更新日:2026年3月
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結論:90系ノアのルーフキャリアはINNOとTERZOの2択
本記事は90系ノア(型式:MZRA90W / MZRA95W / ZWR90W / ZWR95W、R4年1月〜)の情報です。80系以前のノアとは適合パーツが異なります。購入前に車検証の型式欄を確認してください。
90系ノアのルーフキャリアは、国内2大メーカーのINNO(カーメイト)とTERZO(PIAA)から選ぶのが現実的です。両メーカーとも90系ノア専用のホルダー/フックを用意しており、適合の心配がありません。
スクエアバーは税込20,000円台で購入でき、汎用アタッチメントとの互換性に優れます。エアロバーは税込33,000〜42,000円台と高めですが、高速走行時の風切り音が小さい点がメリットです。
以降のセクションで、5製品のスペックを数値ベースで比較します。
90系ノア対応ルーフキャリア スペック比較表
以下の表で5製品のスペックを一覧比較できます。価格差は最大21,874円です。
| 製品名 | メーカー | バータイプ | 税込価格 | 構成品 | 販売元 |
|---|---|---|---|---|---|
| TERZO 3点セット | PIAA | スクエア | 20,000円 | EH463+EB3+EF14BL | クレールオンラインショップ |
| INNO 3点セット | カーメイト | スクエア | 21,330円 | INSUT+IN-B137+K917 | クレールオンラインショップ |
| TERZO 4点セット | PIAA | エアロ | 33,770円 | EF100A+EB108A×2+EH463 | クレールオンラインショップ |
| INNO 4点セット(ショップ) | カーメイト | エアロ | 38,450円 | XS201+XB115BK×2+K917 | クレールオンラインショップ |
| INNO 4点セット(公式) | カーメイト | エアロ | 41,874円 | XS201+XB115BK×2+K917 | Amazon.co.jp |
スクエアバー同士で比較すると、TERZOが1,330円安いです。エアロバーではTERZOが4,680〜8,104円の価格優位性を持ちます。
INNO公式セット(B0FBLXPFMR)はAmazon.co.jpが直接販売しており、返品・保証対応で安心感があります。ショップセットとの構成品は同一(XS201+XB115BK×2+K917)で、価格差は3,424円です。
なぜ90系ノアにルーフキャリアが必要なのか
90系ノアは全長4,695mm×全幅1,730mm×全高1,895mmのミニバンです。ルーフ面積は約2.0平方メートルと広く、キャリア設置に適した車種です。
3列シート7〜8人乗りの構造上、乗車人数が増えると荷室スペースが圧迫されます。特に3列目シートを使う場面では、荷室容量が大幅に減少します。ルーフキャリアを活用すれば、車内の居住空間を維持したまま積載量を拡張できます。
ルーフキャリアの主な用途
ルーフキャリアの主な用途は以下の3つです。
- ルーフボックス設置: スキー板(最長170cm級)やスノーボード、テント・タープなどのキャンプ道具を車外に搬送できます。車内の居住空間を犠牲にしません。容量300〜450Lのルーフボックスが90系ノアの定番です。
- サイクルキャリア設置: ロードバイクやMTBを屋根上に固定して運べます。3列目シートを畳まずに自転車を搬送できるため、家族全員が乗車したままサイクリングスポットへ移動できます。
- 長尺物の積載: カヤック・サーフボード・SUPボードなど全長2m超の荷物を安全に固定できます。車内に入らないサイズの荷物に対応する唯一の方法です。
ルーフキャリアの有無で変わる積載力
具体的な数値で比較すると、差は明確です。
| 状態 | 荷室容量(目安) | 長尺物対応 |
|---|---|---|
| 3列目使用・ルーフキャリアなし | 約148L | 不可 |
| 3列目使用・ルーフボックス(400L)追加 | 約548L | 可(170cmまで) |
| 3列目格納・ルーフキャリアなし | 約550L | 一部可 |
3列目シートを使いながらルーフボックスを載せると、実質的に荷室容量が3.7倍に拡大します。ファミリーキャンプや長期旅行で荷物が多い場面で特に効果を発揮します。
ルーフキャリアと合わせて足回りの確認も検討すると安心です。積載量が増えるとタイヤへの負荷も変化します。詳しくはノア 90系のタイヤ選びガイドで解説しています。
90系ノアのルーフキャリア適合情報と取り付け方式
90系ノアのルーフキャリアは「ルーフモールクリップ方式」で取り付けます。ルーフの左右に沿って走るモール(溝)にフットを固定する方式です。
対応型式と年式
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 車名 | トヨタ ノア(90系) |
| 型式 | MZRA90W / MZRA95W(ガソリン)、ZWR90W / ZWR95W(ハイブリッド) |
| 年式 | R4年(2022年)1月〜現行 |
| 適合グレード | 全グレード共通(X / G / Z / S-G / S-Z) |
メーカー別の専用パーツ
TERZOはホルダーEH463が90系ノア/ヴォクシー専用です。フットとバーは他車種と共通品を使います。
INNOはフックK917が90系ノア/ヴォクシー専用です。ステーとバーは他車種と共通品です。
どちらのメーカーも、専用パーツ(ホルダー/フック)が車体のモールに合わせた形状になっています。他の世代(80系・70系)のホルダー/フックは使えません。
ルーフレール付き車との違い
90系ノアには一部グレードでルーフレールが装備されています。ルーフレール付き車の場合、取り付けフットの種類が異なります。購入前に車検証や車両のルーフ形状を確認することを推奨します。
ルーフモール車とルーフレール車の見分け方は以下の通りです。
| 項目 | ルーフモール車(標準) | ルーフレール車 |
|---|---|---|
| 外観 | ルーフ左右に細い溝(モール) | ルーフ左右にレール(バー状の突起) |
| フット | EF14BL(TERZO)/ INSUT(INNO) | EF-JR(TERZO)/ INXP(INNO) |
| ホルダー/フック | EH463 / K917(車種専用) | 不要(レール直接固定) |
本記事で紹介している5製品は、すべてルーフモール車(標準ルーフ)用です。
取り付け位置と間隔
ルーフキャリアの前後バー間隔は700mm以上を確保するのが基本です。90系ノアのルーフモールは前後約1,200mmの範囲で使えるため、バー間隔の調整に十分な余裕があります。
バー間隔が広いほど積載物が安定します。ルーフボックスを載せる場合は、ボックスの取り付けポイントに合わせて調整してください。
おすすめルーフキャリア 各製品詳細レビュー
TERZO スクエアベースキャリア 3点セット(EH463+EB3+EF14BL)
TERZOのスクエアバーセットは、税込20,000円で購入できる90系ノア用ルーフキャリアの中で最も安価な選択肢です。
構成品は以下の3点です。
- EF14BL(フット): ルーフモール取り付け用フット。4個1セット。
- EB3(スクエアバー): 幅1,230mmのスクエアバー。2本1セット。
- EH463(ホルダー): 90系ノア/ヴォクシー専用取り付けホルダー。
スクエアバーの断面は約23mm×30mmの角型です。Thule・INNO製のT溝対応アタッチメントも含め、市場に流通するほとんどのルーフボックス・サイクルキャリアに対応します。
フットEF14BLは鍵付きロック機構を搭載しています。キャリアごとの盗難リスクを低減できる設計です。バーEB3は鉄製でアルミ製エアロバーより約1.5kg重いですが、その分価格が抑えられています。
初めてルーフキャリアを導入するオーナーにとって、2万円で一式揃う手軽さが最大の強みです。
INNO スクエアベースキャリア 3点セット(INSUT+IN-B137+K917)
INNOのスクエアバーセットは税込21,330円です。TERZOより1,330円高いですが、INNOのSUT(スムースルーフタイプ)ステーを採用しています。
構成品は以下の3点です。
- INSUT(ステー/フット): ルーフモール取り付け用ステー。
- IN-B137(スクエアバー): 幅1,370mmのスクエアバー。2本1セット。
- K917(フック): 90系ノア/ヴォクシー専用取り付けフック。
バー幅はTERZOの1,230mmに対し、INNOは1,370mmです。140mmの差があり、INNOの方が幅の広いルーフボックスや複数のサイクルキャリアに対応しやすいです。
INSUTステーはツールフリー(工具レス)でバーの固定位置を調整できる機構を採用しています。取り付け後の微調整が手軽にできるのがTERZOとの差別化ポイントです。
1,330円の価格差でバー幅140mm、ツールフリー調整が加わると考えれば、コスパの観点ではINNOにも分があります。
TERZO エアロベースキャリア 4点セット(EF100A+EB108A×2+EH463)
TERZOのエアロバーセットは税込33,770円です。スクエアバーセットより13,770円高くなりますが、風切り音の低減が数値上の差として表れます。
構成品は以下の4点です。
- EF100A(エアロフット): エアロバー対応フット。4個1セット。
- EB108A(エアロバー): 幅1,080mmのエアロバー。2本セット。
- EH463(ホルダー): 90系ノア/ヴォクシー専用取り付けホルダー。
エアロバーの断面は翼型(エアフォイル形状)で、高速走行時の風切り音を抑える設計です。バー幅は1,080mmとスクエアバー(1,230mm)より短いため、大型ルーフボックスを載せる場合はサイズの確認が必要です。
エアロバー採用の中では最も手頃な価格帯で、コストと静粛性のバランスが取れた選択肢です。
TERZOのエアロバーEB108Aはアルミ製で、スクエアバーEB3(鉄製)より軽量です。ルーフへの荷重負担が軽くなるため、積載物の実質許容重量にわずかながら余裕が生まれます。
スクエアバーとの価格差13,770円をどう評価するかが判断の分かれ目です。高速道路での長距離移動が月1回以上あるなら、静粛性の向上は十分に体感できます。
INNO エアロベースキャリア 4点セット(XS201+XB115BK×2+K917)
INNOのフラッシュタイプエアロバーセットは、ショップセットが税込38,450円、カーメイト公式セットが税込41,874円です。
構成品は以下の4点(どちらも同一構成)です。
- XS201(エアロステー): フラッシュタイプ対応ステー。
- XB115BK(エアロバー): 幅1,150mmのフラッシュタイプエアロバー。2本セット。ブラック。
- K917(フック): 90系ノア/ヴォクシー専用取り付けフック。
INNOのフラッシュタイプは、バーがステーの上面に乗るのではなく、ステーと一体化した低背デザインです。ルーフとの隙間が小さく、見た目のスッキリ感と空力性能で差が出ます。
カーメイト公式セット(B0FBLXPFMR)はAmazon.co.jpが直接販売しています。初期不良時の返品対応がスムーズな点がメリットです。ショップセット(B0CNCK6R27)との価格差は3,424円で、構成品は同一です。
INNOのXB115BKバーは、バー内部にT溝アダプターを内蔵しています。エアロバーでありながらT溝アタッチメントにも対応可能です。スクエアバー用のルーフボックスやスキーキャリアをそのまま流用できるケースが多い点で、拡張性の面でも高評価です。
カーメイトは国内メーカーとして電話・メールでのサポートに対応しています。適合確認の問い合わせも日本語で行えるため、初めてのキャリア選びでも安心感があります。
Amazon.co.jp直販の公式セットはこちらです。
純正オプションキャリアとの比較
90系ノアにはトヨタ純正のベーシックラック(ルーフラック)がディーラーオプションとして設定されています。純正品と社外品(INNO / TERZO)の違いを数値で整理します。
| 比較項目 | トヨタ純正ベーシックラック | TERZO スクエアセット | INNO スクエアセット |
|---|---|---|---|
| 価格(税込目安) | 30,000〜35,000円 | 20,000円 | 21,330円 |
| 取り付け | ディーラーで装着(工賃込み) | DIYまたはショップ依頼 | DIYまたはショップ依頼 |
| アタッチメント互換性 | トヨタ純正品のみ | 汎用(TERZO/INNO/Thule対応) | 汎用(INNO/TERZO/Thule対応) |
| 保証 | トヨタディーラー保証 | メーカー保証 | カーメイト保証 |
純正品は安心感がある一方、価格が10,000〜15,000円高く、アタッチメントの選択肢が限定的です。社外品は市販のルーフボックス・サイクルキャリアとの互換性が広く、コスパで上回ります。
ディーラーでの取り付け対応を含めた総額で比較すると、社外品+ショップ取り付け(25,000〜29,000円)は純正品と同等かやや安い水準です。DIYならさらに5,000〜8,000円節約できます。
なお、純正品と社外品のルーフへの負荷や耐久性に大きな差はありません。INNO・TERZOともに国内の自動車用品メーカーとして数十年の実績があり、走行テストを経た製品を販売しています。社外品だから不安という心配は不要です。
スクエアバー vs エアロバー:数値で見る違い
ルーフキャリア選びで最も悩むポイントが、スクエアバーとエアロバーの選択です。数値で比較します。
価格差
| 比較 | スクエアバーセット | エアロバーセット | 差額 |
|---|---|---|---|
| TERZO | 20,000円 | 33,770円 | +13,770円 |
| INNO | 21,330円 | 38,450円 | +17,120円 |
エアロバーへのアップグレードには13,770〜17,120円の追加費用が必要です。
バー幅の違い
| メーカー | スクエアバー幅 | エアロバー幅 | 差 |
|---|---|---|---|
| TERZO | 1,230mm | 1,080mm | -150mm |
| INNO | 1,370mm | 1,150mm | -220mm |
エアロバーはスクエアバーより150〜220mm短いです。これはバー自体の翼型断面がスクエアバーより太く、ルーフ幅に収めるために短くなるためです。
ルーフボックスの幅が900mm以下であれば、どのバーでも問題なく載せられます。大型ルーフボックス(幅900mm超)の場合は、バー幅に余裕のあるスクエアバーの方が対応しやすいです。
風切り音
エアロバーの翼型断面は、高速走行時(80km/h以上)の風切り音を低減します。具体的な数値はメーカー公表されていませんが、スクエアバーの角型断面と比べて空気抵抗が小さいのは流体力学上の事実です。
一般道中心(60km/h以下)の使い方であれば、風切り音の差は体感しにくいです。高速道路を長距離走る機会が多い場合は、エアロバーの恩恵を受けやすい傾向にあります。
スクエアバーの風切り音が気になる場合は、バーに巻き付けるフェアリング(整流カバー)を後付けする方法もあります。TERZOのフェアリング(EB-EA型)は2,000〜3,000円程度で、エアロバーを購入するより低コストで対策できます。
アタッチメント互換性
スクエアバーはT溝を使ったアタッチメント取り付けが標準です。市場に流通するルーフボックス・サイクルキャリア・スキーキャリアの大半がスクエアバーに対応しています。
エアロバーは各メーカー独自の取り付け機構を持つ場合があります。アタッチメントを選ぶ際に「エアロバー対応」の確認が必要です。ただし、TERZO・INNO純正のアタッチメントであれば互換性の問題は生じません。
足回りのカスタムと合わせて検討する方には、ノア 90系のホイール選びガイドも参考になります。
選び方ガイド:90系ノアのルーフキャリア選定ポイント
本記事のおすすめ選定基準
本記事では以下の基準で製品を選定しています。
- 90系ノア(MZRA9#W / ZWR9#W)への適合確認済み(メーカー公式適合表に記載あり)
- 税込20,000〜42,000円の価格帯(ベースキャリア1台分セット)
- 国内流通品で入手性が安定(Amazon在庫あり)
- 国内メーカー(INNO / TERZO)の正規品(適合保証・サポート対応あり)
- ルーフモールクリップ方式に対応(90系ノア標準ルーフ用)
用途別の選び方
キャンプ・旅行用にルーフボックスを載せたい場合
スクエアバーを選ぶと、載せられるルーフボックスの種類が広がります。TERZO EB3セットが最もコスパに優れた組み合わせです。大型ルーフボックス(INNO BRM660・容量660L等)を載せるなら、バー幅1,370mmのINNO IN-B137セットが余裕のある取り付けを実現します。
ルーフボックスの追加費用は30,000〜80,000円程度です。ベースキャリアと合わせた総予算は50,000〜100,000円を見込んでください。
サイクルキャリアを載せたい場合
自転車1台あたりサイクルキャリア1台(約10,000〜20,000円)をバーに固定します。90系ノアのルーフ幅なら、自転車2台まで並列搭載が可能です。フォークマウント式のキャリアはスクエアバーとの相性が良く、固定が安定します。
高速道路を頻繁に使う場合
エアロバーで風切り音を抑えるのが合理的です。予算を抑えるならTERZO EF100Aセット(33,770円)、デザインと低背性を優先するならINNO XS201セット(38,450円)です。
コストを最小限に抑えたい場合
TERZO スクエアバー3点セット(20,000円)が最安です。必要十分な機能を備えており、初めてのルーフキャリアとして実績のある定番です。スクエアバーに後付けフェアリングを追加しても23,000円程度に収まるため、エアロバーより10,000円以上安く済みます。
取り付けに必要な工具と所要時間
ベースキャリアの取り付けには以下が必要です。
- 付属工具: 各セットに付属するレンチ・スパナ
- 追加工具: 10mmレンチ(ボルト増し締め用)
- 所要時間: 30分〜1時間(初回は説明書を読みながらで1時間程度)
取り付け手順は以下の4ステップです。特殊な加工や穴あけは不要で、DIY初級レベルの作業です。
- フット仮置き: ルーフモールの溝にフット(ステー)をクリップで仮固定します。前後の位置を説明書の指定寸法に合わせます。
- バー固定: フットにバーを通し、左右の位置が均等になるよう調整します。バーの左右はみ出し量が同じになるのが理想です。
- 位置調整: 前後バーの間隔を700mm以上確保し、ルーフボックスやアタッチメントの取り付けポイントに合わせて微調整します。
- 本締め: すべてのボルト・ナットを指定トルクで本締めします。走行前に手で揺すって固定を確認してください。
取り付け後は50km走行を目安に増し締めチェックを行うと安全です。振動でボルトが緩むケースがあるためです。
失敗しやすいポイントと車検の注意点
ルーフキャリア装着時の車検対応
ベースキャリア(フット+バー)のみの装着であれば、車検への影響はありません。道路運送車両法上、指定部品に該当するためです。
ただし、積載状態での走行には以下の法令上の制限が適用されます。
| 規定 | 数値 | 90系ノアでの実情 |
|---|---|---|
| 全高制限 | 地上から3.8m以内 | 車高1,895mm + キャリア約100mm = 約1,995mm。余裕1,805mm |
| はみ出し制限 | 車両寸法の10%以内 | 全長4,695mmの10% = 469mm。前後各469mmまで |
| 重量制限 | ルーフ積載量50kg | キャリア本体4〜6kgを含む。実質44〜46kg |
数値上は十分な余裕があります。一般的なルーフボックス(高さ300〜400mm)を載せても全高2,400mm程度で、3.8mの制限には遠く及びません。
燃費への影響
ルーフキャリアの装着は空気抵抗の増加につながります。スクエアバーの場合、高速走行時に燃費が3〜5%程度悪化するとされています。エアロバーではその影響が2〜3%程度に抑えられます。
使わないときにバーを外す、またはエアロバーを選択することで燃費悪化を最小限に留められます。ただし、フットの取り外しは手間がかかるため、シーズン中は装着したままにするオーナーが大半です。
立体駐車場での制限
90系ノアの全高は1,895mmです。ベースキャリアを装着すると、約70〜100mm高くなります。全高1,965〜1,995mm程度になる計算です。
一般的な自走式立体駐車場の制限高は2,100mmです。ベースキャリアのみであれば通過できますが、ルーフボックスを載せた状態では制限を超える可能性があります。
| 装着状態 | 推定全高 | 2,100mm制限 |
|---|---|---|
| キャリアなし | 1,895mm | 通過可 |
| ベースキャリアのみ | 1,965〜1,995mm | 通過可 |
| ベースキャリア+ルーフボックス(高さ350mm) | 2,315〜2,345mm | 通過不可 |
日常的に立体駐車場を使う場合は、ルーフボックスを使わないときに外す運用が前提になります。
洗車機の通過
ベースキャリア装着時は、門型自動洗車機の利用に注意が必要です。多くの洗車機はルーフキャリア装着車の通過を推奨していません。ブラシがバーに引っかかり、洗車機やキャリアを破損するリスクがあります。
手洗い洗車、またはキャリア非装着の状態での洗車機利用を推奨します。
走行時の異音対策
取り付け直後に「ビビリ音」や「カタカタ音」が発生する場合があります。原因と対策を以下にまとめます。
| 症状 | 原因 | 対策 |
|---|---|---|
| 高速走行時の風切り音 | バーの断面形状 | フェアリング追加 / エアロバーへ変更 |
| 段差通過時のカタカタ音 | ボルトの緩み | 増し締め(50km走行後に確認) |
| 停車時のビビリ音 | フットとモールの隙間 | ゴムパッド追加 / 取り付け位置調整 |
走行前にバーを手で揺すって異音の有無を確認する習慣をつけると、トラブルを未然に防げます。特に季節の変わり目や長期間放置した後は、ボルトの緩みが発生しやすいため注意してください。
購入前に確認すべき注意点
以下に該当する場合は、この記事のおすすめ製品が最適ではない可能性があります。
- DIY経験がまったくない方 — 取り付け作業自体は初級レベルですが、不安な場合はカー用品店への取り付け依頼(工賃5,000〜8,000円程度)を検討してください。
- ルーフレール付き車のオーナー — ルーフレール付き車の場合、本記事で紹介しているホルダー/フック(EH463 / K917)は適合しません。ルーフレール用フットが必要です。
- 予算15,000円以下の方 — 90系ノア対応のベースキャリアセットは最安でも20,000円です。予算が合わない場合は、トヨタ純正ベーシックラック(ディーラーオプション)やレンタルキャリアの利用を検討してください。
- 立体駐車場を日常的に使う方 — ルーフボックス常設は高さ制限で困難です。必要なときだけキャリアを装着する運用、またはヒッチキャリアなど屋根以外の積載方法も候補に入ります。
よくある質問
Q1. 90系ノアに使えるルーフキャリアのメーカーは?
国内ではINNO(カーメイト)とTERZO(PIAA)が主要メーカーです。どちらも90系ノア専用のホルダー/フックを用意しています。海外メーカーではThule(スーリー)も適合キットを出していますが、Amazon上でのセット販売は限定的です。
Q2. ルーフキャリアを付けたまま車検に通る?
ベースキャリア(フット+バー)のみであれば車検に通ります。指定部品に該当するため、構造変更の届出は不要です。ルーフボックス等の積載物を付けたままの場合は、全高3.8m以内の制限に注意してください。
Q3. ルーフボックスを載せるにはベースキャリアだけで足りる?
ベースキャリア(フット+バー)が土台になります。ルーフボックスは別途購入し、バーの上に固定します。ルーフボックスの取り付け金具がバーの形状(スクエア/エアロ)に対応しているか確認してください。
Q4. ルーフキャリアの積載量はどのくらい?
90系ノアのルーフ積載量は最大50kgです。これはキャリア本体の重量を含みます。ベースキャリアの重量が約4〜6kgなので、荷物は実質44〜46kgまで積載できます。
Q5. スクエアバーとエアロバーの違いは何?
スクエアバーは角型断面で安価(20,000〜21,330円)、アタッチメント互換性が高いのが特徴です。エアロバーは翼型断面で風切り音が小さく、デザイン性に優れますが高価(33,770〜41,874円)です。高速走行が多い場合はエアロバー、コスパ重視ならスクエアバーが適しています。
Q6. 取り付けにかかる時間はどのくらい?
説明書に従って作業すれば30分〜1時間程度です。初めての取り付けでも1時間あれば完了します。特殊な工具は不要で、セット付属の工具と10mmレンチがあれば作業できます。
Q7. ルーフキャリアを付けたまま洗車機に入れる?
推奨されません。門型自動洗車機のブラシがバーやフットに引っかかり、破損の原因になります。手洗い洗車か、キャリアを外した状態での洗車機利用が安全です。
Q8. INNOとTERZOのどちらを選ぶべき?
予算最優先ならTERZO(スクエアバー20,000円で最安)、バー幅の余裕とツールフリー調整を求めるならINNO(スクエアバー21,330円、バー幅1,370mm)です。エアロバーではTERZOが価格面で優位(33,770円 vs 38,450円)、INNOはフラッシュタイプの低背デザインで空力面に優れます。
まとめ:90系ノアのルーフキャリアは用途と予算で選ぶ
90系ノアのルーフキャリアは、INNO(カーメイト)とTERZO(PIAA)の2メーカーから選びます。価格帯は税込20,000〜41,874円です。
選び方の判断基準を整理します。
- コスパ最優先 → TERZO スクエアバー3点セット(20,000円)。最安でありながら、ルーフボックス・サイクルキャリアとの互換性が高い実用十分な構成です。
- 風切り音を抑えたい → INNO エアロベースキャリア4点セット(38,450円)。フラッシュタイプの低背デザインで空力性能が高く、高速走行が多い方に向いています。
- コストと静粛性のバランス → TERZO エアロベースキャリア4点セット(33,770円)。エアロバーの中で最も手頃な価格です。
すべてのセットが90系ノア(MZRA9#W / ZWR9#W・R4.1〜)に適合確認済みです。購入前にルーフレールの有無を確認してから選んでください。
取り付けはDIY初級レベルの作業で、30分〜1時間あれば完了します。不安な場合はカー用品店での取り付け(工賃5,000〜8,000円程度)も選択肢に入ります。
ルーフキャリアは一度取り付ければ、ルーフボックス・サイクルキャリア・スキーキャリアなど用途に応じたアタッチメントを追加するだけで拡張できます。90系ノアの広いルーフスペースを活用するための基盤として、まずはベースキャリアを導入するのが最初のステップです。
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