更新日:2026年4月
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結論:アトレー S700系のスピーカー交換はこの4択から始めれば十分
アトレー(S700系)の純正スピーカーは前席ドアに16cmが搭載されています。装着してみると、社外品との音の広がりの違いに驚くオーナーが少なくありません。本記事では、Amazonで実際に入手できる製品を中心に、アトレー固有の取り付け注意点も含めて選び方を解説します。
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アトレーの純正スピーカーで感じるよくある不満
アトレーのスピーカー交換を検討するオーナーの多くが、以下のような不満を抱えています。
- 音量を上げると歪む・割れる
- 高音がこもって聞こえる
- 低音に厚みがなく全体的に音が薄い
- 長距離ドライブで聴き疲れする
アトレーは商用車ベースの車両です。純正スピーカーはコスト重視の仕様で、音響面に多くの予算が配分されていません。体感として、社外スピーカーに交換すると同じ音量でも音の輪郭が変わります。
ほとんどの場合はフロントスピーカーの交換だけで改善が実感できます。ヘッドユニット(カーナビ)の交換まで必要なケースは、スピーカーを替えても不満が残る段階で検討すれば十分です。特にアトレーは商用バンとして長距離を走るオーナーが多く、移動中の音楽環境を整えたいという需要が増えています。
アトレー S700系の純正スピーカー仕様
S700V/S710V(商用)・S700W/S710W(乗用)ともに、フロントドアに16cmスピーカーが左右1基ずつ搭載されています。リアスピーカーは非搭載です。インピーダンスは4Ωが一般的で、社外品も4Ω対応であれば純正の配線をそのまま活用できます。
純正ブラケットの注意点(アトレー固有)
アトレー S700系のスピーカー取り付けで最も注意が必要な点は、純正ブラケットの構造です。ブラケットに傾斜がついており、スピーカーが上向きに設置される設計になっています。
さらに、純正ブラケットのスピーカー穴の内径は約132mmです。16.5cm規格のスピーカーは取り付け直径141mmが必要なため、純正ブラケットにはそのまま入りません。インナーバッフルの使用が事実上必須と考えてください。
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スピーカーの選び方ガイド
コアキシャル型 vs セパレート型
カーオーディオのスピーカーは大きく2種類に分かれます。
コアキシャル型(同軸2ウェイ)は、ウーファーとツイーターが1ユニットにまとまった構造です。純正と同じ穴に差し込むだけで済み、作業時間は約60分で完結します。「まず音質を手軽に上げたい」という方に向いています。
セパレート型は、ウーファーとツイーターを別々に設置します。音の定位感や空間表現がコアキシャルより向上する一方、ツイーターの設置場所を別途考える必要があり、作業時間は約90〜120分が目安です。
ハイレゾ対応の必要性
ハイレゾ音源を再生しない場合でも、ハイレゾ対応スピーカーの恩恵は受けられます。再生周波数帯域が広いため、圧縮音源(AAC・MP3)でも可聴帯域内での再生精度が向上します。¥6,000〜7,000台でハイレゾ対応品が選べる現在、コスト差はほぼありません。
インナーバッフルの重要性
アトレーの場合、純正ブラケットの穴径が小さく傾斜もあるため、インナーバッフルはほぼ必須です。バッフルを使うと取り付け面の密着度が上がり、音質向上とビビり防止につながります。
カロッツェリア UD-K531(ダイハツ対応品、¥3,190)が定番で、S700系アトレーでの取り付け実績も多く確認されています。バッフルなしで取り付けた場合、走行中にビビり音が発生するリスクが高まります。バッフルはスピーカーとドアパネルの間に挟む円形のボードで、音の土台として機能します。取り付けは付属のネジで固定するだけなので、工具があれば難しい作業ではありません。
本記事の選定基準
本記事では以下の基準で製品を選定しています。
- Amazonで在庫が確認でき、入手性が安定している
- S700系アトレーの16cm枠に適合可能(適合表または実装報告あり)
- 税込6,000〜16,000円の価格帯
- 国内主要ブランド(カロッツェリア・ケンウッド)の正規流通品
- ハイレゾ対応品(再生周波数40kHz以上)を優先
- インピーダンス4Ωで純正ナビとの相性に問題なし
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おすすめスピーカー4選 比較表
| 製品 | タイプ | 価格(税込) | ハイレゾ | 難易度 | こんな方に |
|---|---|---|---|---|---|
| カロッツェリア TS-F1650 | コアキシャル | ¥7,281 | 対応 | 初級 | コスパ重視・DIY初挑戦 |
| ケンウッド KFC-RS165 | コアキシャル | ¥6,106 | 対応 | 初級 | 最安値でハイレゾ対応 |
| ケンウッド KFC-RS165S | セパレート | ¥12,512 | 対応 | 中級 | 音の定位感を上げたい |
| カロッツェリア TS-F1650S | セパレート | ¥15,815 | 対応 | 中級 | 品質最優先 |
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おすすめスピーカー4選 詳細レビュー
1. カロッツェリア TS-F1650 ― コスパ重視のコアキシャル定番
カロッツェリアのエントリーコアキシャルで、¥7,000台でハイレゾ対応という点が際立っています。装着してみると、純正と比べて高音の抜けが明らかに変わったというレポートがアトレーオーナーからも届いています。
スペック詳細:
- 型番: TS-F1650
- タイプ: 16cm カスタムフィット コアキシャル 2ウェイ
- 最大入力: 250W
- 再生周波数: 35Hz〜40kHz(ハイレゾ対応)
- インピーダンス: 4Ω
- Amazon在庫: 安定(2026年4月時点)
カロッツェリアのカスタムフィットシリーズはダイハツ車への適合が幅広く、アトレーへの取り付け事例も確認されています。インナーバッフル UD-K531と組み合わせると、取り付けがスムーズです。
こんな方に向いている: 純正からの初回交換、予算¥10,000以内、DIY経験が少ない方
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2. ケンウッド KFC-RS165 ― 最安値でハイレゾ対応を実現
TS-F1650よりさらに低い¥6,106という価格帯で、ハイレゾ対応を実現しています。ケンウッドはダイハツ車への適合情報を自社サイトで公開しており、16cm適合も確認されています。
スペック詳細:
- 型番: KFC-RS165
- タイプ: 16cm カスタムフィット コアキシャル 2ウェイ
- 最大入力: 240W(定格: 60W)
- 再生周波数: 35Hz〜40kHz(ハイレゾ対応)
- インピーダンス: 4Ω
- Amazon在庫: 残りわずか(2026年4月時点)
オーナーの声では「中低音のバランスが取れている」という印象が多く、カーナビの音楽再生を日常使いするケースに向いています。体感として、高音の伸びはTS-F1650と同等レベルです。低音は少しおとなしめで、クリアな音像を好む方に合っています。
在庫数が少ない時期があるため、欲しいときに確認しておくことを推奨します。
アトレーのドライブレコーダーを取り付ける際の配線整理と合わせて行うと作業効率が上がります。アトレーのドラレコ取り付けガイドも参考にしてください。
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3. ケンウッド KFC-RS165S ― セパレートのコスパ最上位
セパレート型への入門として¥12,000台は、コアキシャルとの差額を払う価値がある選択肢です。ツイーターをダッシュボードのコーナーに設置すると、音がドア下から出ていた状態から耳の高さへ移動します。
スペック詳細:
- 型番: KFC-RS165S
- タイプ: 16cm カスタムフィット セパレート 2ウェイ
- 最大入力: 240W(定格: 60W)
- 再生周波数: 35Hz〜40kHz(ハイレゾ対応)
- インピーダンス: 4Ω(ウーファー)
装着してみると「音楽がステージから聴こえるような感覚」になったという表現をするオーナーが複数います。アトレーのように商用車ベースで車内空間が広い車両では、この変化が体感しやすい傾向があります。
注意点: ツイーター設置には別途両面テープやブラケットが必要です。Aピラーへの加工取り付けは中級以上の作業になります。
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4. カロッツェリア TS-F1650S ― 品質最優先のセパレート
この価格帯になると、ネットワーク(クロスオーバー)の設計精度が上がり、ウーファーとツイーターの繋がりがより自然になります。カロッツェリアのカスタムフィットシリーズは、振動板の素材や磁気回路を最適化した設計です。
スペック詳細:
- 型番: TS-F1650S
- タイプ: 16cm カスタムフィット セパレート 2ウェイ
- 最大入力: 250W(定格: 50W)
- 再生周波数: 35Hz〜40kHz(ハイレゾ対応)
- インピーダンス: 4Ω
「音質にこだわりたいが、ヘッドユニットまでは手を入れたくない」という場合、スピーカーへの投資が最も直接的に音の変化として現れます。¥15,000台のスピーカーと純正品の差は、耳の肥えていない方でもすぐ分かるレベルです。
アトレーはアイドリングストップ付きのグレードもあるため、エンジン再始動時の振動でスピーカーの鳴り方が変わることがあります。セパレート型ではコネクタ部の接触状態を定期的に確認してください。
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アトレーへのスピーカー取り付け手順
作業時間の目安
- コアキシャル型(片側): 約30〜45分
- セパレート型(片側): 約60〜90分(ツイーター設置含む)
揃えるもの
| 工具 | 用途 | 備考 |
|---|---|---|
| プラスドライバー(#2) | スピーカーネジの締め外し | 基本工具 |
| 内張りはがし(樹脂製) | ドアトリムのクリップ外し | 金属製はキズが付く |
| ニッパー | 結束バンドのカット | なくても作業は進む |
| ラジオペンチ | コネクタの固定外し | あると便利 |
推奨の消耗品・部材:
- インナーバッフル UD-K531(ダイハツ対応、¥3,190) ― ほぼ必須
- 配線固定用の結束バンド ― ドア内部での配線整理に使用
- 防水テープ ― 接続部の雨水対策
ドア内張りの取り外し手順
取り付けの際に注意したいのは、アトレーのドア内張りは特殊な構造になっている点です。無理に引っ張るとクリップが割れたり、内張りそのものが変形したりします。
ステップ1: ドアハンドル下のネジ(プラス1本)を取り外します。インナーカバーを手前に引いて外してください。
ステップ2: ドアポケット下部のクリップ(2〜3か所)を内張りはがしで順番に外します。下部から始めるのがポイントです。
ステップ3: 内張り下部を手前に引きながら、上部のフックを外す方向へ持ち上げます。アトレーは上側のフックが斜めに入っているため、まっすぐ上に持ち上げる感覚で作業してください。
ステップ4: 配線コネクタ(パワーウインドウ・ドアロック)を外します。コネクタの爪を押しながら引き抜く構造です。
ステップ5: ドアトリムを取り外した状態でスピーカーのコネクタと固定ネジを確認します。
スピーカー交換の手順
ステップ6: 純正スピーカーのコネクタを外し、取り付けネジ(3〜4本)を外してスピーカーを取り出します。
ステップ7: インナーバッフルをドアパネルに固定します。付属のネジまたはM5ボルトで取り付けてください。アトレーの純正ブラケットは傾斜がついているため、バッフルの密着を手で確認しながら締めると確実です。
ステップ8: 新しいスピーカーをインナーバッフルに固定します。コネクタを接続し、この段階で音が出るか確認してください。
ステップ9: ドアトリムを逆の手順で取り付けます。クリップが正しく入っているか、押して確認しましょう。
音の確認ポイント
取り付け後、音出しの前に次の点を確認してください。
- コネクタが奥まで入っているか(抵抗なく刺さる感触)
- ドアトリムとスピーカーの間に異物が挟まっていないか
- 音を出したときにビビり音がないか
ビビり音が出る場合はバッフルとドアパネルの間に制振材を貼ると改善します。特にアトレーはドアパネルの鉄板が薄いため、制振材の効果が体感しやすいです。
音のバランスを確認するときは、左右のスピーカーから均等に音が出ているかを低音量で確かめてください。片側だけ音が小さい場合はコネクタの接触不良が考えられます。左右のバランスに問題がなければ、音量を上げてビビり音の有無を確認します。
アトレーは走行時にドア周辺から異音が発生するケースもあるため、アトレーの異音原因と対策ガイドも合わせて確認すると安心です。
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デッドニングとの組み合わせで効果を最大化する
スピーカーを交換しても、ドアパネルの振動(ビビり)が音質を下げることがあります。アトレーオーナーの声では「スピーカー交換だけではさほど違いがなかった」「デッドニングを追加したら体感が大きく変わった」という報告が複数あります。
デッドニングの効果
- 低音の締まりが向上する
- スピーカーから出た音がドアパネルで反射するのを抑制する
- ロードノイズの侵入を一部低減する
デッドニングシートの選び方
エーモンの「音楽計画 デッドニングキット スピーカー周辺 簡単モデル 2441」はスピーカー周辺への施工に特化したキットで、アトレーを含む多くの車種で取り付け事例があります。スピーカー交換と同時にデッドニングも行うと、ドアトリムの脱着が1回で済み、作業効率が上がります。
車内の雰囲気づくりにはLED照明も一役買います。アトレーのLEDルームランプ交換ガイドは交換難易度が低く、内装のトーンを変えるには費用対効果の高いカスタムです。
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セパレート型のツイーター設置場所
セパレート型スピーカーを選んだ場合、ツイーターをどこに設置するかが仕上がりを大きく左右します。
ダッシュボードコーナーへの設置(加工なしで設置可能)
ダッシュボードの両端コーナーにツイーターを設置する方法は、加工が不要で取り付けが簡単です。両面テープで固定するタイプのブラケットで対応できます。DIY初挑戦でも取り組みやすい方法です。
Aピラーへの設置(音の定位感が最も高い)
Aピラーにツイーターを設置すると、音が耳の高さから出るようになります。音の定位感が最も向上する設置方法ですが、Aピラーの内張りに穴開け加工が必要なため中級以上の作業です。
S700系専用ツイーター取り付けキット
REIZ製のS700系専用ツイーター取り付けキット(¥12,100)は、純正交換式でドア上部のスピーカーグリル位置にツイーターを設置する製品です。加工なしで取り付けでき、見た目もすっきりまとまります。セパレート型スピーカーと組み合わせて使用すると、手軽にツイーターの配置が決まります。
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カー用品店に依頼する場合の費用感
DIYが難しい場合はカー用品店(オートバックス・イエローハット等)への取り付け依頼も選択肢になります。
一般的な工賃の目安
| 作業内容 | 工賃目安 |
|---|---|
| フロントスピーカー交換(コアキシャル) | 3,000〜5,000円(左右) |
| フロントスピーカー交換(セパレート) | 5,000〜8,000円(左右) |
| インナーバッフル取り付け | 1,000〜2,000円(左右) |
| デッドニング(スピーカー周辺) | 5,000〜10,000円 |
工賃は店舗や施工時期によって異なります。持ち込み部品の取り付けに対応していない店舗もあるため、事前に電話で確認してください。スピーカー本体をAmazonで購入して取り付けだけ依頼する方法も選択肢の一つです。
カー用品店でスピーカーを購入して同時に取り付けをしてもらうと、部品代が定価に近い価格になることが多いです。Amazon価格と比較して2,000〜3,000円程度の差が出る場合もあるため、トータルコストで判断してください。
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予算別の選び方ガイド
スピーカー交換で迷うポイントの多くは予算設定です。ここでは予算帯別に考え方を整理します。
予算¥10,000以内でコアキシャル型
コアキシャル型での最初の交換であれば、カロッツェリア TS-F1650(¥7,281)またはケンウッド KFC-RS165(¥6,106)で満足度の高い結果が得られます。いずれも国内主要ブランドのエントリーラインで、ハイレゾ対応・4Ω・16cmという条件を揃えています。
インナーバッフル UD-K531(¥3,190)と合わせても¥10,000前後でまとまります。純正から交換した場合の音質向上幅は大きく、投資対効果が高い価格帯です。
予算¥15,000〜¥20,000でセパレート型
セパレート型に踏み込む場合、ケンウッド KFC-RS165S(¥12,512)がコストと品質のバランスが取れています。ツイーター設置に必要なブラケット(¥2,000前後)とインナーバッフルを合わせても¥17,000程度に収まります。
カロッツェリア TS-F1650S(¥15,815)は製品単体の品質が高く、長期使用でも満足度が維持されやすい傾向があります。バッフル込みで¥19,000前後が総予算の目安です。
ヘッドユニット交換も視野に入れる場合
スピーカーを良くしてもまだ不満が残る場合、次のステップはヘッドユニット(カーナビ・カーオーディオ)の交換です。外部アンプを内蔵した高出力ヘッドユニットに変更すると、スピーカーの性能をより引き出せるようになります。ただし、スピーカーを先に替えてから判断する順序が費用の無駄を防ぎます。
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カーオーディオ初心者の疑問に答える
スピーカーの「最大入力」と「定格入力」の違い
商品ページで見かける「最大入力250W」という数値は、瞬間的に耐えられる入力の上限です。実用的な数値は「定格入力」で、これが60Wなら連続して60W以下で使うことを想定した製品です。純正ナビの出力は通常1チャンネルあたり10〜20W程度なので、定格50〜60Wのスピーカーは問題なく駆動できます。
スピーカーを長持ちさせるためのポイント
スピーカーは消耗品ですが、適切な使い方で5〜10年以上問題なく使えます。定格入力の範囲内で使用することが劣化を抑えるカギです。大音量で長時間使い続けることが寿命を縮める主な原因になります。
スピーカーの「インピーダンス(Ω)」とは
インピーダンスは電気的な抵抗値です。純正は4Ωが多く、社外品も4Ωが一般的です。8Ωのスピーカーを純正ナビに接続すると、同じ音量設定でも実際の音量が小さくなります。購入前に4Ωであることを確認してください。
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スピーカー交換後のメンテナンスと注意点
接続部の定期確認
スピーカーの配線コネクタは、走行時の振動で徐々に緩んでくることがあります。半年〜1年に一度、音の変化(片側だけ音が小さい、バランスが崩れた)を感じたらドアトリムを外してコネクタの状態を確認してください。アトレーは商用車ベースのため路面からの振動が大きく、コネクタの緩みが発生しやすい傾向にあります。
スピーカーグリルの清掃
ドアのスピーカーグリルに埃やゴミが溜まると、音質に影響する場合があります。柔らかいブラシや掃除機でグリル部分を清掃すると改善します。アトレーは荷物を多く積む使い方のオーナーも多く、荷室の埃がフロントまで回ることがあります。
水濡れへの注意
車のドア内部には水が入ることがあります。ドアガラスを下げたときの結露が主な原因です。ほとんどの車載スピーカーは適度な防水処理が施されていますが、長期の水濡れは劣化を早めます。雨天走行後にドア内部の換気を心がけると、スピーカーの寿命を延ばせます。
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スピーカー交換と合わせて検討したいカスタム
スピーカーを交換することで音質環境が整ったあと、次のステップとして検討するカスタムをまとめました。
デッドニングで制振効果を加える
スピーカー交換と同時に行うと作業効率が高まるのがデッドニングです。ドアの内張りを外したついでに、鉄板部分に制振材を貼るだけで音質への好影響があります。
バッテリー交換で電装系の安定化
スピーカーやオーディオ機器を追加すると、電装系への負担が増えます。バッテリーが劣化している場合は先に交換しておくと安心です。アトレーのバッテリー交換ガイドでは、対応型番と交換手順を解説しています。
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失敗しやすいポイントと注意点
以下に該当する場合は、この記事の製品がそのまま使えない場合があります。購入前に確認してください。
- 純正ブラケットの穴径問題 ― アトレー S700系は純正穴径が約132mmと小さいため、16.5cm規格のスピーカーは直接入りません。インナーバッフルを使用するか、ブラケットの穴を拡大する加工が必要です。加工が不安な場合はカー用品店への依頼が確実です。
- ドアの薄さ ― アトレーは商用車ベースのためドアが薄く、スピーカーの奥行き(マグネット部分)が深い製品は干渉する場合があります。本記事で紹介している4製品はいずれも16cmカスタムフィット規格のため、一般的なドア厚で収まります。
- ブラケットの傾斜 ― 純正ブラケットは上向きに傾斜しています。バッフルなしで社外スピーカーを取り付けると、スピーカーの角度がずれてビビり音の原因になります。
- DIY経験がまったくない方 ― ドアトリムの取り外しは力加減が必要な作業です。クリップを折った場合の交換部品(1個あたり100〜300円程度)も事前に用意しておくと安心です。
- 純正ナビのコネクタを活用したい場合 ― 純正ハーネスコネクタとスピーカー端子の変換アダプター(ダイハツ対応品、別売)が必要になることがあります。製品によっては付属しない場合があるため確認してください。
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よくある質問
Q1. アトレーのスピーカーサイズは何センチ?
S700系アトレー(S700V/S710V/S700W/S710W)のフロントドアスピーカーは16cmです。13cmや17cmの製品はそのままでは取り付けできない場合が多いため、16cm対応品を選んでください。17cmスピーカーの取り付けには専用バッフルボードが別途必要になります。
Q2. インナーバッフルは必要ですか?
アトレーの場合は強く推奨します。純正ブラケットの穴径が約132mmと小さく傾斜もあるため、バッフルなしではがたつきやビビり音が発生するリスクが高まります。カロッツェリア UD-K531(ダイハツ対応、¥3,190)が定番で、取り付け事例も多く確認されています。
Q3. コアキシャルとセパレート、どちらを選ぶべきですか?
手軽さを優先するならコアキシャル型(TS-F1650またはKFC-RS165)、音の空間表現にこだわるならセパレート型(KFC-RS165SまたはTS-F1650S)を選んでください。セパレート型はツイーター取り付けの工数が増えるため、DIY経験のある方向けです。
Q4. スピーカー交換で車検に影響しますか?
純正位置(フロントドア)への交換は車検対象外です。ツイーターをAピラーなど内装に後付けする場合も、内装に固定されていれば基本的に問題ありません。
Q5. カーナビを純正のままで交換しても効果はありますか?
純正ナビのままでも音質改善の効果は十分あります。スピーカーが音の最終的な出口のため、スピーカーを変えるだけで音の印象がかなり変化します。さらに音質を追求する場合はヘッドユニットの交換や外部アンプの追加が有効です。
Q6. リアスピーカーも追加したほうがいいですか?
アトレー S700系には純正のリアスピーカーがありません。後部座席にも音を届けたい場合はサテライトスピーカーの追加が選択肢になります。ケンウッドのサテライトスピーカーなどをリア天井や荷室壁面に取り付ける事例があります。ただし、フロントスピーカーの交換だけでも車内全体の音響環境は改善されるため、まずはフロントから始める順序を推奨します。
Q7. アトレーとハイゼットカーゴでスピーカーは共通ですか?
S700系のアトレーとハイゼットカーゴはプラットフォームが共通です。フロントドアのスピーカー取り付け位置と穴径も同一のため、本記事で紹介している製品はハイゼットカーゴ(S700V/S710V)にもそのまま適合します。
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まとめ:アトレーのスピーカー選びポイント
アトレーのスピーカー交換で大切なのは、予算とDIY経験に合った製品を選ぶことです。
- ¥10,000以下でコアキシャル型を探しているなら、カロッツェリア TS-F1650(¥7,281)またはケンウッド KFC-RS165(¥6,106)
- セパレート型でコスパを重視するならケンウッド KFC-RS165S(¥12,512)、音質を最優先するならカロッツェリア TS-F1650S(¥15,815)
- インナーバッフルはセットで用意するとビビり音なく取り付けられる
- S700系アトレーのスピーカーサイズは16cm、純正ブラケット穴径が小さいためバッフル必須
作業時間は片側で30〜90分が目安です。工具を事前に準備してから取り組むと、スムーズに完結します。
スピーカー交換後に感じる変化として、特に高速道路走行時のロードノイズ下でも音楽がはっきり聴こえるようになる点が挙げられます。純正スピーカーでは音量を上げると歪みが出るため無理に音を大きくできませんが、社外品に変えると歪みなく十分な音量を確保できるためです。
まずはコアキシャル型で違いを体感し、さらにこだわりたくなったらセパレート型やデッドニングに進むという順序が、多くのアトレーオーナーが経験してきた流れです。
スピーカー交換をきっかけに、アトレーの他のカスタムにも興味が出てきた方は以下の記事も参考にしてください。

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