更新日:2026年4月
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結論:アトレー S700系のPCDは「100」オフセットは「+40mm」
アトレー S700系のホイール基本スペックはPCD100・4穴・オフセット+40mmです。S700V・S710V・S700W・S710Wの全型式で共通の数値となっています。ハブ径は54mm、ナットはM12×P1.5の60度テーパー座です。社外ホイールへの交換やインチアップを検討する際に、この5つの数値を押さえておけばサイズ選定で迷うことはありません。この記事では純正スペックの一覧表に加え、14インチへのインチアップ推奨値、オフセット計算の考え方、失敗事例と対処法を網羅しています。
アトレー S700系ホイール純正スペック一覧
全グレード・全型式で数値は統一されています。下の表で型式ごとのスペックを並べていますが、数値上はすべて同一です。
| 項目 | S700V(2WD) | S710V(4WD) | S700W(デッキバン2WD) | S710W(デッキバン4WD) |
|---|---|---|---|---|
| PCD | 100mm | 100mm | 100mm | 100mm |
| 穴数 | 4穴 | 4穴 | 4穴 | 4穴 |
| ハブ径 | 54mm | 54mm | 54mm | 54mm |
| 純正リム | 12×4.00B | 12×4.00B | 12×4.00B | 12×4.00B |
| オフセット | +40mm | +40mm | +40mm | +40mm |
| 純正タイヤ | 145/80R12 LT | 145/80R12 LT | 145/80R12 LT | 145/80R12 LT |
| フロントトレッド | 1,305mm | 1,305mm | 1,305mm | 1,305mm |
| リアトレッド | 1,300mm | 1,300mm | 1,300mm | 1,300mm |
スペック比較で見ると、2WDと4WDの差はありません。ホイール選びの際に駆動方式を気にする場面はないといえます。
先代のS300系(2005〜2021年)もPCD100・4穴という点は同じです。ただしS300系の純正オフセットは+45mmで、S700系の+40mmとは5mmの差があります。S300系用の社外ホイールをS700系に流用する場合、オフセットが大きい方向にずれるためフェンダー干渉のリスクは低いものの、内側のクリアランスを確認してください。
グレード別の装備差
S700系にはRS・X・デッキバンの3グレードがありますが、ホイールの基本スペックはすべて共通です。ただし外観に違いがあります。
- RS: 12インチフルホイールキャップ付き鉄ホイール
- X: 12インチフルホイールキャップ付き鉄ホイール
- デッキバン: 12インチキャップレス鉄ホイール
アルミホイールは全グレードでメーカーオプション設定がなく、社外品を選ぶ形になります。純正鉄ホイールのリム幅は4.00Bで統一されているため、社外ホイールのフィッティングにグレード差はありません。
ナット仕様の詳細
ホイール交換時にナットの規格を間違えると重大な事故につながります。アトレー S700系のナット仕様を下表にまとめます。
| 項目 | 仕様 |
|---|---|
| ネジ径×ピッチ | M12×P1.5 |
| 座面形状 | 60度テーパー座 |
| 1台分の数 | 16個(4穴×4本) |
| HEX(対辺) | 21mm(純正)/ 19mm(社外品多数) |
| 締め付けトルク | 103N・m(ダイハツ指定値) |
社外アルミホイールに交換する場合、純正の鉄ホイール用ナットでは座面形状が合わないことがあります。テーパー座ナットであることを確認してから装着してください。球面座や平面座のナットを使うと締結力が不足し、走行中の脱落リスクに直結します。
オフセットの基礎知識と計算方法
「オフセット(インセット)」はホイールの取り付け面がリム幅の中心からどれだけずれているかを示す数値です。現在の国際規格では「インセット」が正式名称ですが、日本では「オフセット」の呼称が広く定着しています。アトレー純正は+40mmで、プラス方向はホイールが車体内側に入ることを意味します。
オフセットの計算式
ホイール交換時に外側への張り出し量を把握するには、以下の計算式を使います。
張り出し量の差 = 純正オフセット – 新ホイールのオフセット
例えば+40mm(純正)から+35mmのホイールに変えた場合、張り出し量は5mm増加します。逆に+45mmに変えると5mm内側に入ります。この差をフェンダーまでのクリアランス(約10〜15mm)と比較することで、はみ出しの有無を事前に判定できます。
リム幅が変わる場合の計算
14インチにインチアップする場合、リム幅も4.00Bから4.5Jに広がるケースが多いです。リム幅が広がると片側あたりの張り出しも変化します。
片側の張り出し増 = (新リム幅 – 純正リム幅)× 25.4 ÷ 2 + オフセット差
4.00B → 4.5Jの場合、リム幅差は0.5インチ(約12.7mm)です。片側あたり約6.35mmの増加になります。+45mmのオフセットを選ぶと、オフセット方向で5mm内側に入るため、実効的な張り出し増は約1.35mmに抑えられます。この計算が、14インチでオフセット+43〜+45mmが推奨される根拠です。
具体的なシミュレーション例
数値で把握しやすいように、複数パターンのシミュレーションを表にまとめます。
| ホイールサイズ | オフセット | 片側張り出し増(純正比) | 判定 |
|---|---|---|---|
| 12×4.0B | +40mm | 0mm(純正) | 問題なし |
| 14×4.5J | +45mm | +1.35mm | 問題なし |
| 14×4.5J | +43mm | +3.35mm | 問題なし |
| 14×4.5J | +40mm | +6.35mm | ギリギリ |
| 14×5.0J | +45mm | +7.7mm | 要確認 |
| 14×4.5J | +35mm | +11.35mm | はみ出しリスク大 |
| 14×5.0J | +35mm | +17.7mm | はみ出す可能性が極めて高い |
フェンダーまでの余裕が約10〜15mmであることを考えると、片側張り出し増が10mmを超えるとはみ出しの可能性が高くなります。14インチの場合、リム幅4.5J・オフセット+43〜+45mmの組み合わせが最も安全圏に収まることが数値からも読み取れます。
インチアップ時のPCD・オフセット早見表
12インチ→14インチの推奨スペック
アトレーのインチアップで実績のあるサイズは14インチです。PCD100・4穴は変わりませんが、リム幅とオフセットの選択がカギになります。
| 項目 | 純正(12インチ) | 14インチアップ推奨 | 許容範囲 |
|---|---|---|---|
| リム径 | 12インチ | 14インチ | 13〜15インチ |
| リム幅 | 4.00B | 4.5J | 4.0J〜5.0J |
| PCD | 100mm | 100mm | 100mmのみ |
| 穴数 | 4穴 | 4穴 | 4穴のみ |
| オフセット | +40mm | +43〜+45mm | +38〜+47mm |
| タイヤ | 145/80R12 LT | 165/55R14C | — |
オフセット+43〜+45mmが無難な範囲です。+40mmのまま14インチにすると、リム幅の増加分だけ外側にはみ出す可能性があります。
13インチへのインチアップ
12→13インチのインチアップは、外径変化が小さく車検リスクが低い選択です。13×4.5B +45前後のホイールに155/65R13 LTタイヤを組み合わせるパターンがあります。ただし13インチ対応のLTタイヤは選択肢が限られるため、14インチほどの普及度はありません。見た目の変化も控えめです。
15インチへのインチアップについて
15インチの装着事例もSNS上に存在しますが、常用にはリスクがあります。タイヤ外径の変化が大きくなり、スピードメーター誤差が許容範囲を超える可能性が出てきます。さらに165/45R15などの乗用車用タイヤしか選択肢がなく、貨物車登録のアトレーでは車検不適合になる場合があります。見た目を優先したい場合でも、14インチに留めておくのが現実的な判断です。
タイヤ外径の比較
インチアップ時にスピードメーター誤差を許容範囲に収めるには、タイヤ外径を純正値に近づけることが条件です。
| サイズ | 外径(mm) | 純正比 |
|---|---|---|
| 145/80R12(純正) | 約542mm | 基準 |
| 155/65R13(13インチ) | 約532mm | -10mm(-1.8%) |
| 165/55R14C(14インチ推奨) | 約537mm | -5mm(-0.9%) |
| 165/45R15(15インチ) | 約530mm | -12mm(-2.2%) |
車検の基準はスピードメーター誤差が-6%〜+22.5%以内です。外径差が3%以内であればほぼ問題ありませんが、15インチでは乗用車用タイヤしか選べない点がボトルネックです。
タイヤの外径や純正サイズの詳細はアトレー S700系のタイヤサイズ解説で確認できます。
ホイール選びのチェックリスト
本記事のおすすめ選定基準
本記事では以下の基準でホイールの適合可否を判断しています。
- PCD100・4穴のホイールであること(アトレー S700系の唯一の適合パターン)
- オフセット+38〜+47mmの範囲に収まること(+43〜+45mmが最適ゾーン)
- JWL-T刻印があること(貨物車登録のアトレーには商用車規格のホイールが条件)
- リム幅4.0J〜5.0Jの範囲であること(5.5J以上はフェンダー干渉リスクが高い)
- LTまたはC規格のタイヤと組み合わせ可能であること(車検対応の前提条件)
上記の5項目をすべて満たすホイールであれば、アトレー S700系への装着は問題ありません。逆にひとつでも外れると車検不適合やフェンダー干渉のリスクが発生します。
購入前の確認フロー
ホイールを購入する前に、以下の順序で確認を進めるとミスを防げます。
- PCD・穴数の一致を確認する(100mm・4穴であること)
- オフセットが+38〜+47mmの範囲に入っているか確認する
- JWL-T刻印の有無を商品ページまたは販売店に確認する
- 組み合わせるタイヤがLTまたはC規格であることを確認する
- ハブ径が54mm以上であること、54mmより大きい場合はハブリングを手配する
この手順を踏めば、到着後に「合わなかった」という事態はほぼ避けられます。
LTタイヤと商用車ホイールの要件
アトレー S700系は全車「貨物車登録(4ナンバー)」です。ホイール・タイヤ選びで見落とせないのは、商用車規格への適合条件です。
タイヤの要件
- 規格: LT規格またはC規格を選択する(例: 165/55R14C)
- 荷重指数: 純正の80/78N以上を確保する(14インチなら95/93N推奨)
- 空気圧: 前輪2.8bar / 後輪3.5bar(ダイハツ指定値)
- 車検基準: 末尾に「C」「LT」がつかない乗用車用タイヤは不適合
ホイールの要件
- JWL-T刻印: 商用車対応のJWL-T表示が確認できるホイールを使用する
- JWLのみのホイール: 乗用車用のJWL刻印のみでは車検で不適合となる場合がある
- 荷重: 1本あたり450kg以上の耐荷重性能が目安
165/55R14の乗用車用タイヤ(末尾にCやLTがない)を装着すると、荷重指数が不足して車検に通りません。14インチにインチアップする場合は、タイヤの末尾表記を確認するのが分かれ目になります。
JWL-TとJWLの違い
ホイールに刻印されている規格マークの意味を整理します。
| 刻印 | 対象車種 | アトレーでの可否 |
|---|---|---|
| JWL-T | トラック・バス・商用車 | 適合(推奨) |
| JWL | 乗用車 | 車検で不適合の可能性あり |
| VIA | 第三者機関の品質認証 | JWL-Tと併記なら望ましい |
アトレーは貨物登録車のため、JWL-T刻印のあるホイールが原則です。JWLのみのホイールを装着しても走行には支障ありませんが、車検の検査官によっては不適合と判断されるケースがあります。購入前にホイールの刻印写真を確認しておくと安心です。
ハブリングとスペーサーの使い方
ハブリングの役割
純正ハブ径は54mmです。社外ホイールのセンターボアが54mmより大きい場合、センターがずれた状態で装着される可能性があります。ハブリング(例: 73mm→54mm)を装着するとセンター出しが容易になり、走行中の振動やハンドルのブレを抑えられます。
ハブリングがなくてもテーパーナットの締結力でセンタリングは成立します。ただし高速走行時の微振動が気になる場合は、1セット500〜1,500円程度で購入できるため導入して損はありません。
ハブリングには金属製と樹脂製の2種類があります。金属製(アルミ合金)は精度が高く耐久性にも優れますが、固着すると外しにくくなることがあります。樹脂製は固着しにくい反面、耐熱性で金属製に劣ります。通常の街乗り用途であれば樹脂製でも十分です。サーキット走行やハードな山道走行が多い場合は金属製を選んでください。
ワイドトレッドスペーサーの注意点
オフセットを物理的に変更する手段としてワイドトレッドスペーサーがあります。5mm〜20mm程度のスペーサーを挟むことで、見かけ上のオフセットを小さくできます。
ただしアトレーの場合、以下の点に注意が求められます。
- 5mm厚のスペーサーでもフェンダーギリギリになることがある
- スペーサー装着でハブボルトの有効ネジ山数が減少する
- JWL-T非対応のスペーサーは車検で指摘を受ける可能性がある
- タイヤがフェンダーからはみ出すと保安基準に抵触する
スペーサーを使う場合は3mm〜5mm厚に留め、装着後にフェンダーとの隙間を実測してください。
ワイドトレッドスペーサーとホイールスペーサーの違い
混同しやすい2つのパーツの違いを整理します。
| 種類 | 構造 | 厚み | 用途 |
|---|---|---|---|
| ホイールスペーサー | リング状の板(ボルト穴あり) | 3〜10mm | 微調整用。純正ボルトをそのまま使用 |
| ワイドトレッドスペーサー | ハブボルト付きアダプター | 15〜30mm | 大幅なオフセット変更。専用ボルトで固定 |
ホイールスペーサーは薄い板を挟むだけのシンプルな構造です。3〜5mm程度の微調整に向いており、価格も1,000〜3,000円程度と手頃です。一方、ワイドトレッドスペーサーは15mm以上の厚みがあり、ホイールを固定するための専用ハブボルトが付属しています。大幅なオフセット変更に対応していますが、アトレーのようなフェンダー幅の狭い軽自動車では、はみ出しのリスクが高くなります。
アトレーでスペーサーを使う場合は、ホイールスペーサー(3〜5mm)に留めるのが無難です。15mm以上のワイドトレッドスペーサーは車検対応が難しくなるため、装着前にショップへ相談することをおすすめします。
おすすめのアルミホイールはアトレー S700系のおすすめホイールで比較しています。
失敗しやすいポイント
オフセット選定ミスの実例
オフセットの数値が小さいほどホイールは外側に出ます。純正+40mmに対して+35mm以下のホイールを選ぶと、フェンダーからのはみ出しが発生しやすくなります。
アトレーのフェンダーとタイヤの隙間は純正状態で約10〜15mmです。+35mmのホイールだと純正比で5mm外に出るため、タイヤ銘柄によってはフェンダーに干渉します。逆にオフセットが大きすぎる(+50mm以上)場合は、サスペンションアームやブレーキキャリパーへの内側干渉リスクが高まります。
ナット座面の不一致
純正鉄ホイールからアルミホイールに交換する際、ナットの座面形状が異なるケースがあります。ダイハツ純正ナットは一部のグレードで平座を採用していることがあり、テーパー座の社外ホイールにそのまま使うと正しく締結できません。ホイール購入時にナットの要否を確認しておくと無駄な出費を防げます。
座面形状の見分け方は、ナットのホイール接触面を見れば判別できます。テーパー座はナット先端が円錐状になっているのに対し、平座はフラットです。球面座はナット先端が丸く膨らんでいます。目視で判断がつかない場合は、ホイールのナット穴の形状(テーパー穴 or 球面穴 or 平面穴)とナットの座面を照合してください。
PCD間違いによる装着不可
PCD100のアトレーにPCD114.3のホイールを間違えて購入するケースが稀にあります。PCD100と114.3はボルト穴の間隔が14.3mmしか違わないため、一見すると取り付けられそうに見えます。しかし実際にはボルトが穴に入らないため装着できません。ネット通販で購入する際は、商品ページのPCD表記を2回確認する習慣をつけてください。
購入前に確認すべき注意点
以下に該当する場合は、追加の確認が欠かせません。
- ローダウン済み車両のオーナー — 車高変更によりフェンダークリアランスが変化しているため、純正値ベースの計算がそのまま当てはまりません。ショップでの現車確認を推奨します。
- リフトアップ済み車両のオーナー — スペーサーやワイドトレッドアダプターを併用している場合、実効オフセットが異なります。購入前に現在の装着状態を計測してください。
- DIY未経験でインチアップを検討している方 — ホイール交換自体は初級作業ですが、サイズ選定の誤りは走行安全性に直結します。カー用品店での適合確認(無料〜1,000円程度)を利用するのが確実です。
- 15インチ以上を検討している方 — タイヤ外径の変化が大きく、スピードメーター誤差や車検不適合のリスクが高まります。常用には14インチまでに抑えるのが現実的です。
よくある質問
Q1. アトレーのPCDは100mmで合っていますか?
はい、S700系アトレーのPCDは100mmです。S700V・S710V・S700W・S710Wの全型式で共通の数値です。先代のS300系も同じくPCD100/4穴なので、S300系用の社外ホイールもPCD上は流用できます。ただしオフセットやハブ径が異なる場合があるため、型式ごとの適合確認が欠かせません。
Q2. 社外ホイールにハブリングは装着したほうがよいですか?
純正ハブ径は54mmです。社外ホイールのセンターボアが54mmより大きい場合、ハブリング(例: 73mm→54mm)を装着するとセンター出しが容易になります。テーパーナットの締結力だけでもセンタリングは成立しますが、高速走行時の微振動を抑えたい場合は使用を推奨します。1セット500〜1,500円程度で入手できます。
Q3. 4WD(S710V)と2WD(S700V)でホイールスペックに差はありますか?
PCD・穴数・オフセット・ハブ径・ナットサイズはすべて同一です。トレッド幅も前後とも同じ値(前1,305mm・後1,300mm)のため、ホイール選びにおいて2WD/4WDの違いを意識する場面はありません。
Q4. ホイール交換にトルクレンチは使うべきですか?
ダイハツ指定の締め付けトルクは103N・mです。トルクレンチを使わずに手の感覚だけで締めると、締めすぎでボルトが伸びたり、締め不足で走行中に緩んだりするリスクがあります。トルクレンチは3,000〜5,000円程度で購入できるため、ホイール交換を自分で行うなら1本持っておくのが確実です。
Q5. インチアップ後に空気圧は変えるべきですか?
14インチにインチアップした場合、タイヤの推奨空気圧はタイヤ側面に記載されたロードインデックスに基づいて設定します。165/55R14C 95/93Nの場合、メーカー推奨値は前輪280kPa・後輪350kPa前後です。ただしタイヤ銘柄によって異なるため、タイヤメーカーの空気圧表で荷重指数に対応する値を確認してください。
Q6. ハイゼットカーゴとホイールは共用できますか?
ハイゼットカーゴ(S700V系)とアトレー(S700V系)は同一プラットフォームです。PCD100・4穴・ハブ径54mm・ナットM12×P1.5もすべて共通です。ハイゼットカーゴ用として販売されている社外ホイールはアトレーにもそのまま装着できます。エブリイ(DA17V)もPCD100・4穴ですが、ハブ径が異なるためハブリングの有無を確認してください。
Q7. 純正ホイールキャップは社外ホイールに付けられますか?
純正ホイールキャップは12インチ鉄ホイール専用の設計です。14インチの社外アルミホイールには物理的に取り付けできません。アルミホイールはキャップなしでそのまま使用するのが一般的です。センターキャップが付属する社外ホイールもありますが、汎用品のため脱落しやすい場合があります。
ホイール交換の作業手順と工具
ホイール交換の作業はDIYでも十分に対応できます。以下に基本的な手順と揃えておきたい工具をまとめます。
準備する工具
- トルクレンチ(103N・m対応、3,000〜5,000円)
- 十字レンチまたはソケットレンチ(21mm / 19mm)
- フロアジャッキ(2トン対応で十分)
- リジッドラック(ジャッキスタンド)2脚
- 輪止め
交換手順の概要
- 平坦な場所に駐車し、パーキングブレーキをかける
- 輪止めを対角のタイヤに設置する
- ナットを1/4回転ほど緩める(ジャッキアップ前に行う)
- フロアジャッキでジャッキポイントを持ち上げる
- リジッドラックで車体を固定する
- ナットを外してタイヤを取り外す
- 新しいホイール+タイヤを取り付け、手でナットを仮締めする
- 対角線順にトルクレンチで103N・mに締め付ける
- ジャッキを降ろして接地させ、増し締めを行う
- 走行後100km程度で再度増し締めを確認する
作業時間は4本交換で30分〜1時間が目安です。タイヤの組み替え(ホイールからの脱着)はDIYでは困難なため、タイヤショップに依頼してください。1本あたり1,000〜2,000円程度の工賃が相場です。
ジャッキアップ時の注意
アトレー S700系のジャッキポイントは、前輪側がクロスメンバー下部、後輪側がリアアクスル中央付近です。車両取扱説明書に正確な位置が図示されているため、初めて作業する場合は事前に確認しておくのが望ましいです。誤った位置にジャッキをかけると、フロアパネルが変形するおそれがあります。
アトレーは車両重量が約1,000kgのため、2トン対応のフロアジャッキで十分持ち上がります。ただしリジッドラック(ジャッキスタンド)を併用せずにジャッキだけで作業するのは危険です。ジャッキが外れた場合、車体が落下して重大事故につながります。
増し締めの重要性
ホイール交換後100km程度走行したら、トルクレンチで増し締めを行ってください。走行による振動と熱膨張でナットがわずかに緩むことがあるためです。増し締めを怠ると異音の原因になるほか、最悪の場合はホイールが脱落する事態に発展します。増し締めは交換後1回だけで問題ありません。
まとめ
アトレー S700系のホイール基本スペックはPCD100・4穴・オフセット+40mm・ハブ径54mmです。全型式・全グレードで共通のため、社外ホイール選びではこの4つの数値を確認すれば適合判断ができます。ナットはM12×P1.5のテーパー座で、締め付けトルクは103N・mです。
14インチへのインチアップは4.5J・オフセット+43〜+45mmが安全圏です。LTタイヤ(165/55R14C)とJWL-Tホイールの組み合わせが車検対応の条件になります。15インチはタイヤ選択肢の制約と車検リスクから、常用にはおすすめできません。
ホイール交換と一緒に検討されることの多いバッテリー交換の手順と適合品もあわせてチェックしてみてください。

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