更新日:2026年3月
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結論:エブリイワゴンの荷室は「天井」「棚板」「側面」の3ゾーンで収納力が変わる
エブリイワゴン(DA17W)は軽自動車のなかでもトップクラスの荷室容量を持っています。ただ、広いからこそ「荷物が転がる」「どこに何を置いたか分からない」と感じるオーナーは少なくありません。装着してみると分かりますが、純正で備わっているユーティリティナットやラゲッジボードステーを使いこなすだけで、荷室の印象はまったく別物になります。この記事では、実際に取り入れやすい収納アイデアを4つに絞り、費用と手順を交えて解説します。
エブリイワゴンの荷室スペックを確認しておく
収納を考える前に、DA17Wの荷室がどれだけの空間を持っているか把握しておくと計画が立てやすくなります。
| 項目 | 数値 |
|---|---|
| 室内長 | 2,240mm |
| 室内幅 | 1,355mm |
| 室内高 | 1,315〜1,420mm(ハイルーフ) |
| ラゲッジ容量(4人乗車時) | 最大1,123L |
| 荷室床面奥行(4人乗車時) | 約840mm |
| 荷室床面奥行(2人乗車時) | 約910mm |
| ラゲッジボードステー | 上下2段(上段奥行610mm/下段奥行710mm/幅1,280mm) |
| ユーティリティナット | ルーフ左右各3+ラゲッジ左右各2=計10ヶ所 |
ハイルーフ車は室内高が1,420mmあります。天井付近に収納を追加しても頭上の圧迫感が少ないのが特長です。リヤシートのスライド量は前後180mmです。荷物が多い日はシートを前方へずらすだけで奥行がおよそ70mm広がります。
車中泊でフルフラット空間を活かしたい方は、エブリイワゴンの車中泊ガイドもどうぞ。
収納アイデア1:ユーティリティナットでサイドバーを設置する
オーナーの声で特に満足度が高いのが、天井のユーティリティナットにサイドバーを取り付ける方法です。左右に1本ずつバーを渡すと、そこにS字フックやネットをぶら下げて「吊り下げ収納」が完成します。
純正ユーティリティナットの位置
DA17Wにはルーフ左右に各3ヶ所、ラゲッジ左右に各2ヶ所あります。合計10ヶ所のユーティリティナットが標準装備です。内張りクリップの下にM6ネジ穴が隠れています。クリップを外すだけでアクセスできます。
DIYで取り付ける場合(約800円・約10分)
材料はイレクターパイプ(Φ28mm・長さ120cm)が1本。ジョイント2個、エンドキャップ2個、M6×20mmネジ2本を用意します。ジョイントの取付穴を6mmまでドリルで広げます。ユーティリティナットにネジ止めしてパイプを通せば完了です。作業時間は約10分です。工具は電動ドリルかリーマーと内張りはがしがあれば十分です。
費用の内訳はイレクターパイプ487円、ジョイント180円、キャップ78円、ネジ50円です。合計約800円で収まります。純正サイドバーは約20,000円です。コスト差は歴然といえます。
市販のサイドバーキットを選ぶ場合
パイプ径がΦ28mm(イレクター規格)かΦ25mmかで、後から追加するアクセサリーの互換性が変わります。この点は購入前に確認してください。市販品ではセイワのBURNOXシリーズがあります。左右2本セットで8,980円(税込)です。車種専用設計でボルトオン取り付けに対応しています。Apdoni製(3,480円〜)のような汎用タイプもあります。予算に応じて選べます。
収納アイデア2:ラゲッジボードステーで荷室を上下2段に分ける
DA17Wの荷室側面には、板を差し込むための溝が上下2段あります。これがラゲッジボードステーです。ここに棚板をセットすると、荷室が上段と下段に分割されて整理がぐんと楽になります。
純正ボードと自作の比較
スズキ純正のラゲッジボードは24,200円(税込)です。一方、ホームセンターでコンパネを購入して自作する方法もあります。自作なら材料費はおよそ3,000円です。
自作する場合の手順を整理します。
- コンパネ(厚さ12〜13mm)を1,280mm×650mmにカットする
- 角を軽くヤスリがけして引っかかりを防ぐ
- 表面にフェルトテープまたはカーペット材を貼る(ガタつき防止+見栄え向上)
- ラゲッジボードステーの溝に滑り込ませて完了
体感として、フェルトテープで厚みを22mm程度に調整するのがコツです。ステーの溝にぴったり収まり、走行中のガタガタ音がほぼなくなります。ダイソーのフェルトテープ(110円)で十分です。
外装カスタムも気になる方はカスタムパーツ完全ガイドをご覧ください。
上段と下段の使い分け
上段(奥行610mm)は買い物袋やバッグの定位置にすると便利です。出し入れが多いものに向いています。下段(奥行710mm)はキャンプ道具や工具箱など重いものの収納に適しています。重い荷物を下段に集めると走行時の重心が下がります。安定感の面でも理にかなった使い方です。
収納アイデア3:天井にネット棚を作って軽量物を収納する
サイドバーが2本設置できたら、次のステップとして天井ラックを追加する方法があります。左右のバーにワイヤーネットや結束バンドで網棚を渡すだけで、天井スペースが収納エリアに変わります。
作り方
- 左右のサイドバーの間隔を測定する(DA17Wの場合、バー間は約1,100mm前後)
- ワイヤーネットをバー間の幅に合わせてカットまたは選定する
- 結束バンドまたはS字フックでサイドバーに固定する
材料費は100均のワイヤーネット(330〜550円)と結束バンド(110円)程度です。合計1,000円以内に収まります。
載せるものの目安
天井ラックに向くのは、タオルやブランケット、着替えなど軽い物です。耐荷重の目安はユーティリティナット1ヶ所あたり約1.5kgです。サイドバー2本で4ヶ所固定なら合計約6kgが上限です。ネットの四隅をしっかり固定し、重い物は載せないのが鉄則です。走行中の落下を防ぐため、荷物はネットの中央寄りに置いてください。
リフトアップ時の荷室変化についてはエブリイワゴンのリフトアップガイドで解説しています。
収納アイデア4:100均・ホームセンターのグッズで側面を活用する
大がかりなDIYをしなくても、小物グッズだけで荷室の使い勝手を改善できます。
フック・カラビナ類
サイドバーにS字フック(100均で2〜4個入り110円)を掛けるだけで便利です。買い物袋やゴミ袋の定位置が決まります。ビニール袋ホルダーを併用するとゴミ箱代わりになります。車内の散らかりを防げます。
スタッキングコンテナ
荷室幅は約1,280mmです。幅38cm前後のコンテナなら3つ横に並べてぴったり収まります。キャンプギア、洗車道具、緊急用品などカテゴリ別に分けておくと便利です。
シートバックポケット
運転席・助手席の背面にポケットを取り付ける方法もあります。後席からのアクセスが便利になります。車検証入れやウェットティッシュなど、すぐ手が届く場所に置きたい小物の定位置になります。
よくある失敗と対処法
純正ネジ穴に荷重をかけすぎる
ラゲッジ周辺のネジ穴を棚の支えに流用する方は注意が必要です。走行の振動で穴が広がったり、内装パネルが割れたりするケースがあります。棚やバーの固定にはユーティリティナット(M6)を使うのが安全です。
ラゲッジボードのガタつき
自作ボードの厚みがステーの溝に合わないと走行中にカタカタ音が出ます。フェルトテープやゴムシートで厚みを微調整するのが手軽です。板の端にゴム脚を貼る方法も振動吸収に有効です。
天井収納が重すぎて落下する
天井にバーやネットを設置した場合に注意したいのは荷物の重量です。想定以上の荷物を載せるとカーブや急ブレーキで落下する危険があります。天井収納は「軽量物専用」と割り切ってください。重いものは下段のラゲッジボードステーに置くのが安全です。
Q1. エブリイワゴンの荷室に棚を付けるのに穴あけは必要?
純正のユーティリティナットとラゲッジボードステーを使う限り、車体への穴あけは不要です。どちらもDA17Wに標準装備されています。DIYのサイドバーもユーティリティナット(M6ネジ穴)に固定するだけのため、車両を加工せずに取り付けられます。
Q2. 4人乗車でもラゲッジボードステーは使える?
使えます。ラゲッジボードステーはリヤシートの位置に関係なく荷室側面に固定されているため、4人乗車でも棚板をセットできます。ただし、4人乗車時の荷室床面奥行は約840mmに縮まるため、棚板のサイズは奥行610mm(上段)に合わせると出し入れしやすくなります。
Q3. サイドバーの耐荷重はどのくらい?
市販品の場合、セイワ BURNOXシリーズは1本あたり約10kgが目安とされています。DIYのイレクターパイプ製はジョイントとネジの強度に依存するため、1本あたり5kg以下に抑えるのが無難です。天井に渡したネットラックも含めて合計6kg以内に収めれば、走行中の脱落リスクを低減できます。
まとめ
エブリイワゴン DA17Wの荷室は、天井・中段・側面の3ゾーンで整理するのが基本です。サイドバーDIYは約800円・約10分で完了します。棚板も自作なら3,000円程度です。まずは100均グッズから始めて、必要に応じてサイドバーや棚板を追加してください。段階的に進めると無駄な出費を抑えられます。

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