更新日:2026年4月
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結論:アトレーは内装から手を入れると満足度が高い
この記事は現行アトレー(S700V/S710V・2021年12月〜)を対象としています。旧型アトレーワゴン(S321G/S331G)とはパーツの互換性がほぼありません。車検証やコーションプレートで型式をご確認ください。
現行アトレー(S700V/S710V)は2021年12月のフルモデルチェンジで登場しました。商用車ベースの軽バンですが、ターボエンジンとCVTの組み合わせで街乗りの快適性が大幅に向上しています。荷室の広さを活かしたカスタムの自由度が高い車種です。グレードはRS(ターボ・CVT)とX(ターボ・CVT)の2種類で、どちらもカスタムの方向性は同じです。4WD(S710V)も2WD(S700V)もボディサイズは共通のため、内外装パーツの適合に差はほとんどありません。
装着してみると実感するのですが、アトレーは内装パーツから手を入れたほうが変化を体感しやすい傾向があります。商用車ベースゆえに内装の質感がシンプルなので、シートカバーやフロアマットを替えるだけで印象が大きく変わります。外装のドレスアップはその後でも遅くありません。
仕事用のバンとして購入したものの、休日のアウトドアや車中泊にも使いたいと考えるオーナーが多いのがアトレーの特徴です。カスタムの方向性は「快適性アップ」と「アウトドア対応」の2軸に分かれます。この記事ではアトレーの主要カスタムパーツをカテゴリ別に整理しています。各パーツの詳細ガイド記事もあわせてご確認ください。
アトレーカスタムの全体像:6つのカテゴリ
アトレーのカスタムパーツは大きく6つのカテゴリに分類できます。
1つ目は内装・荷室カスタムです。ナビ、スピーカー、シートカバー、フロアマット、ベッドキットなど車内の質感と快適性を向上させるパーツ群になります。
2つ目は電装・ライティングです。LEDバルブ交換やドライブレコーダー装着で、安全性と見栄えの両方を改善できます。
3つ目は外装カスタムです。ルーフキャリアやサンシェード、エアロパーツなど外観と実用性に関わるパーツです。
4つ目は足回り・ホイールです。ホイール交換やタイヤ選びで走りの質と見た目が変わります。
5つ目は消耗品・メンテナンスです。ワイパー、バッテリー、オイルなど定期交換が必要なパーツです。
6つ目は費用・予算管理です。どこにいくらかけるかの全体設計が、満足度の高いカスタムにつながります。
カスタム初心者なら内装系からスタートし、慣れてきたら電装系・外装系に進むのが定番の流れです。ここからカテゴリごとに概要と進め方を紹介します。
内装・荷室カスタム:仕事にも遊びにも使える車にする
アトレーの内装カスタムでは、商用車ベースのシンプルな室内を自分仕様に変えることがテーマです。オーナーの声では「ナビとシートカバーの2つを先に入れるだけで雰囲気がガラリと変わった」という意見が多く聞かれます。商用車の素朴な内装は、裏を返せばカスタムで化ける伸びしろが大きいとも言えます。予算1万円台からでも始められるのが内装カスタムの良いところです。
ナビ・カーオーディオ
現行アトレーの純正ディスプレイオーディオは機能が限定的です。社外ナビに交換すると、大画面化と高音質化を同時に実現できます。バックカメラ連動にも対応するため、狭い駐車場での取り回しが楽になります。取り付けには専用の取付キットとハーネスが必要です。作業時間は約2〜3時間が目安になります。
現行アトレーはDIN規格のスペースがあるため、7〜9インチクラスの社外ナビが装着できます。パナソニックのストラーダやケンウッドの彩速ナビが人気で、地図更新やBluetooth接続の使い勝手に差が出ます。ナビの選び方と取り付け方法はこちらで解説しています。
スピーカー交換
純正スピーカーの音質に不満を感じるオーナーは少なくありません。フロントスピーカーを社外品に交換するだけで、中高音域の解像度が向上します。内張りの取り外しができればDIYでも十分に対応可能です。作業時間は約30分〜1時間です。
カロッツェリアやケンウッドの16cmコアキシャルタイプが定番です。バッフルボードを使えばスピーカーの固定も安定します。ナビ交換とスピーカー交換をセットで施工すると、オーディオ環境が別物になったと感じるオーナーが多いです。スピーカーの選び方と手順はこちらにまとめています。
シートカバー
商用車ベースのファブリックシートは汚れやすい素材です。PVCレザー製のカバーを装着すると、質感アップと汚れ防止を両立できます。取り付けの際に注意したいのは、シートベルトバックルの処理です。適合車種をしっかり確認してから購入しましょう。
クラッツィオやブロスクラッツィオが定番ブランドです。価格帯は1万円台〜3万円台で、カラーや素材のバリエーションが豊富に揃っています。仕事で汚れやすい環境で使うなら、防水仕様のモデルが特に向いています。比較と選び方は以下の記事で詳しく解説しています。
フロアマット
純正マットは薄手で機能がシンプルです。3D立体成型タイプに交換すると、水や泥をしっかりキャッチできます。荷物の出し入れが多いオーナーに特に好評なパーツです。価格帯も3,000〜8,000円程度と手ごろです。
アトレーの荷室は仕事道具の出し入れで汚れやすいため、防水タイプのマットを選ぶオーナーが多い傾向があります。水洗いできるタイプなら手入れも簡単です。詳細比較はこちらをご覧ください。
ベッドキット
アトレーの広い荷室を活かす最大のカスタムです。荷室にフラットな就寝スペースを作れます。SHINKEやMGRなど複数メーカーから専用設計品が出ています。価格帯は3万円台〜10万円超まで幅広い選択肢があります。車中泊を見据えているオーナーなら、最初に検討したいパーツです。
装着してみると、荷室が一気に「部屋」に変わる感覚があります。折りたたみ式を選べば、普段は荷室として使いつつ週末だけベッドに展開するという運用も可能です。ベッドキットの比較はこちらにまとめています。
車中泊レイアウト
ベッドキットに加えて、カーテンや収納棚、テーブルを組み合わせて車中泊仕様に仕上げるオーナーが増えています。アトレーの荷室は大人1人がギリギリ足を伸ばせる長さです。工夫次第で快適な空間を作れます。
荷室の寸法は長さ約1,820mm×幅約1,270mm(最大)です。身長170cm程度まではフラットに寝られる計算になります。それ以上の身長の場合は斜めに寝るか、足元の工夫が必要です。レイアウトの実例と必要パーツはこちらで紹介しています。
電装・ライティングカスタム:LED化で安全性と見栄えを両立
アトレーの電装カスタムで体感の変化が最も大きいのがLED化です。ヘッドライトやルームランプをLEDに交換すると、夜間の視認性が格段に上がります。ドライブレコーダーの取り付けも優先度が高いカスタムです。電装系カスタムはDIYでも取り組みやすい分野で、費用対効果も高い傾向にあります。
LED交換(ヘッドライト・フォグランプ)
ハロゲンバルブからLEDバルブへの交換は定番カスタムです。色温度6,000K前後の白色LEDに換えると、夜間の視界が広がります。バルブ形式はH4(ヘッドライト)です。ポン付けで交換できる製品が多数あります。作業時間は約20〜30分です。
純正ハロゲンとLEDでは夜間の照射範囲に明らかな差があります。特に街灯のない山道や田舎道を走るオーナーにとっては、安全面での恩恵が大きいカスタムです。LED交換の手順と選び方はこちらをご確認ください。
LEDルームランプ
ルームランプのLED化は約15〜30分で完了する手軽なカスタムです。純正の暖色系バルブから白色LEDに換えると、車内が明るくなります。荷物の出し入れや車中泊時の照明として重宝します。LED交換と合わせてまとめて施工するオーナーも多いです。
ルームランプの交換手順はこちらで解説しています。
ドライブレコーダー
アトレーへのドラレコ取り付けは配線の引き回しがカギです。フロントカメラの電源はヒューズボックスから取るのが定番です。リアカメラはバックドア経由でケーブルを通します。取り付けに不安がある場合はプロへの依頼も選択肢になります。
前後2カメラタイプが主流で、価格帯は1万円台〜3万円台です。コムテックやユピテルの製品がAmazonレビューでも安定した評価を得ています。駐車監視機能付きモデルを選ぶ場合は、常時電源の確保方法も確認しておきましょう。ドラレコの選び方と取り付けは以下の2記事でカバーしています。
外装カスタム:実用性重視のパーツが人気
アトレーの外装カスタムは、見た目よりも実用性を高める方向に人気が集中しています。ルーフキャリアで積載量を増やし、サンシェードで車内温度の上昇を抑えるといった使い方が中心です。派手なエアロカスタムよりも、実用パーツを先に揃えるオーナーが多いのがアトレーの特徴でもあります。
ルーフキャリア
ルーフにキャリアを装着すると、車内に積みきれない長尺物やアウトドア用品を運搬できます。INNO(イノー)やTHULE(スーリー)から適合品が出ています。雨どい付き車両とルーフレール付き車両では取り付け方法が異なります。自車の仕様を事前に確認しておくことが大切です。
仕事で脚立やパイプなどの長尺物を運ぶオーナーにとっては実用面での必需品です。アウトドア用途ならルーフボックスとの組み合わせも検討してみてください。最大積載量はキャリアの種類によって30〜80kg程度と幅があります。ルーフキャリアの選び方はこちらで解説しています。
サンシェード
駐車時にフロントガラスに装着するサンシェードは、夏場の車内温度上昇を抑えてくれます。アトレー専用設計のものを選ぶとフィット感が良好です。隙間からの日差し漏れも少なくなります。車中泊時のプライバシー保護にも役立ちます。吸盤タイプと静電気タイプの2種類があり、繰り返し使う場合は静電気タイプのほうが跡が残りにくいと好評です。
比較と選び方はこちらをご覧ください。
エアロパーツ・ガーニッシュ
フロントグリルガーニッシュやバンパーガードなど、外装をドレスアップするパーツも充実しています。SHINKEやRevier/Reiz、サムライプロデュースから車種専用品が販売中です。ステンレス製やカーボン調など素材のバリエーションも豊富です。両面テープで貼り付けるだけの製品が多く、工具なしで装着できるのもうれしいポイントです。
エアロパーツの詳細ガイドは近日公開予定です。
キックガードやバンパープロテクターといった保護系パーツも外装カスタムの一環です。ドアの内側やバンパーへの傷を防ぐパーツは、仕事で荷物を頻繁に出し入れするオーナーに好評です。Amazon上ではSUNVIC製のフロントキックガード(税込3,360円前後)が売れ筋のひとつになっています。
足回り・ホイールカスタム:見た目と走りを変える
ホイール交換はアトレーの足元の印象を大きく変えるカスタムです。PCD・オフセットの数値を正確に把握することが失敗を防ぐポイントになります。タイヤのサイズ選びも走行性能に直結します。ホイールとタイヤはセットで検討するのが基本で、見た目・乗り心地・燃費のバランスを考慮して選びましょう。
ホイール交換
PCD100・4穴・インセット+45前後が標準スペックです。ただし型式で微妙に異なることがあります。購入前にPCD・オフセットの正確な数値を確認しておいてください。アウトドア系のデザインやメッシュ系のホイールが人気です。
アウトドア志向ならRAYSのグラムライツやWEDS製のオフロード系が候補になります。ドレスアップ方向ではメッシュ系やスポーク系が人気です。14〜15インチの範囲でインチアップすると見栄えの変化が大きくなります。ホイールの選び方は以下の記事で詳しくまとめています。
PCD・オフセットの正確な数値はこちらを参照してください。
タイヤサイズ
タイヤ交換では純正サイズと互換サイズを把握しておく必要があります。インチアップを検討する場合はタイヤ外径の変化に注意してください。外径が変わるとスピードメーターに誤差が出る場合があります。車検に影響する場合もあるため、外径差は3%以内に収めるのが無難です。
純正タイヤサイズは165/65R14です。インチダウンの選択肢もあり、冬用スタッドレスでは13インチに下げるオーナーもいます。純正サイズと互換情報は以下にまとめています。
消耗品・メンテナンス:基本を押さえて長く乗る
定期交換が必要な消耗品も、正しいサイズや仕様を把握しておけば失敗がありません。ワイパー、バッテリー、オイルはDIYでも交換しやすいパーツです。純正品にこだわらず社外品を選ぶことで、コストを抑えつつ性能を維持できます。
ワイパーサイズ
ワイパーゴムやブレードの交換は最も手軽なメンテナンスです。作業時間は約5分で、初めてのDIYにも向いています。サイズを間違えると拭き残しが出ます。事前に適合サイズを確認しましょう。ホームセンターやカー用品店でも購入できますが、Amazonのほうが品揃えと価格の面で有利なケースが多いです。
アトレーのワイパーサイズは運転席側が425mm、助手席側が425mmです。リアワイパーは300mmが標準です。BOSCHやNWBなど主要メーカーから適合品が出ています。適合サイズの詳細情報はこちらです。
バッテリー交換
アトレーのバッテリーはM-42またはM-65が一般的です。アイドリングストップ車は専用バッテリーを選ぶ必要があります。交換はDIYで約30分で完了します。メモリーバックアップの準備だけは忘れないようにしてください。
パナソニックのカオスやGSユアサのエコRシリーズが定番です。ネット通販で購入してDIY交換すると、ディーラーよりも大幅にコストを抑えられます。交換手順の詳細はこちらをご確認ください。
オイル交換
ターボ車のアトレーはオイル管理がカギです。推奨交換サイクルは5,000kmまたは6か月ごとが目安です。粘度は0W-20が標準指定になっています。ターボの寿命を延ばすためにも定期的な交換が欠かせません。
カストロールやモービルなどの市販オイルをDIYで入れるオーナーも多いです。エンジンの温度が下がってから作業するのが安全面でのポイントになります。オイルフィルターも2回に1回は同時交換が推奨されています。オイル交換の詳細はこちらにまとめています。
アトレーのカスタム費用と異音対策
アトレーのカスタムにかかる費用は目的と範囲で大きく変わります。フロアマットやワイパー交換なら数千円で済みます。一方、ナビ+ベッドキット+ルーフキャリアを一式揃えると20万円を超えることもあります。
予算の立て方として、まず1万円以内でできるDIYカスタム(LEDルームランプ+フロアマット)を試すのが堅実です。体感が良ければナビやドラレコへとステップアップしていく流れが失敗しにくい進め方です。
カスタム費用の全体感は以下の記事で詳しく解説しています。
費用を把握しておくと、カスタムの優先順位が明確になります。「まず何から始めるか」を決める判断材料になるので、一読しておくと安心です。
カスタム後に「カタカタ」「ビビリ」といった異音が発生するケースもあります。内装パーツの取り付けが甘い場合や、走行中の振動で固定が緩む場合に起こりやすい症状です。パーツ装着後に気になる音が出たら、以下の記事で原因と対策を確認してください。
よくある質問
Q1. S700系アトレーとハイゼットカーゴのパーツは共通ですか?
S700系アトレーとS700系ハイゼットカーゴは同一プラットフォームです。LEDバルブやドラレコ、フロアマットなど内装パーツの多くは共通で使えます。ただしバンパーやグリルの形状は異なります。外装パーツは「アトレー対応」と明記された適合品を選んでください。
Q2. カスタム費用の目安はいくらですか?
手軽なDIYカスタム(LEDルームランプ+フロアマット+ワイパー交換)なら合計1万円前後です。ナビ+シートカバー+ドラレコの定番3点セットで5〜8万円程度です。ベッドキットやルーフキャリアまで含めると20〜30万円が目安です。
Q3. DIYと業者依頼の境界はどこですか?
ワイパー交換やLEDバルブ交換、フロアマット交換はDIY初心者でも問題ありません。シートカバーやドラレコは中級レベルです。ナビ取り付けやルーフキャリアの本格施工は工具と経験が必要です。不安があればプロショップへの依頼を検討してください。カー用品店では持ち込みパーツの取り付けに対応しているところも多いです。工賃の目安はパーツの種類によりますが、ナビ取り付けで1.5〜3万円程度が相場になっています。
Q4. 旧型アトレーワゴンのパーツは使えますか?
S321G/S331G型の旧型アトレーワゴンのパーツは現行S700系には使えません。プラットフォーム自体が異なるため、ほぼ全てのパーツで互換性がありません。購入時は「S700V/S710V対応」の表記があるかどうかを確認してください。
Q5. e-アトレー(S781V)のパーツは共通ですか?
e-アトレー(S781V)はEV専用モデルですが、ボディサイズや内装の基本構造はS700系と共通です。フロアマットやシートカバーなど多くの内装パーツは共用できます。ただしエンジン関連パーツ(オイル、バッテリーなど)は仕様が異なります。電装系パーツも一部で違いがあるため、適合表の確認が必要です。購入前にメーカーの適合表で「e-アトレー対応」の表記を確認しておくと安心です。
まとめ:アトレーカスタムの優先順位
アトレーのカスタムは内装の質感向上から始めるのが合理的です。シートカバーとフロアマットは低コストで体感の変化が大きく、最初の一歩に向いています。この2つだけで車内の見た目と使い勝手が大きく改善されます。
車中泊メインで使うオーナーならベッドキットとサンシェードを優先するのが実用的です。通勤メインならナビとドラレコを先に導入しましょう。LED化はどちらの使い方でも早めに取り組みたいカスタムです。作業時間が短く、費用対効果も高い分野になります。LEDルームランプの交換は1,000〜3,000円程度の投資で完了するため、カスタム入門にぴったりです。
アトレーは商用車ベースだからこそカスタムの余地が広い車種です。パーツの種類が多く、純正品・社外品ともに選択肢が豊富に揃っています。ハイゼットカーゴとの共通パーツも活用すると、さらに選択の幅が広がります。自分の使い方に合わせたパーツを選んで、アトレーをもっと快適な一台に仕上げてください。

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