更新日:2026年3月
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結論:荷室の「3層構造」を意識すると収納量が大幅に変わります
ヴォクシーの荷室は積載量281Lと広さは十分です。ただし、家族の荷物やキャンプ道具を積み込むと意外とすぐに満杯になります。床に荷物を平積みしているだけでは、空間を半分も使えていない状態です。
この記事では、荷室の「床下」「フロア」「天井付近」の3層をフル活用する方法を7つ紹介します。グッズを追加するだけのお手軽なものから、DIYで棚を製作する本格的なものまであります。予算と目的に合わせて選んでください。
ヴォクシーの荷室スペックを確認しよう
収納アイデアを活かすために、まず荷室の基本仕様を整理しておきます。数値を把握することで、どのアイテムが入るか判断できます。
ヴォクシーは80系(2014〜2022年)と90系(2022年〜)で世代が異なります。グッズ購入前に年式・型式をご確認ください。
80系・90系の荷室寸法
| シートアレンジ | 荷室長 | 荷室幅 | 荷室高 |
|---|---|---|---|
| 3列目使用時 | 約420mm | 約985mm | 約1,240mm |
| 3列目格納時 | 約900〜1,180mm | 約985mm | 約1,240mm |
| 2列目+3列目格納時 | 約2,000mm超 | 約985mm | 約1,240mm |
90系(2022年〜)はワイドボディの設定があります。荷室幅がさらに広がっています。グッズを選ぶ際は自分の車の世代を確認してください。
床下収納(スーパーラゲージボックス)の容量
デッキボードの下に広大な床下収納があります。容量は281Lです。スーツケースなどの大型荷物を収納できます。デッキボードの裏側にはヒモ付きフックが設定されています。ボードを開いたまま固定できます。
アイデア①:床下収納を日常使いする
床下収納に荷物を常備することで、フロアのスペースを大きく確保できます。緊急セット(ジャンプスターター・ロープ・軍手など)を床下にまとめる方法が効果的です。使用頻度の低いサンシェードや傘も床下に収めると、フロアに余裕が生まれます。
使い方のポイント
- デッキボードのフックを活用してボードを立てたまま荷物の出し入れをする
- 重いものを床下、軽いものをフロアに置くと重心が下がり安全性が高まる
- 防水バッグや収納ボックスに入れると取り出しやすい
アイデア②:ルーフネット・天井スペースの活用
天井付近の空間は見落としがちな収納エリアです。ルーフネット(天井収納ネット)を設置すると、軽量のアイテムを天井付近に収納できます。
市販のルーフネットは80cm×55cm・耐荷重16kg前後が標準的なサイズです。税込2,000円前後から購入できます。ファスナー付きのタイプを選ぶと、走行中の荷物飛び出しを防げます。
毛布・寝袋・レインウェアなどのかさばる軽量アイテムをルーフネットに収納します。フロアのスペースを有効に活用できます。
車内の見た目をそろえることを好むオーナーも多くいます。素材別の比較はヴォクシーシートカバーの記事をご覧ください。
アイデア③:ラゲッジネットで荷崩れを防ぐ
荷物をフロアに平積みすると、急ブレーキや急カーブで荷崩れが起きやすくなります。ラゲッジネット(カーゴネット)を荷室後方に張ることで、荷物をまとめて固定できます。
90系ヴォクシー専用設計のラゲッジネットも市販されています。荷室のフックポイントに合わせて取り付けるだけで設置できます。価格帯は税込3,000〜6,000円前後が中心です。
ネット袋の内側部分にサッカーボールや子供用おもちゃなどをまとめます。フロアのカーゴエリアがすっきり整理されます。
フロアマットを先に整備したうえでラゲッジネットを組み合わせると、汚れ対策の効果が高まります。純正品と社外品の違いはヴォクシーフロアマットの記事で解説しています。
アイデア④:シートバックポケットで後部座席を収納ゾーン化
荷室だけでなく、セカンドシートの背面も収納スペースとして活用できます。シートバックポケット(後部座席用ポケット)を前席の背面に取り付けます。タブレット・絵本・ウェットティッシュなどを整理するのに便利です。
市販のシートバックポケットはLサイズで税込3,000〜5,000円程度です。後部座席の子供が自分で取り出せる高さに設置します。走行中の「アレどこ?」問題を減らせます。
注意点
- 前席シートのリクライニング量が少なくなる製品もあるため、取り付け前にサイズ確認が必要
- エアバッグ展開経路を塞がない位置への設置が前提
アイデア⑤:専用カーゴキット(既製品棚)の活用
「DIYは難しい」と感じる方には、90系ヴォクシー・ノア専用設計のカーゴキットが選択肢になります。荷室フロアに設置して2段収納を実現するアイテムです。折りたたみ式の脚を持つ製品は、車外に取り出してアウトドアテーブルとしても使えます。
税込15,000〜25,000円前後の価格帯が多く、ボルト不要で設置できる設計が標準的です。80系は80系専用品、90系は90系専用品を選ぶ必要があります。
上段には軽いリュックやジャケット類を積みます。下段には重いキャンプ道具を置きます。荷物の取り出しやすさが改善されます。
アイデア⑥:イレクターパイプでDIY2段棚を製作
コストを抑えて荷室を大幅改造したい場合は、イレクターパイプを使ったDIY棚製作が選択肢になります。ホームセンターで購入できる金属製パイプとジョイントパーツを組み合わせます。荷室サイズに合わせた棚を製作できます。
基本的な構成パーツ(例:80系ヴォクシー)
| パーツ | サイズ | 数量 |
|---|---|---|
| H-1200パイプ | 120cm | 2本 |
| H-900パイプ | 90cm | 3本 |
| H-600パイプ | 60cm | 4本 |
| 各種ジョイント(J-4・J-59A等) | — | 複数 |
設計の目安は奥行き87cm・幅115cm・高さ54cmです。接着剤を使わずにマスキングテープ(2cm幅)でパイプとジョイントを仮固定する方法もあります。不要になったときに解体・再利用できる点が利点です。
製作時間と費用
材料費はパーツ構成によって異なりますが、5,000〜10,000円前後が目安です。製作時間は初回で2〜4時間程度を見込むと余裕があります。
注意点
- 15kgを超える重い荷物は下段、軽いものを上段に積む
- タイヤハウスの出っ張りを考慮した設計が必要
- 棚板(OSB合板など)を別途用意すると安定する
購入前に確認すべき注意点
以下に該当する場合、DIY棚製作が最適ではない可能性があります。
- 工具・DIY経験がまったくない方 — パイプカッターやドライバーが最低限必要です。工具をそろえると費用が増えるため、専用カーゴキット購入のほうがコスパが高い場合があります。
- 短期間だけ荷物を多く積みたい方 — 折りたたみ式コンテナやソフトボックスの組み合わせで対応を検討してください。
- 荷室を頻繁に元の状態に戻したい方 — 棚の取り外しが毎回必要になるため、着脱が容易な専用カーゴキットが向いています。
アイデア⑦:シートアレンジで荷室を最大化する
グッズや棚を追加しなくても、シートアレンジだけで荷室を大幅に広げられます。コスト0円でできる最初の手段として試す価値があります。
主なアレンジパターン
| アレンジ | 荷室の変化 |
|---|---|
| 3列目跳ね上げ | 大型スーツケース・ベビーカー対応 |
| 3列目跳ね上げ + 2列目前スライド | 自転車・長尺物の積載が可能 |
| 2列目・3列目フルフラット | 車中泊レイアウトに対応 |
荷物の量に合わせてシートアレンジを使い分けます。グッズを購入しなくても積載量を柔軟に変えられます。シートアレンジはヴォクシーの大きな強みです。
車中泊を前提としたシートアレンジは別記事でまとめています。詳細はヴォクシー車中泊レイアウトをご覧ください。
よくある質問
Q1. 90系と80系で収納グッズの互換性はありますか?
車種専用設計のカーゴキットやラゲッジネットは世代ごとに異なります。購入前に「80系対応」「90系対応」の記載を確認してください。ルーフネットや汎用の収納ネットは多くの場合どちらにも使えます。型式確認の習慣をつけると失敗を防げます。
Q2. 床下収納(スーパーラゲージボックス)に液体を入れても大丈夫ですか?
ウォータータンクや飲料ボトルを直接入れることは推奨しません。液体が漏れた場合に清掃が難しくなります。防水バッグやボックスに入れてから床下に格納します。こうすることで万一の漏れにも対応できます。
Q3. イレクターパイプ棚は車検に影響しますか?
ボルトや接着剤で車体に固定しない方法(置き型・突っ張り型)であれば、一般的に車検上の問題になりません。安全のためにしっかり固定し、走行中に動かないことを確認してください。判断が難しい場合は整備工場やディーラーへ相談することをお勧めします。
まとめ
ヴォクシーの荷室収納を改善する7つのアイデアを紹介しました。
- 床下収納を日用品の定位置にして、フロアのスペースを確保する
- ルーフネットで天井付近の空間を活かし、軽量アイテムを収納する
- ラゲッジネットで荷崩れを防ぎながら縦方向のスペースを活用する
- シートバックポケットで後部座席を収納ゾーンとして使う
- 専用カーゴキットで工具不要の2段収納を実現する
- イレクターパイプ棚でコストを抑えながら大幅な積載量アップを狙う
- シートアレンジで追加費用なしに荷室を最大化する
予算や使い方に合わせて組み合わせると、荷室の使い勝手が大きく改善されます。まずは費用のかからないシートアレンジや床下収納の活用から始めるとよいでしょう。
荷室の整備と合わせて、車内インテリアを整えたい場合は以下の記事も参考にしてください。

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