更新日:2026年3月
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結論:ZR-Vの異音は発生箇所と音の種類で原因を特定できる
ZR-Vに乗っていて「走行中にカタカタ音がする」「段差でビビリ音が出る」と感じている方は少なくありません。オーナーの声を調べると、納車から数か月で異音に気づくケースが多く報告されています。
ただし、異音の発生箇所や種類はさまざまです。この記事では、ZR-Vオーナーから報告が多い7つの異音パターンについて、原因と対処法を整理しました。音の正体を把握して、適切な対応を取る参考にしてください。
ZR-Vで報告が多い異音7パターンと原因
ダッシュボード・ナビ周辺のビビリ音
ダッシュボード付近から「ビビビ」という振動音が聞こえる場合、樹脂パーツの熱膨張が原因の可能性があります。夏場は車内温度が70〜80℃まで上昇するため、樹脂が膨張して隙間が変化します。走行振動が加わると、その隙間が共振してビビリ音になります。
ZR-Vは9インチの大型ディスプレイを搭載しており、取付部分にわずかなガタが生じやすい構造です。エアコン吹出口の周辺も音の発生源になりやすいポイントです。
サイドバイザーのキコキコ音
ディーラーオプションのサイドバイザーを装着した車両で、ドア開閉時に「キコキコ」と鳴る症例が多く報告されています。Zグレードではグロスブラックのドアガーニッシュが厚めに設計されており、サイドバイザーとのクリアランスが不足していることが要因と考えられます。
この異音はディーラーでも把握済みのケースが多く、サイドバイザーの新品交換や接着面の再施工で対処されています。
ドア周辺のカタカタ・ガタガタ音
荒れた路面を走行中にドア付近から「カタカタ」と聞こえる場合、Bピラー(前後ドアの間にある柱)内装パネルの固定クリップが緩んでいる可能性があります。シートベルトのアンカー部分がBピラーカバーに接触して音が出るパターンもあります。
オーナーの声では、ランチャンネル(窓枠ゴム)やパワーウインドウレギュレーターの交換で改善したという報告があります。ディーラーでクリップ交換とフェルト材の挿入を依頼するのが確実です。
リアシート付近のビビリ音
後部座席付近から「カチカチ」「ビビビ」という音が断続的に聞こえる場合は、リアシートベルトのバックル部分がBピラーの内張りに接触しているケースが多く見られます。空席時にシートベルトが揺れて周囲のパネルに当たることで発生します。
体感として、後部座席に人が乗っているときは音が止まり、空席のときだけ鳴るのが特徴です。シートベルトバックルカバーの装着で音を抑えられます。
足回りのゴトゴト・コトコト音
段差や荒れた路面でフロント下部から「ゴトゴト」と響く場合、スタビライザーブッシュの摩耗が疑われます。ブッシュが劣化するとスタビライザーバーが動く余裕が生まれ、段差のたびに衝撃音が出ます。走行距離3万km前後から症状が出始めることがあります。
アッパーマウント(ダンパー上部の取付ゴム)の劣化も原因の一つです。「コトコト」と軽い音がハンドル付近から伝わる場合はこちらを疑ってください。ブッシュ交換の費用は15,000〜20,000円(税込)が目安です。
ZR-Vのカスタムにかかる費用全般については、ZR-Vのカスタム費用ガイドで詳しくまとめています。
エンジン・CVTのうなり音(e:HEVモデル)
e:HEVモデルで「ウィーン」というモーターのような音が大きく感じられるのは、エンジンとモーターの切り替わりタイミングで発生するCVTのうなり音です。特に冬場の始動直後はCVTフルードが温まっていないため、音が大きくなる傾向があります。
体感として、暖機運転を2〜3分とるだけで音量が下がるケースが多いです。日常的に気になる場合は、急なアクセル操作を控えることでCVTへの負荷を減らせます。パフォーマンスダンパーの装着(工賃込み3〜5万円(税込))で車体振動を抑え、体感的な静粛性を高める方法もあります。
停車直前のブレーキ異音
信号手前などの停車直前に「キー」「コツン」という音が出る場合、ブレーキパッドの微振動やABSの自己診断作動が原因です。低速域でブレーキをかけた際にパッドがローターの表面と微妙にこすれて音が出ることがあります。
パッドの残量が十分でも発生するケースがあるため、気になる場合はディーラーで点検を受けてください。パッド交換が必要な場合、工賃込みで10,000〜20,000円(税込)が目安です。
異音の発生箇所を自分で特定する方法
異音の原因を絞り込むには、「いつ・どこから・どんな音が出るか」を整理するのが近道です。以下の表で該当するパターンを確認してみてください。
| 発生タイミング | 音の種類 | 疑われる箇所 |
|---|---|---|
| 走行中(常時) | ビビビ・カタカタ | ダッシュボード/ドア内張り |
| 段差・荒れた路面 | ゴトゴト・コトコト | 足回り(スタビブッシュ・アッパーマウント) |
| ドア開閉時 | キコキコ | サイドバイザー |
| 後部座席が空のとき | カチカチ・ビビビ | リアシートベルト周辺 |
| 始動直後・低速域 | ウィーン | CVT/モーター |
| 停車直前 | キー・コツン | ブレーキパッド/ABS |
まずは助手席の人に音を聞いてもらいながら走ると、左右どちらから鳴っているかを絞りやすくなります。音が出ている付近を手で軽く押さえて音が止まれば、その部分のパネルや部品が原因です。
タイヤに起因するロードノイズが気になる場合は、ZR-Vのタイヤサイズ・純正スペックも確認しておくと切り分けに役立ちます。
DIYでできる異音対策と費用目安
ダッシュボード静音モール
フロントガラスとダッシュボードの隙間に挿入するウレタン製の静音モールで、ビビリ音を緩和できます。ZR-V RZ系専用品(160cm)が1,580円前後(税込)で入手でき、接着剤不要のはめ込み式なので施工も簡単です。作業時間は約10分です。
シートベルトバックルカバー
リア周辺のビビリ音対策として、PUレザー製のバックルカバーが定番です。バックル部分にかぶせるだけで金属同士の接触音を防げます。ZR-V RZ系対応品が前席用2枚で999円(税込)から販売されています。
ドアショックアブソーバー
ドアの閉まり音と衝撃を吸収するゴムクッションです。ドアのフチに貼り付けるだけで、金属同士がぶつかる「バン」という衝撃が和らぎます。ZR-V専用設計の8個セットが999円(税込)で、取り付けの際に注意したいのは貼付面の脱脂です。
デッドニング・制振材貼付
ドア内張りやBピラー周辺に制振シートを貼る方法です。ホームセンターで購入できるブチルゴム系の制振材(2,000〜3,000円(税込))を振動源に貼るだけで、カタカタ音が大幅に減ります。内張りの取り外しが必要なため、作業時間は約30〜60分です。
LED交換と同時に内装パネルを外す場合は、ZR-VのLED交換ガイドも参考になります。
ディーラーに相談すべき異音の判断基準
DIYで対応できる異音は、主にダッシュボードやドア内装などの「振動による接触音」です。一方、以下のケースは安全に関わるため、早めにディーラーへ相談してください。
- 足回りからの金属的な打音 — スタビブッシュやボールジョイントの劣化は走行安全性に直結します。放置するとダンパーやサスペンション全体に負荷がかかり、修理費が膨らむ可能性があります。
- ブレーキからの連続的な異音 — パッド残量の不足やローターの偏摩耗が疑われます。制動力の低下につながるため、点検を後回しにしないでください。
- エンジンルームからの金属打音やガラガラ音 — VTCアクチュエーターの不具合がホンダ車で報告されています。始動直後にガラガラ音が2〜3秒続く場合はディーラーに相談してください。
新車保証期間内(一般保証3年・6万km)であれば、製造上の不具合に起因する異音は無償修理の対象になる可能性があります。症状を動画に撮っておくと、ディーラーでの説明がスムーズです。
Q1. ZR-Vの異音はリコール対象になっていますか?
2026年3月時点で、ZR-Vの内装異音に関するリコールは出ていません。ただし、サイドバイザーの異音についてはディーラーで無償交換対応が行われた事例があります。国土交通省のリコール検索ページで最新情報を確認してください。
Q2. 異音がするのにディーラーで「異常なし」と言われたらどうすればよいですか?
異音は走行条件や気温で再現しにくいことがあります。音が出ているときにスマートフォンで録音・録画しておくと、整備士に伝わりやすくなります。「どの速度帯で」「どの路面状況で」「車内のどのあたりから」を具体的にメモして持参すると、原因の特定が進みやすいです。
Q3. e:HEVのエンジン音が大きいのは故障ですか?
e:HEVは走行状況に応じてエンジンとモーターを自動で切り替えます。加速時にエンジンが高回転で回ると音が大きくなりますが、これはシステムの正常な動作です。ただし「ガラガラ」「カチカチ」といった金属的な音が混じる場合は別の不具合の可能性があるため、ディーラーで点検を受けてください。
まとめ
ZR-Vの異音は、ダッシュボードのビビリ音やドア周辺のカタカタ音など、樹脂パーツの隙間や固定クリップの緩みに起因するケースが大半です。DIYで対応できるものは静音モールやバックルカバーなどの簡易パーツで手軽に解消できます。
一方、足回りやブレーキからの異音は走行安全性に関わるため、症状を感じたら早めにディーラーに相談してください。

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