更新日:2026年3月
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タフトの荷室は「狭い」のか?寸法データで検証する
タフト(LA900S/LA910S)の荷室に対して「狭い」という声は少なくない。しかし、実際の寸法を確認すると、軽自動車としては標準的な広さを備えている。問題の本質は「容量」ではなく「使い方」にある。
以下の表は、後席を使用した状態と格納した状態での荷室サイズをまとめたものだ。
| 項目 | 後席使用時 | 後席格納時 |
|---|---|---|
| 奥行 | 約440mm | 約1,250mm |
| 幅 | 約860mm | 約860mm |
| 高さ | 約530mm | 約530mm |
室内全体の寸法は長さ2,050mm×幅1,305mm×高さ1,270mm。後席を倒せば奥行が約3倍に拡張されるため、使い方次第で十分な積載力を確保できる。
もう1つの特徴として、荷室の床面とシートバックが樹脂製である点が挙げられる。カーペット素材と比較した場合のメリット・デメリットは以下のとおり。
| 比較項目 | 樹脂製(タフト) | カーペット素材 |
|---|---|---|
| 汚れの拭き取り | 水拭きで簡単に落ちる | 染み込みやすい |
| 荷物の滑り | 滑りやすい | 摩擦で止まりやすい |
| 耐水性 | 濡れた荷物をそのまま積める | 水濡れに弱い |
| 質感 | やや安っぽい印象 | 高級感がある |
樹脂フロアは汚れに強い反面、荷物が滑りやすいという弱点がある。この弱点への対策が、荷室収納を快適にする第一歩になる。
フレキシブルボード3スタイルの使い分け
タフトの荷室最大の特徴は「フレキシブルボード」だ。このボードを活用することで、荷室を3つのスタイルに変えられる。
完全フラットスタイル
フレキシブルボードを標準位置に設置し、後席を倒した状態。隙間のないフラットな面が生まれるため、大型の荷物や長尺物を自由に積み込める。キャンプ道具一式やスーツケースなど、かさばるものを運ぶ際に向いている。
下段スタイル
フレキシブルボードを下段に移動させた配置。ボード上の空間に高さが生まれるため、背の高い荷物(買い物袋やクーラーボックスなど)を安定させやすい。日常の買い物からレジャーまで、最も汎用性が高いスタイルといえる。
立てかけスタイル
フレキシブルボードを立てて壁にする配置。荷室の奥行を最大限に使えるうえ、ボード裏面のフック(片側1kgまで)で買い物袋を吊るせる。転倒防止と省スペースを両立できる点で、普段使いに適している。
どのスタイルを選ぶかは、積む荷物のサイズと頻度で判断するのが合理的だ。
| 用途 | 推奨スタイル | 理由 |
|---|---|---|
| キャンプ・大荷物 | 完全フラット | 面積を最大化できる |
| 日常の買い物 | 立てかけ | フックで袋を固定できる |
| 高さのある荷物 | 下段 | 重心が低く安定する |
| 車中泊 | 完全フラット | 就寝スペースを確保できる |
車中泊でのレイアウトを詳しく知りたい場合は、タフトの車中泊レイアウト解説も参考になる。
用途別・荷室収納レイアウト3パターン
フレキシブルボードの使い方を踏まえて、具体的なレイアウトパターンを3つ紹介する。
パターン1: 日常の買い物レイアウト
日常使いでは、荷物の滑りと転倒を防ぐことが最優先だ。
- フレキシブルボードは「立てかけスタイル」に設定
- 荷室床面に滑り止めラゲッジマットを敷く
- フック付きの折りたたみ収納ボックスを1つ常備
- 買い物袋はフレキシブルボード裏のフックに掛ける
この組み合わせなら、帰り道のカーブで荷物が散乱する心配が減る。
パターン2: アウトドア・キャンプレイアウト
アウトドアでは「汚れ」と「積載量」の両立がカギだ。
- フレキシブルボードは「完全フラットスタイル」に設定
- 防水ラゲッジマットを全面に敷く(TPE素材が洗いやすい)
- 仕切り付きトランクボックスでギアを分類
- 濡れたものは樹脂フロアの上に直接置く
タフトの樹脂フロアは、このようなアクティブな使い方と相性が良い。泥や水を気にせず荷物を放り込めるのは、カーペット素材の車にはない強みだ。
パターン3: 車中泊レイアウト
車中泊では「就寝スペースの確保」と「荷物の逃がし場所」を同時に考える必要がある。
- 後席を倒してフルフラット化
- フレキシブルボード下段を荷物の収納スペースとして使う
- 助手席を前にスライドさせて長さを確保(身長170cm程度まで対応)
- スカイフィールトップ(ガラスルーフ)を活かして開放感を演出
カスタム費用の目安を把握しておきたい場合は、タフトのカスタム費用ガイドが参考になる。
荷室収納で押さえたい3つのポイント
ポイント1: 樹脂フロアの滑り対策
タフトの荷室で最も不満が出やすいのが、荷物の滑りだ。対策の理由は3つある。
1つ目は、急ブレーキ時に荷物が前方へ飛び出すリスクがあること。2つ目は、カーブのたびに荷物が横滑りして破損する可能性があること。3つ目は、滑り止めマットを敷くだけでこれらの問題がほぼ解消される点だ。
3D立体型のTPE素材ラゲッジマットが特に有効で、フチが立ち上がっているため液体のこぼれも防げる。コスパの観点では、3,000円〜5,000円(税込)の価格帯で十分な品質のものが手に入る。
ポイント2: デッドスペースの活用
タフトの荷室にはいくつかのデッドスペースが存在する。
- フレキシブルボード下: ボードを上段にセットすれば、下に隠し収納ができる。工具や洗車グッズなど、常時積んでおきたいものの置き場に向いている。
- シート裏ポケット: 運転席・助手席の裏側にポケットがあり、地図や小物を収納できる。
- グローブボックス2層構造: 上層に小物、下層に書類と使い分けられる。USB端子も内蔵されているため、ケーブルを整理しやすい。
これらの空間を意識して使うだけで、荷室本体の有効スペースが広がる。
ポイント3: 汚れ・水濡れ対策
樹脂フロアの耐水性を活かすには、以下の使い分けが合理的だ。
- 軽い汚れ: ウェットティッシュで拭き取り
- 泥・砂汚れ: 水洗い後に乾拭き
- 常時の保護: 防水ラゲッジマット(バンパーカバー付きならリアバンパーの傷も防止)
LED交換など車内のカスタムに興味がある場合は、タフトのLED交換ガイドも確認してほしい。
荷室をもっと便利にするアクセサリー
荷室の使い勝手をさらに高めるアクセサリーをカテゴリ別に整理する。
ラゲッジマット
滑り止め+防水が基本機能。TPE素材の3D立体型は水洗い可能で手入れが楽だ。バンパーカバー付きのタイプなら、荷物の出し入れ時にリアバンパーへの傷を防げる。価格帯は3,000円〜12,000円(税込)と幅があり、素材と機能で差が出る。
センターコンソールトレイ
タフトはセンターコンソールまわりの収納が少ないため、隙間を活用するトレイが人気だ。LA900S/LA910S専用設計のものなら、無加工で装着できる。小物の散乱防止に役立つ。
トランク収納ボックス
折りたたみ式で使わないときはコンパクトに畳める。仕切り板で内部を分割できるタイプなら、食材とキャンプ道具を分けて整理可能だ。防水レザー素材のものは汚れにも強い。
コンソールボックス(アームレスト一体型)
タフトにはアームレストが標準装備されていないため、後付けコンソールボックスの需要が高い。ドリンクホルダー搭載で肘置きとしても使えるタイプなら、長距離ドライブの疲労軽減にも貢献する。価格帯は5,000円〜7,000円(税込)が中心だ。
まとめ|タフトの荷室は工夫次第で十分使える
タフトの荷室について、要点を3つに整理する。
- 寸法は軽自動車として標準的。後席格納時の奥行約1,250mmで、使い方次第で十分な積載力がある。
- フレキシブルボードが最大の武器。3スタイルの使い分けで、日常からアウトドアまで対応できる。
- 樹脂フロアの弱点はマットで補う。滑りやすさを解消すれば、耐水性というメリットを最大限活かせる。
荷室の「狭さ」に悩むより、フレキシブルボードの配置とアクセサリーの選定で解決するのが合理的なアプローチだ。
よくある質問(FAQ)
Q1. タフトの荷室にベビーカーは積めるか?
後席使用時でも奥行約440mm×幅約860mmあるため、折りたたみ式のB型ベビーカーなら横向きで積載できる。A型の大きなベビーカーの場合は、後席を片側だけ倒して奥行を確保する方法が現実的だ。
Q2. フレキシブルボードは取り外して使えるか?
取り外し可能だ。ボードを完全に外せば荷室の高さを最大限に使える。ただし、外したボード自体の置き場所が必要になるため、自宅保管か助手席スペースに立てかけるなどの工夫が求められる。
Q3. タフトの荷室とハスラーの荷室はどちらが広いか?
後席格納時の奥行はタフトが約1,250mm、ハスラーが約1,230mm。数値上はほぼ同等だが、タフトは樹脂製フロアで汚れに強く、ハスラーはカーペット素材で荷物が滑りにくい。用途に応じて選ぶのが合理的だ。

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