12V8W、リアが 12V5W、ナンバー灯が 12V5W です。LEDに置き換えると、同等以上の明るさを保ちながら消費電力が下がります。

消費電力が下がると、ドアを開けたまま作業する場面でのバッテリー負担が軽くなります。発熱も小さくなるため、天井側の樹脂レンズが長時間の点灯で焼けにくくなる点も、10年選手の20系では効いてきます。

外装をLED化するときの車検条件

室内灯と違い、外装の灯火は保安基準の対象です。道路運送車両の保安基準の細目を定める告示に、色と明るさの条件が具体的に定められています。白色以外を選んだ時点で車検に通らない灯火があります。

車幅灯(ポジション)は白色・光源5〜30W

細目告示 第123条は、車幅灯について「車幅灯の灯光の色は、白色であること」と定めています。あわせて「夜間にその前方300mの距離から点灯を確認できるもの」であることと、平成18年1月1日以降に製作された自動車では「光源が5W以上30W以下で照明部の大きさが15cm2以上」であることが条件とされています。

20系のポジションは T10 です。青色や青白さを強調したLEDは、この白色要件に触れます。

番号灯は白色・後方20mから確認できること

細目告示 第205条は、番号灯について「番号灯の灯光の色は、白色であること」と定め、さらに「夜間後方20mの距離から自動車登録番号標(中略)の数字等の表示を確認できるもの」であることを求めています。番号灯試験器で計測した番号標板面の照度が30lx以上であれば、この基準に適合するものとされています。

ナンバー灯も T10 で、ルームランプセットに同梱される場合があります。室内用のつもりで青白い球をナンバー灯に回すと、基準に触れる可能性があります。

ヘッドライトはロービーム測定で6,400cd以上

車検の前照灯検査はロービームでの測定に一本化されており、車検・整備系の解説によれば1灯あたり6,400カンデラ以上が合格の目安とされています。灯光の色は白色です。

明るさの数値を満たしても、配光(光の当たり方とカットラインの出方)が崩れていれば不合格になります。ヘッドライトのLED化は、ポジションやルームランプとは難易度が別物です。

ヘッドライト・フォグをLED化するときの注意点

外装のLED化は、箇所ごとに難易度と注意点が変わります。手を出しやすい順に並べると、ナンバー灯・ポジション・バックランプ、次にフォグ、最後がヘッドライトです。

純正HID(D4S)からの置き換え

20系のロービームは純正HIDの D4S です。ハロゲンからのLED化とは前提が違い、バラストとイグナイターが車両側に残ります。D4S対応をうたうLEDバルブは製品ごとに配線の扱いが異なり、配光が純正設計から外れると光量が出ていても配光検査で落ちます。

「以前より暗くなった」という理由でLED化を検討している場合、原因がHIDバルブの経年劣化であることも多く、純正同等の新品 D4S バルブへ交換するだけで明るさが戻る場合があります。

フォグは前期HB4/後期H11を取り違えない

前期と後期でフォグ規格が変わる点は、20系のLED化で最もつまずきやすい部分です。前期は HB4(9006)、後期は H11 で、この2つは物理的に互換しません。 中古車で購入した個体は前後期の判断が付きにくいため、車検証の初度登録年月で判定します。

フォグランプ(前部霧灯)の灯光の色は白色または淡黄色に限られます。青色系のフォグは基準から外れます。

バックランプ(T16)とウインカー(T20)

バックランプは T16 で、灯光の色は白色です。純正の 12V16W からLEDへ置き換えると、後退時の後方視界とバックカメラの映りが改善します。

ウインカーは前後とも T20 のピンチ部違いアンバーです。LED化すると車両側の消費電力が下がり、球切れと判定されて点滅が速くなる(ハイフラ)現象が起きます。ICウインカーリレーへの交換か、抵抗の追加が前提になります。

ルームランプLEDの取り付け手順

工具は内張り剥がし(樹脂ヘラ)が一本あれば足ります。多くの車種専用セットには樹脂ヘラが付属します。作業前にエンジンを切り、室内灯のスイッチをドア連動から切り離しておくと、点きっぱなしを避けられます。

レンズを外して純正球を抜く

マイナスドライバーを直接差し込むとレンズに白い傷が残ります。樹脂ヘラをレンズの合わせ目に差し込み、爪を順に起こして外します。純正球は電源を切った直後だと熱を持っているため、少し冷ましてから抜きます。

極性を合わせて点灯確認する

T10 のLEDには極性があります。差し込んで点灯しない場合、不良品ではなく極性が逆なだけです。180度回して差し直せば点灯します。 T8×28 のフェストン球も同様に極性を持つ製品があります。

全灯を確認してからレンズを戻す

一箇所ずつレンズを戻すのではなく、全ての球を差し終えてからまとめて点灯確認をします。ドアを開けた状態で全灯が点くこと、ドアを閉じて数秒後に消灯することを見てから、レンズを順に嵌め直します。

LED化でよくある失敗

  • 点数だけを見てセットを選び、装備違いで球が余る、あるいは足りない
  • 前期の車両に後期用の H11 フォグを買ってしまう(逆も同様)
  • 極性違いで点灯しないだけなのに、初期不良と判断して返品する
  • 外装に青色・青白系のLEDを入れ、車幅灯や番号灯の白色要件に触れる
  • ヘッドライトを配光の合わない製品に替え、光量は出ているのに配光で不合格になる

よくある質問

ANH20W と ANH25W で LED の適合は変わりますか

バルブの適合表は ANH2#/GGH2# をまとめて扱っており、20W と 25W で規格が分かれてはいません。末尾の数字は駆動方式の違いで、灯火のバルブ規格には影響しません。適合を分けるのは前期か後期かという年式の区分で、具体的にはフォグランプの HB4 と H11 です。

ルームランプを LED にすると車検に落ちますか

室内灯は、車幅灯や番号灯のように灯光の色と明るさが個別に定められた灯火ではありません。白色のLEDルームランプへ交換したことを理由に車検で不合格になることは通常ありません。ただし細目告示は、灯火の光が運転操作を妨げるものでないことを求めています。極端に明るい球でフロントガラスに光が映り込む状態は避けます。

純正HIDのまま、フォグランプだけ LED にしてもよいですか

問題ありません。ロービームの純正HID(D4S)はそのままで、フォグだけを交換できます。前期は HB4、後期は H11 という規格の一致だけを守ります。前部霧灯の灯光の色は白色または淡黄色に限られるため、青色系の製品は選ばないようにします。

LED に替えたら球切れ警告やハイフラが出ました

LEDは純正の白熱球より消費電力が小さいため、車両側が「球が切れた」と判定することがあります。ウインカーであれば ICウインカーリレーへの交換か抵抗の追加、その他の灯火であれば警告キャンセラーを内蔵した製品を選ぶことで解消します。製品説明にキャンセラー内蔵の記載があるかを、購入前に見ておきます。

まとめ

ANH20W のLED化は、箇所ごとの規格を先に押さえるかどうかで結果が変わります。室内灯はフロント・ミドルが T10、リアが T8×28 の混在構成で、車種専用セットを選べば規格の取り違えは起きません。外装は、ロービームが D4S、ハイビームが HB3、ポジションとナンバー灯が T10、バックランプが T16 と決まっています。

年式で分かれるのはフォグランプだけです。前期(H20.5〜H23.10)は HB4、後期(H23.11〜H26.12)は H11 で、車検証の初度登録年月から判定します。外装は白色要件が保安基準で定められているため、青みの強い製品を選ばないことが、そのまま車検対策になります。まず室内灯から手を付け、外装は規格を一つずつ確定させながら進めるのが、遠回りに見えて一番早い道筋です。

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この記事を書いた人

車種別パーツ適合情報サイト「パーツ選び.com」の編集部。タイヤサイズ・エンジンオイル量・ワイパー適合・フィルター型番など、2,400本以上の記事と全80車種対応の早見表を公開中。適合値はメーカー公式の諸元・取扱説明書や部品メーカーの公式適合表で確認したものを優先し、確認できない数値は載せない方針で運営しています。

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