更新日:2026年3月
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この記事はアルトワークス HA36S向けの内容です。アルト HA36S(NA車)とは適合が異なるためご注意ください。
結論:アルトワークス HA36S マフラー おすすめ5選
アルトワークス HA36Sのマフラー交換を検討する際、判断の分かれ目は「2WD/4WDの適合区分」と「価格対性能バランス」の2点です。R06Aターボエンジン搭載車の排気特性を活かせる製品を、スペック数値で比較して5製品に絞りました。
40,150円のロッソモデロから81,778円の柿本改まで、価格差は約2倍です。素材・テールエンド形状・近接排気騒音値に明確な違いが出ます。数値ベースで自分の優先順位に合う1本を選んでください。
結論を先に述べると、2WDオーナーにはフジツボ RIVIDが排気効率・価格・サウンドの総合力で一歩リードしています。4WDオーナーにはロッソモデロ COLBASSO Ti-Cが価格・入手性の両面で有利です。駆動方式を問わず選びたい場合はHKS クールスタイルIIが唯一の2WD/4WD両対応品です。
スペック比較表で5製品を一覧チェック
| 製品名 | 税込価格 | 適合 | 素材 | テールエンド | 車検対応 |
|---|---|---|---|---|---|
| フジツボ RIVID | 55,533円 | 2WD | ステンレス(SUS304) | 焼色チタンカラー φ89.1 | 対応 |
| ロッソモデロ COLBASSO Ti-C | 40,150円 | 4WD 5MT | ステンレス+チタンカラー | チタンカラー φ89 | 対応 |
| HKS クールスタイルII | 53,349円 | 2WD/4WD | ステンレス | φ75 シングル 鏡面仕上げ | 対応 |
| HKS サイレントハイパワー | 69,978円 | 5MT | ステンレス | φ75 シングル | 対応 |
| 柿本改 GT box 06&S | 81,778円 | 2WD 5AT | ステンレス | センター出し φ80 | 対応 |
スペック比較で見ると、ロッソモデロが唯一の4WD専用設計です。価格も最安値帯に位置します。2WDオーナーはフジツボ・HKS・柿本改から選ぶ形になります。
5製品の中で唯一センター出しレイアウトを採用しているのが柿本改 GT box 06&Sです。リアビューの印象を大きく変えたい場合は注目してください。テールエンド径はφ75〜89.1の範囲で、大きいほど視覚的なインパクトが増します。
価格帯を3段階に分けると、エントリー(40,000円台)がロッソモデロ、ミドル(53,000〜56,000円)がフジツボとHKS クールスタイルII、ハイエンド(70,000〜82,000円)がHKS サイレントハイパワーと柿本改という構成です。予算に応じた選択がしやすい分布になっています。
なぜマフラー交換を検討するのか — HA36Sオーナーの背景
アルトワークス HA36Sは660cc R06Aターボを搭載しています。最高出力64ps/6,000rpm、最大トルク10.2kgm/3,000rpmを発生するエンジンです。軽自動車の64ps自主規制枠いっぱいのスペックを持つスポーツグレードとして、2015年の復活以来根強い支持を集めています。
純正マフラーは消音性を最優先に設計されています。排気抵抗が大きい多段膨張式サイレンサーを採用しており、ターボエンジンの排気ポテンシャルを十分に引き出せていない状態です。660ccのターボエンジンは排気量が小さいぶん、排気系の抵抗が出力特性に与える影響が大排気量車よりも大きくなります。
ターボ車ならではの排気チューニングの効果
ターボエンジンは排気側の抜けが良くなると、タービンの回転効率が数%向上します。これはタービン出口からテールエンドまでの排気抵抗が減ることで、排気ガスの流速が上がるためです。
体感としてはアクセルレスポンスの改善が顕著です。ブースト立ち上がりまでの時間が短縮され、中間加速がスムーズになります。数値としては1〜3ps程度の出力向上ですが、軽量なアルトワークス(車両重量670〜740kg)ではパワーウェイトレシオへの影響が大きくなります。
サウンド面の変化
純正マフラーの排気音量は法規制値を大幅に下回る水準に設定されています。静粛性は高いものの、ターボ車特有の排気パルスを感じにくい設計です。
社外マフラーに交換すると、近接排気騒音で5〜10dBの音量増加が見込めます。この範囲であれば保安基準の96dB以下に収まるため、車検も問題ありません。低回転域は控えめで、回転数の上昇に応じてサウンドが強調される特性の製品が多いです。特にR06Aターボのブースト圧がかかる2,500rpm以上では、排気パルスが力強くなりスポーティな印象が増します。
重量軽減の効果
純正マフラーはスチール製で重量が8〜10kg前後あります。ステンレス製の社外マフラーは5〜7kgの範囲で、2〜3kgの軽量化が実現します。
リアオーバーハングの重量が減ることで、旋回時の慣性モーメントが小さくなります。サーキットやワインディングを走るオーナーにとって、このリア荷重の変化は体感できる差です。アルトワークスは車両重量670kg(2WD・MT)と軽量なため、2〜3kgの軽量化でもパワーウェイトレシオの改善率は0.3〜0.5%になります。
マフラー交換と併せて外装カスタムを検討しているなら、リアビューの統一感を出すためにアルトワークス エアロパーツの比較記事もあわせて確認してみてください。
適合・車検・取り付けの前提条件
HA36Sのマフラー選びで見落とせないのは、駆動方式による配管レイアウトの違いです。購入前の型式確認を怠ると、物理的に取り付けできない事態になります。
2WD(FF)と4WDの配管差
2WD(FF)モデルはリアにドライブシャフトがありません。マフラーの取り回しに自由度があり、センター出し・左出しのレイアウトも選択できます。テールエンドの位置やデザインの選択肢が広い点が2WDの利点です。
4WDモデルはリアデフとドライブシャフトが存在します。排気管の通る経路が物理的に制限されるため、右側出しのみのレイアウトに限定されます。2WD用マフラーを4WDに装着することは構造上不可能です。
この違いを把握しないまま購入すると返品が発生します。車検証の「駆動方式」欄を事前に確認してください。
ミッション別の適合差
5速MT車と5AGS(オートギヤシフト)車でもマフラーの適合が分かれます。AGS車はミッション形状がMTと異なるため、排気管の取り回し角度に差が出る場合があります。
本記事の5製品で見ると、柿本改 GT box 06&Sが2WD・5AGS専用設計です。MT車には装着できません。購入前に車検証の「型式」と「変速機の型式」を照合してください。
車検対応の基準
近接排気騒音の保安基準値はHA36S(DBA型式)で96dB以下です。本記事で紹介する5製品は全て保安基準適合品です。ただし経年劣化やガスケット不良で数値が変動する可能性があるため、車検前に音量測定の実施を推奨します。
| 基準項目 | 規制値 | 備考 |
|---|---|---|
| 近接排気騒音 | 96dB以下 | DBA型式の基準値 |
| 加速走行騒音 | 型式認定値以下 | 車種ごとの認定値に準拠 |
| 排出ガス | 触媒より下流のため影響なし | マフラー交換では変動しない |
「JASMA認定品」のラベルがある製品は、第三者機関による騒音検査を通過しています。認定がない場合でも「保安基準適合」とメーカーが明示していれば車検に通る設計です。
年式・グレードの確認
HA36Sのアルトワークスは2015年12月〜2021年12月の生産車です。前期・後期での排気系の変更はありませんが、購入する社外マフラーの適合年式を確認しておくと安心です。
グレードは「ベース」の1グレードのみですが、2WD/4WD・5MT/5AGSの4パターンが存在します。この4パターンのうち、どれに該当するかを把握しておくことがマフラー選びの出発点です。
車検証の「型式」欄に「DBA-HA36S」と記載されていることを確認してください。同じHA36型番でもアルトターボRS(2WD・NA車)は排気管の径や取り回しが異なる場合があります。アルトワークスとアルトターボRSは多くのマフラーメーカーが共通適合としていますが、一部の製品はワークス専用設計です。注文前にメーカーの適合表を照合しておくと確実です。
各製品の詳細スペックとレビュー
フジツボ RIVID — ストレート構造で抜けと音質を両立
フジツボ RIVIDはストレート構造を採用し、排気抵抗を最小限に抑えた設計です。メインパイプ径はφ50.8で、純正のφ42.7前後と比較して約19%の拡大です。この口径差が排気流速の向上に直結します。
テールエンドは焼色チタンカラーのφ89.1です。リアバンパー下から視認できるサイズ感で、外観の変化が分かりやすい仕上がりです。重量は純正比で約2.5kgの軽量化を実現しています。
音質は中低音域が強調されるチューニングです。アイドリング時は純正に近い音量で、回転数が3,000rpmを超えるあたりから排気パルスを感じるサウンドに変わります。住宅街での始動時に気を使わなくて済む設計です。
定価69,278円に対してAmazon実売が55,533円です。20%OFFの水準であり、このクラスのフルステンレスマフラーとしてはコストパフォーマンスに優れた1本です。フジツボは国内マフラーメーカーの老舗で、品質管理と保安基準適合の信頼性が高いブランドです。
素材はSUS304ステンレスを採用しています。SUS304は耐食性に優れたオーステナイト系ステンレスで、塩害地域でも腐食リスクが低い素材です。
ロッソモデロ COLBASSO Ti-C — 4WD専用で40,150円の好コスパ
4WD・5MT車オーナーにとって選択肢が限られる中、ロッソモデロ COLBASSO Ti-Cは貴重な4WD専用設計です。税込40,150円は本記事で紹介する5製品中の最安値になります。
チタンカラーのテールエンドはφ89で、視覚的なインパクトがあります。素材はステンレスにチタンカラー仕上げを施した構造で、耐腐食性にも配慮された設計です。
新基準対応(平成22年4月1日以降生産車の騒音規制)を謳っており、車検は問題なく通過する設定です。ロッソモデロは国産マフラーブランドとして知名度があり、溶接品質に定評があります。
サウンドは低中音域を意識したチューニングで、4WDのリア配管レイアウトに合わせた排気脈動の調整が施されています。アイドリング時の音量は控えめで、日常使いに支障が出ないレベルです。
取り付けはボルトオン方式のため、溶接や切断は不要です。付属のガスケットとフランジボルトで交換が完結します。
在庫は「残り1点」の表示が出ています。4WDオーナーで検討中なら早めの判断を推奨します。
HKS クールスタイルII — 静粛性と見た目のバランス型
HKS クールスタイルIIは、静粛性を重視しつつスポーティな外観を確保した設計です。テールエンドはφ75シングルで控えめなサイズ感ですが、鏡面仕上げで存在感があります。
2WDと4WDの両方に適合する点が最大の強みです。他社製品は2WD専用または4WD専用が多い中、駆動方式を問わず選べる汎用性は見逃せません。購入後に「自分の車に合わなかった」というリスクが低い点で安心感があります。
税込53,349円は中間価格帯に位置します。音量・外観・適合範囲のバランスを取りたいオーナーに向いた1本です。
内部構造はHKS独自の消音設計を採用しています。アイドリング時と低回転域での室内こもり音を抑制しつつ、中高回転域ではスポーティなサウンドが楽しめる二面性が持ち味です。
素材はステンレスで、テールエンドの鏡面仕上げは研磨で光沢を出した加工です。経年での変色が少なく、長期間にわたって外観を維持できます。
定期的なオイル管理もエンジンコンディションに直結します。マフラー交換で排気効率を上げるなら、アルトワークスのオイル交換ガイドも参考にしてください。
HKS サイレントハイパワー — 5MTオーナー向けのハイエンドモデル
HKS サイレントハイパワーは「静かさ」と「パワー」を高い次元で両立するコンセプトの上位モデルです。内部構造に独自のサイレント機構を採用しており、アイドリング時の室内騒音を大幅に抑えています。
5MT車専用の設定です。排気脈動に合わせたパイプ径の最適化が施されています。高回転域で排気が素直に抜けるため、ワインディングでのフィーリング改善を体感できる設計です。
税込69,978円はやや高価格帯です。しかしHKSの排気系チューニング技術が凝縮された1本と言えます。サーキットでのスポーツ走行と日常の通勤をどちらもこなしたいオーナーに適した製品です。
パイプ径やサイレンサー内部構造の最適化により、ターボラグの低減にも寄与します。特に2,500〜4,500rpm付近のトルクバンドで排気の抜けが良くなり、加速フィーリングの向上を感じられます。
テールエンドはφ75シングルで、クールスタイルIIと同径です。外観は控えめですが、サウンドの質感が異なります。サイレントハイパワーの方が高回転域での抜け感が強く、回すほどに排気音が気持ちよく伸びる特性です。
柿本改 GT box 06&S — 重低音サウンドと静粛性の共存
柿本改 GT box 06&Sは、2WD・5AGS(オートギヤシフト)車専用のセンター出しマフラーです。リアビューの印象が左右対称になるレイアウトで、見た目の変化が大きい製品です。
サウンドは柿本改が得意とする低音チューニングです。アイドリング時は控えめでありながら、加速時に太い排気音が響きます。室内へのこもり音を抑える設計が施されており、長距離移動でもストレスが少ない仕上がりです。
税込81,778円は5製品中の最高価格帯です。センター出しレイアウト・独自の音質設計・柿本改ブランドの品質管理を考慮すると、AGS車オーナーにとっては貴重な選択肢です。
テールエンドはφ80のシングル出しです。センター配置のため左右バランスが均等になり、リア全体の見た目がまとまります。仕上げは鏡面ポリッシュで、経年劣化が少ない加工です。
柿本改はマフラーメーカーとして50年以上の歴史があります。溶接品質・素材選定・音質チューニングの精度は国内トップクラスです。特にGT boxシリーズは「静かさの中に太さがある」サウンドで知られています。
AGS車はクラッチ操作が自動のため、シフトチェンジ時の排気変動がMTとは異なります。柿本改はこのAGS特有の排気パルスに合わせた内部構造の調整を行っており、変速時のトルク変動を滑らかに処理する設計です。
純正マフラー vs 社外マフラーの比較
純正マフラーと社外マフラーの差をスペック数値で整理します。
| 比較項目 | 純正マフラー | 社外マフラー(平均) | 差 |
|---|---|---|---|
| 重量 | 約8〜10kg | 約5〜7kg | 20〜30%軽量化 |
| パイプ内径 | φ42.7前後 | φ50.8前後 | 約19%拡大 |
| 近接排気騒音 | 85dB前後 | 90〜95dB | 5〜10dB増加 |
| テールエンド径 | φ50前後 | φ75〜89.1 | 50〜78%拡大 |
| 素材 | スチール | ステンレス(SUS304等) | 耐腐食性向上 |
数値上の差で注目すべきは、パイプ内径の拡大による排気効率の向上です。φ42.7からφ50.8への拡大は断面積で約42%の増加に相当します。排気ガスの流速が上がり、ターボ効率の改善に寄与します。
素材の違いも見逃せません。スチール製の純正は経年で腐食が進みやすく、融雪剤を使う地域では数年で穴が開くケースも報告されています。ステンレス製の社外マフラーは耐久性で大きな優位があります。
近接排気騒音の5〜10dB増加は、保安基準の96dB以下に十分収まる範囲です。日常使いで近隣に迷惑がかかるレベルではありません。dBは対数スケルのため、10dBの増加は体感上「少し音が大きくなった」程度の変化です。早朝・深夜の暖機運転で周囲に配慮する程度で済みます。
カスタム全体のコスト感をつかみたい場合は、アルトワークスのカスタム費用まとめが参考になります。
失敗しないマフラーの選び方
選び方の3つの軸
マフラー選びで迷ったときは、以下の3軸で優先順位を付けると判断がしやすくなります。
軸1: 駆動方式(2WD/4WD) — これが最初のフィルターです。4WDの場合は適合品が限定されるため、先に対応製品を絞り込んでください。
軸2: 予算帯 — エントリー(40,000円台)・ミドル(53,000〜56,000円)・ハイエンド(70,000〜82,000円)の3段階で、自分の許容範囲を決めてください。
軸3: 音質の方向性 — 低音重視(柿本改)・バランス重視(フジツボ)・静粛重視(HKS)の3パターンから好みを選んでください。音質は個人の感覚に左右される要素が大きいため、みんカラ等のオーナーレビューやYouTubeのサウンド動画を事前に確認しておくと失敗を減らせます。
本記事のおすすめ選定基準
本記事では以下の基準で製品を選定しています。
- HA36S(DBA型式)への適合がメーカー確認済み — 2WD/4WD・MT/AGS別に適合を明記している製品のみ採用
- 車検対応品(保安基準適合)を優先 — 近接排気騒音96dBを下回る製品に限定
- 税込40,000〜82,000円の実売価格帯 — Amazon実売価格を基準に、極端な高額品や低品質品を除外
- 国内メーカー品で品質管理が確認できる製品 — フジツボ・HKS・柿本改・ロッソモデロの4社に限定
- Amazon在庫確認済み(2026年3月時点) — 入手性が極端に悪い製品は除外
購入前に確認すべき注意点
以下に該当する場合は、この記事の製品が合わない可能性があります。
- 4WD車のオーナー — 本記事の5製品中、4WD適合はロッソモデロ COLBASSO Ti-CとHKS クールスタイルIIの2製品のみです。選択肢をさらに広げたい場合は、HKS リーガマックススポーツ(60,135円・4WD専用)も候補に入れてください。
- DIY経験がない方 — マフラー交換はリフトアップ環境が前提です。14mmソケット・トルクレンチ等の工具も必要です。カー用品店への取り付け依頼(工賃8,000〜15,000円前後)も検討してください。
- 5AGS車のオーナー — AGS車専用設計は柿本改 GT box 06&Sのみです。MT用マフラーをAGS車に装着すると、排気干渉やガスケット不良の原因になる場合があります。
取り付け難易度と必要工具
マフラー交換の作業手順と必要工具を整理します。
作業手順(概要)
- 車両をフロアジャッキで持ち上げ、リジッドラックで安定させる
- 吊りゴム(ハンガーラバー)を専用リムーバーまたは潤滑剤で外す
- フランジ接続部のボルト2本(14mm)を緩めて古いマフラーを取り外す
- フランジ面を清掃し、ガスケットを新品に交換する(社外マフラーに付属する場合が多い)
- 社外マフラーを仮止めし、テールエンドの位置を上下左右で調整する
- 本締め(トルク値はメーカー指定に従う。一般的に25〜35Nm)
- 吊りゴムを取り付けてエンジンを始動し、排気漏れがないか確認する
必要工具
| 工具 | サイズ | 用途 |
|---|---|---|
| ソケットレンチ | 14mm | フランジボルト脱着 |
| トルクレンチ | 25〜35Nm対応 | 本締め |
| CRC 5-56(浸透潤滑剤) | — | 固着ボルトの緩め補助 |
| フロアジャッキ | 2t以上 | 車両のリフトアップ |
| リジッドラック | 2t以上 | 車両の安全な保持 |
| マフラーハンガーリムーバー | — | 吊りゴム外し(任意だがあると作業が楽) |
作業時間の目安
慣れた方で30〜40分、初めての方で60〜90分が目安です。ボルトの固着がひどい場合はさらに時間がかかります。浸透潤滑剤を事前に塗布して15分ほど浸透させておくと、ボルト外しがスムーズです。
注意すべきポイント
フランジガスケットの再利用は推奨しません。ガスケットが潰れた状態で再組み付けすると排気漏れの原因になります。社外マフラーに付属していない場合は、別途純正ガスケットを用意してください。スズキ純正のガスケットは1枚500〜800円程度で入手できます。
本締め時のトルク管理も重要なポイントです。締め付けが弱いと排気漏れが発生し、強すぎるとフランジやボルトの変形を招きます。メーカー指定のトルク値(多くは25〜35Nm)に従い、トルクレンチを使った正確な締め付けを行ってください。
吊りゴム(ハンガーラバー)は経年で硬化している場合があります。無理に引っ張ると千切れるため、潤滑剤を塗ってから作業してください。劣化がひどい場合は新品に交換するのが確実です。
マフラー交換後に異音が発生した場合は、排気漏れやハンガーの接触を疑ってください。アルトワークスの異音診断ガイドで原因の切り分け方法を解説しています。
よくある質問(FAQ)
Q1. HA36Sの2WDと4WDでマフラーは共用できますか?
共用できません。2WDと4WDではリア周りの配管レイアウトが根本的に異なります。4WDにはリアデフとドライブシャフトが存在するため、物理的に取り付けが不可能です。HKS クールスタイルIIのように2WD/4WD両対応の製品もありますが、型番が別になっている場合があるため、購入時に駆動方式を指定してください。
Q2. マフラー交換で馬力は上がりますか?
マフラー単体での馬力アップは1〜3ps程度です。排気抵抗の低減によりタービン効率がわずかに向上しますが、体感としてはアクセルレスポンスの改善が中心です。数値としての最高出力よりも、中間域のトルク特性の変化に注目してください。本格的なパワーアップにはECUチューニングやタービン交換が別途必要です。
Q3. 車検に通らないマフラーの見分け方は?
「JASMA認定品」または「保安基準適合」の記載があるかを確認してください。近接排気騒音96dBがHA36S(DBA型式)の基準値です。競技専用品には「公道使用不可」の表記があります。その記載がある製品は車検に通りません。触媒を除去するタイプ(ストレートパイプ等)も公道走行は不可です。
Q4. 近接排気騒音の測定値の目安はどのくらいですか?
社外マフラーの近接排気騒音は90〜95dBの範囲に収まる製品が大半です。保安基準の上限96dBに対して1〜6dBの余裕があります。ただし、ガスケット劣化や接合部のゆるみで数値が上昇する場合があります。車検前の事前測定を推奨します。カー用品店で騒音測定を依頼すると1,000〜3,000円程度です。
Q5. マフラー交換の工賃相場はいくらですか?
カー用品店やディーラーでの交換工賃は8,000〜15,000円が相場です。ボルトの固着がひどい場合や、追加の切断加工が必要な場合は追加料金が発生します。事前に取り付け方法を確認してから依頼するのが確実です。持ち込み取り付けに対応していない店舗もあるため、事前の電話確認を推奨します。
Q6. 社外マフラーから純正マフラーに戻すことはできますか?
ボルトオン交換の製品であれば、純正マフラーに戻すことが可能です。本記事で紹介した5製品は全てボルトオン対応のため、純正復帰が可能です。ただし純正マフラーの切断が前提の製品(本記事では該当なし)を選んだ場合は元に戻せません。純正マフラーは処分せず保管しておくことを推奨します。
Q7. マフラー交換後にエンジンチェックランプが点灯しますか?
HA36Sの場合、触媒より下流の交換(リアピース交換)ではO2センサーに影響しないため、エンジンチェックランプが点灯することは通常ありません。本記事の5製品は全てリアピース交換タイプです。フロントパイプやセンターパイプも同時交換する場合はセンサー位置に注意してください。
Q8. マフラーの寿命はどのくらいですか?
ステンレス製の社外マフラーは、通常の使用条件で10年以上の耐久性があります。スチール製の純正マフラーが5〜8年程度で腐食が進むのに対し、SUS304ステンレスは錆に強い素材です。融雪剤を多用する地域でも、下回り洗車を定期的に行えば長持ちします。
まとめ — スペック数値で選ぶアルトワークスのベストマフラー
アルトワークス HA36S用マフラーは、まず駆動方式(2WD/4WD)で選択肢を絞り込みます。次に予算・音質・テールエンド形状の優先順位で1本に決めるのが合理的な手順です。
本記事で紹介した5製品の選び方を整理します。
- 2WDでコスパと音質のバランスを取るなら → フジツボ RIVID(55,533円)が総合力で一歩リード
- 4WDで車検対応品を探しているなら → ロッソモデロ COLBASSO Ti-C(40,150円)が最安かつ4WD専用設計
- 駆動方式を問わず静粛性を重視するなら → HKS クールスタイルII(53,349円)が唯一の2WD/4WD両対応品
- 5MTで高回転域の抜け感を求めるなら → HKS サイレントハイパワー(69,978円)のハイエンド設計
- AGS車でセンター出しにしたいなら → 柿本改 GT box 06&S(81,778円)が唯一の選択肢
全5製品が車検対応品のため、公道走行に支障はありません。予算と音質の好みに応じて選んでください。
なお、マフラー交換はアルトワークスのカスタムの中でも効果が実感しやすいメニューです。排気音の変化・リアビューの印象変更・わずかながらのパフォーマンス向上と、1パーツで3つの変化を得られます。エアロパーツや足回りのカスタムと比較しても、コスト対効果に優れたカテゴリーです。

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