更新日:2026年2月
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結論:ジムニーJB64のサスペンション選びはリフト量と目的で決まる
ジムニーJB64のサスペンション交換は、足回りカスタムの中でも見た目・走行性能の両方に大きく影響する定番メニューです。ただし、「リフトアップ」と「ローダウン(ダウンサス)」では選ぶ製品がまったく異なります。
この記事では、リフトアップスプリング・サスペンションキット・ダウンサス・車高調を合計10製品ピックアップし、価格・性能・取り付け難易度・車検対応の観点から徹底比較します。リフトアップ量別の費用目安や構造変更の要否についても詳しく解説しています。目的に合ったサスペンション選びの参考にしてください。
ジムニーJB64のサスペンション変更の基礎知識
サスペンション交換を検討する前に、リフトアップとローダウンの違いや、製品タイプごとの特徴を整理しておきましょう。
リフトアップとは
リフトアップは、純正よりも車高を上げるカスタムです。ジムニーJB64では1インチ(約25mm)の「チョイ上げ」から、3インチ(約75mm)の本格リフトアップまで幅広い選択肢があります。JB64は2018年の登場以来、リフトアップカスタムが定番化しています。特に1インチの「チョイ上げ」は多くのオーナーが実施している人気メニューです。純正でも十分にタフな見た目のJB64ですが、わずかなリフトアップでスタイルが大きく変わるのが魅力といえます。
メリット
- オフロード走行時の走破性が向上する(対地障害角・ランプブレークオーバーアングルの改善)
- 大径タイヤが装着可能になり、見た目の迫力が増す
- 悪路での腹下のヒットを軽減できる
デメリット
- 重心が上がるため、横風やコーナリング時の安定性が低下する傾向がある
- リフト量が大きいほど補正パーツ(ラテラルロッド・ブレーキホース等)が必要になり、費用が増加する
- 車検や構造変更への対応が必要になるケースがある
ダウンサス(ローダウン)とは
ダウンサスは、純正よりも車高を下げるカスタムです。ジムニーJB64はSUVとしてはやや重心が高いため、ローダウンで街乗りの安定性を高めるオーナーも増えています。
メリット
- 重心が下がり、コーナリングの安定性が向上する
- 低くなることでスポーティな見た目になる
- 乗り降りがしやすくなる
デメリット
- 最低地上高が下がるため、段差や悪路でのヒットリスクが高まる
- 純正よりストロークが短くなり、乗り心地が硬くなる場合がある
コイルスプリング交換 vs サスペンションキット vs 車高調の違い
| タイプ | 構成 | 価格帯(税込) | 調整機能 | 向いている方 |
|---|---|---|---|---|
| コイルスプリング単体 | スプリング4本のみ | 15,000〜40,000円 | なし | コスパ重視・初めてのカスタム |
| サスペンションキット | スプリング+ショック+補正パーツ | 80,000〜180,000円 | 減衰力調整(14段等) | 本格的にセッティングしたい方 |
| 車高調(コイルオーバー) | 全長調整式ダンパー | 100,000〜180,000円 | 車高+減衰力調整 | 細かいセッティングを追求する方 |
補正パーツとしてトラクションリンクの追加を検討すると、走行安定性がさらに向上します。
リフトアップ製品の比較表
まずはリフトアップ製品7種を一覧で比較します。目的と予算に合わせて絞り込んでください。
| 製品名 | メーカー | リフト量 | 価格(税込) | 減衰調整 | 主な付属品 | 難易度 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 1インチリフトアップコイル | ショウワガレージ | 25〜30mm | 35,200円 | なし | スプリング4本 | 中級 |
| 1インチアップサスペンションキット | CUSCO | 約25mm | 約120,000円 | 14段 | スプリング+ショック | 中級 |
| 1インチアップスプリング4本セット(033) | 033 | 約25mm | 約20,000円 | なし | スプリング4本 | 中級 |
| ハイトアップサスペンションセット | モンスタースポーツ | 約20mm | 約130,000円 | 14段 | スプリング+ショック | 中級 |
| SOLVE ACE20サスペンションキット | タニグチ | 約20mm | 約150,000円 | 14段 | フルキット(ホース・ブッシュ等) | 上級 |
| 2インチリフトアップコイルスプリング | シーエルリンク | 約50mm | 約30,000円 | なし | スプリング4本 | 上級 |
| FARMサスペンションセット | モーターファーム | 約50mm | 約160,000円 | あり | スプリング+ショック | 上級 |
【チョイ上げ派】1インチリフトアップおすすめ4選
JB64ジムニーで最も人気のあるカスタムが、1インチ(約25mm)の「チョイ上げ」リフトアップです。純正の洗練されたデザインを崩さずに、ほどよいタフさを演出できるバランスの良いカスタムです。
ショウワガレージ 1インチリフトアップコイル(35,200円)
ショウワガレージの1インチリフトアップコイルは、コスパと品質を両立した人気製品です。純正コイルをベースにバネレートを高めに設定しており、リフトアップ後もしっかりとした乗り味が特徴です。
- リフト量: 25〜30mm
- 価格: 35,200円(税込)
- カラー: シルバー / ブラック(選択可能)
- 特徴: 純正ショック流用可能、6色展開のカラーバリエーション
スプリング交換のみで手軽にリフトアップできるため、初めてのサスペンションカスタムに向いています。純正ショックをそのまま使えるので追加コストも抑えられます。純正の柔らかめの足回りからしっかりとした乗り味に変わります。高速道路でのフワフワ感が気になっていた方にも好評です。ショウワガレージは公式オンラインショップでの購入も可能で、35mmショック延長ブラケットセット(別売)と組み合わせるとさらに安心です。
CUSCO 1インチアップサスペンションキット
CUSCOの1インチアップサスペンションキットは、日刊自動車新聞用品大賞2019「カスタマイズ部門賞」を受賞した実力派です。14段階の減衰力調整が標準装備されています。街乗りからオフロードまで走行シーンに合わせたセッティングが可能です。
- リフト量: 約25mm
- バネレート: FR2.2 / FL2.1 / RR2.5 / RL2.3 kgf/mm
- 特徴: 14段減衰力調整、車高調整機能標準装備
価格はコイル単体より高めですが、ショックアブソーバーとのセットで性能をトータルで引き上げたい方に向いています。CUSCOは国内レース用パーツメーカーとしても知名度が高く、アフターサポートの信頼性も魅力です。左右非対称のバネレート設定(FL/FR)を採用している点も特徴です。ジムニー特有の重量配分を考慮した設計の表れといえます。
車検対応 1インチアップスプリング4本セット(033)
予算を抑えてリフトアップしたい方に注目してほしいのが、033ブランドの車検対応1インチアップスプリングです。スプリング4本セットのシンプルな構成で、最もリーズナブルにリフトアップを実現できます。
- リフト量: 約25mm(1インチ)
- 構成: スプリング4本セット
- 特徴: 車検対応設計、コストパフォーマンス重視
「まず試しにリフトアップしてみたい」というエントリーユーザーに適した選択肢です。ショックアブソーバーは純正をそのまま使う前提の設計で、スプリング交換だけで作業が完結するシンプルさが特徴です。ただし、走行性能を追求する方はショックとの同時交換も検討してください。
モンスタースポーツ ハイトアップサスペンションセット
モータースポーツの世界で確かな実績を持つモンスタースポーツのハイトアップサスペンションセットは、純正ボルトオン設計が大きな魅力です。ラテラルロッドやブレーキホースを純正のまま流用できます。追加コストを抑えながら本格的なサスペンションキットを導入できます。
- リフト量: 約20mm
- 品番: 510500-5500M
- 特徴: 14段減衰力調整、純正ボルトオン対応、ラテラルロッド・ブレーキホース純正流用可
- 適合: JB64W 18.07〜(1〜3型)/ 5MT・4AT・4WD
リーディングアームと組み合わせることで、さらに走行安定性を高めることもできます。
【本格派】2インチ以上のリフトアップおすすめ3選
より高いリフトアップで迫力あるスタイルを求める方や、本格的なオフロード走行を楽しみたい方には、2インチ以上のリフトアップがおすすめです。ただし、補正パーツや車検対応の知識が必要になるため、中級〜上級者向けのカスタムです。
タニグチ SOLVE ACE20 サスペンションキット
オフロードサービスタニグチは、35年以上にわたりジムニー専用パーツを開発してきた老舗メーカーです。SOLVE ACE20は、コイルスプリング・専用ショックアブソーバー・ロングブレーキホース・キャスターブッシュ2.5度・リアラテラル補正ブラケットをセットにしたフルキットです。個別にパーツを選ぶ手間がありません。
- リフト量: 約20mm
- 構成: フルキット(スプリング+ショック+補正パーツ一式)
- 特徴: 14段減衰調整ショック、JB64W専用設計(JB74不可)
- 適合: JB64W専用
フルキット構成のため、パーツの相性問題を気にせずに導入できるのが大きなメリットです。ジムニー専門店ならではの知見が詰まった製品といえるでしょう。キャスターブッシュ2.5度が付属しているため、リフトアップ後もステアリングの直進安定性を維持できます。他社製品ではこれらの補正パーツを別途購入する必要があるケースが多いです。トータルコストで考えると価格以上の価値があります。
シーエルリンク 2インチリフトアップコイルスプリング
シーエルリンクの2インチリフトアップコイルスプリングは、約50mmのリフトアップを実現するスプリング4本セットです。1インチでは物足りない方や、大径タイヤ(225/75R16など)を装着したい方に適した製品です。
- リフト量: 約50mm(2インチ)
- 構成: スプリング4本セット(1台分)
- 適合: JB64W / JB74W
2インチアップの場合は、ショックアブソーバーの延長または交換、ブレーキホースの延長、ラテラルロッドの補正が別途推奨されます。プロペラシャフトスペーサーも合わせて検討すると、駆動系への負担を軽減できます。
モーターファーム FARM サスペンションセット(2インチ)
モーターファームのFARMサスペンションセットは、スプリングとショックアブソーバーがセットになった2インチリフトアップキットです。本格的なオフロード走行を視野に入れたセッティングが特徴です。林道やダートでのパフォーマンスを重視する方に向いています。
- リフト量: 約50mm(2インチ)
- 構成: SSセット(スプリング+ショック)
- 適合: JB64W
オフロード走行をメインに考えている方は、ジャダーストップキットの併用も検討してみてください。リフトアップ後のステアリング振動(ジャダー)を軽減する効果が期待できます。
【ローダウン派】ダウンサス&車高調おすすめ3選
ジムニーJB64はリフトアップのイメージが強い車種ですが、あえてローダウンするスタイルも注目を集めています。街乗り中心のオーナーにとっては、重心を下げることで走行安定性が向上し、日常の快適性が高まるメリットがあります。
エスペリア スーパーダウンサス ESS-5002
エスペリアのスーパーダウンサスは、フロント38〜43mm、リア38〜43mmのダウン量を実現するローダウンスプリングです。約17,108円(税込・4本セット)というコストパフォーマンスの高さが魅力です。乗り心地とベストフォルムのバランスをハイレベルで達成しています。
- ダウン量: フロント38〜43mm / リア38〜43mm
- 品番: ESS-5002
- 価格: 約17,108円(税込・4本セット)
- 特徴: コスパ重視のローダウンスプリング
ジムニーのローダウン入門として、手軽に試せる製品です。エスペリアは国内ダウンサスメーカーとして多くの車種で実績があり、品質面での安心感もあります。純正ショックとの組み合わせでも違和感なく使える設計です。取り付け後すぐに効果を実感できるでしょう。
RS-R Ti2000 DOWN
RS-Rは国内ダウンサスメーカーとして長い実績を持つブランドです。Ti2000シリーズはチタン合金(Ti2000素材)を使用しています。軽量でありながら高い耐久性を実現しています。ダウン量はフロント・リアともに50〜55mmで、しっかりとしたローダウンスタイルを作り出せます。
- ダウン量: フロント50〜55mm / リア50〜55mm
- 品番: S662TD
- 特徴: Ti2000素材使用、軽量・高耐久、安定感ある乗り心地
エスペリアよりもさらに低い車高を求める方は選んで間違いありません。ただし、ダウン量が大きいため最低地上高(9cm以上)の確保には注意が必要です。
BLITZ DAMPER ZZ-R 車高調(92525)
BLITZ(ブリッツ)のDAMPER ZZ-Rは、全長調整式の車高調キットです。32段階の減衰力調整に対応しており、車高と乗り味の両方を細かくセッティングできます。ローダウンだけでなく、純正車高付近でのセッティングにも対応しています。将来的にセッティングの方向性を変えたい方にも柔軟に対応できます。
- 価格: 約144,632円(税込)
- 品番: 92525
- バネレート: F2.3 / R2.5 kgf/mm
- 車高調整幅: フロント-50〜+13mm / リア-55〜-18mm
- 特徴: 全長調整式、32段減衰力調整、レンチ付属
ダウンサスと比較すると価格は高めですが、車高と減衰力の両方を自在に調整できるのは車高調ならではのメリットです。季節や路面状況に合わせてダイヤルひとつでセッティングを変更できます。長期的に見て満足度の高い選択肢です。フロントは純正アッパーマウント仕様、リアは強化ラバーを採用しており、純正の取り付けポイントをそのまま活用できます。
ローダウン時の注意点
ジムニーJB64をローダウンする際は、以下の点に注意が必要です。
- 最低地上高: 道路運送車両の保安基準で最低地上高9cm以上が求められます。大幅なダウンではクリアできない場合があります
- バンプラバー交換: ストロークが短くなるため、ローダウン対応のショートバンプラバーへの交換を推奨します
- オートレベライザー調整: LED車両はヘッドライトの光軸がずれるため、レベライザーの補正が必要です
- スタビリンク: ローダウン車高用の調整式スタビリンクに交換すると、サスペンションの動きがスムーズになります。Venus製VSL-017などの専用品が販売されています
リフトアップ量別の費用目安と必要パーツ
リフトアップにかかる費用はリフト量によって大きく異なります。以下に目安をまとめました。
1インチ(25mm)リフトアップの場合
| 項目 | 費用目安 |
|---|---|
| スプリング(4本) | 20,000〜40,000円 |
| ショック延長ブラケット(任意) | 5,000〜15,000円 |
| ショップ工賃 | 15,000〜25,000円 |
| 合計 | 40,000〜80,000円 |
1インチアップの場合、補正パーツは原則不要です。純正ショックの流用も可能なため、最もリーズナブルにリフトアップを楽しめます。
2インチ(50mm)リフトアップの場合
| 項目 | 費用目安 |
|---|---|
| サスペンションキット | 100,000〜180,000円 |
| 補正パーツ(ラテラルロッド・ブレーキホース等) | 20,000〜50,000円 |
| ショップ工賃 | 30,000〜50,000円 |
| 合計 | 150,000〜280,000円 |
2インチアップでは、フロントラテラルロッドやロングブレーキホースの追加が推奨されます。ショック交換も含めたセッティングを行うのが一般的です。
3インチ(75mm)以上のリフトアップの場合
| 項目 | 費用目安 |
|---|---|
| サスペンション+補正パーツ一式 | 550,000〜600,000円 |
| ショップ工賃 | 130,000〜180,000円 |
| 防錆処理(任意) | 60,000〜90,000円 |
| 合計 | 740,000〜870,000円 |
3インチ以上のリフトアップは費用が大幅に増加します。プロペラシャフトスペーサーをはじめとする多数の補正パーツが必要になるため、専門ショップへの依頼を強く推奨します。
リフトアップ時に検討すべき補正パーツ一覧
| パーツ名 | 必要になるリフト量 | 役割 |
|---|---|---|
| ショック延長ブラケット | 1インチ〜 | 純正ショックのストロークを確保 |
| 調整式ラテラルロッド | 2インチ〜 | 車軸のセンターずれを補正 |
| ロングブレーキホース | 2インチ〜 | ブレーキホースの張りを防止 |
| キャスターブッシュ | 2インチ〜 | ステアリングの直進安定性を改善 |
| プロペラシャフトスペーサー | 2.5インチ〜 | 駆動系の角度補正 |
| トラクションリンク | 3インチ〜 | アクスルの位置決め精度を向上 |
車検・構造変更のポイント
リフトアップやローダウンを行う際に気になるのが車検への影響です。結論から言えば、1インチ程度のリフトアップであれば、ほとんどのケースで問題なく車検に通ります。
±4cmルール
車検証に記載された全高から±4cm以内の変更であれば、構造変更申請は不要です。1インチ(約25mm)リフトアップはこの範囲内に収まるため、通常の車検で問題ありません。
コイルスプリング=指定部品
コイルスプリングは道路運送車両法で「指定部品」に分類されています。指定部品への交換は、一定の条件(車体からはみ出さない等)を満たせば車検に通るとされています。コイルスプリングによるリフトアップは、4cmを超えても車検に通る可能性が高いです。
ただし、検査員の判断により記載変更(車両寸法の高さ変更)を求められるケースもあります。2インチ以上のリフトアップでは事前に陸運局への確認をお勧めします。
直前直左視界基準(2007年以降製造車両)
2007年(平成19年)1月1日以降に製造された車両は「直前側方視界基準」の検査対象です。JB64ジムニーの場合、2インチ以上のリフトアップでは直前の死角が増えます。補助ミラーの設置やカメラの装着が必要になる場合があります。
突入防止装置(令和3年9月以降製造車両)
令和3年(2021年)9月以降に製造された車両では、バンパー下縁が地上550mmを超える場合に突入防止装置の装着が求められます。3インチ以上のリフトアップを行う際は、この基準に注意が必要です。
構造変更申請の手順と費用
4cmを超えるリフトアップで構造変更が必要になった場合の目安です。
- 審査期間: 1〜2週間
- 代行費用: 約30,000円(業者委託の場合)
- 必要書類: 車検証、改造内容の説明書、改造部品の資料
先代モデルのJB23リフトアップキットの経験がある方は、JB64でも基本的な考え方は同じです。
リフトアップ・ダウンサスの選び方ガイド
サスペンション選びに迷った場合は、以下の目的別チャートを参考にしてください。
目的別おすすめ
| 目的 | おすすめタイプ | 推奨製品 |
|---|---|---|
| 街乗りメインでちょっとカッコよくしたい | 1インチリフトアップ(スプリング単体) | ショウワガレージ 1インチコイル |
| 乗り心地も改善したい | サスペンションキット | CUSCO 1インチアップキット |
| 本格オフロードを楽しみたい | 2インチ以上のフルキット | タニグチ SOLVE ACE20 |
| スポーティに街乗りしたい | ダウンサス | エスペリア スーパーダウンサス |
| セッティングにこだわりたい | 車高調 | BLITZ DAMPER ZZ-R |
スプリングのみ vs フルキット vs 車高調の選択基準
スプリングのみが向いている方
- 予算を抑えたい(2〜4万円程度)
- 純正ショックのコンディションが良好
- まずリフトアップの効果を試してみたい
フルキット(サスペンションキット)が向いている方
- 性能を総合的に向上させたい
- 減衰力調整でセッティングを追求したい
- パーツの相性を気にせずに導入したい
車高調が向いている方
- 車高を無段階に調整したい
- ローダウンからリフトアップまで幅広く対応したい
- 長期的にセッティングを変更する可能性がある
DIY vs ショップ取り付けの判断基準
| 判断要素 | DIY向き | ショップ推奨 |
|---|---|---|
| リフト量 | 1インチまで | 2インチ以上 |
| 工具 | スプリングコンプレッサー所有 | 工具不足 |
| 経験 | 足回り作業経験あり | 初めてのサスペンション交換 |
| 補正パーツ | 不要 | ラテラルロッド・ブレーキホース等が必要 |
取り付け時の注意点と失敗しやすいポイント
サスペンション交換は安全に直結するカスタムです。正しい手順で作業を行わないと走行中にトラブルが発生する可能性があります。以下のポイントを事前に確認しておきましょう。特に初めてDIYでサスペンション交換に挑戦する方は、すべての項目を事前にチェックしてから作業に取り掛かることを推奨します。
ショック延長ブラケットの必要性
1インチリフトアップでスプリングのみ交換する場合、純正ショックアブソーバーのストロークが不足する場合があります。ショウワガレージなどが提供している35mmショック延長ブラケット(ASIN: B0C1F527WG)を使えば解決します。純正ショックのストロークを確保できます。
ブレーキホースの余裕確認
リフトアップによりサスペンションストロークが変わると、ブレーキホースが引っ張られる可能性があります。2インチ以上のリフトアップでは、ロングブレーキホースへの交換が必要です。
ラテラルロッドの補正
リフトアップ後にタイヤが左右どちらかにずれている場合は、調整式ラテラルロッドで補正が必要です。特に2インチ以上のリフトアップでは、純正ラテラルロッドでは補正しきれないケースが多いです。
オートレベライザー調整(LED車両)
JB64ジムニーのLEDヘッドライト搭載車はオートレベライザーが装備されています。リフトアップ・ローダウン後はヘッドライトの光軸がずれます。レベライザーの補正ロッドを交換する必要があります。CUSCOなどからリフトアップ用・ダウン用の補正ロッドが発売されています。
異音発生時の対処法
サスペンション交換後に「コトコト」「ギシギシ」といった異音が発生する場合は、以下を確認してください。
- ボルトの締め付けトルクが規定値に達しているか
- スプリングが正しい位置に収まっているか
- バンプラバーが干渉していないか
アライメント調整の重要性
サスペンション交換後はタイヤのアライメント(トー角・キャンバー角)がずれます。交換後はアライメント調整を強く推奨します。費用は5,000〜10,000円程度です。
よくある質問
まとめ:目的に合ったサスペンション選びで理想のジムニーに
ジムニーJB64のサスペンションカスタムは、リフトアップ・ローダウンのどちらを選ぶかで、使う製品も必要なパーツも大きく変わります。
おすすめ3選のおさらい
- チョイ上げ派: ショウワガレージ 1インチリフトアップコイル(35,200円)— コスパと手軽さのバランスが良く、初めてのリフトアップに最適
- 本格オフロード派: タニグチ SOLVE ACE20 サスペンションキット — 老舗ジムニー専門店の知見が詰まったフルキット。補正パーツ込みで安心
- ローダウン派: エスペリア スーパーダウンサス ESS-5002(約17,108円)— コスパ重視のローダウンスプリング。街乗りの安定性を向上
サスペンション交換は安全に直結するカスタムです。製品選びだけでなく、正しい取り付けとその後のメンテナンスも大切にしてください。取り付け後は100km走行時点でボルトの増し締めを行い、その後も定期的に各部の緩みがないか確認しましょう。不安がある場合は、ジムニー専門のカスタムショップに相談してみてください。オフロードサービスタニグチ、4×4エスポワール、シーエルリンクなど、ジムニーに特化した専門ショップなら安心です。製品選びから取り付け、アフターフォローまでトータルでサポートしてもらえます。

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