更新日:2026年3月
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結論:S660のPCDは100mm・前後でオフセットが異なる
S660(JW5)はミッドシップレイアウトの関係で、フロントとリアのホイールサイズが異なります。体感として、この前後異径がS660独特のハンドリングを生んでいる部分でもあります。ホイール購入前にはPCD・インセット・ハブ径の3項目を確認してください。加えて前後サイズの違いも把握しておく必要があります。
S660 JW5の純正ホイールスペック一覧
⚠ S660にはDBA-JW5(2015年4月〜2020年1月)と3BA-JW5(2020年1月〜2022年3月)の2型式があります。ホイールの基本スペックは全年式で共通です。ただし購入前に車検証で型式をご確認ください。
S660は全グレードで前後異径ホイールを採用しています。αとβでは純正ホイールのデザインが異なりますが、サイズの数値自体は共通です。
フロント(純正)
| 項目 | 数値 |
|---|---|
| リム径 | 15インチ |
| リム幅 | 5.0J |
| PCD | 100mm |
| 穴数 | 4穴(4H100) |
| インセット | +45mm |
| 純正タイヤサイズ | 165/55R15 |
リア(純正)
| 項目 | 数値 |
|---|---|
| リム径 | 16インチ |
| リム幅 | 6.0J |
| PCD | 100mm |
| 穴数 | 4穴(4H100) |
| インセット | +50mm |
| 純正タイヤサイズ | 195/45R16 |
共通スペック
| 項目 | 数値 |
|---|---|
| ハブ径(ハブボア) | 56mm |
| ナットサイズ | M12×P1.5 |
| 締め付けトルク | 108N・m |
| ナット座面 | テーパー座(60度) |
ModuloXはリアのリム幅が6.5Jに変更されており、専用デザインのアルミホイールが装着されています。ただしPCD・穴数・ハブ径は他グレードと同一です。
オーナーの声では、リアの195/45R16というワイドタイヤがS660の後輪駆動的な走りを支えているとの評価が多く聞かれます。
PCD・オフセット・ハブ径の基礎知識
PCDの意味
PCD(Pitch Circle Diameter)はホイールのボルト穴を結んだ円の直径です。S660のPCDは100mmで、N-BOXやフィットなど多くのホンダ小型車と共通の規格です。
PCDが合わないホイールはボルト穴の位置がずれるため装着できません。国産車では100mmと114.3mmが主流です。S660は100mm側に該当します。タイヤ選びとあわせて確認したい方はS660のタイヤサイズ解説も参考にしてください。
オフセット(インセット)の意味
オフセット(正式名称はインセット)はホイールの取り付け面が中心線からどれだけ外側にあるかを示す数値です。S660ではフロント+45mm、リア+50mmと前後で値が違います。
数値が小さくなるほどホイールが外側に張り出します。たとえばリアを+45に変更すると純正比で5mm外側に出る計算です。体感としてはわずかな差に思えるかもしれません。しかしS660はフェンダーとの隙間が元々タイトなので、5mmの差が干渉に直結するケースもあります。
ハブ径56mmとハブリングの必要性
S660の車両側ハブ径は56mmです。純正ホイールは56mmぴったりに設計されています。
市販の多くのホイールはハブ径が67mmや73mmなど大きめに設計されています。この差を埋めるためにハブリング(56mm変換)の装着を推奨します。ハブリングなしでも走行自体は可能です。ただし高速域で微振動を感じるケースが報告されています。アルミ製ハブリングなら4個セットで1,500円前後から入手できるため、コスト負担は小さめです。
社外ホイール選びで確認すべき3つのポイント
前後異径を維持するか統一するか
S660で社外ホイールを選ぶ際、最初に決めるのが前後異径を維持するか、前後同サイズにするかという方針です。
体感として、前後異径を維持した方がS660本来のハンドリングバランスを保ちやすいと感じるオーナーが多いようです。リアに幅広のタイヤを履くことでトラクションが確保され、ミッドシップらしいコーナリング特性が際立ちます。見た目にもリアの踏ん張り感が出るため、カスタム映えの面でもメリットがあります。
一方、前後同サイズ(例えば前後とも15インチ)にするとタイヤのローテーションが可能になり、維持費を抑えられるメリットがあります。ただしリアのグリップが下がる傾向があるため、走りを重視する方には不向きです。
リム幅とインセットの許容範囲
社外ホイールを干渉なく装着できる目安は以下のとおりです。
フロント
- リム幅: 5.0J〜6.0J
- インセット: +38〜+48
リア
- リム幅: 6.0J〜7.0J
- インセット: +42〜+53
フロントで6.0J・+38の組み合わせにするとフェンダーぎりぎりまで攻めた見た目になります。ただしステアリングを目一杯切った際にインナーフェンダーと接触するリスクがあります。車高調との組み合わせ次第では要確認です。足回りのセットアップについてはS660の車高調・サスペンション選びで詳しく解説しています。
リアは7.0J・+42あたりがボリューム感と干渉回避の両立を狙いやすいラインです。7.5J以上になるとフェンダー加工が前提になるケースが増えます。
ツライチセッティングの目安
S660でツライチに近づけたい場合の定番セッティングは以下のとおりです。
- フロント: 15×6.0J +38〜+40 / 165/55R15
- リア: 16×7.0J +42〜+45 / 195/45R16 または 205/45R16
オーナーの声では「フロント+38、リア+43あたりが車検ギリギリで見た目も満足」という評価をよく見かけます。ただし個体差やタイヤ銘柄ごとの外径差もあるため、仮組みで確認してから本締めするのが確実です。
ワイドトレッドスペーサー(5mm〜20mm)でインセットを微調整する方法もあります。Amazonでは4穴100mm・ハブ56mm対応のスペーサーが2枚セット3,000〜5,000円程度で手に入ります。ただしスペーサーを入れるとハブボルトの有効ネジ山が減るため、10mm以上の場合はロングボルトの併用を検討してください。
ナット規格と締め付けトルク
ホイール交換時に見落としがちなのがナットの規格です。S660のナットはM12×P1.5で、座面形状はテーパー座(60度)です。締め付けトルクは108N・mが指定値となっています。
ホイールによってはナット座面が球面座や平面座の場合もあります。純正ナットをそのまま流用できるのはテーパー座対応のホイールのみです。座面形状が異なるナットで締めるとボルトの緩みやホイール脱落の原因になるため、購入前の確認を強く推奨します。
Q1. S660のPCDは何mmですか?
S660(JW5)のPCDは100mmです。穴数は4穴で「4H100」と表記されます。全グレード・全年式で共通の値です。N-BOXやフィットなどホンダの小型車と同一規格のため、ホイールの互換性があるケースも多いです。
Q2. 前後同サイズのホイールは装着できますか?
物理的には可能です。前後とも15インチ・5.0Jに統一すればタイヤのローテーションができるため経済的です。ただしリアの接地面積が狭くなり、ウェット路面でトラクションが落ちる傾向があります。街乗り中心なら前後同サイズでも問題は出にくいですが、ワインディングやサーキット走行を視野に入れるなら前後異径が無難です。
Q3. ワイドトレッドスペーサーは使えますか?
S660用の4穴100mm・ハブ56mm対応スペーサーが各社から販売されています。5mm〜20mmの厚みを選べ、ホイールを外側に出せます。ただし厚いスペーサーはハブボルトの有効ネジ山を減らすため、20mm以上ではロングハブボルトへの交換が前提になります。締め付けトルクの管理も通常以上に大切です。
まとめ
S660のホイール選びで確認すべき基本スペックはPCD 100mm・4穴・ハブ径56mmの3点です。加えてフロント+45・リア+50という前後で異なるインセットも忘れずに確認してください。ナットはM12×P1.5テーパー座で、締め付けトルクは108N・mです。ホイールはフロント5.0〜6.0J・リア6.0〜7.0Jの範囲で選べば干渉リスクを抑えつつ、S660らしい前後異径スタイルを維持できます。

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