レクサスES(AXZH10)に乗っていて、ワイパーの拭き取りに筋状のムラが出るようになった、あるいは動作音が気になり始めた——そんなときにまず必要になるのが交換部品のサイズ確認だ。上級セダンのESでも、ワイパーサイズの考え方は国産トヨタ系の車と変わらず、運転席側と助手席側それぞれの長さで決まる。AXZH10の場合、運転席側650mm・助手席側450mmが適合サイズで、この組み合わせは同世代のAXZH11でも共通する。型式ごとの適用範囲と、購入前に見ておきたい確認ポイントを次にまとめた。
レクサスES(AXZH10)ワイパーサイズ早見表
まずはAXZH10に適合するワイパーサイズを、位置別に一覧にした。
| 位置 | サイズ | インチ目安 | 適用型式 |
|---|---|---|---|
| 運転席側 | 650mm | 26インチ | AXZH10・AXZH11共通 |
| 助手席側 | 450mm | 18インチ | AXZH10・AXZH11共通 |
| リヤ(後方) | 非装着 | – | セダンボディのため設定なし |
ワイパー適合表ではこの650mm・450mmの組み合わせがAXZH10・AXZH11の標準構成として扱われており、アーム形状はフック型のため、替えゴム・ブレードごと交換のどちらを選んでも専用アダプターを別途用意する必要はない。冬用のスノーワイパーは助手席側が425mmという少し短いサイズで展開している商品もあるため、この早見表の数値とは別に、購入するページの適合表記も見ておくと安心だ。
リヤウインドウにワイパーが付いていないのは、ESがセダンボディで後方ガラスの傾斜が緩やかなうえ、走行風でガラス表面の水滴が流れ落ちやすい形状のためだ。ミニバンやSUVで多いリヤワイパーは、後方ガラスが立ち気味で汚れや水滴が残りやすい形状の車種に採用される装備で、セダン全般に共通する考え方がAXZH10にもそのまま当てはまる。
型式AXZH10・AXZH11の適用範囲を確認する
AXZH10とAXZH11の違い
AXZH10は2018年10月に発売された現行型ES300hのFF(前輪駆動)モデルに与えられた型式で、2.5Lエンジンとハイブリッドシステムを組み合わせたセダンだ。発売時のグレードはES300h FスポーツとバージョンLの2本立てで、どちらもAXZH10という同一の型式に含まれる。AXZH11も同じ現行型ESに含まれる型式で、ワイパーの適合表を確認する限り、運転席650mm・助手席450mmというサイズ構成はAXZH10・AXZH11のどちらでも変わらない。型式の違いを気にせずワイパー用品を選べるのはこのためで、商品ページに「AXZH10」とだけ書かれていても、現行型ES向けと明記されていれば適合するケースが多い。グレードによってホイールサイズやボディ装備は異なるが、フロントガラスの大きさとワイパーの取り付け位置は共通のため、FスポーツとバージョンLのどちらでもここで挙げたサイズがそのまま当てはまる。
車検証での型式確認のしかた
購入前には車検証(自動車検査証)の「型式」欄で実際の型式を確認しておくと、注文ミスを防げる。ここで注意したいのが、型式欄には「6AA-AXZH10」のように数字とアルファベット3桁の類別区分番号が前に付いて表示されている点だ。ワイパーの適合表や商品の型式検索で照合する対象は、この前置きを除いた「AXZH10」の部分になる。運転席ドア開口部にある車両製造銘板でも同じ型式表記を確認できるので、車検証が手元にない場合はそちらも参考にできる。
ワイパーアームの形状と取り付け方式
フック型アームの特徴
AXZH10・AXZH11のワイパーアームはフック型(U字フック)で、国産車で広く使われている取り付け方式と共通している。適合表でも「専用アダプター購入は不要」と案内されており、市販の替えゴムやブレードに付属するUフック用のカバーをそのまま使って取り付けられる。上級セダンだからといって、輸入車のようなプッシュ式・ピンチ式の特殊な金具を別に用意する必要はない。
適合確認で見落としやすいポイント
型式が合っていても、グレードや装着位置によってはワイパーの動き方(払拭角度)や連結金具の向きが異なる場合がある。とくに撥水コートタイプやエアロタイプのブレードは、パッケージ記載の車種名だけでなく、運転席用・助手席用の左右指定を取り違えないようにしたい。AXZH10は運転席側650mm・助手席側450mmと長さの差が大きいため、装着時に左右を逆にするとアームとガラスの干渉が起きやすく、取り付け前の確認が仕上がりを左右する。
ワイパーゴム・ブレードの選び方
撥水コートタイプとグラファイトタイプ
市販のワイパーゴムは大きく分けて、雨水を弾く撥水コートタイプと、滑走音やビビリを抑えるグラファイトタイプがある。撥水コートタイプは走行風でガラス表面に撥水被膜を広げていく仕組みで、雨天時の視界を保ちやすい。グラファイトタイプはゴムの表面加工でガラスとの摩擦を減らし、拭き取り音や拭きムラを抑える方向の製品だ。両方の加工を組み合わせた製品も多く販売されている。
ゴムだけ交換するかブレードごと交換するか
純正ブレードの骨格に歪みがなければ、ゴムだけを差し替える替えゴム方式が費用を抑えやすい。ゴムの引き抜きと差し込み作業に手間を感じる場合は、ブレードごと交換するタイプなら金具にはめ込むだけで作業が終わる。装着から数年が経ってブレード自体にガタつきが出ている場合や、拭き取りがゴム交換でも戻らない場合は、ブレードごとの交換に切り替える判断材料になる。
冬用スノーワイパーを選ぶときの注意
積雪地でAXZH10に乗る場合は、冬季だけラバーカバー付きのスノーワイパーへ付け替える運用が一般的だ。市販されているAXZH10・AXZH11対応のスノーワイパーセットの中には、助手席側が425mmという、通常の450mmより短いサイズで展開されている商品もある。運転席側は650mmで通常と共通だが、助手席側は商品ごとにサイズ表記が異なることがあるため、注文前に商品ページの適合表を見て、通常用と混同しないようにしたい。
ウォッシャー液とあわせて点検する
ブレードやゴムを新品にしても、ウォッシャー液の噴射位置がずれていると拭き取りムラの印象は残りやすい。ボンネット下のノズルは埃や洗車時のワックスで詰まることがあるため、交換のタイミングでノズルの向きと噴射の勢いも見ておくと仕上がりが安定する。噴射位置は細い針や虫ピンでノズルの穴を軽くつつくと調整できる場合があるが、動きにくいと感じたら無理に力を加えず、販売店やディーラーでの点検に回したほうが安全だ。
ワイパーブレードの交換時期と交換手順
交換のサインになる症状
ガラスを拭いたあとに筋状の拭き残しが線になって残る、ゴムがガラスに接する音(ビビリ音)が出る、ゴムの端が裂けたり白く硬化している、といった症状が出たら交換のタイミングだ。ゴムは紫外線と気温差で劣化が進むため、屋外駐車の時間が長い車ほど寿命が短くなる傾向がある。年1回を目安に状態を見ておくと、雨天時に視界が悪化してから慌てて交換する事態を避けやすい。
ゴムのみ交換する場合の手順
- ワイパーアームを起こしてガラスから離す
- ブレード中央のロックを外し、ゴムの端にあるストッパーを金具のツメから外す
- 古いゴムをレールに沿って引き抜く
- 新しいゴムを金属レールごと金具の溝に通し、端のツメで固定する
- アームをゆっくり戻し、ウォッシャー液を出して拭き取りを確認する
ブレードごと交換する場合の手順
- ワイパーアームを起こして立てる
- ブレード中央の固定部を押しながら、アームのフックからブレードを引き抜く
- 新しいブレードをフックに差し込み、ロックの手応えがあるまではめ込む
- アームをガラス面へ静かに戻し、動作とウォッシャーの噴射位置を確認する
作業に工具は不要で、1本あたり数分で終わる。運転席側と助手席側は長さが200mm違うため、2本を同時に外したときは左右を取り違えないよう、外した順に並べておくと安全だ。立てたワイパーアームはバネで強くガラス側に引かれているため、作業中に手を離すとアーム先端がガラスに当たってヒビの原因になる。ブレードを外した状態でアームを立てておくときは、タオルなどをガラスとアームの間に挟んでおくと、万一の接触でも被害を防げる。
よくある質問
AXZH10とAXZH11でワイパーのサイズは違いますか
違いはない。運転席側650mm・助手席側450mmという組み合わせは、現行型ES(AXZH10・AXZH11)の両方に共通する適合サイズとして案内されている。商品ページに片方の型式しか書かれていなくても、現行型ES向けと明記された商品であれば取り付けに問題は起きにくい。不安な場合は、購入前に車検証の型式と商品の適合表を突き合わせておくと安心できる。
ワイパーが動くと擦れるような音がするのは故障ですか
多くの場合は劣化したゴムがガラスに均一に接していないことが原因で、ワイパーゴムまたはブレードの交換で改善する。ゴム表面が白く硬化している、あるいは目視で波打ちが見えるようなら交換のサインだ。交換しても改善しない場合は、アームの角度がずれていたり、ガラス表面に油膜が残っていたりすることもあるため、油膜取りを併用すると症状が収まることがある。
替えゴムとブレードごと交換、初めてならどちらがいいですか
初めての交換ならブレードごと交換するタイプが扱いやすい。金具にはめ込むだけで作業が完了し、古いブレードを予備として残しておける。替えゴム方式は一度手順を覚えれば難しくないが、レールにゴムを通す工程でつまずきやすいため、時間に余裕のあるときに試すほうが安心だ。
雪の少ない地域でも冬用ワイパーは必要ですか
降雪や着氷がほとんどない地域であれば、通常のワイパーブレードのままで問題ない。冬用のスノーワイパーはラバーカバーで金具を覆う構造上、通常品よりゴムが重く、高速走行時の追従性ではやや不利になる。積雪や路面凍結が発生する地域を走る機会がある場合に限り、シーズン中だけ付け替える運用を検討すると使い分けがしやすい。
まとめ
AXZH10のワイパー選びは、運転席側650mm・助手席側450mmというサイズを押さえれば土台が整う。このサイズは同じ現行型ESのAXZH11とも共通するため、型式による違いを心配する必要はない。アーム形状はフック型で専用アダプターも不要なので、替えゴムとブレードごと交換のどちらでも選択肢に困らない。冬用のスノーワイパーを検討する場合だけは、助手席側のサイズ表記が製品によって異なることがあるため、購入前に適合表を見ておくと失敗が少ない。
購入前に車検証の型式欄で「AXZH10」の表記を確認し、届いた商品を取り付ける際は運転席側650mm・助手席側450mmの左右を取り違えないようにすれば、初めての交換でも作業でつまずく場面は少ない。ウォッシャー液の噴射位置とあわせて点検しておけば、視界の悪化を未然に防ぎやすくなる。
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