更新日:2026年3月
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この記事はJB74W ジムニーシエラ向けの内容です。JB64W ジムニーをお探しの場合は型式が異なりますのでご確認ください。
結論:ジムニーシエラJB74におすすめのマフラー7選
ジムニーシエラJB74のマフラー交換は、サウンド・見た目・軽量化を同時に狙えるカスタムです。K15B型1.5Lエンジンの排気音は純正状態では控えめですが、社外マフラーに交換することで存在感のある排気音が得られます。
純正マフラーの近接排気音量は81dBで、社外品は83〜93dBの範囲に収まります。重量は純正8.7kgに対して最軽量のHKS製が4.0kgと約55%の軽量化です。テール径も74.7φ〜114.3φまで選択肢が広がり、リアビューの印象を変えられます。
今回はAmazonで購入でき、JQR認証を取得した車検対応品を中心に7製品を厳選しました。HKS・柿本改・FUJITSUBO・BLITZ・ロッソモデロ・5ZIGEN・ショウワガレージという国内主要メーカーの製品を網羅しています。価格・重量・騒音値・テール径のスペック比較で、用途に合った1本を見つけてください。
スペック比較表で見る7製品の違い
数値で比較すると、各製品の特性が明確になります。重量差は最大4.8kg、近接騒音値は10dBの開きがあり、用途によって選ぶべき製品が変わります。
| 製品名 | 税込価格 | 素材 | 重量 | テール径 | 近接騒音値 | 車検対応 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| HKS リーガルマフラー | 35,783円 | SUS304 | 4.0kg | 74.7φ | 83dB | JQR認証済 |
| 柿本改 GTbox 06&S | 93,333円 | オールSUS | 8.8kg | 80φ | 92dB | JQR認証済 |
| FUJITSUBO A-RM | 70,656円 | ステンレス | 8.2kg | 90φ | 93dB | JQR認証済 |
| BLITZ NUR-SPEC VSR | 88,000円 | SUS304 | – | 114.3φ | – | メーカー公表 |
| ロッソモデロ G-Style | 79,200円 | ステンレス | – | 93φ×2 | – | メーカー公表 |
| 5ZIGEN ASHIKU | 82,797円 | – | – | – | – | メーカー公表 |
| ショウワガレージ Links | 83,600円 | オールSUS | – | – | – | メーカー公表 |
HKSは35,783円で最も手頃な価格です。純正比で4.7kgの軽量化も数値上の強みです。一方、柿本改は92dBで迫力あるサウンドを実現し、FUJITSUBOは93dBとさらに高い数値ながらパワー3.5ps向上という出力面のメリットがあります。
テール径は74.7φのHKSから114.3φのBLITZまで幅があり、見た目の印象も大きく変わります。114.3φと74.7φでは約39.6mmの差があり、リアビューの存在感に直結します。
価格帯を3つに分けると、傾向が見えてきます。3万円台はHKS1製品のみで、軽量・静音・コスパのバランス型です。7万円台ではFUJITSUBOとロッソモデロが入り、性能向上や2本出しレイアウトなど付加価値が加わります。8〜9万円台には柿本改・BLITZ・5ZIGEN・ショウワガレージの4製品が並び、サウンドや見た目の個性で差別化されています。
素材面ではSUS304ステンレスが主流です。SUS304は耐食性に優れ、錆びにくい特性があります。純正のスチール製マフラーは経年劣化で錆びやすいため、ステンレス製への交換は耐久性の面でもプラスに働きます。
HKS リーガルマフラー 31013-AS017 — 最軽量4.0kgで価格も最安級
JB74用マフラーの中で最も軽い4.0kgを実現した製品です。純正8.7kgからの軽量化幅は4.7kgで、約54%のダイエットに相当します。リア側の重量が減ることで、テールの振り出しやすさやサスペンションへの負担軽減が期待できます。
素材はSUS304ステンレスで、耐食性の高さは折り紙付きです。テール外径74.7φは純正に近いサイズ感で、見た目の変化は控えめです。「サウンドは変えたいが外見は純正ライクに保ちたい」というオーナーに向いています。
パイプ径は50.8φで、排気効率と消音性能のバランスを取った設計です。近接排気音量83dBは純正81dBから2dBの増加にとどまります。アイドリング時は60dBで、住宅街での早朝始動でも近隣への影響は小さい水準です。最低地上高270mmは純正と変わらず、オフロード走行にも影響しません。
JQR認証番号JQR10181175を取得しており、メーカーが車検対応を謳っています。Amazon販売価格35,783円(税込)は定価49,500円から28%OFFです。Amazon.co.jpが直接販売・発送する在庫品のため、注文から翌日〜2日での到着が見込めます。
柿本改 GTbox 06&S S44355 — 重低音サウンドと80φテールの存在感
近接排気音量92dBは、今回紹介する車検対応品の中で2番目に高い数値です。純正81dBとの差は11dBで、dBは対数スケールのため体感では約3倍の音量差になります。低回転域から太い排気音が響き、アイドリング時62dBでも純正53dBとの差が明確です。
テール径80φはHKSの74.7φから5.3mm太い設計です。テール肉厚1mm未満の超薄肉仕上げにより、シャープなエッジ感を出しています。見た目の上質さではこの価格帯の製品の中でも際立つ仕上がりです。
パイプ径50φ、タイコ径115φという構成で、大型サイレンサーによる消音と排気効率を両立しています。重量8.8kgは純正8.7kgとほぼ同等で、軽量化の恩恵は得られません。ただし、素材がオールステンレスのため純正スチール製よりも錆に強く、長期使用での耐久性は上回ります。
分割数2(2ピース構成)のため、取り付け時の取り回しがしやすい構造です。JQR認証番号JQR30192030を取得しており、メーカーが車検対応を公表しています。定価115,500円に対してAmazon価格93,333円(税込)で、約19%OFFとなっています。サウンドにこだわる方が検討する価値のある製品です。
FUJITSUBO AUTHORIZE A-RM 260-81961 — パワー3.5ps向上の性能派
FUJITSUBOの公式テストデータによると、ピークパワーが74.9kWから77.5kWへ向上しています。馬力換算では101.9psから105.4psへの3.5ps増です。トルクも129.4N・mから133.3N・mへ3.9N・m増加しており、リアピース交換だけでこの数値が出ている点が特筆に値します。
パイプ径はφ45.0→50.8→60.5のプログレッシブ設計です。排気の上流から下流に向けて段階的に径を拡大することで、流速の最適化と背圧低減を狙った構造です。テール径90φのストレートカットは、FUJITSUBOらしい上品な仕上がりです。オプションでBG(焼き色グラデーション)カラーのテールも選べます。
重量8.2kgは純正比0.5kgの軽量化にとどまりますが、性能向上がこの製品の主眼です。近接排気音量93dBは7製品中で最も高い数値で、中〜高回転域での伸びやかなサウンドが特徴です。JQR認証番号JQR20182141を取得済みで、メーカーが車検対応を謳っています。
Amazon価格70,656円(税込)は定価104,500円から約32%OFFです。FUJITSUBOは国内マフラーメーカーとして50年以上の実績を持ち、品質面での信頼性は高い水準にあります。
BLITZ NUR-SPEC CUSTOM EDITION VSR 63192V — 114.3φ大径テールの迫力
テール外径114.3φは今回の7製品で最大です。HKSの74.7φと比べて39.6mmも太く、リアバンパーの開口部を大きく占有します。チタンカラーに焼かれたテールエンドは、ブルーからゴールドへのグラデーションが入っています。
素材はSUS304オールステンレスで、本体とテール部が別体構造になっています。この設計により、テールの突き出し量を約±20mmの範囲で微調整できます。バンパーとのツライチ具合を好みに合わせられるのはBLITZのNUR-SPECシリーズ独自の特徴です。
BLITZは車高調やインタークーラーなど幅広いチューニングパーツを展開するメーカーです。NUR-SPECシリーズは同社のマフラーブランドで、JB74Wの他にもGR86やスイフトスポーツなど多車種に展開しています。メーカーが車検対応を公表している製品で、価格は88,000円(税込)です。
ロッソモデロ DUSSEL EX G-Style — 左右2本出しでリアビュー一変
7製品中で唯一の左右2本出しレイアウトです。93φテールが左右に配置されるため、リアビューの印象が純正の右1本出しから大きく変化します。2本出しのマフラーはSUVカテゴリでは珍しく、ジムニーシエラのスクエアなリアデザインとの組み合わせで個性的な外観を作れます。
メインパイプ50.8φから左右に分岐する構造で、AT/MT共用設計です。ロッソモデロは静岡県に工房を構える国内マフラーメーカーで、ジムニー向けには他にDUSSEL Ti-C(チタンテール)やDUSSEL GT-X(ステンレステール)など複数のラインナップを展開しています。
メーカーが車検対応を謳っている製品で、価格は79,200円(税込)です。Amazonではラ・アマルフィが販売を担当しています。左右出しのレイアウトにこだわるなら、現状JB74用では数少ない選択肢です。
足回りと合わせてカスタムを検討しているなら、ジムニーシエラJB74のホイール選びガイドも参考になります。ホイール交換との組み合わせで、リアビュー全体の統一感が出ます。
5ZIGEN ASHIKU AS-S-001CBT — 老舗レーシングブランドの車検対応マフラー
5ZIGEN(ゴジゲン)はモータースポーツ分野で40年以上の歴史を持つブランドです。スーパーGTやスーパーフォーミュラなどのレースで培った排気系のノウハウを市販品に落とし込んでいます。
ASHIKUシリーズはJB64W・JB74W・JC74W(ノマド)の3車種に共通適合する設計です。ジムニーからジムニーシエラへ、またはノマドへ乗り換えた際にもマフラーをそのまま流用できる点は、他の製品にない利点です。
製品名の「CBT」はカーボンテールの略で、テールエンドにカーボン素材を使用しています。軽量性とスポーティな見た目を兼ねた仕様です。メーカーが車検対応を公表しており、価格は82,797円(税込)です。Amazon上ではブートスポットが販売を担当しており、通常4〜5日以内の発送となっています。
ショウワガレージ Linksマフラー — ジムニー専門ショップ×5ZIGEN共同開発
ジムニー専門カスタムショップ「ショウワガレージ」が5ZIGENと共同開発した製品です。ショウワガレージはジムニーのリフトアップキットやバンパーなどを手がける専門ショップで、実車での検証を重ねた製品づくりが特徴です。
左出しレイアウトを採用しており、純正の右出しからテールの位置が変わります。純正バンパーとの干渉を避けるための取り回しが考慮されており、JB74の1型〜4型まで幅広く対応しています。オールステンレス製で、新騒音基準にも対応済みです。
ブルーテール仕様(89,650円(税込))も別途ラインナップされており、好みに応じて選べます。標準仕様の価格は83,600円(税込)で、Amazon上ではショウワガレージが直接販売と発送を担当しています。ジムニーに特化したメーカーの製品を選びたいオーナーに適した1本です。
タイヤサイズの変更も合わせて検討中なら、ジムニーシエラJB74のタイヤ選びガイドで適合サイズを確認しておくと、車高や走行特性とのバランスが取りやすくなります。
JB74マフラー交換の前提知識 — 適合・車検・JB64との違い
JB74WとJB64Wの排気系の違い
JB74W(ジムニーシエラ)はK15B型1.5L直列4気筒の自然吸気エンジンを搭載しています。一方、JB64W(ジムニー)はR06A型660cc直列3気筒ターボエンジンです。排気量は1,460ccと658ccで約2.2倍の差があり、エキゾーストマニホールドの形状やフロントパイプの径が異なります。
サウンド特性も違います。K15Bは4気筒のため滑らかな回転フィールで、排気音も均等な脈動です。R06Aは3気筒ターボ特有の不等間隔脈動があり、独特のドロドロとした音質になります。同じマフラーを装着しても、エンジンの違いで出てくる音が異なる点は理解しておいてください。
ただし、マフラー(リアピース)は多くの製品でJB64/JB74共通設計です。今回紹介した7製品のうち、HKS・柿本改・5ZIGEN・ショウワガレージは共通適合を謳っています。購入時は「JB74W対応」の記載を確認してください。
車検対応マフラーの見分け方
社外マフラーの車検対応を示す指標が「JQR認証番号」です。JQR(性能等確認済表示)は、保安基準への適合を第三者機関が確認した製品に付与される認証です。かつてのJASMA認定に代わる制度として運用されています。
認証番号は製品本体に刻印されており、車検時に検査官がこの番号を確認します。今回紹介した製品の中では、HKS(JQR10181175)、柿本改(JQR30192030)、FUJITSUBO(JQR20182141)がJQR認証を取得しています。
JB74W(2018年7月以降登録車)の場合、近接排気騒音規制と加速走行騒音規制の両方を満たす必要があります。認証番号を取得した製品であればメーカーが基準適合を公表していますが、最終的な合否は検査場の検査官の判断です。マフラーの状態(凹み・排気漏れ等)によっては、認証品でも不合格になる場合があります。
適合確認の手順
- 車検証の「型式」欄で「3BA-JB74W」を確認する
- 年式(初度登録年月)を確認する
- トランスミッション(AT/MT)を確認する
- 製品の適合表で上記3点が一致するかチェックする
AT/MT共通設計の製品が多いですが、一部に限定がある場合もあります。事前に製品ページの適合情報を確認してください。
なお、2024年10月以降のJB74W(5型)については、排ガス規制の変更により一部マフラーの適合が異なる場合があります。メーカーの最新適合表で対応年式を確認することが大切です。
純正マフラーと社外マフラーの比較
純正マフラーの特性
JB74Wの純正マフラーは重量約8.7kg、近接排気音量81dBです。素材はスチール製で、表面に防錆処理が施されています。静粛性を最優先した設計で、アイドリング時の排気音は53dB程度です。テール径は小径で、リアバンパー内にほぼ隠れる配置です。
耐久性はスチール製のため、融雪剤の影響を受ける地域や沿岸部では錆びが進行しやすい傾向があります。5〜7年程度で錆による穴あきが発生する事例も報告されています。
社外マフラーに交換するメリット
スペック比較で見ると、社外品の利点は3点に集約されます。
1点目は軽量化です。HKSの4.0kgは純正比で4.7kg(約54%)の軽量化です。リア側の重量減少はテールの振り出し特性やサスペンションへの負担軽減に寄与します。ばね下重量の軽減とは異なりますが、車両後部の総重量が減ることは走行性能にプラスです。
2点目はサウンドの変化です。83〜93dBの範囲で、純正では得られない排気音を楽しめます。dBは対数スケールのため、10dBの差は体感で約2倍の音量差に相当します。83dBと93dBでは体感上の音量がまったく異なるため、購入前にYouTubeの排気音動画で実際のサウンドを確認するのが賢明です。
3点目は見た目の変化です。テール径74.7φ〜114.3φの選択肢があり、リアビューの印象が変わります。2本出しのロッソモデロを選べば、純正とは別の車に見えるほどの変化が得られます。
デメリットと注意点
価格は35,783〜93,694円で、カスタムパーツとしては決して安くはありません。また、社外マフラー装着によりメーカー保証の一部(排気系関連部品)が対象外になる可能性があります。購入前にスズキディーラーで保証範囲への影響を確認しておくのが安心です。
騒音面では、近隣住民への配慮も考慮が必要です。特に92〜93dBの製品は早朝・深夜の暖機運転で目立つ音量です。住宅密集地に住んでいる場合は83dB前後の製品を検討してください。
選び方ガイド — 予算・サウンド・見た目で選ぶ3つの軸
マフラー選びは「予算」「サウンド」「見た目」の3軸で整理すると、候補を絞り込みやすくなります。
予算4万円以下ならHKSリーガルマフラー一択です。35,783円は7製品中で突出して安く、次に安いFUJITSUBO A-RM(70,656円)との差は約35,000円もあります。7万円台まで広げるとFUJITSUBO A-RMが候補に入り、パワー3.5ps向上という付加価値が得られます。8〜9万円台では柿本改・BLITZ・ロッソモデロ・5ZIGEN・ショウワガレージの5製品から、サウンドや見た目の好みで選べます。
サウンドの好みは数値で判断できます。83dBのHKSは「排気音が少し変わったかな」程度の変化です。92dBの柿本改はアイドリング時から明確に純正との差が分かる水準です。93dBのFUJITSUBOはさらに一段上の音量で、中〜高回転域での伸びやかなサウンドが特徴です。
みんカラのパーツレビューでは各製品の装着後の感想や音質の印象が多数投稿されています。YouTubeには実際の排気音を録音した動画もあるため、購入前に確認しておくと失敗を減らせます。
見た目重視ならテール径とレイアウトが分かれ目です。74.7φのHKSは控えめ、90φのFUJITSUBOは程よい存在感、114.3φのBLITZはインパクト大です。2本出しのロッソモデロはレイアウト自体が異なるため、1本出しとは違った方向性の個性が出ます。
テールの仕上げ方法も差別化ポイントです。チタンカラー(BLITZ)、カーボン(5ZIGEN)、ブルーテール(ショウワガレージ別仕様)など、素材や色で好みが分かれます。
本記事のおすすめ選定基準
本記事では以下の基準で製品を選定しています。
- JB74W(3BA-JB74W)への適合が確認済み(メーカー適合表または製品ページで明記)
- Amazonで購入可能で在庫または取り寄せ対応(安定した入手ルート)
- メーカーが車検対応を公表(JQR認証取得品を優先、未取得品は明記)
- 税込35,000〜100,000円の価格帯(JB74用マフラーの主要レンジ)
- 国内メーカーまたは国内代理店が流通を担当(保証・サポートの安心感)
- SUS304ステンレスまたは同等以上の素材を使用(錆びにくさ・長期耐久性)
失敗しやすいポイントと取り付け時の注意点
取り付け作業の概要
マフラー交換は中級レベルのDIY作業です。必要な工具は以下の通りです。
- 12mm・14mmのメガネレンチまたはソケットレンチ
- フロアジャッキ(車体を持ち上げる用)
- ジャッキスタンド2台(ウマ)
- 浸透潤滑剤(CRC-556やラスペネなど)
- ゴムハンマー(マフラーハンガーの取り外し用)
作業時間は1〜2時間が目安です。ボルトの固着具合によって大きく前後します。新車から3年以内であれば比較的スムーズに進みますが、5年以上経過した車両はボルトが錆びて固着している確率が高くなります。
よくある失敗パターン
ガスケットの再利用は排気漏れの原因です。フランジ部分のガスケットは潰れて密着する設計のため、一度使ったものは再利用できません。社外マフラーにはガスケットが付属する製品が多いですが、付属しない場合は別途購入してください。
ボルト・ナットの固着は最も多いトラブルです。排気系は高温にさらされるため酸化が進みやすく、ボルトが回らない場合があります。対策としては、作業前日に浸透潤滑剤を吹き付けておくことです。固着が激しい場合は無理に回すとボルトを折るリスクがあるため、整備工場への依頼(工賃8,000〜15,000円前後)を検討してください。
吊りゴム(マフラーハンガー)の劣化も見落としがちなポイントです。マフラー交換時に吊りゴムの状態を確認し、ひび割れや硬化があれば同時に交換すると二度手間を防げます。吊りゴム自体は1個500〜1,000円程度で入手できます。
マフラーの位置合わせも大切なポイントです。取り付け後にテールエンドの向きや高さが左右で偏っていると、見た目に影響します。本締めの前に仮止め状態で位置を確認し、バンパーとの隙間が均等であることをチェックしてください。特にBLITZのNUR-SPECは±20mmのテール出幅調整が可能なので、この段階でバランスを微調整できます。
取り外した純正マフラーは保管しておくことをすすめます。車を売却する際やディーラー保証を受ける際に、純正に戻す必要が出る場合があるためです。錆防止のため、ビニール袋に入れて湿気の少ない場所で保管してください。
購入前に確認すべき注意点
以下に該当する場合は、この記事のおすすめ製品が最適ではない可能性があります。
- 競技用マフラーを車検に通したい方 — ZERO HOUSEのCRAZY-Mなど「競技用」と明記された製品は車検非対応です。公道使用には車検対応品を選んでください。
- DIY経験がなくジャッキを持っていない方 — マフラー交換は車体下に潜る作業のため、ジャッキスタンドが必須です。工具がない場合はカー用品店やディーラーへの取り付け依頼(工賃8,000〜15,000円前後)を検討してください。
- 社外バンパー装着車のオーナー — 一部の社外リアバンパーはマフラーとのクリアランスが純正と異なります。バンパーメーカーとマフラーメーカー双方の適合情報を事前に確認してください。
- 静粛性を最優先する方 — 住宅密集地や早朝通勤が多い場合、92〜93dBの製品はアイドリング時から排気音が目立ちます。静粛性を求めるなら83dBのHKSリーガルマフラーが適しています。それでも純正より2dB増えるため、音の変化がゼロではない点は理解しておいてください。
よくある質問
Q1. JB74のマフラーはJB64と共通で使えますか?
リアピース(マフラー本体)はJB64W・JB74Wで共通設計の製品が多数あります。HKS・柿本改・FUJITSUBO・5ZIGENなど主要メーカーの製品は両車種に対応しています。ただし、エキゾーストマニホールドやフロントパイプはエンジン型式が異なるため共通ではありません。購入時は「JB74W」の適合表記を確認してください。
Q2. 車検対応マフラーとはどういう意味ですか?
JQR(日本自動車マフラー協会の後継機関)の認証を取得し、保安基準に適合することをメーカーが確認した製品です。近接排気騒音値や加速騒音値が基準内であることを第三者機関がチェックしています。ただし、車検の最終判断は検査官が行うため、認証番号があっても不合格になる可能性はゼロではありません。
Q3. マフラー交換の工賃はいくらですか?
カー用品店では8,000〜15,000円前後が目安です。ディーラーでは社外マフラーの取り付けを断られる場合もあります。ボルトの固着が激しい場合は追加工賃が発生することがあります。DIYなら工賃はかかりませんが、ジャッキスタンドと基本工具が必要です。
Q4. 近接騒音値の基準は何dBですか?
JB74W(2018年7月以降の新規登録車)の場合、近接排気騒音は純正値+5dB以内が目安です。純正81dBに対して86dB以内が一つの基準ですが、加速騒音規制など複数の基準を総合的に満たす必要があります。JQR認証を取得した製品はこれらの基準をクリアしたことをメーカーが公表しています。
Q5. 純正バンパーのままで社外マフラーは付けられますか?
今回紹介した7製品はいずれも純正バンパーでの装着を前提に設計されています。テール径が大きい製品(BLITZの114.3φなど)でも純正バンパーの開口部に収まる設計です。ただし、社外リアバンパーとの組み合わせでは干渉する場合があるため、バンパーメーカーの適合情報を確認してください。
Q6. マフラー交換だけで馬力は上がりますか?
FUJITSUBO A-RMの公式データでは、リアピース交換のみで3.5ps(101.9ps→105.4ps)の出力向上が確認されています。ただし、リアピース交換だけでは大幅なパワーアップは期待できません。排気系全体(フロントパイプ+マフラー)の交換や、吸気系との組み合わせで効果が大きくなります。体感できる変化としては、中〜高回転域でのレスポンス改善が中心です。
Q7. マフラー交換後に異音や排気漏れが起きた場合はどうすればよいですか?
フランジ部分からの排気漏れはガスケットの不良が原因の場合が多いです。ボルトの締め付けトルクが不足している、またはガスケットが正しくセットされていない可能性があります。異音が発生した場合はエンジンを止めて冷めてから、フランジ部分のボルトを増し締めしてください。それでも改善しない場合はガスケットを新品に交換し、改善しない場合は整備工場で点検を受けてください。
Q8. マフラーの寿命はどのくらいですか?
SUS304ステンレス製マフラーの寿命は使用環境により異なりますが、一般的に10年以上の耐久性が期待できます。純正スチール製は5〜7年で錆による穴あきが発生する事例がある一方、ステンレス製は錆びにくいため長期間にわたり性能を維持できます。融雪剤が散布される地域では、走行後にマフラーを水洗いすることで寿命を延ばせます。
まとめ — 目的別おすすめの選び方
ジムニーシエラJB74のマフラー交換は、35,783〜93,694円の投資で、サウンド・見た目・軽量化を得られるカスタムです。7製品の特徴を目的別に整理します。
コスパ最優先ならHKSリーガルマフラー(35,783円・4.0kg・83dB)が最有力です。他の6製品が7万円以上である中、唯一3万円台で購入できます。軽量化幅4.7kgも7製品中トップで、価格と性能のバランスが取れています。
重低音サウンドにこだわるなら柿本改GTbox 06&S(93,333円・92dB)です。アイドリング62dBの時点で純正との差が明確で、走行中の排気音はさらに迫力が増します。パワー向上を数値で求めるならFUJITSUBO A-RM(70,656円・3.5ps向上・トルク3.9N・m増)が有力です。
見た目を大きく変えたいオーナーには2つの方向性があります。1本出しで大径テールの迫力を求めるならBLITZ(114.3φ)、左右対称の2本出しで個性を出すならロッソモデロG-Style(93φ×2)です。
JQR認証取得品を選べば、メーカーが車検対応を公表している状態で使用できます。車検の最終判断は検査官によりますが、認証品であれば安心感があります。

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