更新日:2026年3月
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結論:プラド150系のオイル交換は5,000〜10,000kmが実務上の目安
プラド150系はガソリン車とディーゼル車でオイル量が約2L異なります。使用できる規格も別物です。エンジン型式ごとのスペック、交換時期の判断基準、費用の比較結果を整理しました。
ガソリン車とディーゼル車のオイル量・粘度を比較
プラド150系のオイル交換で最初に確認すべきは、ガソリン車かディーゼル車かの判別です。ガソリン車はTRJ150W、ディーゼル車はGDJ150W/GDJ151Wが型式番号になります。エンジン型式によってオイル量・粘度・規格のすべてが異なります。
ガソリン車(2TR-FE)のオイルスペック
ガソリンモデルには2TR-FEエンジンが搭載されています。オイル関連データは以下のとおりです。
| 項目 | 数値 |
|---|---|
| オイル量(オイルのみ交換) | 5.5L |
| オイル量(フィルター同時交換) | 5.9L |
| 推奨粘度 | 0W-20 |
| 代替粘度 | 5W-30 |
| オイル規格 | API SP/RC、SN PLUS/RC、SN/RC または ILSAC GF-6A |
| オイルフィルター純正品番 | 90915-20003 |
0W-20は省燃費性能に優れるため、街乗り中心のオーナーに向いています。高速走行や牽引の頻度が高い場合は5W-30が適しています。油膜保持の面で安定感があるためです。
ディーゼル車(1GD-FTV)のオイルスペック
2015年6月以降のディーゼルモデルに搭載される1GD-FTVは、ガソリン車より約2L多いオイル量が必要です。
| 項目 | 数値 |
|---|---|
| オイル量(オイルのみ交換) | 7.4L |
| オイル量(フィルター同時交換) | 7.7L |
| 推奨粘度 | 0W-20(ACEA C5) |
| 代替粘度 | DL-1 0W-30、5W-30 |
| オイル規格 | ACEA C5 または JASO DL-1 |
| オイルフィルター純正品番 | 04152-31060(内蔵カートリッジ型) |
ディーゼル車はDPF(ディーゼル微粒子フィルター)を搭載しています。そのため使用できるオイル規格に制限があります。ACEA C5またはJASO DL-1に適合しないオイルを使うと、DPF詰まりのリスクが生じます。
ガソリン車 vs ディーゼル車の比較表
両エンジンの主要スペックを並べて比較します。
| 項目 | ガソリン車(2TR-FE) | ディーゼル車(1GD-FTV) |
|---|---|---|
| オイル量(フィルター同時) | 5.9L | 7.7L |
| 推奨粘度 | 0W-20 | 0W-20(ACEA C5) |
| 代替粘度 | 5W-30 | DL-1 0W-30 |
| オイル規格 | API SP/RC | ACEA C5 / JASO DL-1 |
| フィルター型式 | カートリッジ式 | 内蔵カートリッジ式 |
| 1回あたりのオイル代(税込) | 3,000〜5,000円 | 5,000〜8,000円 |
バッテリー交換と同時期にオイル交換をまとめるオーナーも少なくありません。プラド150系のバッテリー仕様はバッテリー交換の時期と規格まとめで解説しています。
オイル交換時期の判断基準3つ
交換時期を左右する要素は3つあります。「メーカー推奨値」「使用環境」「フィルター交換サイクル」です。比較した結果、5,000〜10,000kmが多くのオーナーにとって現実的な範囲です。
メーカー推奨と実務推奨の違い
取扱説明書の記載とディーラーの案内には差があります。以下の表で確認してください。
| 基準 | ガソリン車 | ディーゼル車 |
|---|---|---|
| メーカー推奨(通常) | 15,000km / 12ヶ月 | 10,000〜20,000km / 12ヶ月 |
| メーカー推奨(シビアコンディション) | 7,500km / 6ヶ月 | 5,000〜10,000km / 6ヶ月 |
| ディーラー推奨 | 5,000km / 6ヶ月 | 5,000km / 6ヶ月 |
ディーラーが短い間隔を案内する理由は3つです。
都市部は短距離走行や渋滞が多く、シビアコンディションに該当しやすい環境です。ターボ付きディーゼルはオイルへの負荷が大きい点も理由になります。早期交換がトラブル予防に直結します。
シビアコンディションに該当するか
以下のいずれかに当てはまる場合はシビアコンディション扱いです。交換サイクルを半分に短縮する必要があります。
- 1回の走行距離が8km以下の短距離走行を繰り返す
- 渋滞路やアイドリング時間が全体の30%を超える
- 山道や未舗装路を頻繁に走行する
- トレーラー牽引やルーフキャリアに重量物を積載する
プラド150系はオフロード走行や牽引に使われるケースが多い車種です。上記リストと照合してみてください。
走行中の異音が気になる場合はオイル劣化以外の原因も考えられます。詳しくはプラド150系の異音診断ガイドをご覧ください。
オイルフィルターの交換サイクル
フィルターも定期交換が必要です。オイル交換2回に1回が目安になります。交換の有無で必要なオイル量が0.3〜0.4L変わります。
| パターン | ガソリン車 | ディーゼル車 |
|---|---|---|
| オイルのみ交換 | 5.5L | 7.4L |
| オイル+フィルター交換 | 5.9L | 7.7L |
フィルターを交換しない回でも、オイル量はレベルゲージで確認してください。エンジンを暖機後に停止し、5分以上経ってから計測するのが正確な手順です。
交換費用を場所別に比較した結果
同じオイル交換でも、依頼先で費用は2倍以上変わります。ガソリン車とディーゼル車に分けて整理します。
ガソリン車の費用比較
5.9Lのオイル量を前提にした費用です。※以下すべて税込目安。
| 依頼先 | オイルのみ | オイル+フィルター |
|---|---|---|
| トヨタディーラー | 6,000〜8,000円 | 8,000〜10,000円 |
| カー用品店 | 4,000〜6,000円 | 6,000〜8,000円 |
| DIY(オイル代) | 3,000〜4,500円 | +500〜1,200円 |
ディーゼル車の費用比較
ディーゼル車はオイル量が7.7Lと多い分、1回2,000〜3,000円ほど高くなります。※以下すべて税込目安。
| 依頼先 | オイルのみ | オイル+フィルター |
|---|---|---|
| トヨタディーラー | 8,000〜10,000円 | 10,000〜15,000円 |
| カー用品店 | 6,000〜8,000円 | 8,000〜10,000円 |
| DIY(オイル代) | 4,000〜6,500円 | +500〜1,500円 |
コスパの観点ではDL-1規格の20L缶をAmazonで購入しDIY交換する方法が有利です。20L缶は16,000〜18,000円台(税込)で、ディーゼル車で約2.5回分です。
ただしDIYには廃油処理箱やジャッキスタンドなどの初期投資が要ります。年1〜2回ならカー用品店の会員割引のほうが有利な場合もあります。
ディーゼル車のオイル選びで失敗しないポイント
ディーゼルモデルのオイル選びは、ガソリン車より規格の制約が厳しくなります。
DPF対応規格の確認がカギになる
プラド150系ディーゼル車のオイル選びで見落とせないのはDPF対応規格の確認です。ACEA C5またはJASO DL-1に適合する製品を選んでください。
DPFはエンジンから排出されるすす(PM)を捕集・燃焼する装置です。通常のディーゼルオイル(CF-4やDH-2規格)は灰分が多く、DPF詰まりの原因です。DPFの交換修理は20万〜40万円(税込)に達するケースもあります。オイル規格の選択ミスは避けてください。
購入前に確認すべき注意点
オイル選びで失敗しやすいパターンを3つ挙げます。該当する場合は慎重に判断してください。
- 「ディーゼル用」表記だけで購入する場合 — CF-4やDH-2規格はDPF非対応です。DL-1またはACEA C5の記載を確認してください。
- 海外製の格安オイルを検討する場合 — ACEA C5認証を取得していない製品が混在しています。パッケージの規格表示を購入前にチェックしてください。
- 前オーナーのオイル管理が不明な中古車 — DPFにすすが蓄積している可能性があります。初回はディーラーでDPFの状態を点検してもらうと安心です。
よくある質問
Q1. 0W-20と5W-30はどちらを選ぶべきですか?
トヨタの取扱説明書では0W-20を第一推奨としています。省燃費性能を優先するなら0W-20が適切です。高速走行や牽引が多い使い方なら5W-30を検討してください。粘度が異なるオイルの混合は避けてください。
Q2. ディーゼル車のオイル交換はDIYで対応できますか?
オイル排出とフィルター交換は14mmソケットレンチがあれば作業できます。ただしディーゼル車は7.7Lと大容量です。廃油処理箱は9L以上を用意してください。フィルター交換時はハウジングからの油漏れに注意が必要です。
Q3. オイル量がレベルゲージの下限を下回っていた場合はどうすれば良いですか?
同じ粘度・同じ規格のオイルであれば補充できます。エンジンを暖機後に停止し、5分以上経ってからレベルゲージで確認します。上限と下限の間であれば正常です。下限を大幅に下回る場合はオイル漏れの可能性があります。整備工場での点検を検討してください。
Q4. オイル交換の時期をオーナー自身で判断する方法はありますか?
走行距離と前回交換日の記録管理が基本です。プラド150系の後期モデルにはメンテナンスリマインダー機能があります。設定した距離に達するとメーター内に通知が表示されます。オイルの色や粘度の変化も劣化の目安です。ただし正確な判断は走行距離ベースで行ってください。
まとめ
プラド150系のオイル交換で押さえるべきポイントを3点にまとめます。
- オイル量はエンジン型式で異なる — ガソリン車5.9L、ディーゼル車7.7L(フィルター同時交換時)
- 交換サイクルは5,000〜10,000kmが現実的 — シビアコンディションに該当しやすい日本の環境を考慮
- ディーゼル車はDPF対応規格が必須 — DL-1/ACEA C5以外はDPF故障に直結する

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