更新日:2026年3月
※当サイトはAmazonアソシエイト・プログラムの参加者です。リンクを通じて購入された場合、当サイトに紹介料が支払われることがあります。
結論:シビック TypeR のブレーキパッドは用途で選ぶのが正解
シビック TypeR の純正ブレンボブレーキは制動力に定評のある装備です。ただし、純正パッドのダスト量はオーナーの悩みの種になりやすい部分です。ホイールが短期間で真っ黒になるため、洗車頻度が増えるという声はSNSやカーフォーラムで途切れません。
この記事では、FK8・FL5オーナーの装着レポートと最新の価格・在庫情報をもとに、用途別のブレーキパッドを5つ紹介します。街乗りの低ダスト用からサーキット本格走行用まで、自分の使い方に合った1セットが見つかるはずです。DIXCEL、ENDLESS、Projectμの各メーカーからFK8・FL5対応製品が出ていますが、本記事ではAmazonで入手しやすく、レビュー実績の多い製品を厳選しました。
シビック TypeR オーナーに多いブレーキパッドの悩み
シビック TypeR のブレーキパッド選びで迷うオーナーは少なくありません。よくある悩みを整理します。購入前にこの4つのポイントを押さえておけば、パッド選びで失敗するリスクを大幅に減らせます。
純正パッドのダスト問題
TypeR の純正ブレンボパッドは欧州仕様の設計を採用しています。ディスクとパッドが一緒に削れる仕組みで、一般的な国産車の3〜5倍のダストが出ます。洗車してもすぐにスポーク裏が黒く汚れるのが実情です。そのため、多くのオーナーが社外パッドへの交換を検討しています。
特にホワイトやシルバー系のホイールを装着している場合、ダストの目立ち方は顕著です。洗車後2〜3日で前輪のスポーク裏が茶色く変色し始めるという報告が多数あります。雨天走行後はさらにダストが固着しやすく、放置するとホイール表面にシミが残る場合もあります。
ブレンボキャリパー対応品の見極め
TypeR のフロントにはブレンボ製4ポットキャリパーが搭載されています。一般的なホンダ車用のパッドでは形状が合いません。「FK8」「FL5」「ブレンボ」の適合が明記された製品から選ぶことが前提です。
Amazonや楽天で「シビック ブレーキパッド」と検索すると、FK7やFC1(ノーマルシビック)用のパッドも混在して表示されます。TypeR 用とノーマルシビック用ではキャリパーの形状がまったく異なるため、間違えて購入すると装着できません。製品ページの適合表で「FK8」「FL5」「TYPE-R」の記載を確認してから注文してください。
FK8とFL5の型式による違い
FK8(2017〜2021年式)とFL5(2022年式〜)では、フロントのパッド品番が異なるケースがあります。購入前にメーカーの適合表で型式・年式・グレードを照合してください。リヤは共通品番の場合もありますが、型式ごとの確認は欠かせません。
パッド交換で何が変わるのか
社外パッドに交換すると、ダスト量・制動力・耐熱性のバランスが変わります。低ダスト系はホイール汚れが激減する反面、高温域の制動力が純正より低下します。スポーツ系はサーキットでの安定感が増す反面、ダストは純正と同等かそれ以上になります。自分の走行スタイルに応じた選択が分かれ目です。
また、パッド素材によってブレーキ鳴き(スキール音)の出やすさも変わります。低ダスト系のノンアスベスト素材はキーキーという高周波の鳴きが出る場合があります。メタル系はジャリジャリという低い音が発生しやすいです。鳴きの程度はローターとの相性にも左右されるため、レビューを参考に判断してください。
排気系のカスタムも検討中なら、シビック TypeR のマフラー選びもあわせてチェックしてみてください。
ブレーキパッドの選び方ガイド
ブレーキパッドの性能は「低ダスト」「制動力」「耐熱性」の3軸で比較すると整理しやすくなります。ここではシビック TypeR のブレーキ特性を踏まえた選び方のポイントを解説します。
パッド素材の違いを知る
ブレーキパッドは素材によって大きく3つに分類されます。
- NAO(ノンアスベストオーガニック)系 — ダストが少なく、鳴きも抑えめです。街乗りに特化した素材で、DIXCEL M typeがこのカテゴリに該当します
- ロースチール系 — 制動力と低ダストのバランスが取れた素材です。ENDLESS SSM PLUSやSSSがこの系統です
- メタル系 — 鋳鉄やステンレスなどの金属粉を多く配合した素材です。高温域の制動力に優れますが、ダスト量は多めです。ENDLESS MX72シリーズがこのカテゴリに入ります
TypeR の純正パッドはロースチール〜セミメタル系に分類されます。ダストが多い理由は、高い制動力を確保するために金属成分の配合比が高めに設定されているためです。
用途別の選び方
- 街乗り中心(通勤・買い物メイン) — ダスト低減が最優先。DIXCEL M typeやENDLESS SSM PLUSが候補になります。ホイールの美しさを保ちたい方はM typeが筆頭です
- ワインディング走行が多い(月1〜2回の峠ドライブ) — 制動力と低ダストのバランスを重視。SSM PLUSやSSSが向いています
- サーキット走行を予定(走行会・タイムアタック) — 耐熱性と高負荷時の安定感がカギになります。MX72 PLUS以上を選んでください。高温域でのフェード耐性が制動力の安定に直結します
- 街乗り+年数回のスポーツ走行 — SSSやMX72 PLUSが守備範囲の広い選択肢です。どちらも街乗りでの扱いやすさとスポーツ走行時の踏み応えを両立しています
本記事のおすすめ選定基準
本記事では以下の基準で製品を選定しています。
- みんカラ・カーチューンのレビュー件数5件以上(実装報告が複数確認できるもの)
- FK8またはFL5の適合をメーカーが公表済み(適合表またはカタログ記載あり)
- 税込12,000〜37,000円の価格帯(片側〜前後セット)
- Amazonで購入可能かつ在庫を確認済み(2026年3月時点)
- 街乗り低ダスト〜サーキットまで用途を網羅(偏らない選定)
5製品のスペック比較表
まずは5製品の主要スペックを一覧で比較します。
| 製品名 | メーカー | 用途 | 価格(税込) | セット内容 | ダスト量 | 制動力 | 耐熱性 | 在庫 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| DIXCEL M type | DIXCEL | 街乗り低ダスト | F:14,960円 R:13,992円 | 片側ずつ | 少 | 純正比やや穏やか | 街乗り向き | 在庫あり |
| ENDLESS SSM PLUS | ENDLESS | 街乗り〜ワインディング | 36,909円 | 前後1台分 | やや少 | 純正同等 | ワインディング対応 | 残りわずか |
| ENDLESS MX72 PLUS | ENDLESS | スポーツ〜サーキット | 34,152円 | 前後1台分 | 純正同等〜やや多 | 純正以上 | サーキット対応 | 残り15点 |
| ENDLESS SSS | ENDLESS | ストリート万能 | F:12,320円 R:12,331円 | 片側ずつ | やや少 | 純正同等 | ワインディング対応 | 取り寄せ |
| ENDLESS MX72 | ENDLESS | サーキット本格派 | R:19,291円 | リヤ単品 | やや多 | 純正以上 | サーキット対応 | 残りわずか |
低ダスト性能を重視するならDIXCEL M typeが突出しています。制動力と低ダストの両立ならSSM PLUSが候補です。サーキット走行を視野に入れるならMX72 PLUSを選んでください。
価格面では、ENDLESS SSSの前後セット(合計24,651円(税込))が最も手頃です。DIXCEL M typeも前後セットで28,952円(税込)に収まります。1台分セットのSSM PLUSとMX72 PLUSは34,000〜37,000円の価格帯になりますが、前後の組み合わせを考える手間が省けるのが利点です。
用途別おすすめブレーキパッド5選
【低ダスト街乗り】DIXCEL M type(フロント)
ダスト低減を最優先にしたい街乗りメインのオーナーに評判のよい製品です。
装着してみると、純正パッドとの差は歴然です。みんカラのレビューでは「2,000km走っても汚れがほとんど気にならない」という報告が複数見つかります。制動力は純正比で若干マイルドになります。ただし、街乗りでは不満を感じないレベルです。
オーナーの声では、冬場の低温時にわずかなブレーキ鳴きが出る場合もあります。暖まれば収まるため、実用上の問題にはなりにくいです。
価格.comのクチコミでは、2,000km走行後のオーナーが「ダストの付着はほぼ気にならないレベル」と報告しています。別のオーナーも600km走行後に同様の評価をしており、低ダスト性能の再現性は高いです。
リヤ用(B0CCD8CD7H・13,992円(税込))も同時交換すれば、前後合わせて28,952円(税込)です。コストを抑えつつダスト問題を解消したい方に向いています。
なお、DIXCEL M typeはダスト低減に特化した製品です。サーキット走行や高速道路での連続ブレーキングには向いていません。街乗り95%・たまに軽いワインディングという使い方であれば、不満なく使い続けられるはずです。
【低ダスト+制動力】ENDLESS SSM PLUS 1台分セット
低ダストと制動力の両立を求めるオーナーに支持されている1台分セットです。
装着してみると、純正に近いペダルタッチのままダストが大幅に減ります。みんカラのレビューでは「フィーリングがよく、ダストも減少した」という声が目立ちます。ワインディング走行でもコントロール性は良好です。ブレーキの効き始めから奥まで安定した踏み応えを体感できます。
作業時間は約2時間(ショップ依頼の場合)です。前後セットなので、パッド選びに迷わず済むのも利点です。純正の制動フィーリングを維持しつつダストだけ減らしたい方には、このSSM PLUSが有力な選択肢になります。
TypeR の走りを他車と比べたい場合は、シビック FL5とGR86の比較記事も参考になります。
【スポーツ走行向け】ENDLESS MX72 PLUS 1台分セット
ワインディングからミニサーキットまで幅広くカバーするメタル材質系のスポーツパッドです。
取り付けの際に注意したいのは、初期のアタリ付けです。装着直後は効きが甘く感じることがあります。100〜200km走行後にパッドとローターが馴染むと、本来の制動力が出てきます。
コクピット川越の施工事例では、FL5にMX72プラスを前後装着しています。同時にブレーキフルード交換とエア抜きも実施したとのことです。サーキット走行を見据えるなら、フルード交換もセットで依頼するのが賢明です。
体感として、純正パッドより踏み込んだ際のコントロール幅が広がります。高速域からの減速でも安定した効きが持続するため、サーキットの連続周回でも安心感がある製品です。
【ストリート万能】ENDLESS SSS フロント
街乗りからワインディングまでカバーするエントリーグレードのスポーツパッドです。
体感として、純正パッドよりも踏み始めのレスポンスがシャープです。低ダスト性はSSM PLUSほどではありませんが、純正比ではダストが減少します。価格も12,320円(税込)と手頃で、初めてのパッド交換として試しやすい製品です。
オーナーの声では「純正よりペダルタッチが軽くなった」という感想が多く見られます。低温時の効き出しも安定しており、通勤やちょっとしたドライブがメインの使い方にぴったりです。
リヤ用はENDLESS SSS EP524SSS(B07BBKVM5K・12,331円(税込))との組み合わせで前後24,651円(税込)に収まります。コスパを重視するなら有力な組み合わせです。
SSSは「Super Street Sintered」の略で、焼結合金(シンタード)素材を使用しています。NAO系(低ダスト系)とメタル系の中間的な特性で、普段使いの快適さとスポーツ走行時の踏み応えをバランスよく両立しています。初めてのパッド交換で「どれを選べばいいか分からない」という場合に試しやすい製品です。
【サーキット本格派】ENDLESS MX72 リア
サーキット走行でリヤの安定性を高めたいオーナー向けの単品リヤパッドです。
フロントにMX72 PLUSを入れ、リヤに本製品を組み合わせるパターンが定番です。高温域でもフェードしにくく、連続周回でも制動力の安定感を維持できます。メタル材質のため、パッドの摩耗によるダストは純正以上に出ます。ただし、サーキットユーザーはダストよりも制動力を優先するため、割り切って使えるはずです。
リヤパッドの交換頻度はフロントより低めです。サーキット走行中心の場合でもフロント2回交換に対してリヤ1回程度が目安です。リヤ単品で19,291円(税込)は、サーキット向けパッドとしてはコストパフォーマンスに優れています。
装着後の体感レビュー・オーナーの声
ここでは実際にパッドを交換したオーナーの体験談をまとめます。みんカラ、価格.com、CARTUNEなどのカーフォーラムから、TypeR オーナーの生の声を抽出しました。製品選びの参考材料にしてみてください。
DIXCEL M type を装着したオーナーの感想
価格.comのクチコミでは、M typeに交換して2,000km走行したオーナーが「ダストの付着はほぼ気にならないレベル」と報告しています。制動力は純正より若干穏やかです。ただし、街乗り中心のオーナーからは「効きに不安はない」という声が大半です。ホイール掃除の手間が劇的に減ったことへの満足度が高い傾向にあります。
装着してみると、洗車後の清潔な状態が2〜3週間は維持できるとの声もあります。純正パッドでは1週間も持たなかった方には劇的な変化です。
M typeのデメリットとして挙がるのは、高速域からの急ブレーキ時にやや甘さを感じる点です。日常の速度域(時速40〜80km)では問題ありませんが、高速道路で100km/hからのフルブレーキをかけるシーンでは純正との差を体感するオーナーもいます。とはいえ、安全に停止できないレベルではなく、街乗りユーザーにとっては十分な制動力です。
ENDLESS SSM PLUS を装着したオーナーの感想
みんカラのレビューでは「フィーリングがよく、ダストも減少した」と評価されています。純正に近いペダルタッチのまま、ダストだけを抑えたい方に支持されています。
ワインディング走行でもコントロール性に不満はなく、街乗りとスポーツ走行の中間領域で使うオーナーに向いている製品です。フルード交換もセットで実施したオーナーからは、ペダルの踏み応えがさらに改善したという声もあります。
ENDLESS MX72 PLUS を装着したオーナーの感想
コクピット川越の施工事例では、FL5にMX72プラスを装着後にサーキットでのコントロール性向上が確認されています。メタル材質のため純正よりダストは増えますが、その分の制動力と耐フェード性は段違いです。
アタリ付けに100〜200kmの慣らし走行が必要な点は注意してください。装着直後にサーキットへ持ち込むと、本来の性能を発揮できません。
MX72 PLUSの特徴は、ストリートでも違和感なく使える柔軟さです。冷間時の効きも安定しているため、通勤に使いつつ週末はサーキットという二刀流の運用も無理なくこなせます。メタル素材特有のジャリジャリとした微かな音が気になる方はいますが、走行中はほとんど聞こえないレベルです。
エンジンオイルの交換タイミングもあわせて確認しておくと、メンテナンスの計画が立てやすくなります。シビックのオイル交換タイミングを参照してください。
失敗しやすいポイントと取り付け時の注意
購入前に確認すべき注意点
以下に該当する場合は、この記事で紹介した製品がそのまま合わない可能性があります。
- DIY経験がまったくない方 — TypeR のブレーキパッド交換は中級〜上級の難易度です。リヤにEPBを採用しているため、OBD診断機がないとリヤパッドを外せません。工具がない場合はカー用品店やブレーキ専門ショップへの依頼(工賃15,000〜25,000円前後)を検討してください。
- FL5オーナーでFK8用パッドを検討中の方 — FK8とFL5ではフロントパッドの品番が異なるケースがあります。購入前にメーカーの適合表で型式・年式を照合してください。適合を確認せずに購入すると、装着できないリスクがあります。
- サーキット走行が中心で低ダストパッドを検討中の方 — 低ダストパッド(DIXCEL M type等)は高温域での制動力に限界があります。連続する高負荷ブレーキングではフェードのリスクが出るため、MX72 PLUS以上のグレードを選んでください。
- 予算10,000円以下で探している方 — FK8/FL5のブレンボキャリパー対応パッドは片側12,000円以上が相場です。低価格帯の汎用パッドでは適合しないため、メーカー純正品への交換も検討してください。
ブレーキパッド交換の具体的な手順と費用
作業時間と費用の目安
| 項目 | プロ依頼 | DIY |
|---|---|---|
| フロント交換 | 約45分 | 約1.5時間 |
| リヤ交換 | 約45分 | 約2時間(EPB対応含む) |
| 前後セット | 約1.5〜2時間 | 約3〜4時間 |
| 工賃 | 15,000〜25,000円 | 0円(工具代別途) |
| フルード交換追加 | 3,000〜5,000円 | 1,000〜2,000円(フルード代) |
フロント交換の流れ
- ジャッキアップしてホイールを外す
- キャリパーのスライドピンボルトを外す
- 古いパッドを取り出す
- ピストンを押し戻す(専用ツール推奨)
- 新しいパッドをセットしてキャリパーを戻す
- ホイールを取り付け、ジャッキを下ろす
- ブレーキペダルを数回踏んでピストン位置を調整
フロント側の交換手順は一般的なディスクブレーキ車と同じです。ブレンボキャリパーのスライドピンはやや固い場合があるため、しっかりしたトルクレンチを用意してください。ピストンの押し戻しには市販のブレーキピストンツール(1,000〜3,000円程度)を使うと作業が楽になります。C型クランプでも代用できますが、力加減を誤るとピストンを傷つけるリスクがあるため、専用ツールの利用を推奨します。
リヤ交換の注意点(EPB対応)
TypeR のリヤはEPB(電子パーキングブレーキ)を採用しています。通常の手順ではリヤパッドを外せません。OBD診断機でEPBをメンテナンスモードに切り替える作業が前提です。
この手順を省くとキャリパーやモーターを破損する恐れがあります。OBD診断機を持っていない場合は、リヤだけでもショップに依頼するのが安全です。ショップ依頼の場合、リヤのみで8,000〜12,000円前後が目安です。
ブレーキフルードの同時交換
パッド交換ではキャリパーピストンを押し戻す作業が発生します。このとき、古いフルードがマスターシリンダー側に戻ります。劣化したフルードが混ざるとエア噛みの原因になるため、パッド交換のタイミングでフルードも交換するのが理想です。
サーキット走行を予定しているなら、DOT4以上のフルードへの交換が望ましいです。DOT4フルードは1,000〜2,000円程度で入手できます。
ENDLESSやDIXCELはブレーキフルードも自社製品を販売しています。パッドと同じメーカーで揃える義務はありませんが、メーカーのテスト環境に近い組み合わせになるため、相性面での安心感は得られます。
アタリ付け走行の進め方
新品パッドを装着した直後は、パッドとローターの接触面が馴染んでいません。100〜200kmの慣らし走行が必要です。この期間は急ブレーキを避け、緩やかなブレーキングを繰り返してください。アタリが付くと、ペダルタッチが安定して本来の制動力が発揮されます。
具体的な慣らし手順は以下の通りです。
- 最初の50km: 時速40〜60kmからの軽いブレーキングを中心に走行
- 50〜100km: 時速60〜80kmからの中程度のブレーキングを混ぜる
- 100〜200km: 通常の走行に戻し、ブレーキの効きと鳴きを確認
慣らし中にキーキーという音が出る場合がありますが、アタリが付くと自然に収まるケースが多いです。200km走行後も鳴きが続く場合は、パッドの面取り(面取り加工)が不十分な可能性があるため、ショップに相談してください。
交換後のブレーキテスト
パッド交換後は、走り出す前に車庫や駐車場内でブレーキペダルを数回踏んでピストン位置を調整してください。この作業を怠ると、走り出した直後にブレーキが効かないリスクがあります。
ピストン位置の調整後、低速(時速5〜10km程度)でブレーキの効きを確認します。問題がなければ徐々に速度を上げて、時速40km程度からの制動テストを行ってください。左右の効き具合に偏りがないかも確認しておくと安心です。
FK8とFL5の適合情報まとめ
FK8(2017年9月〜2021年6月)の基本情報
- 型式: DBA-FK8
- エンジン: K20C(2,000cc VTECターボ・320PS)
- フロントブレーキ: ブレンボ製4ポットキャリパー(350mmベンチレーテッドディスク)
- リヤブレーキ: EPB(電子パーキングブレーキ)、305mmベンチレーテッドディスク
- 車両重量: 約1,390kg
- 純正パッド型番: フロント 45022-TGH-A01等(年式で異なる場合あり)
FK8はシビック TypeR としてはEPBを初めて採用した世代です。2020年のマイナーチェンジでサスペンションセッティングが変更されていますが、ブレーキパッドの適合に影響はありません。
FL5(2022年9月〜現行)の基本情報
- 型式: 6BA-FL5
- エンジン: K20C型(2,000cc VTECターボ・改良版・330PS)
- フロントブレーキ: ブレンボ製4ポットキャリパー(FK8から改良・350mmベンチレーテッドディスク)
- リヤブレーキ: EPB(電子パーキングブレーキ)、305mmベンチレーテッドディスク
- 車両重量: 約1,395kg
- 純正パッド型番: FK8とは異なるケースあり
FL5はFK8からブレーキ関連も細かく改良されています。フロントキャリパーの剛性が向上し、ブレーキペダルのストロークが短くなったとの声があります。パッド品番はFK8と共通の製品もありますが、メーカーによっては別品番を設定している場合があります。
購入時の型式確認方法
車検証の「型式」欄に記載されている「FK8」または「FL5」を確認してください。同じTypeRでも型式が異なると適合するパッド品番が変わる場合があります。メーカーの適合表ではほとんどの場合「FK8」「FL5」で分けて品番が記載されています。
中古車で購入した場合は、前オーナーがブレーキ関連のカスタムを施している可能性もあります。ローターやキャリパーが純正から変更されていると、純正適合のパッドが装着できない場合があります。中古購入の方は、ディーラーや整備工場でブレーキ周りの状態を確認してからパッドを選んでください。
GR86との走行性能の比較が気になる方は、FL5とGR86の比較記事も参照してください。ブレーキ性能だけでなく、走行特性全体の違いが分かります。
よくある質問
Q1. FK8とFL5でブレーキパッドの互換性はどの程度ありますか?
フロントは品番が異なるケースがあるため、互換性を前提にしないでください。リヤは共通品番の場合もあります。ただし、メーカーの適合表で型式・年式を確認してから購入するのが鉄則です。
Q2. 低ダストパッドに交換すると制動力は落ちますか?
街乗りの範囲では体感できるほどの差は出にくいです。DIXCEL M typeの場合、純正比で若干マイルドになります。通常のブレーキングで不安を感じるレベルではありません。ただし、サーキット走行では高温域の制動力が不足する場合があります。
Q3. ブレーキパッドのDIY交換は初心者でもできますか?
フロントは一般的なディスクブレーキ車と同じ手順で交換できます。リヤはEPB対応のためOBD診断機が必須です。リヤのみショップ依頼という組み合わせも現実的な選択肢です。フロントDIY+リヤショップの場合、工賃は8,000〜12,000円前後に収まります。
Q4. パッド交換時にブレーキフルードも交換すべきですか?
交換を推奨します。パッド交換ではキャリパーピストンを押し戻す作業が発生します。古いフルードがマスターシリンダー側に戻るため、劣化したフルードが混ざるとエア噛みの原因になります。同時交換が理想です。
Q5. ブレーキパッドの交換サイクルはどのくらいですか?
走行スタイルによりますが、街乗り中心なら30,000〜50,000km、サーキット走行を頻繁に行うなら10,000〜20,000kmが目安です。パッドの残量が2〜3mmになったら交換時期です。車検のタイミングで残量をチェックしてもらうのが手軽です。
Q6. 純正パッドに戻すことはできますか?
問題なく戻せます。社外パッドから純正パッドへの交換は通常のパッド交換と同じ手順です。サーキット走行用に社外パッドを使い、普段は純正に戻すという運用もできます。ただし、交換のたびに工賃がかかるため、用途に合ったパッドを1種類に絞るほうが経済的です。純正パッドはディーラーで注文できるほか、Amazonでも互換品が販売されています。
まとめ:自分の使い方に合ったブレーキパッドを選ぼう
シビック TypeR のブレーキパッド選びは「用途」がカギになります。以下に用途別のベストな選択肢をまとめました。予算と走行スタイルを照らし合わせて、最適な1セットを見つけてください。
- 街乗り中心でダストを減らしたい → DIXCEL M type(前後28,952円(税込))
- 低ダストと制動力の両立 → ENDLESS SSM PLUS 1台分セット(36,909円(税込))
- ワインディング〜サーキット → ENDLESS MX72 PLUS 1台分セット(34,152円(税込))
- 初めてのパッド交換で手頃に試したい → ENDLESS SSS 前後(24,651円(税込))
- サーキット本格走行のリヤ強化 → ENDLESS MX72 リア(19,291円(税込))
純正ブレンボパッドのダストに悩んでいるなら、社外パッドへの交換で洗車の手間が大きく変わります。リヤのEPB対応だけは注意が必要ですが、ショップに依頼すれば安心です。自分の走行スタイルに合った製品を選んでみてください。
ブレーキパッド交換は消耗品の入れ替えという基本的なメンテナンスです。しかし、TypeR のブレンボキャリパーとEPBの組み合わせは一般的なブレーキ交換より手間がかかります。初めての方はショップ依頼から始めて、作業内容を見学させてもらうのも手です。2回目以降にDIYで挑戦する際に役立つ知識が得られるはずです。

コメント