更新日:2026年3月
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結論:ハスラーの荷室は3つのアプローチで劇的に改善できる
ハスラーの荷室(ラゲッジスペース)は、通常時の奥行きが約300mmと決して広くはありません。しかし、左右合計6カ所のユーティリティナット(M6規格)と後席スライド機能(最大450mm)を活かせば、整理・拡張の余地が大きく残っています。比較した結果、アプローチによってコスト・手間・適合シーンが大きく異なります。用途に応じた選択が分かれ目になるため、3アプローチの論理的な整理から具体的なグッズ情報まで解説します。
ハスラーの荷室スペックを正確に把握する
本記事は2代目ハスラー(MR52S/MR92S、2020年〜現行)を対象としています。初代(MR31S/MR41S)とはユーティリティナットの位置・個数が異なります。型式はリアハッチのシール、または車検証で確認してください。
ハスラーの荷室を活用するには、まず寸法と装備の仕様を数値で確認します。感覚ではなく数値を基準にすることで、DIYの設計や市販グッズのサイズ選びで失敗しにくくなります。
2代目(MR52S/MR92S)の荷室寸法一覧
| 項目 | 数値 | 備考 |
|---|---|---|
| 荷室奥行(通常) | 約300mm | 後席最前位置時 |
| 荷室奥行(最大) | 約1,360mm | 後席を倒した状態 |
| 荷室幅 | 約890mm | 最狭部 |
| 荷室高さ | 約870mm | |
| 後席スライド量 | 最大450mm | 左右独立スライド対応 |
| ユーティリティナット数 | 6カ所 | 左右3カ所ずつ |
| ユーティリティナット規格 | M6 | 純正・DIY共通で使用可 |
通常時の300mmという奥行きは軽自動車としては標準的な水準ですが、後席を倒した1,360mmは車中泊でも活用できる十分な長さです。後席の左右独立スライドにより、人を乗せながら荷物スペースを確保する柔軟な調整も可能です。
ユーティリティナット6カ所の位置と仕様
ユーティリティナットはラゲッジ左右の壁面に各3カ所ずつ、計6カ所設置されています。規格はM6で、キャップを外して市販のM6ボルト・ノブネジを取り付けられます。純正アクセサリーのラゲッジネットハンガーはもちろん、ホームセンターで入手できる汎用パーツとの互換性も高く、DIYの起点として機能します。
ハスラーのフロアバーもユーティリティナットを活用した純正オプションです。荷室の底に渡すことで荷物の横ずれを防止します。収納グッズと組み合わせる際の参考になります。
3つのアプローチと選択基準
荷室活用の手段は大きく「DIY」「市販グッズ」「純正アクセサリー」の3つに分類できます。比較した結果、それぞれコスト・難易度・汎用性の点で優位性と弱点が異なります。
アプローチ比較:コスト・手間・シーン別一覧
| アプローチ | コスト(税込) | 難易度 | 汎用性 | 向いているシーン |
|---|---|---|---|---|
| DIY(ラゲッジボード自作) | 3,000〜5,000円 | 中級 | 高い | 車中泊/アウトドア/週末利用 |
| 市販グッズ(収納ボックス等) | 999〜7,999円 | 初級 | 中程度 | 日常の買い物/通勤/小物整理 |
| 純正アクセサリー | 15,000〜30,000円超 | 初級 | 高い | 確実性・見た目を重視する全シーン |
コスパの観点では、DIY(3,000〜5,000円)が最も低コストで機能面も高いです。一方、工具環境が整っていない場合は市販グッズのほうが現実的な選択になります。純正アクセサリーは価格が高い点でコスパは劣りますが、専用設計による収まりの良さと強度保証が優位点です。
選択の判断基準3点
選択基準は以下の3つで整理できます。
- 使用頻度と用途: 週末キャンプや車中泊が多いなら棚板のあるDIY構成が向いています。日常の買い物が主なら折りたたみ収納ボックスで十分対応できます。
- 予算上限: 5,000円以下に抑えたい場合はDIYまたは市販グッズの組み合わせが現実的です。コスト制限がなく確実性を求めるなら純正が合理的な選択です。
- DIYの意欲と工具環境: 電動ドリルと基本的な工具があるなら、DIYのコストパフォーマンスは高いです。工具がない場合の購入コストを含めると市販グッズとの差は縮まります。
ハスラーのラゲッジトレーは、アンダースペース活用に特化したアクセサリーです。荷室グッズと組み合わせると収納の層を増やせます。
DIYで荷室をカスタムする方法
DIYの中心となるのは「ラゲッジボード(棚板)」の製作です。ユーティリティナットにボードを固定することで荷室を上下2段に分割し、積載効率を大きく向上させられます。
ラゲッジボード(棚板)の自作手順
必要な材料(税込概算):
| 材料 | 仕様 | 費用目安(税込) |
|---|---|---|
| パイン集成材 | 18mm厚 × 約1,200mm × 300mm | 2,500〜3,500円 |
| M6ノブネジ | M6×15mm(4本) | 400〜600円 |
| L字金具またはZ型金具 | 30mm×60mm程度 | 300〜500円 |
| 合計 | 約3,200〜4,600円 |
製作手順(難易度:中級、所要時間:約1〜2時間):
- ユーティリティナットの位置を採寸します(左右間隔約890mm、前後ピッチ約190mm)。
- パイン材に電動ドリルで取り付け穴をM6サイズで開けます。
- Z型金具またはL字金具を板の端に固定し、ユーティリティナットにノブネジで締め付けます。
- 荷室に設置し、ガタつきがないことを確認して完了です。
荷室を上下2段に分割した場合、下段には重い荷物・汚れが気になる道具類、上段には衣類や軽い小物と用途別に分けやすくなります。デメリットとして、電動ドリルがない場合は新規購入コストが加算される点と、強度は製作者の技量に依存する点があります。
ラゲッジフック・カーゴフックの取り付け
ユーティリティナットにM6ボルトフックを1個200〜500円(税込)で設置できます。難易度は初級で、専用工具は不要です。フックに市販のカーゴネットを掛けることで、天井方向のデッドスペースを活用した上方収納が実現します。衣類・帽子・軽いバッグの一時置き場として機能する点で優位です。
DIYのデメリットとして注意すべき2点
DIYを選ぶ前に把握しておくべき点は2つです。
- 技術と工具が必要: 電動ドリルとM6規格の知識は最低限必要です。工具がない場合は購入コストが上乗せされ、市販グッズとのコスト差が縮まります。
- 強度保証がない: 自作品は純正品と異なり強度の保証がありません。重量のある荷物を上段に乗せる場合は十分な固定と板厚の確保が必要です。
市販の収納グッズを選ぶ観点
市販グッズは設置が初級レベルで手軽ですが、製品によってコスパの点での差が大きいです。「折りたたみ収納ボックス」「ラゲッジネット」「ラゲッジマット」の3カテゴリを目的別に整理します。
折りたたみ式収納ボックス:日常使いのコスパ観点では優位
折りたたみ式収納ボックスは、不使用時にペタンコに畳めるため収納場所に困らない点が強みです。ハスラー専用設計モデルも市場に流通しており、荷室のサイズ感に合ったものを選びやすくなっています。
代表的な製品として、yqQeysのハスラー適用モデル(ASIN: B0FT38K3KT、3,999円税込)があります。蓋付き・持ち手付きで、荷物の飛び出しを防ぐ構造です。デメリットとして、固定式ではないため急ブレーキ時に動く可能性があります。使用シーンが日常の買い物や軽いアウトドアであれば、費用対効果の観点では上位の選択肢に入ります。
ラゲッジネット:収納スペース拡大の点で優位
ラゲッジネットはユーティリティナットのフックや天井ハンドルに引っ掛けて使います。上方の空間を収納として活用できるため、収納スペースを増やす手段の中では最も低コストです。
エーモン ラゲッジメッシュネット(ASIN: B086GBSGZN)は2026年3月時点で1,482円(税込、37%OFF)です。コード径4mmで60×90cmのサイズは、2代目ハスラーの荷室幅(890mm)にほぼ対応します。荷崩れ防止と上方空間活用を同時に実現できるため、最初の1点として評判がよいです。
ラゲッジマット:ラゲッジ保護の点で必須
荷室の床面を保護するラゲッジマットは、汚れた荷物や水気のある道具を積むオーナーにとって見落とせない存在です。
BUYFULLのハスラー専用ラゲッジマット(ASIN: B0DDKJG5YN)は5,999円(税込)です。MR52S/MR92S専用設計で防水かつ巻いて収納できます。フロアマットとの組み合わせはハスラーのフロアマットの記事も参考にしてください。
アンダーボックスと純正アクセサリーの活用
純正ラゲッジアンダーボックスの特徴
純正のラゲッジアンダーボックスは、荷室床下の空間を活用するトレイ式の収納です。防汚タイプで丸洗いに対応しており、釣り道具・スノーボードブーツ・汚れた靴といった「荷室に直置きしたくないもの」の専用収納として機能します。容量は大きくないものの、汚れ対策の観点では純正ならではの仕上がりです。
純正ラゲッジボードとの比較
純正ラゲッジボードはDIY自作品と比べコストが15,000〜30,000円超と高いです。一方、専用設計による収まりの良さと荷室への密着感が強みです。DIYでは再現しにくいフィット感を求める場合、純正品は合理的な選択になります。予算10,000円以上で手間をかけたくないオーナーには、コスト増の理由が明確な選択肢です。
Q1. ラゲッジボードを自作するにはどんな工具が必要ですか?
最低限必要なのは電動ドリルとM6サイズのドリルビット(直径6mm)です。金具取り付けにはスパナかボックスレンチもあると作業がスムーズです。パイン材のカットはホームセンターのカットサービス(1カット100〜200円)を使えば丸ノコが不要です。
Q2. 収納ボックスを置いても後部座席は使えますか?
折りたたみ式収納ボックスであれば、使用しない時はペタンコに畳んでアンダーボックスに収納できます。後部座席利用時との両立が必要なら、折りたたみ式を基本として選ぶのが現実的です。固定式ラゲッジボードの場合は後席スライド範囲との干渉がないか確認が必要です。
Q3. ユーティリティナットはMR31S(初代)でも同じ規格ですか?
初代ハスラー(MR31S/MR41S)にも同様のユーティリティナット(M6規格)が設置されています。ただし、位置や個数が2代目と異なる場合があります。DIY前にオーナーズマニュアルで確認してください。本記事の内容がそのまま適用できない可能性があります。
まとめ:目的と予算で最適なアプローチは異なる
比較した結果を3行でまとめると次の通りです。
- コスパ重視で車中泊/アウトドア用途: DIYラゲッジボード(3,000〜5,000円、中級)が選んでみてください
- 日常使いで手軽に整理したい: 折りたたみ式収納ボックス+ラゲッジネットの組み合わせ(3,000〜5,000円、初級)
- 手間をかけず確実性を求める: 純正ラゲッジボード(15,000円超、初級)
ルーフキャリアを取り付けて室内収納と外部積載を両立させる方法もあります。ハスラーのルーフキャリアと合わせて検討すると、積載計画全体の整合性が取りやすくなります。

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