更新日:2026年3月
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結論:ランクル250のPCDは6H/139.7・インセットはグレードで異なる
ランクル250のホイール交換を検討する際、まず押さえるべき数値がPCDとインセットです。結論から言うと、PCDは6穴×139.7mmで150プラドやハイラックスと共通ですが、ハブボルトの太さが異なるため単純な流用はできません。この記事では、グレード別の純正サイズから社外ホイール選びの具体的な確認項目まで、データを軸に整理します。
ランクル250のPCDは「6H/139.7」——150プラドとPCDは同じだがナット規格が異なる
ランクル250のPCDは6H/139.7です。PCDとは「Pitch Circle Diameter(ピッチ円直径)」の略で、ホイールを固定する6本のボルト穴の中心を結ぶ円の直径を指します。
この6H/139.7という規格は、150系プラドやハイラックスと同じです。「同じPCDなら互いにホイールを流用できるのでは」と考えるのは自然な発想ですが、ここに落とし穴があります。
ランクル250のハブボルトはM14×1.5です。一方、150プラドはM12×1.5で、ボルト径が2mm太くなっています。比較した結果、ナット穴の径が合わないため、150プラド用のナットはそのまま使えません。ホイール自体の穴径がM14に対応していれば物理的に装着できますが、M14×1.5対応のナットを別途用意する必要があります。
なお、歴代ランドクルーザーとの互換性は以下のとおりです。
- ランクル200系:PCD 5H/150 → 穴数もPCDも異なり完全に互換なし
- ランクル300系:PCD 6H/139.7・ハブボルトM14×1.5 → PCD・ナット規格は共通(ハブ径の違いに注意)
ホイール交換時は、各車種のスペックを正確に照合してください。PCD早見表で他車種との違いを確認したい場合は、車種別PCD・オフセット早見表も参考になります。
グレード別の純正ホイール・タイヤサイズ一覧表
ランクル250は、グレードによってホイールサイズとタイヤサイズが異なります。特にGXだけはリム幅とインセットが他グレードと違うため、グレード間のホイール流用にも注意が必要です。
| グレード | エンジン | タイヤサイズ | 外径(mm) | ホイール | インセット |
|---|---|---|---|---|---|
| ZX | 2.8D 8AT | 265/60R20 | 約826 | 20×7.5J | +60 |
| ZX 1st Ed. | 2.8D 8AT | 265/70R18 | 約814 | 18×7.5J | +60 |
| VX(ディーゼル) | 2.8D 8AT | 265/65R18 | 約801 | 18×7.5J | +60 |
| VX(ガソリン) | 2.7 6AT | 265/65R18 | 約801 | 18×7.5J | +60 |
| VX 1st Ed. | 2.8D 8AT / 2.7 6AT | 265/70R18 | 約814 | 18×7.5J | +60 |
| GX | 2.8D 8AT | 245/70R18 | 約793 | 18×7.0J | +70 |
全グレード共通の数値は以下の3つです。
- PCD:6H/139.7
- ハブ径:106.1mm
- ハブボルト:M14×1.5
GXのインセットが+70、他グレードが+60である点が見落としやすいポイントです。インセットが10mm異なると、ホイールの取り付け位置が10mm内側にずれます。GX用ホイールをVXやZXに装着すると、フェンダーとの隙間が大きくなり見た目のバランスが崩れます。
ZXのみ20インチが標準装備で、1st Editionは18インチです。タイヤ外径はZXの265/60R20が約826mmと最大で、GXの245/70R18が約793mmと最小です。差は約33mmあります。
ランクル300のPCD・オフセット情報と比較したい場合は、ランクル300のPCD・オフセット完全ガイドをご覧ください。
社外ホイール選びで確認すべき5つの適合規格
社外ホイールを選ぶ際に確認が必要な項目は5つあります。1つでも合わないと装着できない、または車検に通らない結果になるため、購入前の照合を欠かさないでください。
1. PCD:6H/139.7(必須一致)
PCDと穴数が異なるホイールは物理的に装着できません。ランクル250は6H/139.7で、これはトヨタのSUV・ピックアップ系に多い規格です。5穴のホイールは使えません。
2. インセット:純正+60基準、社外は+45〜+55が定番帯
インセット(旧称オフセット)は、ホイール中心面から取り付け面までの距離を示す数値です。数値が小さくなるほどホイールが外側に出ます。
社外ホイールの実績としては、+52前後が最も装着例が多い帯域です。Air/G VULCANやBRADLEY FORGED匠は、いずれもインセット+52で設計されています。
3. ハブ径:106.1mm(ハブリング要否の確認)
ランクル250のハブ径は106.1mmです。社外ホイールのハブ穴がこれより大きい場合、ハブリング(センターリング)を使って隙間を埋める必要があります。走行中の振動を防ぐためにハブリングは省略しないでください。
4. ナットサイズ:M14×1.5(専用品が必要)
ランクル250はハブボルトがM14×1.5です。コスパの観点では純正ナットを流用したいところですが、150プラドのM12×1.5ナットは使えません。ホイール交換時にM14×1.5対応のホイールナットを別途購入してください。
5. リム幅:純正7.0〜7.5J、社外は8.0〜9.0Jが人気帯
純正はGXが7.0J、その他が7.5Jです。社外ホイールでは8.5Jが最も装着例の多いサイズです。9.0Jも選択肢に入りますが、タイヤサイズとの組み合わせでフェンダーからのはみ出し量が増えるため、車検適合の確認が必要になります。
以下に、実際の社外ホイール装着実績をまとめます。
| ホイール | サイズ | インセット | タイヤ | 突出量(純正比) |
|---|---|---|---|---|
| Air/G VULCAN | 18×8.5J | +52 | 275/70R18 | 約21mm |
| BRADLEY FORGED 匠(18) | 18×8.5J | +52 | 275/70R18 | 約21mm |
| BRADLEY FORGED 匠(20) | 20×9.0J | +52 | 275/60R20 | 約27mm |
突出量はリム幅の拡大分とインセットの変更分を合算した値です。21〜27mm外側に出る計算になります。
インセット+60と+52の違い——突出量の比較で分かること
「インセットが8mm変わるだけで何が変わるのか」という疑問に、数値で回答します。
純正のインセット+60から、社外ホイールの+52に変更した場合を考えます。インセットが8mm減少するということは、ホイールの取り付け面が8mm外側に移動します。さらにリム幅が7.5Jから8.5Jに拡大すると、リム片側で約12.7mm広がります。
デメリットとして、突出量が大きくなるとフェンダーからタイヤがはみ出す可能性があります。2017年の保安基準改正により、フェンダーからタイヤ(ホイールを除く)が10mm以上はみ出すと車検不適合となります。
タイヤ外径の変更にも注意が必要です。純正の265/65R18(外径約801mm)から275/70R18(外径約820mm前後)に変更すると、約2.4%の外径増加です。車検ではスピードメーター誤差が±3%以内であることが求められるため、この範囲なら車検対応です。ただし、265/60R20(外径約826mm)を基準にした場合の許容範囲はさらに狭くなります。
ツライチを狙う場合の推奨インセットは+45〜+55の範囲です。+40以下にするとフェンダーからの突出量が大きくなりすぎ、車検通過が困難になります。
150プラド・ランクル300との互換性を比較
ランクル250オーナーが流用を検討しやすい2車種との規格比較です。
| 項目 | ランクル250 | 150プラド | ランクル300 |
|---|---|---|---|
| PCD | 6H/139.7 | 6H/139.7 | 6H/139.7 |
| 純正インセット | +60(GXは+70) | +25 | +60 |
| ハブ径 | 106.1mm | 106.1mm | 95mm |
| ハブボルト | M14×1.5 | M12×1.5 | M14×1.5 |
| 純正リム幅 | 7.0〜7.5J | 7.0〜7.5J | 7.5〜8.0J |
150プラドからの流用
PCDとハブ径は同一ですが、ナット規格が異なるのが最大の障壁です。150プラドのホイール穴径がM14ボルトに対応していれば装着できますが、M14×1.5対応ナットへの交換が欠かせません。また、150プラドの純正インセットは+25で、ランクル250の+60とは35mmも差があります。150プラドの純正ホイールをそのまま付けると、ホイールが大幅に外側へ出ます。
ランクル300からの流用
PCD・ナット規格は共通です。ただしハブ径がランクル300は95mm、ランクル250は106.1mmと異なります。ランクル300用ホイールのハブ穴が95mm設計の場合、ランクル250のハブ(106.1mm)にはそもそもはまりません。逆にランクル250用ホイールをランクル300に付ける場合は、ハブリングで11.1mmの差を埋める必要があります。
比較した結果、流用の際はPCDの一致だけで判断せず、ナット規格・ハブ径・インセットの3点を漏れなく照合してください。
Q1. 150プラドのホイールをランクル250にそのまま付けられますか?
そのままでは付けられません。ランクル250のハブボルトはM14×1.5で、150プラドのM12×1.5とは太さが異なります。ホイール自体のボルト穴がM14対応であれば物理的に装着できますが、M14×1.5対応ナットへの交換が欠かせません。インセットも150プラド純正(+25)とランクル250純正(+60)で大きく異なるため、ツラ出し量の計算も行ってください。
Q2. GXグレードのホイールをVXやZXに流用できますか?
PCDは同じ6H/139.7なので装着は可能です。ただし、GXは18×7.0J・インセット+70で、VX/ZXは18×7.5J・インセット+60です。GX用ホイールを装着すると10mm内側に引っ込み、リム幅も0.5J(約12.7mm)狭くなります。見た目のバランスが変わる点を理解したうえで判断してください。
Q3. インチアップすると車検に通りますか?
タイヤ外径を純正からおおむね±3%以内に収め、フェンダーからタイヤが10mm以上はみ出さなければ車検は通ります。たとえば、VX純正の265/65R18(外径約801mm)を基準にすると、許容範囲は約777〜825mmです。20インチにインチアップする場合は、265/55R20(外径約800mm)のように外径をほぼ維持できるサイズを選んでください。
Q4. ZXグレードのTPMS(タイヤ空気圧センサー)はどうなりますか?
ZXにはTPMS(タイヤ空気圧モニタリングシステム)が標準装備されています。ホイール交換時には、社外ホイールにTPMSセンサーを移設するか、社外のTPMS対応センサーを購入して取り付ける必要があります。センサーなしで走行するとダッシュボードに警告灯が点灯するため、交換時にディーラーまたはタイヤ専門店に相談してください。
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ランクル250のホイール選びをさらに深掘りしたい場合は、以下の記事も参考にしてください。
- 各車種のPCDとオフセットを一覧で比較したい方は車種別PCD・オフセット早見表をご確認ください
- ランクル300との違いが気になる方はランクル300のPCD・オフセット完全ガイドで規格を比較できます
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