更新日:2026年3月
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この記事は現行ヴェゼル(RV3/RV4/RV5/RV6・2021年4月〜)向けの内容です。先代ヴェゼル(RU1〜RU4)ではナビの適合やダッシュボード形状が異なります。
結論:ヴェゼル用ナビはこの3台から選ぶのが合理的
ヴェゼル(RV系)のナビ選びで迷う理由は3つある。純正ナビの選択肢が複雑なこと、社外ナビとの価格差が大きいこと、取り付け適合の情報が分散していることだ。比較した結果、コスパ・機能・画面サイズの3軸で整理すると選択肢が明確になる。
パナソニック ストラーダ CN-F1D9C1Dは9V型HD液晶で109,001円(税込)だ。価格を抑えつつ、Apple CarPlay・フルセグ・ネット動画に対応する。カロッツェリア 楽ナビ AVIC-RF722は9インチフローティング型で108,800円(税込)になる。HD IPSパネルの視認性とHDMI入出力が強みだ。アルパイン ビッグX XF11NX2Sは11インチの大画面で148,747円(税込)になる。スマホ連携に特化した設計で、ワイヤレスCarPlayにも対応している。
6製品スペック比較表
| 製品名 | 画面サイズ | 解像度 | Apple CarPlay | 地図更新 | DVD/CD | 税込価格 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| ストラーダ CN-F1D9C1D | 9V型 | HD | 対応 | 無料更新あり | 非対応 | 109,001円 |
| 楽ナビ AVIC-RF722 | 9インチ | HD IPS | 対応 | 最大1年無料 | 非対応 | 108,800円 |
| ビッグX XF11NX2S | 11インチ | WXGA | ワイヤレス対応 | 3年無料 | 非対応 | 148,747円 |
| ストラーダ CN-F1D9GD | 9V型 | HD | 対応 | 最大3年無料 | 非対応 | 134,000円 |
| 楽ナビ AVIC-RQ722 | 9インチ | HD IPS | 対応 | 最大1年無料 | 非対応 | 121,000円 |
| ビッグX X9NXL | 9インチ | WXGA | 対応 | 3年無料 | DVD/CD/SD | 149,222円 |
比較した結果、価格帯は約10.9万〜14.9万円に収まる。DVD/CD再生が必要ならビッグX X9NXLの一択だ。不要なら10万円台の3モデルが候補になる。地図更新期間はアルパインの3年が最も長く、ランニングコストの観点では優位だ。
Apple CarPlayは6製品すべてが対応している。ただし、ワイヤレス接続に対応するのはアルパインの2モデルのみだ。ケーブル接続が煩わしいと感じるなら、この点は選定の分かれ目になる。
解像度はパナソニックとカロッツェリアがHD(1280×720)、アルパインがWXGA(1280×800)だ。実用上の差は小さいが、地図表示の文字サイズや動画再生時の精細さに若干の違いが出る。
なぜヴェゼルオーナーはナビ選びで迷うのか
ヴェゼル(RV系)のナビ選択が複雑になる背景には、Honda独自のナビ体系がある。
新車購入時の選択肢は大きく3つに分かれる。メーカーオプションのHonda CONNECTディスプレー(220,000円)が一つ目だ。二つ目がディーラーオプションのGathersナビ(207,900〜224,400円)になる。三つ目が社外ナビだ。メーカーオプションを選択した車両は、後から社外ナビへの交換が困難になる。この制約を知らずに購入するケースが散見される。
さらに、社外ナビを検討する場合の前提条件も複雑だ。「ナビ装着用スペシャルパッケージ付車」と「オーディオレス車」で必要な取付キットが異なる。この情報が整理されていないサイトが多い。購入前の段階で迷うオーナーが少なくない。
加えて、2024年のマイナーチェンジ以降のヴェゼルでは、グレード構成やオプション体系に変更が入っている。年式によって対応パーツが微妙に異なるため、購入前の適合確認が欠かせない。
事実整理:ヴェゼルのナビ環境と適合条件
ヴェゼルの型式と社外ナビ適合
現行ヴェゼル(2021年4月〜)の型式は以下の4種類になる。
- RV3:ガソリン 2WD(FF)
- RV4:ガソリン 4WD
- RV5:e:HEV 2WD(FF)
- RV6:e:HEV 4WD
ナビの取り付けに関しては、パワートレインや駆動方式による違いはない。ガソリン車もe:HEV車もダッシュボード周りの構造は共通で、同じ取付キットが使える。
社外ナビ取り付けの前提条件として、「ナビ装着用スペシャルパッケージ付車」または「オーディオレス車」であることが必要だ。メーカーオプションのHonda CONNECTディスプレーを選択した車両は、ダッシュボードにディスプレイが一体化しており、社外ナビへの交換は現実的ではない。
Honda CONNECTディスプレー搭載車の制約
Honda CONNECTディスプレーはメーカーオプションのため、工場出荷時にダッシュボードと一体で組み込まれる。配線もボディハーネスに統合されており、社外ナビに置き換えるにはダッシュボード交換が必要になるケースがある。
中古車でヴェゼルを購入する際は、この点を事前に確認してほしい。Honda CONNECTディスプレー搭載車を購入した場合、社外ナビへの変更は費用・手間の両面で非現実的だ。
パナソニック ストラーダ CN-F1D9C1D|コスパと画質のバランスで選ぶならこれ
コスパの観点では、ストラーダ CN-F1D9C1Dが最も合理的な選択肢になる。9V型HD液晶をフローティング構造で搭載し、109,001円(税込)という価格を実現している。
比較上の強みとして挙げられるのは、全国市街地図への対応だ。細い路地や一方通行も地図上に表示されるため、ナビゲーション精度が高い。ネット動画にも対応しており、YouTube等の視聴が車内で楽しめる。Bluetooth接続でスマートフォンとの連携も問題なく行える。
デメリットとして液晶パネルがHD解像度にとどまる点がある。上位モデルのCN-F1D9GDは有機ELパネルを採用しており、映像の鮮明さでは差が出る。DVD/CDドライブも非搭載のため、ディスクメディアの再生には外付け機器が別途必要になる。
ドラレコ連携機能を備えている。パナソニック製ドライブレコーダーと組み合わせると、ナビ画面で録画映像を確認できる。ドラレコも同時に検討しているなら、この連携は選定理由の一つになる。
フローティング構造はヴェゼルのダッシュボードとの相性がよい。画面が手前に張り出すことで、運転中の視線移動が最小限に抑えられる。180mm幅の2DINサイズに対応しており、ヴェゼルの開口部にそのまま収まる設計だ。
操作系はタッチパネルとステアリングリモコン(変換アダプター使用)の併用が可能だ。メニュー構成が直感的で、初めてカーナビを操作するユーザーでも迷いにくい。
カロッツェリア 楽ナビ AVIC-RF722|フローティング9インチの新定番
楽ナビ AVIC-RF722は2025年発売の最新モデルで、9インチフローティング型としてはカロッツェリアの主力製品にあたる。108,800円(税込)でHD IPSパネルを搭載しており、価格と画質のバランスが取れている。
比較上の強みはHDMI入出力の両方を備えている点だ。スマートフォンやFire TV Stickの映像をナビ画面に映せるだけでなく、後席モニターへの出力にも対応する。ファミリーユースでは、この拡張性が決定的な差になる。
Apple CarPlay・Android Auto対応で、スマートフォンのナビアプリをそのまま大画面で使える。地図更新は最大1年間無料で、MapFanスマートメンバーズへの入会が条件となる。
デメリットとして地図更新の無料期間が最大1年と短い点が挙げられる。2年目以降は有料更新が必要になり、パナソニックやアルパインと比べるとランニングコストが高くなる傾向にある。
ヴェゼルへの取り付けにはフローティング構造が活きる。ダッシュボードから画面が浮き上がる形で設置される。視線移動が少なく済む点は運転中の安全面でプラスだ。ただし、フローティング部分がエアコン吹き出し口と干渉しないか確認が要る。事前にサイズを確かめておくのが賢明だ。
音質面では、13バンドグラフィックイコライザーを搭載している。車内の音響環境に合わせた細かい調整が行える。ハイレゾ音源の再生にも対応しており、Bluetooth接続でも高音質なLDACコーデックを使える。音質にこだわるオーナーには見逃せない仕様だ。
アルパイン ビッグX 11 XF11NX2S|11インチ大画面という選択
画面サイズを最優先するなら、アルパイン ビッグX XF11NX2Sの11インチが候補に入る。148,747円(税込)と本記事で紹介する中では高価格帯だが、9インチナビとは一線を画す情報量の多さが特徴だ。
比較上の強みは3つある。ワイヤレスApple CarPlayへの対応(ケーブル不要)、Amazon Alexa搭載による音声操作、そして3年間の無料地図更新だ。DVDメカレスの1DIN構造を採用しており、本体がコンパクトなため取り付けスペースの制約が少ない。
HDMI-CECにも対応しており、HDMI接続した機器をナビのリモコンで操作できる。Fire TV Stickとの組み合わせで、動画配信サービスの操作性が向上する。
デメリットとして価格が約14.9万円と、9インチモデルより約4万円高い点は見逃せない。DVDメカレスのため、CD/DVDの再生には非対応だ。音楽CDやDVD映像を車内で楽しみたい場合は、別のモデルを検討する必要がある。
ヴェゼルに取り付ける場合、11インチのフローティング画面が視界を妨げないか確認が必要になる。取り付け実績のあるカー用品店に相談してから購入を決めるのが安全だ。
アルパイン独自の「カウントダウンガイダンス」機能も特徴的だ。交差点の手前で信号の数を音声で案内してくれる。土地勘のないエリアでの運転時に、曲がるタイミングを逃しにくくなる。地図画面の描画速度も高速で、ピンチイン・ピンチアウト操作へのレスポンスがスムーズだ。
パナソニック ストラーダ CN-F1D9GD|有機EL搭載で映像品質を重視する方向け
ストラーダ CN-F1D9GDは、CN-F1D9C1Dの上位にあたるモデルだ。134,000円(税込・定価168,000円)で、490車種に対応する汎用性の高さが特徴になる。
最大の差別化ポイントは、VICS WIDE対応による渋滞情報の精度だ。FM多重放送を利用したリアルタイム交通情報を受信し、最適ルートへの自動再探索が行える。通勤や長距離ドライブで渋滞回避を重視するなら、この機能の有無は体感できる差として現れる。
内蔵メモリは32GBで、地図データの読み込み速度が安定している。無料地図更新は最大3年間対応で、カロッツェリアの1年と比べると長期的なコスト面で有利だ。
価格がCN-F1D9C1Dより約2.5万円高い点が検討のポイントになる。映像品質と地図更新期間に価値を感じるかどうかが、この2モデルの分かれ目だ。
視野角は上下左右180度で、助手席からの視認性も確保されている。HDMI入出力を備え、外部機器との接続にも柔軟に対応する。地図の描画品質は液晶パネルの解像度に依存するため、CN-F1D9C1Dと比べると文字の鮮明さで差が出る。特に夜間の地図表示では、コントラスト比の高さが読み取りやすさに直結する。
カロッツェリア 楽ナビ AVIC-RQ722|埋め込み型で純正のような一体感
AVIC-RQ722は楽ナビシリーズの埋め込み型9インチモデルで、121,000円(税込・定価139,400円)だ。フローティング型のAVIC-RF722との違いは、ダッシュボードに収まる設計にある。
フローティング型は画面が前方に張り出すため視認性に優れるが、見た目の存在感が大きい。一方、AVIC-RQ722はダッシュボード内に収まるため、純正ナビに近い一体感が得られる。インテリアの統一感を崩したくないオーナーには、こちらの方が向いている。
HD IPSパネル、HDMI入出力、フルセグ対応といった基本スペックはAVIC-RF722と共通だ。取り付け方式の好みで選び分ける形になる。地図更新期間やBluetooth機能も同一仕様のため、純粋に取り付け形状だけが判断基準になる。
デメリットとして、埋め込み型は取付キットの適合確認がフローティング型より厳密に必要な点がある。ヴェゼル(RV系)用の9インチ対応パネルキットを事前に確認してほしい。特に2024年マイナーチェンジ後のモデルでは、パネル形状の変更がないか念入りにチェックすることを推奨する。
アルパイン ビッグX 9 X9NXL|DVD/CD対応が必要ならこの一択
ビッグX X9NXLは149,222円(税込・定価190,933円)の9インチモデルで、本記事で紹介する中で唯一DVD/CD/SDカードに対応する。音楽CDを車内で再生したい、子ども用のDVDを流したいといった需要がある場合、選択肢はこのモデルに絞られる。
ワイヤレスApple CarPlay/Android Auto対応、HDMI入出力、Bluetooth接続と、スマホ連携の機能はXF11NX2Sと共通だ。画面サイズが9インチになる分、価格もほぼ同等ながら、ディスクメディア対応という付加価値がある。
Amazon限定モデルとして販売されており、通常店頭では購入できない。Amazon直販で22%OFFの価格が適用されている。コスパの観点では見逃せないポイントだ。
地図更新は3年間無料で、アルパイン公式サイトからデータをダウンロードする形式だ。SDカードに書き込んでナビに挿入するだけで更新が完了する。操作画面のデザインはXF11NX2Sと共通で、アルパイン独自のUIに慣れていれば違和感なく使える。
純正ナビ vs 社外ナビ:比較した結果どちらが有利か
Honda CONNECTナビの強みと弱点
Honda CONNECTディスプレーはメーカーオプション(220,000円)として提供される純正ナビだ。Honda Total Careとの連携、車両診断情報の表示、OTA(無線)アップデートに対応しており、Hondaのエコシステムとの統合度が高い。
一方で、ナビ機能そのものに不満を感じるオーナーの声がある。地図の更新頻度やルート探索の精度について、社外ナビに劣るという指摘は複数のレビューサイトで確認できる。ディーラーオプションのGathersナビ(LXM-262ZFNi:224,400円)も基本的にはHonda CONNECT系の派生モデルで、ナビ性能は同等だ。
社外ナビを選ぶべき3つの理由
比較した結果、以下の3点で社外ナビが優位に立つ。
理由1:価格差が大きい。 純正ナビは207,900〜224,400円に対し、社外ナビは108,800〜149,222円だ。差額は約6万〜11万円で、この予算でドラレコやETCの追加ができる。
理由2:地図更新と機能拡張。 パナソニックは最大3年、アルパインは3年の無料地図更新を提供する。社外ナビメーカーは地図データの更新頻度も高く、新規開通道路への対応が早い傾向にある。
理由3:スマートフォン連携の自由度。 Apple CarPlayやAndroid Auto対応は社外ナビの標準機能だ。GoogleマップやYahoo!カーナビをナビ画面で直接操作できる。動画配信サービスとの連携も充実している。
ただし、純正ナビにも優位な点はある。Honda SENSING(先進安全装備)との連携や、車両診断情報の表示は純正でなければ対応できない。緊急通報サービスやリモート操作(エアコン事前作動等)も純正ナビのメリットだ。これらの機能を重視するなら、純正を選ぶ判断にも合理性がある。
総合的に見ると、ナビの基本性能(地図精度・操作性・拡張性)は社外ナビが上回る。車両連携を重視するかナビ性能を重視するかが、判断の分岐点になる。
ヴェゼルのドライブレコーダーも同時に検討するなら、ヴェゼル用おすすめドラレコで対応機種を確認してほしい。
ヴェゼル用ナビの選び方ガイド
画面サイズで選ぶ:9インチ vs 11インチ
9インチナビは10万円台前半、11インチナビは約15万円が目安だ。ヴェゼルのダッシュボードは横幅に余裕があるため、11インチでも物理的な取り付けは問題ない。ただし、11インチフローティング型はエアコン吹き出し口やハザードスイッチとの位置関係を事前に確認する必要がある。
9インチで十分な地図情報量が得られるため、予算を抑えたい場合は9インチモデルを選ぶのが合理的だ。11インチは動画視聴の頻度が高い場合や、後席からの視認性を重視する場合に検討する価値がある。
地図更新期間で選ぶ
カーナビは購入後も地図データの鮮度がカギになる。新規開通道路や施設の閉鎖が反映されていないと、ナビの案内精度が落ちる。
パナソニック ストラーダ CN-F1D9GDは最大3年間の無料更新に対応する。アルパインも3年間無料だ。一方、カロッツェリアは最大1年間にとどまる。更新費用は年間8,000〜12,000円が相場のため、3年間の差額は16,000〜24,000円になる。長く使うなら更新期間の長いモデルを選ぶ方がトータルコストを抑えられる。
ディスク対応の要否で選ぶ
2026年時点で、DVD/CD対応モデルは少数派になりつつある。音楽はBluetooth/USB経由のストリーミングが主流で、動画もHDMI入力でスマートフォンやFire TV Stickから再生するケースが増えている。
DVD/CD再生が不要であれば、メカレスモデルを選ぶことで本体の軽量化と価格抑制の恩恵を受けられる。子ども向けのDVD再生など、明確な用途がある場合のみビッグX X9NXLを候補に入れるのが現実的だ。
本記事のおすすめ選定基準
本記事では以下の基準で製品を選定している。
- 9インチ以上の大画面モデル(純正ナビと同等以上の視認性を確保)
- Apple CarPlay / Android Auto対応(スマートフォンナビアプリとの連携必須)
- 税込価格10万〜15万円の価格帯(純正ナビより明確にコストメリットがある範囲)
- 国内メーカー3社(パナソニック・パイオニア・アルパイン)の現行モデル
- フルセグ地デジ対応(ワンセグのみのモデルは除外)
ヴェゼルのフロアマットも合わせて検討しているなら、ヴェゼル用おすすめフロアマットも参考になる。
取り付けの基礎知識と難易度
必要な取付キット
ヴェゼル(RV系)に社外ナビを取り付けるには、車種専用の取付キットが必要だ。主要なキットは以下の通りになる。
- カナック TBX-H012:9インチナビ用の取付キット(ナビ装着用SP付車対応)
- エーモン AODEA H-2471:ホンダ車汎用の取付キット(4,079円(税込))
取付キットにはパネル、ブラケット、電源ハーネスが含まれる。ただし、ステアリングリモコン接続アダプターやバックカメラ変換ケーブルは別売りの場合が多いため、事前に必要部品の全体像を把握してから注文する方がよい。
ステアリングリモコン・バックカメラ連動
純正ステアリングリモコンを社外ナビで使うには、変換アダプターが必要になる。カナック製のステアリングリモコン接続ケーブルが対応品として販売されている。
純正バックカメラの映像を社外ナビに入力するには、カメラ変換ケーブル(RCA変換)が別途必要だ。これがないと、ナビ交換後にバックカメラが使えなくなる。購入漏れが多いパーツなので、取付キットと同時に手配するのが賢明だ。
取り付け難易度は中級に分類される。電源配線・アンテナ接続・バックカメラ変換など、複数の配線作業が伴う。DIY経験が浅い場合はカー用品店への依頼を検討した方がよい。工賃の相場は15,000〜25,000円程度だ。
取り付けにかかる時間の目安
DIYの場合、作業時間は2〜3時間が目安になる。ナビ本体の取り付け自体は1時間程度だが、配線の取り回しやバックカメラ連動の確認に追加の時間がかかる。
カー用品店に依頼する場合は、当日持ち込みで対応してもらえる店舗もある。ただし、予約制の店舗が多いため、事前に電話で確認しておくのがよい。ナビ持ち込みの場合は持ち込み料が追加で2,000〜5,000円かかる場合がある。
GPSアンテナの設置場所
社外ナビに交換する際、GPSアンテナをダッシュボード上に設置する必要がある。ヴェゼルの場合、ダッシュボード右端のスペースにアンテナを配置するケースが多い。フィルムアンテナ(地デジ用)はフロントガラスの上部両端に貼り付ける。施工後は見た目がスッキリするが、貼り直しがきかないため慎重に位置決めを行う。
失敗しやすいポイント
ナビ購入で後悔するパターンには共通点がある。以下の3点は購入前に確認しておいてほしい。
1. メーカーオプション搭載車を見落とす。 中古車でHonda CONNECTディスプレーが装着済みの場合、社外ナビへの交換は現実的でない。購入前に「ナビ装着用スペシャルパッケージ付車」または「オーディオレス車」であることを確認する。
2. 取付キットの適合違い。 9インチナビ用のキットと7インチ用のキットは異なる。フローティング型と埋め込み型でも必要なキットが変わるケースがある。ナビの型番が決まってからキットを選ぶ順番を守ってほしい。
3. バックカメラ変換ケーブルの買い忘れ。 純正バックカメラ付き車両で社外ナビに交換すると、変換ケーブルなしではバックカメラが映らなくなる。安全装備に直結するパーツなので、ナビと同時に手配すべきだ。
購入前に確認すべき注意点
以下に該当する場合は、この記事で紹介した製品が最適ではない可能性がある。
- Honda CONNECTディスプレー搭載車のオーナー — メーカーオプションが装着済みの場合、社外ナビへの交換はダッシュボード加工が必要になり費用が跳ね上がる。そのままHonda CONNECTを活用する方が合理的だ。
- DIY経験がまったくない方 — ナビの取り付けは配線作業を伴う中級難度の作業になる。工具を持っていない場合はカー用品店への取り付け依頼(工賃15,000〜25,000円)を検討してほしい。
- 予算8万円以下で探している方 — 本記事の製品は10万円台が中心のため、予算に合わない。ディスプレイオーディオ+スマホナビアプリの組み合わせ(5〜8万円台)を代替案として検討する価値がある。
よくある質問
Q1. ヴェゼル(RV系)に社外ナビは取り付けられる?
ナビ装着用スペシャルパッケージ付車またはオーディオレス車であれば取り付けられる。メーカーオプションのHonda CONNECTディスプレー搭載車は、ダッシュボードの構造上、社外ナビへの交換が困難だ。購入前に車両の仕様を確認する必要がある。
Q2. ナビ装着用スペシャルパッケージは必要?
社外ナビ取り付けの前提条件となる。このパッケージにはナビ用配線やアンテナ、スピーカーが含まれており、オーディオレス車でも取り付けは可能だが、追加部品が増えてコストが上がる。新車購入時にはスペシャルパッケージの選択を検討してほしい。
Q3. ディスプレイオーディオだけでナビは代用できる?
Apple CarPlayやAndroid Auto対応のディスプレイオーディオがあれば、スマートフォンのGoogleマップやYahoo!カーナビを大画面で使える。ナビ専用機と比べると、通信環境に依存する点やオフライン使用に制限がある点がデメリットになる。
Q4. 取り付け工賃の相場はいくら?
カー用品店での取り付け工賃は15,000〜25,000円が相場だ。バックカメラ連動やステアリングリモコン接続などのオプション作業が加わると、30,000円前後になるケースもある。持ち込み取り付けの場合は事前に店舗へ確認が必要だ。
Q5. 純正バックカメラは社外ナビに流用できる?
カメラ変換ケーブル(RCA変換)を使用すれば流用できる。カナック製やエーモン製の変換ケーブルがヴェゼル用として販売されている。ケーブルなしでは映像信号の規格が合わないため、ナビ画面にバックカメラの映像が表示されない。
Q6. フローティングナビは車検に影響する?
保安基準に適合する設計のフローティングナビであれば、車検への影響はないとされている。ただし、画面が運転者の視界を著しく妨げる位置に取り付けた場合、検査官の判断で指摘を受ける可能性がある。取り付け位置はメーカー推奨の範囲内に収めてほしい。
Q7. ナビのBluetooth接続は安定する?
6製品とも Bluetooth 接続に対応しており、接続の安定性は高い。一度ペアリングすれば、エンジン始動時に自動接続される。ハンズフリー通話と音楽再生を同時に利用できる。通話中に音楽が自動でミュートされ、通話終了後に再開する機能も標準搭載だ。
Q8. 地図データはSDカードで更新するのか?
メーカーによって更新方法が異なる。パナソニックはSDカードまたはWi-Fi経由での更新に対応する。カロッツェリアはMapFan経由でSDカードに書き込む方式だ。アルパインはSDカードまたはBIG X CONNECTアプリ経由で更新できる。いずれもパソコンとSDカードリーダーがあれば自宅で作業が行える。
まとめ:ヴェゼルのナビ選びは予算と用途で決まる
ヴェゼル用ナビの選定は、以下の3パターンに整理できる。
- 予算10万円台前半・コスパ重視 → パナソニック ストラーダ CN-F1D9C1D(109,001円)またはカロッツェリア 楽ナビ AVIC-RF722(108,800円)
- 映像品質・地図更新を重視 → パナソニック ストラーダ CN-F1D9GD(134,000円)
- 大画面・スマホ連携を重視 → アルパイン ビッグX XF11NX2S(148,747円)
DVD/CD再生が必要な場合はアルパイン ビッグX X9NXL(149,222円)が選択肢に入る。
純正ナビとの価格差は約6万〜11万円になる。この差額でドラレコやETC車載器の追加も十分に賄える。ナビ性能・拡張性・コストの3点で、社外ナビは合理的な選択だ。
いずれのモデルも、ヴェゼル(RV3/RV4/RV5/RV6)のナビ装着用SP付車・オーディオレス車に対応する。取付キットとカメラ変換ケーブルの同時手配を忘れないようにしてほしい。購入前にメーカーオプションの有無を確認することが、後悔しないナビ選びの第一歩になる。

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