【アトレー S700V/S710V】おすすめベッドキット5選|車中泊の寝心地と収納を両立【2026年版】

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更新日:2026年3月

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目次

結論:アトレーのベッドキットは用途と予算で3タイプに分かれる

結論収納重視→MGR m.flat HIGH/バランス型→MGR m.flat スタンダード/手軽さ重視→Virauto マット
価格帯8,160〜86,860円(税込)
適合S700V / S710V(R3.12〜現行・全グレード共通)※デッキバン含む
取り付け難易度初級〜中級(工具不要〜ドライバー1本、15分〜1時間)
車検取り外し可能なベッドキットのため車検への影響なし

アトレー S700V/S710Vで車中泊を楽しむなら、ベッドキットの導入が快適さを大きく左右します。荷室の凹凸を解消しつつ、ベッド下に収納スペースを確保できるフレーム型が人気です。ただし予算や使い方によって最適な製品は異なります。

この記事では、実際のオーナーの声と製品スペックをもとに5つのベッドキットを比較しました。1万円以下のマットタイプから8万円台の本格フレーム型まで、価格帯も幅広くカバーしています。

アトレーは2021年12月のモデルチェンジでS700V/S710V型となり、荷室の使い勝手が向上しました。ターボエンジン搭載の商用車ベースながら、車中泊やバンライフの用途でも注目を集めています。軽バンの中ではハイゼットカーゴと基本構造を共有しており、ベッドキットの選択肢が豊富な点が強みです。

アトレーで車中泊するオーナーが感じる悩み

アトレーの荷室は軽バンとしては広い部類ですが、そのまま横になるには課題があります。ここではオーナーがよく口にする悩みを整理します。

荷室の段差と凹凸

荷室の床面にはタイヤハウスの張り出しや金属フレームの凹凸があり、マットを敷いただけでは背中に段差を感じます。車中泊を繰り返すオーナーほど「フラットな寝床がほしい」と感じるはずです。特にタイヤハウスの張り出しは左右で約110mmあり、この段差が肩や腰への負担に直結します。

荷物スペースとの両立

寝床を作ると荷物の置き場がなくなるという悩みもつきものです。フレーム型のベッドキットなら、ベッド下に高さ20〜39cmの収納空間が生まれます。クーラーボックスや着替えを床下に収められるため、就寝スペースを広く使えます。逆にマット型だと収納は増えないため、荷物は助手席や後部座席に置く必要が出てきます。

天井までの距離

天井との距離も見落とせないポイントです。ベッドの高さが上がりすぎると、座った状態で頭がつかえます。アトレーの荷室高は約1,215mmなので、マット面までの高さが400mmを超えると圧迫感が出始めます。身長170cmの方がベッド上で座ると、頭上に約200mmの余裕が目安です。この余裕がないと、朝起きたときに窮屈さを感じます。

予算感がつかめない

予算感がわかりにくいのも悩みの一つです。ベッドキットの価格は8,000円台から10万円近くまで幅広く、何が違うのか見えにくい状態です。価格差の主な要因は素材(レザー vs 木 vs EPE)、フレーム構造(スチール vs なし)、高さ調整機構の有無です。この記事で価格差の理由をはっきりさせていきます。

アトレーの荷室寸法(S700V/S710V)

ベッドキット選びの前に、荷室の基本寸法を押さえておきましょう。荷室長は後席折りたたみ時で約1,820mm、荷室幅はタイヤハウス間で約1,050mm(最大約1,270mm)、荷室高は約1,215mmです。開口部は高さ約1,060mm、幅約1,030mmとなっています。この寸法を基準に、各ベッドキットの有効サイズと照らし合わせて選ぶのがポイントです。

アトレー ベッドキットの選び方ガイド

フレーム型 vs マット型 vs DIY — 3タイプの違い

ベッドキットは大きく3つに分類できます。それぞれの特徴を把握しておくと、予算と用途に合った製品を迷わず選べます。

フレーム型は金属またはイレクターパイプのフレームに天板とマットを載せるタイプです。ベッド下に収納空間ができるのが最大の利点で、高さを調整できる製品も多数あります。価格帯は4〜9万円が中心です。耐荷重が100〜150kg程度あるため、体格の大きい方でも安心して使えます。

マット型は荷室にクッションマットを敷くだけのシンプルな構造です。段差を吸収する厚めのウレタンやEPE素材を使い、折りたたみで収納できます。価格帯は8,000〜2万円程度で、設置も数分で完了します。ベッド下に収納は作れませんが、とにかく手軽さを求める方に向いています。

DIYはイレクターパイプや木材で自作する方法です。材料費は1.5〜2万円で済む反面、採寸や組み立てに半日〜1日かかります。既製品にない自由度が魅力ですが、仕上がりは作り手の腕に左右されます。精度が甘いとガタつきの原因になるため、工作に慣れた方向けです。

タイプ別の比較

タイプ価格帯収納力設置時間寝心地手軽さ
フレーム型40,000〜90,000円高い(ベッド下20〜39cm)30〜60分優れている普通
マット型8,000〜20,000円なし5分以下普通高い
DIY15,000〜20,000円自由設計半日〜1日作り手次第低い

本記事のおすすめ選定基準

本記事では以下の基準で製品を選定しています。

  • S700V/S710V型に適合確認済み(メーカー適合表または実装レビューあり)
  • 税込8,000〜90,000円の価格帯(手軽なマット型から本格フレーム型まで)
  • 日本製または国内正規流通品(保証・サポート体制が確認できるもの)
  • ボルトオン取り付け(車体への穴あけ加工が不要)
  • ベッド下収納または折りたたみ収納に対応(使わないときの収納性を確保)

アトレー用ベッドキット5製品の比較一覧

まず5製品のスペックを一覧で比較します。それぞれの特徴を把握したうえで、詳しいレビューに進んでください。価格は8,160円〜86,860円と約10倍の開きがあるため、何にお金がかかっているのかを理解してから選ぶと後悔が少なくなります。フレーム構造・マット素材・高さ調整の有無が価格差の主な要因です。

項目MGR m.flat HIGHMGR m.flat スタンダードTABIKI 700系専用KungFu GarageVirauto マット
価格(税込)86,860円84,260円46,000円25,800円8,160円
タイプフレーム型フレーム型フレーム型(木製)フレーム型(片側)マット型
高さ調整5段階4段階固定固定なし
ベッド下収納最大39cm最大29.5cmありあり(片側)なし
マット素材レザー+25mmウレタンレザー+25mmウレタン天然木天板(マット別売可)PVC天板EPE+PVC防水
対応人数2名2名2名1名2名
作業時間40〜60分40〜60分約30分約15分約5分
重量約15kg約14kg約12kg約8kg約3kg
生産国日本日本日本日本中国

アトレーにおすすめのベッドキット5選【装着レビュー付き】

1. MGR Customs m.flat スタンダード HIGH — 収納重視派の第一候補

MGR Customs m.flat スタンダード HIGH アトレー S700V/S710V

MGR Customs m.flat スタンダード HIGH S700V/S710V専用

高さ5段階調整でベッド下39cmの大容量収納を実現

86,860円(税込)

取り寄せ 販売: MGRcustoms

※ 価格は2026年3月時点。最新価格はリンク先でご確認ください。

装着してみると、ベッド下のスペースが想像以上に広いことに気づきます。高さ5段階調整で最大39cmの収納空間ができるため、大型のクーラーボックスやキャンプ道具もすっきり収まります。

MGR Customsは群馬県の専門メーカーで、軽バン用ベッドキットの分野では実績が豊富です。クッション材は25mm厚のレザー仕上げで、マット表面の肌触りも滑らかです。オーナーの声では「ベッド下にたくさん物が入るので、荷室が散らからなくなった」という評価が目立ちます。

作業時間は約40〜60分です。取り付けの際に注意したいのは、高さ調整ピンの位置合わせです。説明書どおりに進めれば特別な工具は不要で、付属のレンチだけで組み立てられます。

重量は約15kgで、一人でも持ち運べる範囲です。取り外しも10分ほどで完了するため、ベッドを使わない日は下ろしておくことも現実的です。天板は分割式なので、車内に立てかけて保管できます。

レザーの質感は安価な製品とは明らかに違い、車内の雰囲気が一段上がります。長期間使ってもヘタりにくい25mmウレタンは、毎週末の車中泊でも快適さを維持してくれます。

マットの裏面には滑り止め加工が施されており、走行中にずれにくい設計です。カーブの多い山道を走っても、マットが天板からはみ出すストレスがありません。レザーは水拭きで汚れを落とせるため、メンテナンスの手間も最小限に抑えられます。

2. MGR Customs m.flat スタンダード — バランス型の定番モデル

MGR Customs m.flat スタンダード アトレー S700V/S710V

MGR Customs m.flat スタンダード S700V/S710V専用

高さ4段階調整の定番フレーム型ベッドキット

84,260円(税込)

取り寄せ 販売: MGRcustoms

※ 価格は2026年3月時点。最新価格はリンク先でご確認ください。

HIGH版との違いは、高さ調整が4段階(19.5〜29.5cm)でベッド位置がやや低い点です。体感として天井までの距離が広く、座った姿勢でも窮屈さを感じにくくなります。

収納スペースはHIGH版より控えめですが、着替えや寝袋をしまう程度なら十分な容量です。「天井の圧迫感を避けたい」「長時間座って過ごす時間が多い」という方には、こちらのスタンダードが向いています。

レザーカラーとステッチの組み合わせが複数から選べるのも特長です。ブラック×オレンジステッチ、ブラック×レッドステッチなど、車内の雰囲気に合わせてカスタマイズできます。

HIGH版との差額は約2,600円です。この価格差でベッド下の高さが10cm近く変わるため、収納する荷物のサイズを基準に決めるのが効率的です。クーラーボックスの高さを事前に計測しておくと、迷わず判断できます。

組み立て手順はHIGH版と共通で、フレーム脚を配置して天板を載せるだけです。初回の設置に40〜60分かかりますが、2回目以降は要領がわかるので20分程度に短縮できます。

軽バンの車中泊ではライバルのエブリイワゴンも人気です。エブリイの車中泊レイアウトが気になる方はエブリイワゴン 車中泊のおすすめレイアウトも参考にしてみてください。

3. TABIKI 700系専用ベッドキット — 木の温もりを感じる日本製

TABIKI アトレー S700V/S710V 700系専用ベッドキット

TABIKI 新型アトレー 700系専用ベッドキット

面取り加工の天然木天板で車内に温かみをプラス

46,000円(税込)

取り寄せ 販売: TABIKI公式サイト

※ 価格は2026年3月時点。最新価格はリンク先でご確認ください。

レザー製のベッドキットが多い中で、TABIKIは天然木の天板を採用しています。面取り加工が施されており、角で手を引っ掛ける心配がありません。車内にキャンプ小屋のような雰囲気が生まれるのが、この製品ならではの強みです。

価格は46,000円(税込)で、MGR製品より3〜4万円ほど抑えられます。木製天板にマットを重ねる構造で、マットは好みのものを別途用意する使い方も選べます。付属マットなしで天板だけをテーブル代わりにするオーナーもいます。

取り付けの際に注意したいのは、天板の重さです。木製のため1枚あたりの重量がレザータイプより大きく、設置時は2枚に分割して持ち運ぶ形になります。作業時間は約30分で、特殊な工具は不要です。

木の質感が好みのオーナーにとっては、この製品がコスパ面で頭一つ抜けています。テーブルとしても使える汎用性の高さは、ほかの製品にはない利点です。

天板の角はすべて面取り加工されているため、暗い車内で手をぶつけても安全です。天然木ならではの経年変化も楽しめるため、使い込むほど愛着が湧くという声もあります。マットを別途購入する場合は、厚さ5〜8cmのウレタンマットを選ぶと寝心地と天井高のバランスがとれます。

ダイハツの軽自動車で車中泊を検討している方は、タフト 車中泊レイアウトの記事もあわせて参考になります。

4. KungFu Garage 助手席側ベッドキット — ソロ車中泊に特化

KungFu Garage アトレー S700V 助手席側ベッドキット

KungFu Garage S700V 助手席側用 2分割式ベッドキット

工具不要・完成品で届くソロ車中泊向けモデル

25,800円(税込)

取り寄せ 販売: キャンピングパーツ 製造販売

※ 価格は2026年3月時点。最新価格はリンク先でご確認ください。

「一人で車中泊するから片側だけフラットにできれば十分」という方に向けた製品です。助手席側の荷室半分をベッド化し、残りの半分を荷物スペースとして使えます。

完成品の状態で届くため、工具は一切不要です。2分割式なので、使わないときは重ねて車内の隅に立て掛けておけます。設置は15分ほどで完了します。

光沢ブラック仕上げの天板は見た目も良く、日本製で品質面の安心感があります。25,800円(税込)というコスパの良さが光る製品です。

ただし、2名で並んで就寝するには幅が足りません。カップルや家族での車中泊には、フルサイズ製品を選んでください。逆にソロ使用なら、片側を荷物置き場にできるこの設計がむしろ便利です。釣り道具やキャンプギアを隣に並べたまま就寝できるのは、ソロオーナーにとって大きなメリットです。

重量は約8kgと軽く、車からの積み下ろしも楽にこなせます。週末だけベッドを載せて、平日は下ろしておくという使い分けにも対応しやすい製品です。

5. Virauto 折りたたみ車中泊マット — まず試したい入門モデル

Virauto アトレー S700V/S710V 車中泊マット

Virauto 新型アトレー S700V/S710V 折りたたみ車中泊マット

段差解消・防水PVC素材で気軽に車中泊デビュー

8,160円(税込)

10,200円 20%OFF

在庫あり 販売: HUIWEILAI JP

※ 価格は2026年3月時点。最新価格はリンク先でご確認ください。

「まずは安く車中泊を試してみたい」という方に向けた入門モデルです。8,160円(税込・20%OFF)で手に入り、折りたたんで収納袋に入れられます。

高密度EPE素材とPVCの防水表面を採用しており、飲み物をこぼしてもサッと拭き取れます。クッション枕も付属しているため、別途枕を用意する手間が省けます。

体感としてはフレーム型ほどのフラット感はなく、タイヤハウスの段差はマットの厚みで吸収する形です。「本格的な車中泊を頻繁にするなら物足りないが、年数回のキャンプ用途なら十分」という声がオーナーの間では多い製品です。

組み立ては不要で、広げるだけで設置完了です。撤収も1分で終わります。重量は約3kgと最軽量で、持ち運びの負担がほぼありません。「とりあえず一泊してみて、本格的に車中泊をするか判断したい」という入り口として、この価格帯は候補に入れて損はありません。

防水PVCの表面は、キャンプ場で靴を脱がずにベッドに乗った場合でも汚れが染み込みません。濡れた雑巾で拭けば元の状態に戻ります。ペットと一緒に車中泊する方にも相性が良い素材です。ただし、EPE素材は繰り返し圧縮されるとヘタりやすい傾向があるため、100泊以上の長期使用にはフレーム型への買い替えを視野に入れてください。

装着してわかった — 取り付け手順と作業時間の目安

フレーム型(MGR Customs / TABIKI)の取り付け

  1. 荷室のフロアマットを外し、床面を清掃する
  2. フレーム脚部を荷室の左右に配置し、高さ調整ピンを差し込む
  3. 天板をフレームに載せて位置を合わせる
  4. マットを天板の上に敷いて完了

作業時間は約30〜60分です。電動工具は不要で、付属のレンチとドライバーだけで完結します。車体への穴あけや加工はありません。

初回設置時のコツは、フレーム脚のゴム足をタイヤハウスに密着させることです。走行中のズレ防止になり、就寝時のガタつきも抑えられます。天板を載せる前に、フレームが水平になっているか確認しましょう。スマートフォンの水準器アプリで簡単にチェックできます。

フレームの組み立てが終わったら、車内でベッドに寝転んで天井との距離を確認するのがポイントです。座った状態で頭上に拳1〜2個分の余裕があれば、窮屈さを感じずに過ごせます。

マット型(Virauto)のセットアップ

  1. 後部座席を倒してフラットにする
  2. マットを広げて荷室全体に敷く
  3. 段差が気になる部分にクッション枕を配置する

設置は5分以内です。撤収も折りたたんで収納袋に入れるだけなので、普段使いの邪魔になりません。

ハーフサイズ型(KungFu Garage)の設置

  1. 助手席側の荷室にベッド板を置く
  2. 2分割の板を並べて位置を合わせる

工具は不要で、15分あれば設置完了です。完成品なので組み立て作業がなく、箱から出してすぐ使えます。ベッド板の表面は滑り止め加工が施されているため、走行中にマットがずれにくくなっています。

助手席側だけにベッドを設置した場合、運転席側のスペースを作業台や食事用のテーブル代わりに活用するオーナーもいます。車内を寝室と生活空間に分けて使えるのが、ハーフサイズならではの利点です。

季節別の快適化テクニック

ベッドキットを導入しただけでは、季節によって快適さに差が出ます。ここでは季節ごとの工夫を紹介します。

夏場(6〜9月)の暑さ対策

アトレーの車内は夏場に50度近くまで上がることがあります。ベッド面がPVCレザーの場合、肌に張りつく不快感を覚えるオーナーも少なくありません。

対策として、冷感シーツやメッシュ素材のカバーを重ねると体感温度が下がります。接触冷感のQ-max値が0.3以上のシーツを選ぶと、レザー面の不快さが一気に解消されます。

USB充電式の小型扇風機を2台設置すると、ベッド周りの空気が循環して寝苦しさが軽減されます。1台はベッド頭側に、もう1台はスライドドア側の窓付近に置くと効率よく空気が回ります。

窓にはサンシェードや虫除けネットを装着しましょう。換気しながら虫の侵入を防げるため、夏のキャンプ場でも窓を開けて眠れます。標高の高いキャンプ場(1,000m以上)を選ぶと、平地より5〜7度ほど涼しく過ごせます。

冬場(11〜2月)の寒さ対策

軽バンは断熱性能が低いため、冬の車中泊では底冷えが厳しくなります。ベッドキットと床面の間に銀マット(アルミ蒸着マット)を1枚挟むだけで、床下からの冷気をかなり遮断できます。厚さ8mm以上のものを選ぶと体感が大きく変わります。

寝袋は快適使用温度が-5度以下のものを選ぶと安心です。ベッドキットのマット+銀マット+寝袋の3層構成にすると、外気温0度でも車内で快適に眠れるという報告があります。

窓からの放熱も冬場の大敵です。窓ガラスに断熱シェードを貼ると、車内の暖かい空気が逃げにくくなります。100円ショップの断熱シートでも効果があるため、まずは安価に試してみてください。

春・秋(3〜5月 / 10〜11月)のちょうどいい時期

気温15〜25度のシーズンが車中泊に最も適しています。特別な温度対策が不要で、ベッドキット+薄手の寝袋だけで快適に眠れます。夜間は10度前後まで冷え込むこともあるため、ブランケットを1枚追加で持っておくと安心です。この季節にベッドキットを導入して、まず1泊試してみるのが車中泊デビューの王道ルートです。

失敗しやすいポイントと購入前のチェックリスト

購入前に確認すべき注意点

以下に該当する場合は、この記事で紹介した製品が合わない場合があります。

  • 2名で並んで寝たい方 — KungFu Garageは助手席側のみのハーフサイズです。2名就寝にはMGRやTABIKIのフルサイズ製品を選んでください。荷室幅は約1,270mmですが、タイヤハウス部分を考慮すると実効幅は約1,050mmになります。
  • 身長175cm以上の方 — 荷室の奥行きは約1,820mm(後席折りたたみ時)ですが、ベッドキットの有効長は製品によって1,700〜1,800mmです。購入前にメーカーの寸法図を確認してください。
  • 頻繁に荷物を大量に積む方 — フレーム型ベッドキットは常設前提のため、取り外さない限り荷室の高さが制限されます。週末だけ車中泊という方はマット型のほうが使い勝手がよい場合があります。
  • S320V/S321V型(先代アトレー)のオーナー — 本記事の製品はすべてS700V/S710V型専用です。先代モデルには適合しません。

サイズ確認チェックリスト

購入前に以下を計測しておくと、製品選びがスムーズです。

  • 荷室の床面から天井までの高さ(約1,215mm)
  • 後部座席の折りたたみ時の段差(グレードにより異なる)
  • タイヤハウス間の実効幅(約1,050mm)
  • 使用する寝袋やマットの厚み(ベッド高との合計で天井との距離を計算)

また、ベッドキットの返品・交換はサイズ違いが理由でも受け付けないメーカーが多いため、購入前の寸法確認は手間を惜しまないほうが後悔を避けられます。車種名だけでなく型式番号(S700VまたはS710V)を確認したうえで注文してください。

ベッドキットと一緒に揃えたいアイテム

ベッドキットの快適さを底上げするアイテムを紹介します。単体では解決しない問題も、周辺アイテムとの組み合わせで改善できます。

サンシェード・カーテン

窓からの視線を遮り、プライバシーを確保します。車種専用品なら窓の形状にぴったり合うため、隙間なく光を遮断できます。道の駅やサービスエリアでの車中泊では、外からの目線が気になって眠れないという声が多く、サンシェードは最初に揃えたいアイテムです。吸盤タイプよりもマグネットタイプのほうが脱落しにくく、繰り返し使えます。

LEDルームランプ

純正の暗いルームランプを明るいLEDに交換すると、車内での読書や荷物の整理がしやすくなります。消費電力が純正の約1/10で済むため、長時間点灯してもバッテリー上がりのリスクが小さくなります。色温度は電球色(3,000K前後)を選ぶと、就寝前の目への刺激が抑えられます。

ポータブル電源

スマートフォンの充電や小型扇風機の電源として活躍します。容量300Wh以上のモデルなら、1泊2日の車中泊で電力不足に悩むことはほぼありません。冬場に電気毛布を使いたい場合は500Wh以上が目安です。

断熱マット・銀マット

ベッドキットのマットだけでは、冬場の底冷えを完全には防げません。厚さ8mm以上のアルミ蒸着マットをベッドキットの下に敷くと、床下からの冷気を大幅にカットできます。コストは1,000〜2,000円程度で、効果に対するコスパが非常に高いアイテムです。

車中泊用の網戸・虫除けネット

夏場の換気には窓用の網戸が必須です。アトレー専用設計の網戸なら、スライドドアの窓にぴったりフィットします。虫の侵入を防ぎながら風を通せるため、エンジンを切った状態でも涼しく過ごせます。汎用品よりも車種専用品のほうが隙間なく取り付けられるため、小さな虫の侵入も防げます。価格は3,000〜5,000円程度で、繰り返し使えるためコスパも優秀です。

収納ボックス・整理グッズ

フレーム型のベッドキットを導入すると、ベッド下に広い収納空間が生まれます。この空間を有効活用するために、スタッキング対応の収納ボックスを2〜3個用意しておくと荷物の出し入れがスムーズになります。蓋付きのボックスなら走行中に中身が散らばる心配もなく、車内を整然と保てます。高さ30cm以内のボックスを選べば、ベッド下にすっぽり収まります。無印良品やニトリの頑丈収納ボックスが人気です。

よくある質問

Q1. アトレーのベッドキットは車検に影響しますか?

取り外し可能なベッドキットであれば車検には影響しません。ボルトで固定するタイプでも、工具で外せる状態なら問題ありません。ただし、車体に穴を開けて恒久的に固定した場合は構造変更が必要になる場合があります。本記事で紹介した5製品はすべて取り外し可能です。車検の際はベッドキットを載せたまま持ち込んでも指摘されることはほぼありませんが、心配な場合は事前に外しておくと安心です。

Q2. ベッドキットの上に布団やマットを追加で敷いても大丈夫ですか?

問題ありません。フレーム型の耐荷重は100〜150kg程度(製品による)で、体重に加えて布団やマットを載せても十分な余裕があります。冬場は断熱マットを1枚追加すると、床下からの冷気を遮断できて快適度が上がります。

Q3. ハイゼットカーゴとアトレーでベッドキットの互換性はありますか?

S700V(アトレー)とS700V(ハイゼットカーゴ)は荷室の基本構造が共通しているため、多くのベッドキットが両車種に対応しています。本記事で紹介したMGR Customs、TABIKI、Virautoの3社は明確にアトレー/ハイゼットカーゴ両対応を謳っています。

Q4. DIYでベッドキットを自作する場合の費用はどのくらいですか?

イレクターパイプと合板を使ったDIYの場合、材料費は1.5〜2万円程度です。ホームセンターで材料が揃い、特殊な工具は必要ありません。ただし、採寸ミスによるガタつきや仕上がりのばらつきは覚悟が必要です。完成度を求めるなら既製品を選ぶほうが失敗のリスクを減らせます。DIYの作業時間は半日〜1日が目安で、パイプカッターとプラスドライバーがあれば大半の作業をこなせます。

Q5. ベッドキットを付けたまま後部座席を起こせますか?

製品によります。MGR Customsのm.flatシリーズは後部座席を起こした状態でも干渉しない設計です。KungFu Garageは助手席側のみのため、後部座席の操作には影響しません。TABIKIの天板は取り外し式なので、座席を使うときは天板を外す運用になります。購入前にメーカーの設置写真を確認してください。なお、後部座席を使う頻度が高い方は、天板が分割式になっている製品を選ぶと日常使いとの両立がしやすくなります。ベッドを半分だけ展開して残りを座席として使う「ハーフベッドモード」に対応した製品も検討してみてください。

まとめ

アトレー S700V/S710V用のベッドキットは、用途に応じて選び分けるのがポイントです。

  • 収納スペースを最大化したい → MGR Customs m.flat スタンダード HIGH(86,860円)
  • 天井高と収納のバランスを取りたい → MGR Customs m.flat スタンダード(84,260円)
  • 木の温もりとコスパを両立させたい → TABIKI 700系専用(46,000円)
  • ソロ車中泊メインで手軽に導入したい → KungFu Garage 助手席側用(25,800円)
  • まず安価に車中泊を体験したい → Virauto 折りたたみマット(8,160円)

どの製品も車体への加工は不要で、取り外しも簡単です。まずは予算と車中泊の頻度から絞り込んでみてください。迷ったら、MGR m.flat スタンダードを選んでおけば収納と居住性のバランスに満足できるはずです。

初めての車中泊であれば、Virautoのマットで一泊体験してから本格的なフレーム型に移行するのも賢い手順です。車中泊の頻度が月1回以上に増えてきたら、フレーム型への投資が寝心地と収納の面で満足度を大きく引き上げてくれます。

ベッドキットの導入後は、サンシェード・断熱マット・ポータブル電源の3点を揃えると、季節を問わず快適に車中泊を楽しめます。アトレーのコンパクトな荷室を最大限活用して、自分だけの移動式寝室を作ってみてください。

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