更新日:2026年4月
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結論:ノートe-POWERの異音は「正常音」と「異常音」の見極めが最初の一歩
ノートe-POWERはエンジンで発電しモーターで走る独自のパワートレインを採用しています。そのため、ガソリン車にはない音が室内に聞こえてくることがあります。
オーナーの声を調べてみると、「カラカラ」「ゴー」「カチッ」など多彩な異音が報告されていました。ただし、その多くはe-POWERシステムの正常な作動音です。本当に修理が必要なケースは限られています。
この記事では、ノートe-POWERで発生する異音を箇所別に整理しました。「いま鳴っている音は放っておいて大丈夫なのか」を判断する目安として活用してください。
発生箇所別に見るノートe-POWERの異音一覧
まず、ノートe-POWERで報告されている異音を発生箇所ごとに整理します。下の表で該当する音がないかチェックしてみてください。
| 発生箇所 | 音の特徴 | 考えられる原因 | 緊急度 |
|---|---|---|---|
| エンジンルーム | カラカラ(負荷変動時) | ギア歯打ち音(e-POWER構造上の正常音) | 低 |
| エンジンルーム | ゴロゴロ(2500〜3000rpm) | エンジンマウント劣化 | 中 |
| エンジンルーム | キュルキュル(始動時) | ファンベルトの緩み・劣化 | 中 |
| 足回り | ゴーゴー(速度に比例) | ハブベアリングの摩耗 | 高 |
| 足回り | ギシギシ(低速で旋回時) | サスペンションブッシュの摩耗 | 中 |
| ブレーキ | カコン/カチッ(減速時) | 回生ブレーキの切り替え音(正常) | 低 |
| ブレーキ | キーキー(制動時) | ブレーキパッド/シューの摩耗 | 高 |
| 室内 | ゴー(常時) | ロードノイズ(タイヤ+路面由来) | 低 |
| 室内 | ヒュー(走行中) | 風切り音(ドア周辺の隙間) | 低 |
緊急度「高」に該当する音が聞こえている場合は、走行を控えてディーラーに相談してください。「中」は1〜2週間以内の点検を推奨します。「低」はDIY対処や様子見で問題ないケースが大半です。
e-POWERシステム特有の「正常な音」を知っておく
ノートe-POWERの異音で最も多い相談は「これは故障ではないか」という不安です。しかし日産の公式マニュアルにも、以下の音はシステム特有の正常な作動音と明記されています。
エンジンルームからのモーター音
e-POWERはエンジンで発電し、その電力でモーターを回して走行します。モーター駆動時には「ウィーン」という高周波の音が聞こえますが、これは正常な動作音です。
エンジンの始動・停止音
バッテリー残量やエアコン使用状況に応じて、エンジンが自動で始動・停止を繰り返します。とくに信号待ちから発進するときにエンジンがかかると「ブルン」という振動を感じることがあります。体感として気になりやすいポイントですが、異常ではありません。
回生ブレーキの作動音
アクセルを離したときやブレーキを踏んだときに「カコン」という軽い音がすることがあります。これは回生ブレーキと油圧ブレーキが切り替わる際の作動音です。オーナーの声では「最初は驚いたが、慣れると気にならなくなった」という報告が多い傾向です。
ギアの歯打ち音(カラカラ音)
エンジンと発電機の間にはギアが存在します。エンジンの負荷が変動するとギア同士の接触具合が変わり、「カラカラ」という音が出る場合があります。これはe-POWER特有のラトル音で、構造上避けられません。暖機後に音が小さくなる傾向があるなら、正常の範囲と判断して問題ないでしょう。
コンソール下部のファン音
バッテリー冷却用のファンが前席下やコンソール付近で回ることがあります。「サーッ」という風の音が聞こえますが、バッテリー温度が下がれば自動で停止します。
自分でできるノートe-POWERの異音対策
修理が不要な「ロードノイズ」や「風切り音」はDIYで軽減できます。ここではオーナーに人気の対策を3つ紹介します。
ロードノイズ低減マットの施工
e-POWERはエンジン音が静かな分、タイヤから伝わるロードノイズが相対的に目立ちやすくなります。フロアマットの下に制振・吸音素材のマットを敷くだけで、体感として「明らかに静かになった」という声が多く聞かれます。
エーモンの「静音計画」シリーズはカットして敷くだけの簡単施工です。作業時間は約30分で、工具も不要なので初めてのDIYにも向いています。フロント用とリア用をセットで導入すると、前後席どちらでも静粛性の向上を実感しやすくなります。
関連記事も参考にしてみてください。
ノートe-POWERのタイヤサイズ一覧と選び方では、静粛性の高いコンフォートタイヤへの交換も有効な対策として取り上げています。
風切り音防止モールの取り付け
ドア周辺の隙間から「ヒュー」という風切り音が入ってくる場合は、ウェザーストリップ(防音ゴムモール)の追加が有効です。ドアの開口部に沿ってモールを貼るだけなので、取り付けの際に注意したいのはゴムの貼り始めと貼り終わりの処理くらいです。
フェンダーデッドニング
タイヤハウス内に制振材と遮音材を貼り付ける方法です。高音域のロードノイズに対して抜群の低減効果があるとプロショップの施工レポートでも報告されています。DIYで行う場合は中級レベルの作業となります。ジャッキアップとタイヤ脱着が必要になるため、作業場所と工具の確保が前提です。
ノートe-POWERのオイル交換時期と費用の記事も、定期メンテナンスの参考にしてください。
ディーラー修理が必要なケースと費用の目安
DIYでは対処できない異音もあります。以下のケースではディーラーや整備工場での修理を検討してください。
ハブベアリングの交換
走行中に速度に比例して「ゴーゴー」と鳴り続ける場合、ハブベアリングの摩耗が疑われます。放置するとベアリングが完全に破損し、走行不能になるリスクがあります。実際にE13型で右フロントのハブベアリング交換を行ったオーナーは「修理後に嘘のように静かになった」と報告しています。
エンジンマウントの交換
エンジン回転数2,500〜3,000rpmで「ゴロゴロ」と響く場合はエンジンマウントの劣化が考えられます。E12型ではトルクロッドとエンジンマウントの同時交換で改善した事例が複数確認されています。
修理費用の目安一覧
| 修理内容 | 費用目安(税込) | 作業時間 |
|---|---|---|
| ハブベアリング交換(片側) | 30,000〜50,000円 | 2〜3時間 |
| エンジンマウント交換 | 30,000〜50,000円 | 2〜4時間 |
| ファンベルト交換 | 10,000〜30,000円 | 1〜2時間 |
| ブレーキパッド交換(前後) | 10,000〜30,000円 | 1〜2時間 |
| ブレーキシュー交換(リア) | 10,000〜20,000円 | 1〜2時間 |
| エアコンコンプレッサー交換 | 100,000〜200,000円 | 半日〜1日 |
費用は車両の年式や地域によって変動します。複数の整備工場で見積もりを取ることをおすすめします。
購入前に確認すべき注意点
ノートe-POWERを中古で購入する場合や、現在の異音に不安を感じている場合は、以下のポイントを押さえておいてください。
試乗時のチェックポイント
中古車を検討する際は、試乗時に以下の音に注意して聞いてみてください。
- 発進時に「カチッ」と鳴る → ハブベアリングのガタの可能性あり
- 段差で「ギシギシ」鳴る → サスペンションブッシュの劣化の可能性あり
- エンジン始動時に「キュルキュル」 → ファンベルトの劣化の可能性あり
リコール・サービスキャンペーンの確認
日産は過去にノートe-POWERに対してリコールやサービスキャンペーンを実施しています。購入前に日産のリコール情報検索ページで車台番号を入力し、対象車両かどうかを確認してください。
e-POWER特有の音は「故障」ではないことが多い
ガソリン車やハイブリッド車から乗り換えたオーナーが、e-POWER特有の音を「異音」と感じるケースは少なくありません。とくにモーター音や回生ブレーキ音は、初めて聞くと違和感を覚えやすい傾向があります。しばらく乗って慣れてくると気にならなくなったという声も多いため、まずは正常音の特徴を把握しておくことが大切です。
よくある質問
まとめ
ノートe-POWERの異音は、大きく「e-POWERシステムの正常音」と「修理が必要な異常音」に分けられます。
正常音に分類されるのはモーター駆動音、回生ブレーキの切り替え音、ギアの歯打ち音、ファン作動音です。これらは構造上避けられないもので、故障ではありません。
一方、ハブベアリングの摩耗やエンジンマウントの劣化による異音は放置すると悪化します。早めにディーラーに相談してください。
ロードノイズや風切り音はDIY対策で体感が変わる分野です。静音マットやモールの施工から試してみる価値はあります。
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