更新日:2026年2月
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結論:ハイエース200系のルーフキャリアはルーフタイプで選ぶ
ハイエース200系のルーフキャリアで最も多いのが「標準ルーフ用を購入したらハイルーフ車に付かなかった」という失敗です。ルーフキャリアはルーフタイプによって製品が完全に異なるため、車のルーフ形状を最初に確認することが何より大切です。
ハイエース200系は1型(2004年)から現行の7型まで約20年続くロングセラーモデルで、業務からアウトドアまで幅広い用途で使われています。それゆえルーフキャリアへのニーズも多様で、業務系のシステムキャリアからアウトドア向けのアルミフラットラックまで、製品ラインナップが充実しています。
本記事では標準ルーフとハイルーフの両方をカバーしながら、用途(業務/アウトドア/立体駐車場対応)別に厳選した5製品を紹介します。型別(1〜7型)の適合情報も整理しているので、購入前の確認にそのまま活用してください。
比較表:5製品一覧
| 製品名 | ルーフタイプ | 用途 | 価格帯(税込) | 積載量 | 取り付け |
|---|---|---|---|---|---|
| INNO BU200 | 標準ルーフ | 業務用 | 25,000〜35,000円(税込) | 60kg | 初級・30分 |
| TUFREQ HL200 | 標準ルーフ | 業務用/積載量重視 | 40,000〜60,000円(税込) | 60kg以上 | 初級・60分 |
| HELIOS ルーフラック | 標準ルーフ | アウトドア | 30,000〜45,000円(税込) | 50kg | 初〜中級・60分 |
| TUFREQ HH25+ | ハイルーフ専用 | 業務用 | 50,000〜70,000円(税込) | 50kg | 初級・60分 |
| ZERO HOUSE フラットラック | 標準ルーフ | 立体駐車場対応 | 35,000〜50,000円(税込) | 100kg | 中級・90分 |
なぜハイエースはルーフキャリアのニーズが高いのか
ハイエース200系は荷室容量が大きい反面、屋根上スペースを活用したいニーズが2つのパターンで集中しています。
業務用(建設・電気工事系): はしご・脚立・パイプなど、荷室に収まらない長尺物を安全に積載するために使います。INNO BU200のような業務用ルーフキャリアはこのニーズ向けに設計されており、積載量60kg以上を確保しながらキーロック付きで盗難も防止します。ハイエースはもともと業務用途で選ばれることが多い車種であり、現場での実用性を重視した製品設計がなされているものが大半です。
アウトドア用(キャンプ・スポーツ): 自転車・カヤック・サーフボードなど、荷室を汚したくない大型アウトドア用品を積む場合に使います。アルミ製のフラットラックタイプが人気で、荷物の固定自由度が高いのが特徴です。近年はアウトドアブームでハイエースをキャンピング仕様にカスタムするオーナーが増えており、ルーフキャリアの需要もそれに伴って高まっています。
ルーフキャリアを選ぶ前に確認すべき2点: 積む荷物の重量と全長(キャリアの最大積載量と荷台の長さに収まるか)です。この2点をあらかじめ確認してから製品を選ぶと失敗がありません。特に長尺物を積む場合は、はみ出し量が車体全長の10%以内(約5.5m以内)という制限も覚えておいてください。
【前提】ハイエース200系のルーフタイプ別基本情報
ルーフキャリアを選ぶ前に、自分の車のルーフタイプを確認してください。ルーフタイプが違うと製品が合いません。
ハイエース200系のルーフタイプ一覧
| ルーフタイプ | 車幅 | 主なグレード | 全高(ルーフ高) |
|---|---|---|---|
| 標準ルーフ・標準ボディ | 1,695mm | DX・GL | 約2,100mm |
| 標準ルーフ・ワイドボディ | 1,880mm | グランドキャビン等 | 約2,100mm |
| ハイルーフ・標準ボディ | 1,695mm | スーパーGL等 | 約2,285mm |
| ハイルーフ・ワイドボディ | 1,880mm | スーパーGL ワイド等 | 約2,285mm |
| スーパーハイルーフ | 1,695mm | 特殊架装 | 約2,490mm |
型式・年式早見表
| 型式 | 年式 |
|---|---|
| 1型 | 2004年8月〜2007年7月 |
| 2型 | 2007年8月〜2010年7月 |
| 3型 | 2010年8月〜2013年11月 |
| 4型 | 2013年12月〜2017年11月 |
| 5型 | 2017年12月〜2019年6月 |
| 6型 | 2019年7月〜2022年3月 |
| 7型 | 2022年4月〜現行 |
ルーフタイプの確認方法は、グレード名(車検証に記載)で判断できます。スーパーGLはハイルーフ、DXとGLは標準ルーフが基本です。判断に迷う場合は車検証の「型式」と「車体形状」を販売店に確認するのが確実です。
ルーフタイプ別のキャリア選択の方向性
標準ルーフ(標準ボディ)のオーナーには選択肢が最も豊富です。業務用システムキャリア(INNO BU200 / TUFREQ HL200)、アルミフラットラック(HELIOS / ZERO HOUSE)のどちらも選べます。まずは用途(業務か趣味か)と予算で絞り込みましょう。
ハイルーフ(標準ボディ)のオーナーは、対応製品が限られます。業務用途であればTUFREQ HH25+が定番で、専門店でのカスタムラックが欲しい場合はJAOS等のハイエンドブランドが対象になります。
ワイドボディ(標準/ハイルーフ)のオーナーは、「ワイドボディ対応」または「広幅」と明記された製品のみを選んでください。適合表がメーカーサイトに掲載されているので、購入前に確認することを強くすすめます。
ホイールなどの外装カスタムと合わせてルーフキャリアを検討しているオーナーは、ハイエース200系のホイール選びも参考にしてください。
おすすめ1位:INNO BU200(標準ルーフ用・業務向けコスパNo.1)
カーメイト INNO BU200は、ハイエース200系の標準ルーフ用として専用設計されたシステムキャリアです。バー3本・ステー6個のフルセットで届くため、別途パーツを揃える手間がなく、到着してすぐに取り付けに入れます。
| スペック | 詳細 |
|---|---|
| 対応ルーフ | 標準ルーフ(標準ボディ) |
| 対応型式 | 1〜7型(H16.8〜現行) |
| 最大積載量 | 60kg |
| 本体重量 | 12.5kg |
| バー高さ | 約2,040mm |
| キーロック | 標準装備 |
| 車体加工 | 不要 |
雨どいに引っ掛けるクランプ式のため、工具なしで1人でも取り付けられます。セキュリティ面では、盗難防止キーロックが標準装備されているため、積み荷とともにキャリア本体の持ち出しも防げます。業務車両として現場に停車させることが多いオーナーにとって、この盗難防止機能は重要なポイントです。
バー3本の構成で、長さの違うはしご・脚立を同時に積むときも前後のバー位置を調整して対応できます。バーとルーフの隙間が30〜40mmと狭い点は注意が必要です。オプションのアタッチメント(BU801マルチブラケット・税込約4,000円)を使う場合は、対応するものを選んでください。
INNO(イノー)はカーメイトのプロ向けブランドで、耐久性と実績に定評があります。建設・電気工事・内装工事など、毎日ハードに使う業務用途で長年支持されているキャリアです。参考価格は25,000〜35,000円(税込)前後ですが、Amazonでは時期によって価格変動があります。
向いているオーナー: はしご・脚立などの長尺物を積む業務用途、費用を抑えたい方、自分で取り付けたい方。
向いていないオーナー: ハイルーフ車のオーナー(適合しません)、アウトドア用品を大量に積みたい方(荷台面積が比較的小さい)、デザイン性を重視する方。
おすすめ2位:TUFREQ HL200(標準ルーフ用・荷台幅最大クラス)
精興工業 TUFREQ HL200は、ハイエース/レジアスエースの標準ルーフ(標準幅)用に設計されたHシリーズの看板製品です。10本脚の組み立て式で荷台面積が広く、横幅をフルに使った積載が得意なキャリアです。
| スペック | 詳細 |
|---|---|
| 対応ルーフ | 標準ルーフ(標準幅) |
| 対応型式 | H2#系(200系・1〜7型) |
| 荷台構造 | アルミ製・10本脚 |
| 取り付け方式 | 雨どいタイプ |
| 特徴 | 回転可能な前後フレーム機構 |
荷台部全幅は業界トップクラスとうたわれており、幅を活かした積み方ができるのが強みです。アルミ素材を採用しているため長期間の使用でも美しい仕上がりを保ちやすく、業務車両としての外観を保つのにも向いています。複数本のはしごを横に並べて積める幅があるのはTUFREQ HL200の大きなアドバンテージです。
組み立て式の10本脚構造は一見複雑に見えますが、説明書どおりに作業すれば初めてでも組み立てられます。前後フレームが回転する機構により、積載物の形状に合わせてポジションを調整できます。参考価格は40,000〜60,000円(税込)前後で、INNO BU200より価格は上がりますが荷台幅と積載安定性で差別化されています。
精興工業(TUFREQ)は業務用キャリアメーカーとして50年以上の実績があり、耐久性と信頼性を求めるプロユーザーから支持されています。
車中泊やアウトドア改装と組み合わせたいオーナーには、室内のカスタムも同時に検討すると快適さが大きく変わります。ハイエース200系のベッドキット選びも参考にしてください。
向いているオーナー: 荷台幅を最大化したい方、業務用途で複数本のはしごを並べて積む方、長期間使い続けることを想定した方。
向いていないオーナー: ハイルーフ車のオーナー(適合しません)、コストをできるだけ抑えたい方。
おすすめ3位:HELIOSルーフラック(標準ルーフ用・アウトドア向け)
HELIOS ルーフラックは、ハイエース200系(1〜8型・標準ルーフ・標準幅)専用設計のアルミ製フラットラックです。ミリタリーライクなデザインが人気で、カスタムオーナーに支持されています。
| スペック | 詳細 |
|---|---|
| 対応ルーフ | 標準ルーフ・標準幅 |
| 対応型式 | 1〜8型(H16.8〜) |
| 全長×全幅 | 約2,655mm × 1,340mm |
| 高さ | 約100mm |
| 本体重量 | 約30kg |
| 最大積載量 | 約50kg |
| 素材 | アルミ製 |
フラットな荷台面が広く取られているため、自転車・カヤック・サーフボードなど大型のアウトドア用品も積みやすいのが特徴です。荷台面には固定用のネットやロープを通せるデザインで、積み荷の固定自由度が高いのも評価ポイントです。
軍用ラックをイメージしたミリタリーデザインは、ハイエースのワーキングカーとしての風格をさらに引き立てます。アウトドアカスタムやキャンプ仕様にカスタムしたハイエースとの相性が抜群です。
業務系のシステムキャリアに比べると本体重量が重い(約30kg)ため、取り付けには2人で作業するのが安心です。参考価格は30,000〜45,000円(税込)前後です。
ワイドボディ・ハイルーフ車には対応していないため、購入前にルーフタイプを確認することが欠かせません。
向いているオーナー: アウトドア用品(自転車・カヤック・サーフボード等)を積む方、ミリタリー系のカスタムにしたい方、1型から対応している製品が欲しい方。
向いていないオーナー: ハイルーフ・ワイドボディのオーナー(適合しません)、軽量な製品を求める方(本体約30kg)。
おすすめ4位:TUFREQ HH25+(ハイルーフ専用・業務向け)
TUFREQ HH25+は、ハイエース200系ハイルーフ(標準幅)専用の業務用ルーフキャリアです。ハイルーフ車向けの製品は選択肢が少ないなかで、TUFREQのHシリーズは業務用途での実績が豊富です。
| スペック | 詳細 |
|---|---|
| 対応ルーフ | ハイルーフ(標準幅) |
| 対応型式 | H200系 H17.1〜(1型後期〜7型) |
| 脚数 | 10本脚 |
| 取り付け方式 | 雨どいタイプ |
| 特徴 | 超ロングタイプ・風切音低減プレート付 |
ハイルーフ車は車体自体の全高が高く(約2,285mm)、ルーフキャリア装着後の全高が2.5mを超えることがあります。立体駐車場や屋内駐車場の高さ制限(一般的に2.1m前後)に注意が必要です。現場仕事での毎日の使用にはHH25+が費用対効果の面で現実的です。
取り付け方式は雨どいタイプで、車体加工不要・工具なしで取り付けられます。10本脚構造により荷台の安定性が高く、はしごを複数本並べて積む用途でも安心して使えます。ハイルーフ車専用設計のため、ルーフ形状にぴったり合う安定した取り付けが実現されています。
参考価格は50,000〜70,000円(税込)前後で、スーパーロングボディのハイルーフ車向けにはJAOSのフラットラック(B411850WL・税込239,800円)という上位の選択肢もあります。
向いているオーナー: ハイルーフ車(スーパーGL等)のオーナー、業務用の長尺物を積む方、TUFREQブランドの実績を重視する方。
向いていないオーナー: 標準ルーフ車のオーナー(適合しません)、立体駐車場を毎日使う方(装着後全高が高くなる点に注意)。
おすすめ5位:ZERO HOUSE フラットラック(標準ルーフ用・立体駐車場対応)
ZERO HOUSE フラットラックは、「ルーフキャリアを付けたら立体駐車場に入れなくなった」という問題を解決した低床設計の製品です。装着後の全高が約206cmに収まるため、一般的な立体駐車場(高さ制限2.1m)でも入庫できます。
| スペック | 詳細 |
|---|---|
| 対応ルーフ | 標準ルーフ(標準ボディ) |
| 対応型式 | 全型式・全グレード |
| 最大積載量 | 100kg(要確認) |
| 装着後全高 | 約2,060mm |
| 素材 | アルミ製 |
| カラー | マッドブラック / ブラウン / 木目 |
フラット設計のため風切り音が少なく、走行時のノイズを抑えた日常使いにも向いています。カラーバリエーション(マッドブラック・ブラウン・木目)があり、車体色やインテリアに合わせたコーディネートができるのも選ばれる理由のひとつです。
最大積載量は100kgと本製品5選の中で最も高い数値で、重い荷物を積む用途にも対応します。ただしメーカーの公式スペックを確認するまでは「要確認」として扱うことをすすめます。
立体駐車場を日常的に使う事業者や、近隣の商業施設の屋内駐車場をよく利用するオーナーには実用性が高い選択です。参考価格は35,000〜50,000円(税込)前後です。低床フラット設計に対応した限られたカテゴリーの中では、コストパフォーマンスと使い勝手のバランスがとれています。
向いているオーナー: 立体駐車場・屋内駐車場を日常的に利用する方、外観のカスタム性を重視する方、積載量が多い荷物を積む方。
向いていないオーナー: ハイルーフ・ワイドボディのオーナー(適合しません)、予算を最優先にする方。
純正 vs 社外ルーフキャリアの違い
ハイエース200系のルーフキャリアはトヨタの純正品(ディーラーオプション)と社外品の2種類に大きく分かれます。
| 比較項目 | 純正 | 社外 |
|---|---|---|
| 価格 | 高い(60,000〜100,000円以上) | 幅広い(25,000〜70,000円) |
| 品質保証 | ディーラー保証あり | メーカー保証(1〜2年)のみ |
| 適合性 | 車種専用設計 | 車種専用品か汎用品か要確認 |
| 選択肢 | 限定的 | 豊富 |
| 取り付け | ディーラー施工 | DIY可能 |
純正品は価格が高く選択肢も限られますが、適合性の心配が少なく保証面で安心できます。社外品は予算や用途に合わせて選べる製品が豊富で、DIYで取り付けられる点もメリットです。
ただし、社外品を選ぶ際は自分の車のルーフタイプ(標準/ハイルーフ)と型式を事前に確認してから購入してください。返品・交換が難しい製品カテゴリのため、購入前の確認が失敗を防ぎます。
社外品を選ぶ際の注意点
社外品の中でも「ハイエース専用設計品」と「汎用品(複数車種に対応)」の2種類があります。専用設計品はフィット感が高く、雨どい形状に合わせたクランプ設計がなされているため、安定性が高い傾向にあります。汎用品は価格が安くなる反面、適合確認を入念に行ってから購入することが重要です。
また、ベースキャリアとアタッチメントは同一メーカーで統一することが推奨されています。異なるメーカーの組み合わせはメーカー保証の対象外になることが多く、適合トラブルの原因にもなります。
選び方ガイド:4つのチェックポイント
チェック1:ルーフタイプを確認
購入前の最重要確認事項です。グレード名(スーパーGL→ハイルーフ、DX/GL→標準ルーフ)または車検証の「型式」で確認します。判断が難しい場合はディーラーまたは整備工場に相談してください。
ルーフタイプの見分け方:車外から見たとき、ルーフが運転席窓より明らかに高い位置まで盛り上がっていればハイルーフです。標準ルーフは窓上部からルーフまでの高さが低く、車全体がスッキリした印象になります。車外から見比べてもわかりにくい場合は、車検証の「車体の形状」欄の記載を確認してください。
チェック2:取り付け方式(雨どい vs ダイレクト)
取り付け方式は大きく2種類あります。
雨どいタイプ(クランプ式): ルーフ端の雨どい溝に引っ掛けて固定する方式です。車体への穴あけ加工が不要で、工具なしで取り付け・取り外しができます。本記事で紹介するINNO BU200・TUFREQ HL200・HH25+がこのタイプです。賃貸や社用車など「穴をあけたくない」ケースに向いています。
ダイレクト(フラット一体型)タイプ: ルーフ専用のブラケットでルーフに固定する方式です。ブラケットごとルーフ形状に密着させるため、取り付けが安定しています。HELIOSやZERO HOUSEがこのタイプです。高さが低く抑えられるため立体駐車場対応に有利ですが、取り付け時は2人作業が推奨されます。
どちらの方式でも、定期的な締め付け確認は共通の必須メンテナンスです。特に取り付け直後と雨・悪路走行後は確認する習慣をつけてください。
チェック3:最大積載量と積む荷物の重さ
荷物の重量を事前に把握しておくことが大切です。目安は以下のとおりです。
| 荷物 | 目安重量 |
|---|---|
| はしご(3m・アルミ製) | 約5〜8kg |
| はしご(5m・アルミ製) | 約10〜15kg |
| 脚立(1.8m) | 約5〜8kg |
| 自転車(クロスバイク) | 約10〜12kg |
| カヤック | 約15〜25kg |
はしご複数本を積む場合は合計重量が40〜60kgに達することがあります。最大積載量の80%を目安に選ぶと安全マージンが確保できます。積み荷の重量が不明な場合はメーカーに問い合わせるか、体重計で実測してから確認してください。
チェック4:全高と立体駐車場・車庫の制限
標準ルーフ車(全高約2,100mm)にルーフキャリアを装着すると、キャリアの高さ分(80〜150mm程度)だけ全高が増します。以下の制限値と比較して選んでください。
| 施設 | 一般的な高さ制限 |
|---|---|
| 立体駐車場(タワー型) | 1.55〜1.80m(ハイエース不可の場合多い) |
| 立体駐車場(自走式) | 2.0〜2.1m前後 |
| 屋内商業施設の駐車場 | 2.1〜2.3m前後 |
| 道路高さ制限(一般道) | 3.8m |
ハイエース標準ルーフ車+低床ルーフキャリア(ZERO HOUSE等)の場合でも全高約2,060mmになります。高さ2.1mの制限がある駐車場には対応できますが、2.0m以下の制限がある場合は入庫できません。
ハイエースの購入後カスタムをまとめて計画したい場合は、ハイエース200系のカーナビ選びも合わせて参考にしてください。
取り付け難易度と作業時間の目安
雨どいタイプ(INNO BU200 / TUFREQ HL200 / HH25+)
難易度:初級。1人・30〜60分・専用工具不要。
- キャリアを屋根に乗せる(2人いると楽)
- ステーを雨どいに引っ掛ける
- 締め付けボルトを仮締め→位置調整→本締め
- 荷物を固定するベルト・ブラケットを取り付ける
取り付け後に確認すべきポイントがあります。まず初回走行前にステー全体を手で押してガタツキがないか確認してください。走行100km後には再度全ての締め付けを点検します。悪路走行や高速走行後も同様に確認してください。
ダイレクト(フラット)タイプ(HELIOS / ZERO HOUSE)
難易度:初〜中級。2人推奨・60〜90分・付属工具使用。
本体重量が重い(20〜30kg)ため、2人で作業するのが安全です。ルーフへの傷防止のため、取り付け時はウエスや養生テープを当ててから作業します。ブラケットの取り付け位置がずれるとラック全体の水平が出なくなるため、仮固定の段階で水平器を使って確認することをすすめます。
ハイエンドタイプ(JAOS フラットラック等)
難易度:中〜上級。専門店施工を推奨・2〜4時間。
価格が20万円超のハイエンド製品は、取り付け精度が仕上がりに大きく影響します。ミスをすると高額な再施工が必要になるため、専門店での取り付けが現実的な選択です。JAOS B411850WL(ハイルーフ用)の場合は参考取付時間が3〜3.5時間と記載されており、経験者でも相応の作業時間が必要です。
失敗しやすいポイント
ルーフキャリアの取り付けで実際に起きやすい失敗を、対処法と合わせて整理します。
型番の取り違え(最多の失敗): 標準ルーフ用をハイルーフ車に、または逆のパターンで購入してしまうケースが最も多いです。グレード名だけでなく、車検証の「車体形状」欄まで確認してから購入してください。
締め付け不足によるズレ: 特に雨どいタイプで起きやすく、走行中に前後方向にキャリアがスライドします。仮締め→位置確認→本締めの順番を守り、クランプのボルトを対角線で均等に締めてください。
走行後のチェック漏れ: 取り付け直後の走行でボルトが馴染んで締まりが緩むことがあります。初回走行後(30〜50km程度)と走行100km後に全体の締め付けを確認してください。
積載量オーバー: 最大積載量を超えて使用するとキャリアが変形し、落下事故の原因になります。積み荷は事前に重量を確認し、最大積載量の80%以内を目安にしてください。
荷物の固定忘れ: ルーフキャリアに荷物を乗せただけで固定せずに走行すると、荷物が飛散する危険があります。固定ベルト・ネット・ブラケットを使って積み荷をしっかり固定してください。
よくある質問(FAQ)
Q1. ルーフキャリアを付けたまま車検に通れますか?
通れます。ただし装着後の全高が2.5m以内に収まる必要があります(道路交通法)。全高が2.5mを超える場合は車検時に一時取り外しが必要なケースがあります。また、積み荷が車幅・全高・全長の制限を超えないことも確認してください。なお、ルーフキャリア自体は「保安基準に関係する装置」ではないため、取り付けているだけで車検に落ちることはありません。
Q2. ハイルーフ用と標準ルーフ用を間違えて購入した場合は?
装着できません。ルーフの形状が根本的に異なるため、流用は基本的に不可能です。Amazonの場合は未開封品であれば返品・交換対応が可能なことが多いため、購入前にルーフタイプを確認することが大切です。グレード名(スーパーGL=ハイルーフ、DX/GL=標準ルーフ)か車検証で確認できます。
Q3. 立体駐車場は使えますか?
製品によって異なります。標準ルーフ車(全高約2,100mm)にキャリア装着後の全高はおおむね2,180〜2,260mm程度になります。立体駐車場の高さ制限が2.1mの場合は入庫できません。ZERO HOUSEのような低床設計品(装着後約2,060mm)であれば対応できます。利用駐車場の高さ制限を事前に確認し、余裕のある製品を選んでください。
Q4. 最大積載量を超えると何が起きますか?
キャリアの変形・ステーの破損・最悪の場合は走行中の脱落につながります。積み荷の重量は事前に確認し、最大積載量の80%程度を目安にするのが安全です。また、重い荷物を屋根に積むと車体の重心が高くなり、コーナリング時の安定性が低下します。高速走行時は特に注意してください。
Q5. 業務用(はしご・脚立)を固定するには何が必要ですか?
ルーフキャリアに加えてブラケット(固定金具)とベルトが必要です。INNO BU200の場合はオプションのBU801マルチブラケット(別途購入)とハイグレードベルト(IN820〜824シリーズ)を組み合わせて使います。固定具なしで積載するのは危険なうえ、道路交通法上の違反(積載物の落下事故)にもなります。
Q6. ルーフキャリアの騒音(風切り音)を減らす方法は?
フラット設計の製品を選ぶか、ウィンドディフレクターをオプションで追加する方法があります。ZERO HOUSEのフラット設計は走行時の風切り音が抑えられていると評判です。TUFREQ HH25+には風切音低減プレートが標準付属しています。空の状態よりも荷物を積んだほうが風切り音は収まる傾向があります。
Q7. ワイドボディのハイエースでも使えますか?
ワイドボディ専用品が必要です。標準ボディ用(標準幅・車幅1,695mm)の製品はワイドボディ(車幅1,880mm)には適合しません。購入時は「ワイドボディ対応」「広幅」と記載された製品を選んでください。TUFREQではワイドボディ対応品(HLW200等)が販売されています。適合確認は購入前にメーカーサイトの適合表で確認するのが最確実です。
その他の疑問はメーカーのお問い合わせ窓口やカー用品店(オートバックス・イエローハット等)のスタッフに相談してください。実車を見ながら確認できる店頭相談は、ネット購入前の最終確認として有効です。取り付けが不安な方は店頭での工賃見積もりも合わせて相談するとよいでしょう。
まとめ
ハイエース200系のルーフキャリア選びは、ルーフタイプ(標準/ハイルーフ)の確認が第一歩です。
選び方の3ステップ
- ルーフタイプ(標準/ハイルーフ/ワイドボディ)を車検証で確認する
- 用途(業務用/アウトドア/日常使い)と予算で候補を絞る
- 積む荷物の重量・サイズとキャリアの積載量・荷台寸法を照合する
この3ステップを踏めば、購入後のサイズ違いや積載量不足を防ぐことができます。
用途別の選び方まとめ
- 標準ルーフ・業務用(コスパ重視): INNO BU200(25,000〜35,000円・税込)— バー3本フルセット・キーロック付きで1人取り付け可能
- 標準ルーフ・業務用(積載幅重視): TUFREQ HL200(40,000〜60,000円・税込)— 荷台幅が広く複数本のはしごを並べて積める
- 標準ルーフ・アウトドア: HELIOSルーフラック(30,000〜45,000円・税込)— アルミフラット・ミリタリーデザイン
- 標準ルーフ・立体駐車場対応: ZERO HOUSE フラットラック(35,000〜50,000円・税込)— 装着後全高約206cm
- ハイルーフ・業務用: TUFREQ HH25+(50,000〜70,000円・税込)— ハイルーフ専用10本脚・風切音低減プレート付き
取り付け後は全ての締め付けを確認し、走行100km後にも再チェックする習慣をつけてください。定期的なメンテナンスを続けることで、ルーフキャリアは長期間にわたって安心して使い続けられます。
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