更新日:2026年2月
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結論:GR86に最適な電源取り出し方法
GR86でドライブレコーダーやETC、レーダー探知機を後付けする際、避けて通れないのが電源の取り出し問題です。シガーソケットからの電源供給では配線が露出して見栄えが悪く、ヒューズボックスから直接取り出す方法は初心者には電源側端子の判別が難しいという課題があります。
GR86(ZN8)には運転席下にオプション電源コネクタが用意されており、専用の電源取り出しハーネスを使えばカプラーに差し込むだけでACC電源や常時電源を簡単に分岐取り出しできます。配線加工は一切不要で、各線にはラベルが付いているため、電装品のDIY経験が浅い方でも迷わず作業できる点が大きなメリットです。
この記事では、GR86専用の電源取り出しハーネス(AXIS PARTS製)の特徴と取り付け手順、そして汎用品として使えるエーモン製ヒューズ電源の2つの方法を詳しく解説します。複数の電装品を接続する予定がある方は専用ハーネス、単一機器のみなら汎用ヒューズ電源が最適な選択肢となります。
GR86専用電源取り出しハーネスとは?
専用電源取り出しハーネスは、車種ごとに設計されたカプラーオン方式の電源分岐ケーブルです。GR86(ZN8)とBRZ(ZD8)は同じプラットフォームを採用しているため、同一の専用ハーネスで対応できます。
AXIS PARTS製のGR86/BRZ専用電源取り出しハーネスは、運転席下のオプション電源コネクタに差し込むだけで、以下の電源を分岐取り出しできる設計になっています。
- ACC電源(アクセサリー電源):キーをACC位置にしたときのみ通電
- 常時電源(BAT電源):キー位置に関わらず常に通電
- アース(マイナス電源)
- イルミ電源(スモールライト連動)
各配線にはラベルが付いており、どの線がどの電源に対応しているかが一目でわかります。また、2ピン端子を採用しているため、複数の電装品を同時に接続する際も分岐作業が容易です。
取り付け位置は運転席下のステアリングコラム付近で、右側パネルを外すとオプション電源コネクタにアクセスできます。新車状態ではコネクタがテープで巻かれている場合もありますが、テープを剥がせばすぐに接続できます。
難易度は初級レベルで、特別な工具は不要です。作業時間は慣れれば10分程度、初めての方でも20分あれば完了します。ヒューズボックスからの電源取り出しと比べて、電源側端子の判別や検電テスターを使った確認作業が不要なため、電装品DIYの入門として最適な方法といえます。
専用ハーネスで接続する機器を選ぶ際は、GR86のドライブレコーダーおすすめ5選も参考にしてください。取り付けに最適な機種を選ぶポイントを詳しく解説しています。
専用ハーネスの具体的な取り付け手順
専用電源取り出しハーネスの取り付けは、以下の5ステップで完了します。
Step 1: バッテリーマイナス端子の取り外し
作業前にバッテリーのマイナス端子を外してください。これはショート事故を防ぐための基本的な安全対策です。エンジンルームのバッテリーにアクセスし、10mmレンチでマイナス端子のナットを緩めて端子を外します。
Step 2: ステアリングコラム右側パネルの取り外し
運転席に座り、ステアリングコラムの右側にある樹脂パネルを外します。パネルはクリップで固定されているため、手で引っ張れば外れます。無理に力を入れるとクリップが割れるので、慎重に作業してください。
Step 3: オプション電源コネクタの位置確認
パネルを外すと、運転席下のハーネス束の中にオプション電源コネクタが見えます。新車状態ではテープで巻かれている場合があるため、テープを剥がしてコネクタを露出させます。コネクタの形状はGR86/BRZ専用ハーネスのオス側と一致する設計です。
Step 4: ハーネスをカプラーに差し込む
専用ハーネスのオス側コネクタを、車両側のメス側コネクタに差し込みます。カプラーには向きがあり、正しい向きでないと入らない構造になっているため、無理に押し込まないでください。「カチッ」という音がすればロック完了です。
Step 5: 接続する機器の配線を接続
専用ハーネスから出ている各配線(ACC、BAT、アース、イルミ)のラベルを確認し、接続したい電装品の配線とギボシ端子で接続します。例えばドライブレコーダーの場合、赤配線をACC電源、黄配線を常時電源(BAT)、黒配線をアースに接続するのが一般的です。
接続が完了したら、バッテリーのマイナス端子を元に戻し、キーをACC位置にして通電確認を行います。ドライブレコーダーやレーダー探知機が正常に起動すれば作業完了です。最後にステアリングコラムのパネルを元に戻してください。
注意点
消費電力が高い機器(アンプ、コンプレッサー、インバーター等)の接続には使用しないでください。専用ハーネスの許容電流は一般的に10A(120W)程度のため、ドライブレコーダー(5W)、ETC(3W)、レーダー探知機(5W)といった低消費電力の機器に限定することをおすすめします。
ETCの取り付けを検討している場合は、GR86のETCおすすめ比較で車種別の適合モデルと取り付け注意点を確認しておきましょう。
ヒューズボックスからの電源取り出し(汎用品)
専用ハーネスを使わずに電源を取り出す方法として、ヒューズ電源を使った方法もあります。これは既存のヒューズと置き換えることで電源を分岐取り出しする汎用品で、GR86に限らず多くの車種で使用できます。
ヒューズ電源とは
ヒューズ電源は、車両のヒューズボックスに挿入されている既存ヒューズと置き換えて使用する電源取り出しパーツです。ヒューズ機能はそのまま維持しながら、配線を分岐取り出しできる構造になっています。
GR86のヒューズボックスは運転席足元とエンジンルームの2箇所にあります。アクセサリー電源(ACC)を取り出す場合は、運転席足元のヒューズボックスから取り出すのが一般的です。ヒューズボックスのカバーを開けると、各ヒューズの役割が記載されており、ACC連動のヒューズ(オーディオ、シガーソケット等)を選択します。
ヒューズの形状と選び方
車両用ヒューズには大きく分けて3種類の形状があります。
- 平型ヒューズ:古い車種に多い標準サイズ
- ミニ平型ヒューズ:平型より小型化されたタイプ
- 低背(ていはい)ヒューズ:最も薄型で現行車種の主流
GR86(ZN8)は低背ヒューズを採用しているため、エーモン製の低背ヒューズ電源(品番:E579等)を選ぶ必要があります。ヒューズの容量(アンペア数)は、元のヒューズと同じ数値を選んでください。ACC系統は10Aまたは15Aが一般的です。
エーモン E579(低背ヒューズ電源)の使い方
エーモン E579は低背ヒューズ対応の電源取り出しパーツで、10Aまたは15Aの容量に対応しています。使い方は以下の通りです。
- 取り出したいヒューズを抜き取る(ヒューズプラーを使用)
- ヒューズ電源に元のヒューズを挿入する
- ヒューズ電源をヒューズボックスに挿入する
- 配線を接続したい機器に繋ぐ
重要な注意点:ヒューズ電源には向きがあります。ヒューズボックスの端子には「電源側」と「負荷側」があり、配線が出ている側(コード付きピン)を電源側端子に挿してください。逆向きに挿すと通電しません。電源側端子の判別には検電テスターを使用し、キーをONにした状態で通電している端子を確認します。
難易度は初級から中級レベルです。電源側端子の判別が必要なため、専用ハーネスより若干ハードルは上がりますが、検電テスターを使えば初心者でも作業可能です。作業時間は15〜20分程度を見込んでください。
レーダー探知機の取り付けにヒューズ電源を活用するケースも多いです。GR86のレーダー探知機おすすめでは、電源取り出し方法も含めて詳しく解説しています。
専用ハーネス vs ヒューズ電源の比較
専用電源取り出しハーネスと汎用ヒューズ電源の違いを表にまとめました。
| 項目 | 専用ハーネス | ヒューズ電源 |
|---|---|---|
| 難易度 | 初級(カプラーオン) | 初級〜中級(電源側判別必要) |
| 作業時間 | 10分 | 15-20分 |
| 配線加工 | 不要 | 不要 |
| 複数機器対応 | ○(2ピン端子で分岐容易) | △(追加のギボシ端子必要) |
| 価格帯 | 3,000-4,000円(税込) | 300-500円(税込)/個 |
| 適合 | GR86/BRZ専用 | 汎用(ヒューズ形状要確認) |
| 取り出せる電源種類 | ACC/BAT/アース/イルミ | ACC(選択したヒューズによる) |
| 取り付け位置 | 運転席下コネクタ | ヒューズボックス内 |
結論として、複数の電装品を接続する予定がある方、またはDIY初心者の方には専用ハーネスをおすすめします。カプラーオンで安全に接続でき、複数電源を同時に取り出せる利便性は大きなメリットです。
一方、ドライブレコーダー1台だけを接続したい場合や、コストを抑えたい方には汎用ヒューズ電源が適しています。1個300〜500円(税込)程度で購入でき、汎用品のため他の車両でも流用可能です。ただし、電源側端子の判別と正しい向きでの挿入が必要なため、検電テスターの使い方を事前に確認しておくと安心です。
実践アドバイス:取り付け時の注意点
電源取り出し作業を安全に行うための注意点をまとめました。
バッテリーマイナス端子を外してから作業
電装品の取り付け作業では、バッテリーのマイナス端子を外してから作業を開始してください。これはショート事故を防ぐための基本中の基本です。配線作業中に工具が車体の金属部分とプラス端子に同時に触れると、大電流が流れて火花が出たり、最悪の場合は火災の原因になります。
ヒューズ電源の向き確認
ヒューズ電源を使用する場合、挿入する向きが非常に重要です。ヒューズボックスの端子には「電源側」と「負荷側」があり、コード付きピン(配線が出ている側)を電源側端子に挿してください。
電源側端子の判別方法は、検電テスターを使ってキーをACC位置にした状態で通電している端子を確認します。通電している側が電源側です。逆向きに挿入すると通電しないため、接続した機器が動作しません。
取り出し可能なアンペア数の確認
ヒューズ電源を使用する場合、元のヒューズのアンペア数(A)を超える消費電力の機器を接続しないでください。例えば10Aのヒューズから電源を取り出す場合、接続できる機器の合計消費電力は約120W(12V × 10A)が上限です。
ドライブレコーダー(5W)、ETC(3W)、レーダー探知機(5W)を合計すると13W程度なので、10Aのヒューズでも十分に余裕があります。しかし、インバーター(100W〜)やアンプ(50W〜)といった高消費電力の機器を接続すると、ヒューズが切れたり配線が発熱する危険性があります。
配線の取り回し
配線を車内に引き回す際は、可動部(ペダル、シート等)や高温部(エンジンルーム、排気系統)を避けてください。配線が擦れて被覆が破れると、ショートや断線の原因になります。
配線を固定する際は結束バンドやテープを使用し、車体の金属部分に直接配線が当たらないように保護してください。特にヒューズボックス周辺は配線が密集しているため、他の配線を圧迫しないように余裕を持たせることが重要です。
接続後の動作確認
すべての配線接続が完了したら、バッテリーのマイナス端子を元に戻し、キーをACC位置にして通電確認を行います。ドライブレコーダーやレーダー探知機が正常に起動し、液晶画面が点灯することを確認してください。
また、キーをOFF位置にしたときに電源が切れることも確認します。ACC電源に接続した機器がキーOFF時も通電し続ける場合、常時電源(BAT)に誤接続している可能性があります。この状態で放置するとバッテリー上がりの原因になるため、配線を見直してください。
よくある質問(FAQ)
Q1. GR86のヒューズボックスはどこにありますか?
GR86のヒューズボックスは運転席足元とエンジンルームの2箇所にあります。アクセサリー電源(ACC)を取り出す場合は、運転席足元のヒューズボックスから取り出すのが一般的です。
運転席足元のヒューズボックスはステアリングコラムの左下にあり、カバーを手前に引くと開きます。カバーの裏面またはヒューズボックス本体に各ヒューズの役割が記載されているため、ACCと記載されたヒューズ、またはオーディオやシガーソケットに該当するヒューズを選択してください。
詳細な配置図は車両の取扱説明書にも記載されています。不明な場合はディーラーへ問い合わせるのが確実です。
Q2. ACC電源と常時電源の違いは?
ACC電源(アクセサリー電源)は、キーをACC位置にしたとき、またはエンジンが始動しているときのみ通電する電源です。エンジンを停止してキーを抜くと電源がOFFになるため、ドライブレコーダーやレーダー探知機といった走行中のみ使用する機器に最適です。
常時電源(BAT電源)は、キーの位置に関わらず常に通電している電源です。時計やオーディオの設定メモリー、ドライブレコーダーの駐車監視機能など、エンジン停止時も動作させたい機器に使用します。
ただし、常時電源に接続した機器は常に電力を消費するため、長期間車を使用しないとバッテリー上がりの原因になります。ドライブレコーダーの駐車監視機能を使う場合は、電圧監視機能やタイマー機能が付いたモデルを選ぶと安心です。
Q3. 専用ハーネスで接続できる機器の数は?
AXIS PARTS製の専用電源取り出しハーネスは2ピン端子を採用しており、理論上は複数の機器を接続できます。ただし、合計消費電力が元のヒューズやコネクタの許容電流(一般的に10A=120W)を超えないように注意してください。
例えば、ドライブレコーダー(5W)、ETC(3W)、レーダー探知機(5W)を同時に接続した場合、合計13W程度なので問題ありません。しかし、インバーター(100W〜)やアンプ(50W〜)といった高消費電力の機器を接続すると、配線が発熱したりヒューズが切れる危険性があります。
複数機器を接続する場合は、各機器の消費電力を取扱説明書で確認し、合計が100W以下になるように計画してください。
Q4. 専用ハーネスはBRZ(ZD8)でも使えますか?
はい、GR86(ZN8)とBRZ(ZD8)は同じプラットフォームを採用しているため、同一の専用電源取り出しハーネスが使用できます。
AXIS PARTS製のハーネスは「スバル BRZ(型式:ZD8)/ トヨタ GR86 専用」として販売されており、両車種に対応しています。運転席下のオプション電源コネクタの形状と配線構成が共通のため、取り付け手順もまったく同じです。
ただし、旧型の86(ZN6)やBRZ(ZC6)には対応していないため、購入前に適合車種を確認してください。
Q5. ヒューズ電源の取り付けで失敗しないコツは?
ヒューズ電源を使った電源取り出しで最も重要なのは、電源側端子の判別と正しい向きでの挿入です。以下の手順で作業できます。
- 検電テスターを用意する:エーモン製の検電テスター(品番:1142等)を使用します。
- キーをACC位置にする:バッテリーは接続したままキーをACC位置にします。
- ヒューズボックスの端子をテスト:ヒューズを抜いた状態で、ヒューズボックスの両端子に検電テスターを当てます。通電している側が電源側端子です。
- コード付きピンを電源側に挿入:ヒューズ電源のコード付きピン(配線が出ている側)を、先ほど確認した電源側端子に挿します。
- 動作確認:接続した機器が正常に起動することを確認します。
逆向きに挿入すると通電しないため、機器が動作しません。その場合は向きを反対にして挿し直してください。
まとめ
GR86(ZN8)で電源を取り出す方法として、専用電源取り出しハーネスと汎用ヒューズ電源の2つを詳しく解説しました。
専用ハーネス(AXIS PARTS製等)は、運転席下のオプション電源コネクタにカプラーオンで接続するだけで、ACC電源・常時電源・アース・イルミの複数電源を同時に取り出せます。作業時間は10分程度、配線加工は不要で、電装品DIY初心者の方に最もおすすめできる方法です。
汎用ヒューズ電源(エーモン E579等)は、ヒューズボックスから電源を分岐取り出しする方法で、1個300〜500円程度と低コストです。ドライブレコーダー1台だけを接続したい場合や、他の車両でも流用したい方に適しています。ただし、電源側端子の判別と正しい向きでの挿入が必要なため、検電テスターを使った確認作業が必要です。
いずれの方法も配線加工は不要で、初級レベルのDIY作業です。取り付け前にはバッテリーのマイナス端子を外し、作業後は動作確認を忘れずに行ってください。複数の電装品を接続する場合は、合計消費電力が許容電流(一般的に10A=120W)を超えないように注意しましょう。
GR86の電装品取り付けを安全かつスマートに行うために、この記事が参考になれば幸いです。

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