更新日:2026年3月
※当サイトはAmazonアソシエイト・プログラムの参加者です。リンクを通じて購入された場合、当サイトに紹介料が支払われることがあります。
結論:ソリオのドラレコ取り付けはDIY中級レベル
ソリオ(MA37S/MA27S)にドラレコを取り付ける作業は、フロントカメラだけなら初級レベルです。装着してみると、30分ほどで完了します。
ただし前後2カメラになると難易度が一段上がります。リアカメラの配線をバックドアまで通す工程が加わるためです。とくにソリオはバックドアの蛇腹ゴム部分が狭く、配線通しに手間取るオーナーが多い傾向があります。
この記事では、MA37S/MA27Sに共通する取り付け手順を、配線経路の図解ポイントと電源の取り方を含めて解説します。
取り付けに必要な工具とパーツ
作業前に工具を一式揃えておくと、途中で手が止まる心配がありません。
必須工具一覧
| 工具 | 用途 | 費用目安 |
|---|---|---|
| 内張り剥がし(樹脂製) | Aピラーカバー・天井内張りの取り外し | 300〜800円(税込) |
| 配線ガイド(1m以上) | 蛇腹ゴム内の配線通し | 500〜1,000円(税込) |
| 養生テープ | 配線の仮固定・内装の傷防止 | 200〜400円(税込) |
| シリコンスプレー | 蛇腹内の配線滑り改善 | 300〜500円(税込) |
| タイラップ(結束バンド) | 配線の本固定(5本以上) | 100〜300円(税込) |
電源方式別の追加部材
シガーソケット接続の場合、追加部材は不要です。ドラレコ付属のシガープラグをそのまま差し込めます。
ヒューズボックスから直結する場合は、低背ヒューズ電源取り出しケーブルと検電テスターが必要です。エーモン製のものが入手しやすく、費用は500〜1,500円(税込)程度です。
駐車監視機能を使いたいなら、ACC電源に加えて常時電源の確保が必要です。ナビ裏カプラーから両方を引き出す方法が確実です。
フロントカメラの取り付け手順
フロントカメラの取り付けは4ステップで進めます。作業時間は約30分です。
ステップ1:取り付け位置を決める
道路運送車両の保安基準では、ドラレコの取り付け位置はフロントガラスの上縁から20%以内と定められています。ソリオのフロントガラス高さは約850mmなので、上端から170mm以内が設置可能範囲です。
ルームミラーの裏側に隠す位置が見た目も運転視界もベストです。取り付け前に、ドラレコ本体を手で仮置きしてワイパーの払拭範囲に入っているか確認してください。
ステップ2:マウントを固定する
取り付け位置のガラス面を、付属のクリーナーまたはアルコールで脱脂します。脱脂が甘いと、走行中の振動でカメラが脱落する原因になります。
オーナーの声では、冬場の施工でテープの粘着力が弱くなるケースが報告されています。気温が低い時期はドライヤーでガラス面を温め、表面温度20℃以上にしてから貼り付けると安定します。
ステップ3:天井に沿って配線を処理する
カメラから出た電源ケーブルを、ルーフライナー(天井内張り)とガラスの隙間に押し込みます。ソリオの場合、この隙間は約8〜10mmあるので、内張り剥がしで少し広げれば指で押し込めます。
配線はAピラー方向へまっすぐ這わせてください。天井の中央を横断させると、サンバイザーの動作に干渉する場合があります。
ステップ4:Aピラーカバーを外して配線を下ろす
Aピラーカバーは上部2箇所のクリップで固定されています。内張り剥がしをカバー下端に差し込み、手前に引くとクリップが外れます。
取り付けの際に注意したいのは、ソリオのAピラーにはサイドエアバッグが内蔵されている点です。配線はエアバッグの下側を通し、エアバッグの展開経路を塞がないよう余裕を持たせてください。
Aピラーに沿って降ろした配線は、ダッシュボード横のパネル内を通してグローブボックス裏に引き込みます。既存のハーネスに沿わせ、タイラップで2〜3箇所を固定すると走行中の異音を防げます。
スズキ車全般のドラレコ配線は構造が似ています。フロンクスでの取り付け手順をフロンクス ドラレコ 取り付けガイドでも解説しているので、配線処理の参考にしてください。
リアカメラの配線経路と取り付け方法
前後2カメラの場合、リアカメラの配線処理が作業全体の難易度を左右します。
天井→Cピラー→蛇腹→バックドアのルート
リアカメラの配線は以下のルートを通します。
- フロントカメラの分岐点(ルーフライナー隙間)から天井に沿って車両後方へ
- ルーフライナーの隙間に配線を押し込みながら後部まで到達
- Cピラーカバーを外し、ピラー内部に配線を通す
- バックドア上部の蛇腹ゴム(ボディとドアの接続部)を通過
- バックドア内部を通ってリアガラスへ
作業時間は約40〜60分です。体感として、天井の配線通しよりも蛇腹ゴムの通過に時間がかかります。
蛇腹ゴム内の配線通し(ソリオ特有の注意点)
ソリオのバックドア蛇腹は内径が狭めです。配線ガイド(針金タイプ)にシリコンスプレーを吹いて通すとスムーズにいきます。
手順は以下の通りです。
- バックドア側から蛇腹のゴムカバーを引き抜く
- 配線ガイドをボディ側から差し込み、バックドア側に貫通させる
- ガイドの先端にリアカメラの配線をテープで固定する
- ボディ側からゆっくり引き戻す
- 蛇腹を元の位置に戻し、防水性を確認する
蛇腹の防水処理が不十分だと、雨水が車内に浸入する原因になります。蛇腹の両端がしっかり嵌まっていることを忘れずに確認してください。
クロスビーでも同様の蛇腹配線が必要です。クロスビー ドラレコ 取り付けガイドで蛇腹の通し方を写真付きで紹介しています。
電源の取り出し方法3パターン比較
ソリオのドラレコ電源は3つの方法から選べます。それぞれメリットとデメリットが異なります。
パターン1:シガーソケット接続(初級)
ドラレコ付属のシガープラグをシガーソケットに差すだけです。工具も加工も不要で、作業時間は約5分です。
デメリットは配線が露出する点です。見た目が気になる場合はケーブルクリップで固定すると目立ちにくくなります。駐車監視機能は使えません。
パターン2:ヒューズボックス直結(中級)
配線を完全に隠したいならヒューズ直結がベストです。ソリオのヒューズボックスはグローブボックス内にあります。
グローブボックスは左右のストッパーを押しながら手前に引くと外れます。ボックスカバーを外すとヒューズが見えます。
ACC電源はNo.14「ACC2」(アクセサリーソケット、15A)から取り出します。ソリオのヒューズは低背タイプです。検電テスターでプラス側の向きを事前に確認してから、低背ヒューズ電源取り出しケーブルを差し込んでください。
アースは車体金属部のM6ボルトに接続します。グローブボックス裏のフレーム部分に適切なボルトが見つかります。
注意点として、分配ヒューズを装着するとヒューズボックスの蓋が閉まらない場合があります。蓋の端を少しカットするか、養生テープで押さえる対処が必要です。
パターン3:ナビ裏カプラー接続(上級)
駐車監視機能を使いたい場合はこの方法です。ACC電源と常時電源の両方をナビ裏のカプラーから取り出せます。
ナビ周辺のパネルを外す作業が加わるため、難易度は上がります。作業に不安がある場合はカー用品店への依頼(工賃5,000〜10,000円(税込)程度)も検討してください。
よくある失敗と対処法
ソリオオーナーから報告の多いトラブルを3つ紹介します。
蛇腹の配線通しで詰まる場合
配線ガイドにシリコンスプレーを吹くのが鉄則です。それでも通らないときは、蛇腹を完全にボディから引き抜いてから通すと解決します。
ヒューズBOXの蓋が閉まらない場合
分配ヒューズの配線が干渉しています。蓋の端をニッパーで5mmほどカットし、配線の逃げ道を作ってください。カットが不安な場合は、蓋を閉じずに養生テープで押さえる方法でも問題ありません。
フロントカメラが走行中に脱落する場合
ガラス面の脱脂不足が原因です。無水エタノールまたはパーツクリーナーで油分を除去し、気温20℃以上の環境で再施工してください。24時間は振動を与えずに粘着力を安定させましょう。
Q1. ソリオにドラレコを取り付ける工賃はいくら?
カー用品店やディーラーに依頼した場合、フロントカメラのみで5,000〜8,000円(税込)、前後2カメラで10,000〜15,000円(税込)が相場です。駐車監視機能付きの場合は電源工事が加わり、追加で3,000〜5,000円(税込)かかるケースがあります。
Q2. 前後2カメラとフロントのみ、どちらを選ぶべき?
追突やあおり運転の記録を考えると、前後2カメラが安心です。作業時間は約1時間長くなりますが、リアの映像があるかないかで万が一のときの証拠能力が大きく変わります。
Q3. MA27S(マイルドHV)とMA37S(ストロングHV)で取り付け方法は違う?
取り付け手順はほぼ同じです。内装パネルの構造やヒューズボックスの位置・配列に違いはありません。どちらもこの記事の手順で作業できます。
まとめ
ソリオ(MA37S/MA27S)へのドラレコ取り付けは、フロントカメラだけなら初心者でも30分で完了します。前後2カメラの場合は蛇腹の配線通しがハードルになりますが、配線ガイドとシリコンスプレーがあれば1.5〜2時間で仕上がります。
電源はシガーソケット接続が手軽です。配線を隠したいならヒューズ直結(No.14 ACC2、低背ヒューズ)を選んでください。

コメント