更新日:2026年3月
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結論:ランクル300の純正タイヤサイズは「265/65R18」か「265/55R20」の2パターン
ランドクルーザー300(以下ランクル300)の純正タイヤサイズは、グレードによって2種類に分かれます。ZXグレードだけが20インチ(265/55R20)を標準装備しています。GR SPORT・VX・AX・GXの4グレードは18インチ(265/65R18)です。外径はどちらも約800mm前後とほぼ同一で、差はわずか2mm程度にとどまります。
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グレード別 純正タイヤ&ホイール仕様一覧
ランクル300のタイヤとホイールの純正仕様を、グレードごとに表で整理します。
| グレード | タイヤサイズ | LI/速度記号 | ホイールサイズ | 純正タイヤ銘柄 |
|---|---|---|---|---|
| ZX | 265/55R20 | 109V | 20×8J | ダンロップ GRANDTREK PT5A |
| GR SPORT | 265/65R18 | 114V | 18×7.5J | ダンロップ GRANDTREK AT23 |
| VX | 265/65R18 | 114V | 18×7.5J | ダンロップ GRANDTREK AT23 |
| AX | 265/65R18 | 114V | 18×7.5J | ダンロップ GRANDTREK AT23 |
| GX | 265/65R18 | 114V | 18×7.5J | ダンロップ GRANDTREK AT23 |
ホイール共通仕様
ホイールの基本規格は全グレードで共通です。
- PCD: 139.7mm(6穴)
- オフセット: +60mm
- ハブ径: 95mm
- ナットサイズ: M14×1.5(テーパー座面)
- 指定空気圧: 前後とも230kPa(2.3kgf/cm2)
300系のPCDは200系以前(5H/150)から変更されています。穴数とPCDの両方が異なるため、旧型のホイールは流用できません。ホイールの互換性の詳細はランクル300 ホイール PCD・オフセット完全ガイドで解説しています。
GR SPORTとVXのタイヤ・ホイール仕様の違い
タイヤサイズとホイールサイズは同一(265/65R18・18×7.5J)です。違いはデザインと塗装にあります。GR SPORTはマットグレー塗装の専用デザインです。VXはスーパークロームメタリック塗装を採用しています。サスペンションもGR SPORTは専用チューニングです。社外ホイールへの交換時はキャリパー干渉の有無を事前に確認してください。
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タイヤサイズの読み方と外径比較
タイヤサイズの表記がわかりにくいと感じるオーナーは少なくありません。ランクル300の2サイズを例に、読み方を分解して解説します。
265/65R18 の読み方
| 表記 | 意味 | 数値 |
|---|---|---|
| 265 | タイヤ幅 | 265mm |
| 65 | 偏平率(サイドウォール高さの比率) | 65%(= 172.3mm) |
| R | ラジアル構造 | — |
| 18 | ホイール径 | 18インチ(= 457.2mm) |
外径の計算式は「ホイール径 + サイドウォール高さ × 2」です。265 × 0.65 × 2 + 457.2 = 約801.4mmとなります。
265/55R20 の読み方
| 表記 | 意味 | 数値 |
|---|---|---|
| 265 | タイヤ幅 | 265mm |
| 55 | 偏平率 | 55%(= 145.8mm) |
| R | ラジアル構造 | — |
| 20 | ホイール径 | 20インチ(= 508.0mm) |
外径は265 × 0.55 × 2 + 508.0 = 約799.6mmです。
外径比較表
| タイヤサイズ | 外径(計算値) | 対象グレード |
|---|---|---|
| 265/65R18 | 約801mm | GR SPORT / VX / AX / GX |
| 265/55R20 | 約800mm | ZX |
| 差 | 約1.8mm | — |
外径差がわずか1.8mmしかない理由は2つあります。ホイール径が大きくなった分だけ偏平率を下げて補正しているためです。結果としてスピードメーター表示は両サイズでほぼ同一になります。トヨタが全グレードで同じ速度計を使えるよう、意図的にサイズを設定しているといえます。
偏平率の違いが走行性能に与える影響
比較した結果、偏平率の差は乗り心地とハンドリングに直結します。
| 項目 | 65%(18インチ) | 55%(20インチ) |
|---|---|---|
| サイドウォールの厚さ | 172.3mm(厚い) | 145.8mm(薄い) |
| 乗り心地 | 路面の衝撃を吸収しやすい | ダイレクト感が強い |
| ハンドリング | やや穏やか | レスポンスが鋭い |
| 見た目 | タイヤの厚みが目立つ | ホイールが大きく見える |
| 耐パンク性 | サイドウォールに余裕がある | 縁石ヒットで損傷しやすい |
コスパの観点では18インチの方がタイヤ単価は低めです。20インチはタイヤの選択肢が狭く、交換費用が高くなる傾向があります。ただし20インチはホイールの存在感で差が出ます。ドレスアップ目的で18インチから20インチへ変更するオーナーも少なくありません。
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純正サイズから変更する場合のポイント
タイヤサイズを純正から変更する場合に、車検適合と安全性を左右する3つの基準を整理します。
基準1: 外径の変化は±3%以内に抑える
タイヤ外径が変わるとスピードメーターの表示に誤差が生じます。道路運送車両の保安基準では、速度計の許容範囲が定められています。実用上は外径変化を±3%以内(約24mm以内)に抑えれば問題は起きにくいです。
基準2: ロードインデックス(LI)は純正値以上
ロードインデックスはタイヤ1本あたりの最大荷重を示す数値です。ランクル300の純正LIは109(ZX)または114(18インチグレード)です。サイズ変更時にLIが下がると、タイヤが荷重に耐えられなくなります。車検でもLI不足は不適合の原因です。ランクル300は車両重量が2.5トンを超えるため、LIの確認は見落とせません。
基準3: フェンダーからのはみ出し禁止
保安基準では「タイヤがフェンダーの外縁から10mm以上はみ出さないこと」が条件です。タイヤ幅を広げたりオフセットを変更する場合は、実車で確認してください。ワイドタイヤ(285幅以上)への変更時に起きやすい問題です。
インチアップ時の定番サイズ
18インチ純正グレードからインチアップする場合の代表的なサイズです。
| 変更先 | タイヤサイズ | 外径(参考) | 純正比 | LI目安 |
|---|---|---|---|---|
| 20インチ | 265/55R20 | 約800mm | -1mm | 109 |
| 22インチ | 275/45R22 | 約783mm | -18mm | 108 |
| 17インチ(ダウン) | 265/70R17 | 約803mm | +2mm | 121 |
18インチから20インチへの変更はZX純正と同サイズ(265/55R20)が定番です。外径差が1mm程度で収まります。メーター誤差の心配がほぼありません。
デメリットとして、22インチ以上では外径差が大きくなりやすい点があります。LIも純正を下回る場合があるため、装着前に数値を確認してください。
リフトアップを伴うタイヤ変更では車検の基準がさらに厳しくなります。構造変更届が必要になるケースもあります。事前の情報収集がカギです。ランクル300 リフトアップと車検の注意点で詳しく解説しています。
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よくある質問
Q1. 18インチグレードに20インチタイヤは装着できますか?
装着は可能です。PCDとオフセットは全グレード共通(6H/139.7・+60mm)です。ホイールごと交換すれば取り付けられます。ZX純正の265/55R20を選べば外径差は約1mmで、車検上の問題もありません。ホイールとタイヤの両方を用意する費用として20万円前後が目安です。
Q2. 純正タイヤの交換時期の目安はどのくらいですか?
走行距離約32,000kmが一般的な交換目安です。残溝が4mmを下回るとウェット性能が低下し始めます。残溝1.6mm(スリップサイン露出)で法的に使用できません。年数では製造から5年で点検、10年で交換が推奨されています。タイヤ側面のDOTコード4桁で製造年週を確認できます。例えば「2523」なら2023年の第25週製造です。
Q3. スタッドレスタイヤのサイズは純正と同じでよいですか?
純正サイズと同一が基本です。265/65R18(18インチグレード)か265/55R20(ZX)をそのまま選んでください。コストを抑えたい場合、ZXオーナーがインチダウンして18インチのスタッドレスを選ぶ方法もあります。この場合は別途18インチホイールが必要です。18インチの方がスタッドレスの選択肢が多い点がメリットです。
Q4. 純正タイヤ(GRANDTREK AT23 / PT5A)はどんな性能のタイヤですか?
AT23は全路面対応型(オールテレーン寄り)のSUVタイヤです。舗装路での静粛性とオフロードでのグリップ力を両立しています。ランクル300の車重2.5トン超に対応する耐荷重設計です。PT5AはZX向けのプレミアムツーリングタイヤです。舗装路での快適性と低燃費性を重視した銘柄です。20インチ専用のトレッドパターンを採用しています。いずれもダンロップ(住友ゴム工業)がトヨタと共同開発しました。
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