更新日:2026年4月
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結論:ノートe-POWER荷室の課題は「段差」「容量」「防水」の3つに分類できる
本記事は3代目ノートe-POWER(E13/SNE13型、2020年12月〜現行)を対象としています。2代目ノート(E12型)とは荷室寸法やオプション設定が異なります。購入前に型式・年式をご確認ください。
ノートe-POWER(E13型)の荷室容量は2WD車で340L、4WD車で260Lです。コンパクトカーとしては標準以上のスペースを確保しています。しかし課題も3つあります。「後席を倒しても段差が残る」「4WDは容量が80L少ない」「防水ライナーが非標準」の3点です。この記事では課題ごとに比較軸を設定し、解決策を整理します。
ノートe-POWER荷室のスペックを数値で整理する
荷室の課題を解決するには、現状のスペックの正確な把握が先です。E13型の荷室寸法と競合車との比較を以下に整理します。
2WDと4WDの荷室スペック比較
両者の違いを表にまとめました。
| 項目 | 2WD(E13型) | 4WD(SNE13型) |
|---|---|---|
| 荷室容量(VDA方式) | 340L | 260L |
| 後席全倒し時の奥行き | 約1,485mm | 約1,485mm |
| 後席倒し時の段差 | あり(10〜15cm) | なし(フラット) |
| ラゲッジアンダーボックス | DOP設定あり | DOP設定あり |
2WD車は容量で優位ですが、後席を倒すと10〜15cmの段差が生じます。4WD車は容量が80L少ない一方、フラットな荷室面を確保できます。
競合車との荷室容量比較
主要なコンパクトカーとの比較は以下のとおりです。
| 車種 | 荷室容量(2WD) | 備考 |
|---|---|---|
| ノートe-POWER | 340L | 6:4分割可倒式 |
| フィット(GR系) | 306L | マジックシート対応 |
| アクア(MXPK系) | 291L | デッキボード上下2段 |
| ヤリス | 270L | 後席倒し時は拡大可 |
比較した結果、ノートe-POWERは容量ではコンパクトカーの中で上位です。ただし数値だけで使い勝手は判断できません。段差の有無や開口部の形状が積載性に影響するためです。
車中泊での荷室活用についてはノートe-POWER 車中泊レイアウトで手順を確認できます。
アプローチ1:段差を解消して荷室をフラットに使う
2WD車で最初に直面する課題が、後席を倒した際の段差です。解消方法は主に2つあります。
純正オプション vs 社外品の比較
両製品の違いを以下の表で整理しました。
| 比較軸 | 純正マルチラゲッジボード | プロダックス E13ラゲッジボード |
|---|---|---|
| 価格 | 27,052円(税込) | 29,800円(税込) |
| フラット精度 | 純正設計で段差ゼロ | ほぼフラット(微差あり) |
| アンダー収納 | ボード下に収納スペース | 「こっそり収納」対応 |
| 入手性 | ディーラー注文 | Amazon・Yahoo!等で購入可 |
| 取り付け | ディーラーで設置 | 置くだけの簡単設置 |
| 分割対応 | あり | 6:4分割に対応 |
コスパの観点では価格差は約2,700円で大きな差はありません。デメリットとして、純正品はディーラー来店が必要です。社外品はネット通販で入手できます。ディーラーに行く時間がないオーナーには利便性で優位です。
後席の倒し方とフラット化の手順
手順は4ステップで完了します。
- ヘッドレストを最下段まで下げる。
- シート背面のレバーを引いて前方へ倒す。
- ボードを所定の位置にセットする。
- ボード面とシート背面の高さを確認する。
手順4を省略するとボード端に段差が残ります。長尺物を積載する場合、ずれの原因になります。設置後の高さ確認を行ってください。
内装カスタムの検討はノートe-POWER 内装パーツガイドも参考にしてください。
アプローチ2:収納ボックスで荷物を分類・固定する
荷室に収納ボックスを置くと、買い物袋やアウトドア用品を分類整理できます。専用品と汎用品の違いを比較軸ごとに整理します。
専用品 vs 汎用品の比較
比較軸を4つに分けて整理しました。
| 比較軸 | 車種専用品 | 汎用品 |
|---|---|---|
| フィット精度 | 荷室形状に合わせた設計 | 標準サイズで汎用対応 |
| 価格帯 | 5,000〜10,000円台 | 2,000〜3,000円台 |
| 転用性 | ノート以外では使いにくい | 他車種・自宅でも活用可 |
| 走行中の安定性 | 高い(形状フィット) | 防滑シート等で補強が必要 |
コスパの観点では汎用品が上位です。買い替え予定があるオーナーには転用できる汎用品が合理的です。一方、長期所有前提であれば安定性の軸で専用品の利点が活きます。
走行中のずれを防ぐ方法
ボックスが荷室幅に対して余裕がある場合、走行中に位置がずれます。対策は以下の2つです。
- 荷室マットの上にゴム製の防滑シートを敷く方法
- ボックス側面と荷室壁面にマジックテープを貼る方法
防滑シートは100円ショップでも入手可能です。費用を抑えたい場合に向いています。マジックテープ方式はボックスを完全に固定でき、高速道路利用が多い場合に有効です。
アプローチ3:防水ラゲッジマットで汚れ・水分から保護する
ノートe-POWERの標準仕様には防水ライナーが付属しません。泥や水分が荷室床面に直接付くと清掃に手間がかかります。E13専用ラゲッジマットの選択肢を比較します。
E13専用ラゲッジマットの比較
現在入手可能な製品を比較しました。
| 製品 | 素材 | 構造 | 価格(税込) | 2WD/4WD適合 |
|---|---|---|---|---|
| BLUESEATEC 2Dマット | PVC | 平面 | 3,980円 | 2WD専用 |
| ZUNDUO 3Dマット | TPE | 立体(縁あり) | 4,280円 | 2WD専用 |
| BLUESEATEC 3D強化版 | TPE | 立体(縁あり) | 5,680円 | 2WD専用 |
| Aviles カーボン柄 | 合成素材 | 平面 | 8,000円 | 4WD専用 |
比較軸は「素材」「立体構造の有無」「価格」「駆動方式別の適合」の4点です。
2Dマットは価格が抑えられますが、液体が縁を越えて流れ出す可能性があります。3Dマットは縁が5〜10cm立ち上がっており、液体の流出防止で優位です。
素材の観点ではTPEがPVCより無臭で耐候性が高い傾向です。車内の臭いが気になる場合はTPE素材が向いています。
フロアマットの選び方はノートe-POWER フロアマットガイドを参照してください。
購入前に確認すべき注意点
荷室収納グッズを購入する前に、以下の4点を確認してください。
1. 2WDと4WDで荷室形状が異なる
ノートe-POWERの2WDと4WDでは荷室のフロア形状が異なります。マットやボードは2WD用と4WD用で互換性がありません。「E13 2WD専用」「SNE13 4WD専用」の表記を確認してください。型式はコーションプレートか車検証で確認できます。
2. 純正DOPは後付け可能だが工賃が別途発生する
ラゲッジアンダーボックス(36,300円)やマルチラゲッジボード(27,052円)が該当します。新車購入時以外でも後付けが可能です。ただし工賃が別途発生するケースがあります。事前にディーラーへ見積もりを依頼してください。
3. 社外ラゲッジボードの耐荷重を確認する
社外品のボードを選ぶ際は耐荷重を確認してください。重い荷物をボード上に載せた場合、耐荷重超過でたわみが生じます。アンダー収納の荷物を圧迫する可能性があるためです。
4. ラゲッジマットのサイズは実測値で確認する
カタログ値と実際の荷室寸法には個体差がある場合があります。特に社外マットはメーカーごとに設計サイズが異なります。購入前にレビューでフィット状況を確認すると失敗を減らせます。
Q1. ノートe-POWERの荷室にゴルフバッグは入る?
9.5インチのゴルフバッグは横置きで1本収まります。2本積む場合は後席片側を倒した斜め置きが現実的です。全倒しなら奥行き1,485mmを確保でき、2本の横並び積載が可能です。
Q2. 後席を倒すとフルフラットになる?
2WD車は10〜15cmの段差が生じるため、フルフラットにはなりません。純正マルチラゲッジボード(27,052円)または社外品で段差を解消できます。4WD車は2024年MC以降、後席収納時にフラットな荷室面を確保できます。
Q3. 車中泊で荷室を活用する際のポイントは?
後席全倒し+ボードでフラット化し、ベッド下を引き出し式収納として活用します。室内高は限られるため、車中泊は1〜2名が上限の目安です。

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