更新日:2026年2月
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結論:JB64ジムニーのブローオフバルブはBLITZ BR リターンタイプがイチ押し
JB64ジムニーはR06A型ターボエンジンを搭載しており、社外ブローオフバルブを取り付けることでターボ特有の「プシュー」という開放音を楽しめます。純正のブローオフバルブでも基本的な機能は果たしていますが、社外品に交換することでサウンドの迫力やターボレスポンスの向上が期待できます。
ただし、ブローオフバルブには「大気開放式」と「リターン式」の2種類があり、車検への影響が大きく異なります。この記事では、JB64ジムニーに対応するブローオフバルブ4製品を、車検対応・価格・音質・取り付け性の観点から徹底比較します。
ブローオフバルブとは?仕組みと役割をわかりやすく解説
ブローオフバルブの基本的な仕組み
ブローオフバルブとは、ターボチャージャーで圧縮された空気の「逃がし弁」として機能する部品です。
ターボ車ではアクセルを踏んでいる間、タービンが空気を圧縮してエンジンに送り込んでいます。しかしアクセルを離すとスロットルバルブが閉じるため、圧縮された空気の行き場がなくなります。この圧縮空気がタービン側に逆流すると「サージング」と呼ばれる異常脈動が起こります。その結果、タービンブレードや軸受けにダメージを与えてしまいます。
ブローオフバルブはこの余剰圧力を瞬時に逃がすことで、タービンを保護する重要な役割を担っています。アクセルオフ時の「プシュー」「バシュー」という音は、まさにこの圧縮空気が放出される音です。
大気開放式とリターン式の違い
社外ブローオフバルブには大きく分けて2つのタイプがあります。
大気開放式は圧縮空気をそのまま外部に放出するタイプです。「プシュー」「バシュー」という迫力あるサウンドが楽しめる反面、エアフロセンサーで計測済みの空気が逃げるため空燃比(空気と燃料の比率)が狂います。その結果、排ガス中のCO(一酸化炭素)やHC(炭化水素)濃度が保安基準を超過する可能性があります。そのため車検には通りません。
リターン式(再循環型)は放出した空気をエンジンの吸気側に戻すタイプです。空燃比への影響がないため車検に対応しています。大気開放式ほどの迫力ある音は出ませんが、純正よりは明確にブローオフ音が楽しめます。
多くの社外ブローオフバルブは、ファンネルやキャップの交換で大気開放式とリターン式を切り替えられる設計になっています。サーキットでは大気開放式、公道ではリターン式という使い分けもできます。
JB64ジムニーのターボとブローオフバルブの関係
JB64ジムニーに搭載されるR06A型エンジンは660cc直列3気筒ターボで、最高出力64馬力を発生します。純正でもブローオフバルブは装備されていますが、音は車内からほぼ聞こえないレベルです。
社外ブローオフバルブに交換することで、アクセルオフ時にターボ車らしいサウンドが得られます。特にジムニーのようなオフロード走行も想定した車種では、ターボの過給圧管理がエンジン保護の面でも重要です。
JB64ジムニー用ブローオフバルブおすすめ4選
BLITZ スーパーサウンドブローオフバルブBR リターンタイプ(70786)— コスパと車検対応の両立
BLITZ(ブリッツ)のスーパーサウンドブローオフバルブBR リターンタイプは、42,680円(税込)というJB64対応ブローオフバルブの中では手頃な価格帯ながら、高い品質を備えた製品です。
アルミダイカスト製ボディにCNC精密加工を施し、ピストン動作のレスポンスとスムーズさを両立しています。ベンチュリ形状の最適化により流速を従来比17%向上させ、リターン式でありながらシャープなブローオフ音を実現しています。
ネジ式ファンネルの交換だけでリリースタイプ(大気開放式)への変更も可能なため、サーキットでの使用にも対応できる汎用性の高さが魅力です。
- 品番: 70786
- 価格: 42,680円(税込)
- 適合: JB64W / R06A ターボ / 2018年7月〜
- 車検: 対応(リターン式)
- 特徴: ファンネル交換でリリースタイプにも変更可能
TRUST GReddy ブローオフバルブ FV2 KIT(BFV2-715)— 老舗ブランドの信頼性
TRUST(トラスト)のGReddy ブローオフバルブ FV2 KITは、50,600円(税込)で販売されているJB64W専用キットです。チューニングパーツメーカーとして長年の実績があるTRUSTが手がけるブローオフバルブだけに、品質と信頼性には定評があります。
最大の特徴は「フローティングバルブ構造」を採用している点です。低ブースト時でも応答性が高く、リニアなスロットル操作にも正確に追従します。高ブースト時のリリーフ(意図しない圧力漏れ)を防ぎ、あらゆる走行条件で安定した動作を実現しています。
キットには専用アルミブローオフアダプター、リターンフランジ(19φ)、リターンホース、専用ブラケット、真空ホースが含まれており、大気開放・リターンの両方に対応しています。施工時間の目安は約1.5時間です。
- 品番: 11591218(BFV2-715)
- 価格: 50,600円(税込)
- 適合: 3BA-JB64W / R06A / 2018年7月〜
- 車検: リターン配管使用で対応
- 特徴: フローティングバルブ構造、リリース・リターン両対応
HKS スーパーSQV4(71008-AS015)— 最高峰の音質とレスポンス
HKSのスーパーSQV4は55,000円(税込)と本記事で紹介する中では最も高価格帯ですが、ブローオフバルブとしての性能は国内トップクラスです。
独自の「2段階シーケンシャルバルブ構造」と「差圧式制御システム」を採用しており、低過給域から高過給域まで幅広い範囲で繊細な圧力制御を実現します。また、「リリーフレス作動方式」によりターボ性能を最大限に引き出し、高周波でキレの良い作動音が特徴です。
サクションリターンキットが標準付属しているため、車検対応と音量調整ができます。アルミ削り出しのシルバーボディはエンジンルーム内での存在感も抜群で、ドレスアップ効果も期待できます。MT・AT共通で装着できるのも利点です。
- 品番: 71008-AS015
- 価格: 55,000円(税込)
- 適合: JB64W / R06A TURBO / 2018年7月〜 / MT・AT共通
- 車検: サクションリターンキット付属で対応
- 特徴: 2段階シーケンシャルバルブ構造、高周波のキレある音質
BLITZ スーパーサウンドブローオフバルブBR リリースタイプ(70686)— 迫力サウンド重視
BLITZ BRシリーズのリリースタイプ(大気開放式)は40,480円(税込)と、本記事で紹介する4製品中で最も手頃な価格設定です。
リターンタイプと同じアルミダイカスト製ボディ・CNC精密加工による高品質な造りに加え、大気開放ならではの迫力あるブローオフ音が最大の魅力です。ブラック特殊コーティングとレッドアルマイトによる耐食性と、エンジンルーム内で映えるデザインも好評です。
ただし、大気開放式のためそのままでは車検に通りません。車検時には別売りのリターンパーツセット(品番: 70886 / 8,800円(税込))を購入してリターン式に切り替えるか、純正バルブに戻す必要があります。このため、サーキット走行やイベント専用車両の方、または車検時の切り替え作業を手間と感じない方向けの選択肢といえます。
- 品番: 70686
- 価格: 40,480円(税込)
- 適合: JB64W / R06A ターボ / 2018年7月〜
- 車検: 非対応(別売リターンパーツセット 70886 / 8,800円(税込)で対応可)
- 特徴: 大気開放式で迫力サウンド、ブラック特殊コーティング
ブローオフバルブを選んだら、次に考えたいのがインタークーラーの強化です。ターボ車の性能を最大限に引き出すには、吸気温度を下げることも重要なポイントとなります。JB64ジムニーのインタークーラー強化で過給圧を効率よく活用する方法も参考にしてみてください。
ブローオフバルブのメリット・デメリット
メリット:ターボ保護からサウンドまで
ブローオフバルブを社外品に交換する主なメリットは以下の4点です。
1. ターボの保護と寿命延長 社外品のブローオフバルブは純正品よりもバルブの開閉レスポンスに優れており、サージングをより効果的に防止します。特に高ブースト仕様やスポーツ走行をする場合、強化型のブローオフバルブによるターボ保護効果は大きいです。
2. 加速レスポンスの向上 アクセルオフ後に再度アクセルを踏み込んだ際のレスポンスが向上します。タービンの失速を最小限に抑えることで、シフトアップ後の再加速がスムーズになります。
3. ターボ車ならではのサウンド 大気開放式では「プシュー」「バシュー」という迫力あるブローオフ音が楽しめます。リターン式でも純正より明確なサウンドが得られ、ターボ車に乗っている実感が増します。
4. エンジンルームのドレスアップ アルミ削り出しやアルマイト仕上げの社外ブローオフバルブは、エンジンルーム内のアクセントとして見映えが良くなります。
デメリット:車検問題とセッティングの注意点
一方、以下のデメリットも理解しておく必要があります。
1. 大気開放式は車検に通らない 前述の通り、大気開放式は排ガス基準を超過する可能性があるため車検不適合です。そのため、車検のたびにリターン式への切り替えや純正復帰の手間が発生します。
2. セッティング不良のリスク ブローオフバルブの開弁圧設定が合っていないと、アイドリング不安定や燃費悪化を招く場合があります。信頼できるメーカーの車種専用キットを選べばこのリスクは低いですが、汎用品を使う場合は十分な注意が必要です。
3. ノーマル車両での効果は限定的 エンジン本体が無改造の状態では、ターボ保護やレスポンス向上の実用的な効果は限定的です。主な恩恵はサウンドとドレスアップになります。一方、ブーストアップやECUチューニングを行っている車両では、強化ブローオフバルブの性能差がより顕著に現れます。
JB64ジムニーオーナーにとっての実際の恩恵
JB64ジムニーの場合、R06A型ターボエンジンのブースト圧は純正で約0.8kgf/cm2程度です。この過給圧帯では社外ブローオフバルブによるターボ保護効果は純正でも十分カバーできるレベルです。しかし、アクセルのオンオフが頻繁なオフロード走行やワインディングロードでは、レスポンスの違いを体感できるオーナーもいます。
最も大きな恩恵は「サウンド」です。ジムニーはターボ車であるにもかかわらず、純正状態ではブローオフ音がほとんど聞こえません。社外品に交換するだけで、アクセルオフ時に「プシュー」という音が車内にも届くようになります。その結果、運転の楽しさが格段にアップします。
ブローオフバルブと車検の関係 — 大気開放式は要注意
ブローオフバルブの車検における扱いは、タイプによって明確に分かれます。
リターン式(再循環型)は基本的に車検OKです。放出した空気がエンジンの吸気側に戻るため、エアフロセンサーの計測値と実際の吸入空気量に差が生じません。その結果、空燃比が正常に保たれるため、排ガス検査も問題なくクリアできます。
大気開放式は車検NGです。計測済みの空気が外部に逃げることで空燃比が狂います。その結果、CO(一酸化炭素)やHC(炭化水素)の排出量が保安基準を超過する可能性が高くなります。
本記事で紹介した4製品はいずれも車検対応の手段が用意されています。
- BLITZ BR リターンタイプ: そのまま車検OK
- TRUST FV2 KIT: リターン配管を使用すれば車検OK
- HKS スーパーSQV4: サクションリターンキット付属で車検OK
- BLITZ BR リリースタイプ: 別売リターンパーツセット(70886 / 8,800円(税込))で車検OK
車検前にはリターン配管が正しく接続されているか忘れずに確認し、エアフロセンサー周辺にエア漏れがないかもチェックしておきましょう。
ブローオフバルブとセットで考えたいのが、吸気系のパーツです。JB64ジムニーのインテークホース交換でターボレスポンスを改善する方法では、シリコンホース化による効果を詳しく解説しています。
取り付けの難易度と費用の目安
ブローオフバルブの取り付け難易度は中級〜上級です。エンジンルーム内のインテークパイプ周辺での作業となるため、基本的な工具の扱いとエンジンルームの構造に関する知識が必要です。
DIYの場合は、10mm〜14mmのレンチ・ソケット類、プライヤー、シリコンホースを固定するホースバンドなどが必要です。作業時間は1〜2時間が目安ですが、初めての方や車両の状態によってはそれ以上かかる場合もあります。参考までに、TRUST FV2 KITの場合、メーカー公式の施工時間は約1.5時間とされています。
ショップ依頼の場合は、工賃として10,000〜20,000円程度が相場です。タイヤ館やオートバックスなどの量販店でも対応してもらえる場合がありますが、パーツの持ち込み取り付けの可否は事前に確認してください。また、ジムニー専門ショップやチューニングショップであれば、より確実な施工が期待できます。
取り付けに不安がある方は、無理にDIYで行わずプロに任せることを推奨します。ブローオフバルブの取り付け不良はエア漏れやブースト低下の原因になります。そのため、正確な施工が重要です。
よくある質問(FAQ)
Q1. ブローオフバルブを付けると燃費は悪くなる?
リターン式であれば、放出した空気を吸気側に戻すため空燃比に影響がなく、燃費への悪影響はほぼありません。一方、大気開放式の場合はECU(エンジンコントロールユニット)の補正範囲内であれば大きな燃費悪化にはなりません。しかし、理論上は空燃比がリッチ(燃料過多)になるため、わずかに燃費が悪化する可能性はあります。
Q2. JB64ジムニーのAT車でもブローオフバルブの効果はある?
はい、AT車でもブローオフバルブの効果はあります。AT車でもアクセルオフ時にスロットルバルブが閉じる挙動は同じです。そのため、ブローオフバルブの基本的な機能(ターボ保護・サウンド)は同様に発揮されます。なお、本記事で紹介した4製品はすべてMT・AT共通で装着可能です。
Q3. ブローオフバルブを取り付けたのに音がしない(聞こえない)のはなぜ?
リターン式の場合、大気開放式に比べて音が小さいため車内では聞こえにくいことがあります。また、低回転・低ブースト域ではバルブの開閉量が小さく、音が発生しにくい傾向があります。ある程度回転数を上げてからアクセルを離すと、ブローオフ音が確認しやすくなります。なお、音が全くしない場合は、バキュームホースの接続不良の可能性があるため点検してください。
Q4. 大気開放式を普段使いして、車検時だけリターンにできる?
技術的には可能です。BLITZ BRシリーズはファンネルの交換で切り替えができますし、TRUST FV2やHKS SQV4もリターン配管の着脱で対応できます。ただし、大気開放式での公道走行は道路運送車両法上グレーゾーンです。そのため、車検以外の検問等でも指摘を受ける可能性はゼロではありません。公道で安心して使用したい場合はリターン式での運用をおすすめします。
まとめ — JB64ジムニーにブローオフバルブでターボの魅力を最大限に
JB64ジムニーのR06Aターボエンジンに社外ブローオフバルブを装着すれば、ターボ車ならではの「プシュー」というレーシーなサウンドが手に入ります。
コスパと車検対応のバランスで選ぶなら、BLITZ スーパーサウンドブローオフバルブBR リターンタイプ(42,680円(税込))が最もおすすめです。音質を最優先するならHKS スーパーSQV4(55,000円(税込))、老舗の信頼性を重視するならTRUST GReddy FV2 KIT(50,600円(税込))も優れた選択肢です。
いずれの製品もリターン式での運用が可能なため、車検を気にせず安心してカスタムを楽しめます。
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