更新日:2026年4月
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結論:N-VANのカーナビはケンウッド MDR-L612Wがコスパで有利
N-VAN(JJ1/JJ2)向けの社外カーナビを6製品比較した。コスパではケンウッド MDR-L612Wが54,000円(税込)で有利である。ハイレゾ対応とHDMI入力を備えながら、6製品中で最も低い価格設定となっている。
画質を重視するならケンウッド MDV-S711HDが候補に入る。高精細HDパネルの解像度は地図表示の見やすさに直結する。8インチの大画面を求めるならカロッツェリア AVIC-RL722が選択肢になる。
この記事では6製品のスペックを数値ベースで比較している。取付キットや工具の情報もまとめた。自分の予算と用途に合ったナビを見つけてほしい。
N-VANはJJ1(FF)とJJ2(4WD)の2型式があるが、オーディオ周りの構造は共通である。グレード(G・L・FUN・e:)による違いもないため、どのモデルでも同じ取付キットで対応できる。
N-VANのナビ事情|純正と社外の価格差は10万円以上
N-VANのカーナビ選びで最初に把握すべきなのが、純正と社外の価格差である。
Honda純正ギャザズの最新モデル VXM-264ZFEi は本体173,800円(税込)となっている。取付アタッチメント(4,400円)やパネルキット(11,000円)を加えると、総額は約190,000〜207,000円に達する。GNSSアンテナ(2,200円)やUSB接続コード(8,382円)も別売りとなっている。
一方、社外ナビは本体54,000〜104,800円(税込)で購入できる。取付キット(4,373〜8,250円前後)を加えても、総額は約60,000〜113,000円にとどまる。
純正と社外の差は主に以下の点にある。純正にはインターナビ連携や自動地図更新サービスがつく。ただし、フルセグ・Bluetooth・HDMIといった基本機能は社外ナビでも対応している。同等機能を揃えた場合、10万円以上の差がつく。
この価格差をどう評価するかが、ナビ選びの出発点になる。インターナビのリアルタイム渋滞情報を活用したいなら純正が優位である。コストを抑えたいなら社外ナビが現実的な選択肢となる。
なお、N-VANはオーディオレス仕様が多く流通している。オーディオレス車は社外ナビの取り付けがスムーズで、追加の取り外し作業が不要となる。AM/FMラジオ付車の場合もラジオユニットを外すだけで対応できる。
N-VANに社外ナビを選ぶ前に確認すべき3つのポイント
社外ナビを購入する前に、以下の3点を確認しておくとミスマッチを防げる。
1. 自車のオーディオ周りの状態
N-VANにはオーディオレス車とAM/FMラジオ付車がある。どちらでも社外ナビの取り付けは可能だが、対応する取付キットが異なる。ディーラーオプション8インチナビが装着済みの場合は社外ナビへの交換が困難なため、購入前に確認が不可欠である。
2. マイナーチェンジの前後
R6年(2024年)4月にN-VANはマイナーチェンジを実施した。MC前後でナビ裏のカプラー仕様が変わっている。同じN-VANでも年式で必要な取付キットが違うため、車検証で初度登録年月を確認してほしい。
3. 必要な機能の優先順位
フルセグ・HDMI・DVD/CD・ハイレゾなど、カーナビの機能は多岐にわたる。すべてを備えた製品は価格が高くなるため、どの機能を優先するかを決めておくと選びやすくなる。
N-VAN向けカーナビ6選 スペック比較表
| 製品名 | 画面サイズ | 価格(税込) | フルセグ | Bluetooth | HDMI | DVD/CD |
|---|---|---|---|---|---|---|
| ケンウッド MDR-L612W | 7インチワイド | 54,000円 | – | ○ | 入力 | – |
| パナソニック CN-HE02D | 7インチ | 57,800円 | ○ | ○ | – | – |
| カロッツェリア AVIC-RZ522 | 7インチ | 64,835円 | ○ | ○ | 入出力 | – |
| ケンウッド MDV-S711HD | 7インチ | 64,800円 | – | ○ | 入力 | – |
| カロッツェリア AVIC-RZ722 | 7インチ | 79,981円 | ○ | ○ | 入出力 | ○ |
| カロッツェリア AVIC-RL722 | 8インチ | 104,800円 | ○ | ○ | 入出力 | – |
6製品すべてBluetooth対応である。スマートフォン連携は標準装備と考えてよい。
フルセグ受信にはカロッツェリア3機種とパナソニックが対応する。ケンウッドの2機種はフルセグ非対応のため、テレビ受信が欠かせない場合は注意してほしい。
DVD/CDの再生が可能なのはAVIC-RZ722のみとなる。音楽はBluetoothやUSBで再生する方が主流だが、CDコレクションを活用したい場合はこの機種が唯一の選択肢である。
HDMI入出力を備えるのはカロッツェリア3機種である。スマホの動画をナビ画面に表示したり、後席モニターに出力したりする場合に有利となる。ケンウッド2機種はHDMI入力のみで出力には非対応である。
1位:ケンウッド 彩速 MDR-L612W|54,000円で7インチワイド+ハイレゾ
ケンウッド MDR-L612Wは、7インチワイド(200mm)の製品である。価格は54,000円(税込)で、定価80,080円からの33%OFFとなっている。6製品中で最も手ごろな価格設定である。
日本製で、ハイレゾ音源の再生に対応する。FLAC・WAV・DSDなどの高音質ファイルを車内で楽しめる。HDMI入力も搭載しており、スマートフォンの画面をナビに表示可能である。音声入力にも対応し、走行中にハンズフリーで目的地検索ができる。
N-VANの200mmワイド開口にそのまま収まるサイズである。取付パネルの加工が不要な点も評価できる。180mmの標準開口にも対応しているため、汎用性が高い。
フルセグには非対応のため、テレビ視聴を重視する場合は2位のCN-HE02Dや3位のAVIC-RZ522を検討してほしい。テレビよりも音質やコストを優先するオーナーにとって、有力な選択肢である。
本体の奥行きはN-VANの取付スペース(196mm以上)に収まる設計である。配線の取り回しも含めて、スペース上の問題は発生しにくい。
2位:パナソニック ストラーダ CN-HE02D|フルセグ+ドラレコ連携で57,800円
パナソニック CN-HE02Dは、7インチ(180mm)のフルセグ対応モデルである。価格は57,800円(税込)で、定価68,500円からの16%OFFとなっている。
HD液晶を搭載し、全国市街地図に対応する。地図データは細街路まで網羅している。N-VANで配送業務を行うオーナーにも実用的である。
パナソニック製ドライブレコーダーとの連携機能を持つ。ナビ画面でドラレコの録画映像を確認できるため、操作を一元化できる。ETC2.0車載器にも対応しており、将来の拡張性も確保されている。
HDMI端子は非搭載のため、スマホの映像をナビに表示したい場合は3位のAVIC-RZ522が向いている。ドラレコとの連動を重視するなら、パナソニック製同士で揃えるメリットがある。
Bluetooth接続によるハンズフリー通話にも対応している。配送業務中に電話応対が多いオーナーには実用性の高い機能である。地図データの更新は有料だが、初回は無料で提供される場合がある。購入時に付属品を確認してほしい。
ナビ選びと同時にドラレコを検討しているなら、N-VAN向けドライブレコーダーの比較記事も参考にしてほしい。
3位:カロッツェリア 楽ナビ AVIC-RZ522|HD IPS液晶+HDMI入出力で64,835円
カロッツェリア AVIC-RZ522は、7インチ(180mm)の製品である。価格は64,835円(税込)で、定価88,671円からの27%OFFとなっている。
HD IPS液晶パネルを採用しており、視野角が広い。斜めから見ても色の変化が少ないため、助手席からの視認性も確保される。運転席と助手席の両方からナビを確認する場面が多いN-VANでは、この視野角の広さが実用的に効く。
HDMI入出力を備えている点が、他社製品との差別化ポイントである。スマホの動画をナビ画面に表示するだけでなく、後席モニターへの出力にも対応する。フルセグ・Bluetooth対応で、無料地図更新サービスも付属している。
DVD/CDドライブは非搭載である。上位モデルAVIC-RZ722との差額は約15,000円で、その差分はDVD/CDドライブの有無となる。ディスク再生が不要ならこちらで十分である。
Apple CarPlayとAndroid Autoの両方に対応している。スマホ接続時にはGoogle MapsやApple Mapsをナビ画面上で操作できる。地図データの更新を待たずに最新の道路情報を使える点は、スマホ連携の大きなメリットである。
4位:ケンウッド 彩速 MDV-S711HD|高精細HDパネルで64,800円
ケンウッド MDV-S711HDは、7インチ(180mm)の高精細HDパネル搭載モデルである。価格は64,800円(税込)で、定価102,080円からの37%OFFとなっている。6製品中で最も割引率が高い。
「彩速」シリーズの名前どおり、操作レスポンスの速さが特徴である。タッチパネルの反応が軽快で、目的地検索やルート変更をストレスなく行える。音声操作にも対応している。「ナビ、自宅に帰る」といった自然な言葉で操作可能である。
HDMI入力・ハイレゾ対応で、音質を重視するオーナーに向いている。1位のMDR-L612Wとの差額は約10,800円である。その差はHDパネルの解像度と音声操作機能の上乗せ分となる。画質と操作性を重視するなら、この価格差には意味がある。
フルセグには非対応である。スマートフォンでテレビを視聴する運用なら問題ない。日本製である点も信頼性の面で評価されている。画面の解像度はWVGA(800×480)ではなくHD(1280×720)のため、地図の細かい文字も判読しやすい。
N-VANの車内環境を充実させるなら、LEDルームランプへの交換も手軽なカスタムとして検討してほしい。
5位:カロッツェリア 楽ナビ AVIC-RZ722|DVD/CD対応の上位モデルで79,981円
カロッツェリア AVIC-RZ722は、7インチ(180mm)の上位モデルである。価格は79,981円(税込)で、3位のAVIC-RZ522にDVD/CDドライブを追加した機種にあたる。
HD IPS液晶・フルセグ・HDMI入出力はAVIC-RZ522と共通である。加えてDVD/CDの再生が可能で、音楽CDの取り込みやDVD映像の再生に対応している。CDのリッピング機能により、手持ちのCDを内蔵メモリに保存して繰り返し再生できる。
無料地図更新サービスも付属している。長期間使っても地図が古くならない。更新はSDカード経由で完了するため、インターネット接続は不要である。
ディスク再生が不要なら、15,000円安いAVIC-RZ522で機能的には十分である。仕事用の車内でDVDを再生したい場合や、CDコレクションを活用したい場合に検討する価値がある。6製品の中では唯一のDVD/CD対応機種となっている。
N-VANを車中泊や長距離移動に使うオーナーにとって、DVDの再生機能は休憩時のエンタメとして実用的である。BluetoothやUSBに加えてディスクメディアにも対応する万能型の製品と位置づけられる。
6位:カロッツェリア 楽ナビ AVIC-RL722|8インチ大画面で視認性を最大化
カロッツェリア AVIC-RL722は、8インチの大画面モデルである。価格は104,800円(税込)で、定価119,200円からの12%OFFとなっている。
N-VANに8インチナビを取り付ける場合、別途取付キット TBX-H006 が追加で必要になる。7インチモデルとは異なり、取付パネルの加工工程が増える。その分、画面面積は7インチ比で約30%広くなる。地図の文字サイズやバックカメラ映像の視認性が向上する。
HD IPS液晶・フルセグ・HDMI入出力を搭載する。スペック比較で見ると、7インチのAVIC-RZ522と機能面はほぼ同等である。差は画面サイズと価格(約40,000円差)にある。
この40,000円の差をどう捉えるかが判断の分かれ目になる。地図を頻繁に拡大・縮小する配送業務や、バックカメラの視認性を重視するオーナーには、大画面のメリットが数値以上に効いてくる。一方、ナビはスマホで代用し、カーナビはオーディオ中心という使い方なら7インチで十分である。
8インチモデルは取付キットの費用として追加で5,000〜10,000円かかる点も考慮してほしい。本体の40,000円差にキット代を合わせると、7インチモデルとの実質的な総額差は約45,000〜50,000円になる。
3メーカー比較|カロッツェリア・パナソニック・ケンウッドの特徴
N-VAN向けの社外ナビで主要な3メーカーの傾向を整理する。
カロッツェリア(パイオニア) はHDMI入出力に対応する機種が多い。スマホの映像連携を重視するなら第一候補になる。楽ナビシリーズは地図更新の無料サービスが付属しており、長期間使っても地図が古くなりにくい。価格帯は64,835〜104,800円で、3メーカー中ではやや高め。
パナソニック(ストラーダ) はドラレコ連携が強みである。同社のドラレコとセットで使うと、ナビ画面でドラレコの映像を操作できる。全国市街地図の精度が高く、配送業務で細い路地を走る場合に有利である。価格は57,800円で6製品中2番目に安い。
ケンウッド(彩速ナビ) は操作レスポンスの速さとハイレゾ対応が特徴である。日本製を前面に打ち出しており、品質面での安心感がある。価格は54,000〜64,800円で、3メーカー中では最も手ごろな価格帯に位置する。
純正ナビ vs 社外ナビ|数値で見る違い
Honda純正ギャザズ VXM-264ZFEi と社外ナビを数値ベースで比較する。
| 項目 | 純正 VXM-264ZFEi | 社外(例: AVIC-RZ522) |
|---|---|---|
| 本体価格 | 173,800円 | 64,835円 |
| 取付費用込み総額 | 約190,000〜207,000円 | 約70,000〜73,000円 |
| 画面サイズ | 8インチ | 7インチ |
| フルセグ | ○ | ○ |
| HDMI | ○ | 入出力 |
| Apple CarPlay | ○ | ○ |
| 地図更新 | 自動更新 | 無料更新あり |
| インターナビ連携 | ○ | – |
純正の強みはインターナビによるリアルタイム渋滞情報にある。ディーラー保証の手厚さも社外にはない優位性である。不具合が発生した場合にディーラーで一括対応してもらえる。
一方、社外ナビは総額で約12〜14万円の差がある。この差額でドラレコ(20,000〜30,000円)とスピーカー(10,000〜20,000円)を追加導入する選択もできる。トータルの車内環境を予算内で最大化したいなら、社外ナビと周辺機器の組み合わせが数値上は有利である。
N-VANにカーナビを取り付けるときの選び方
画面サイズ|7インチと8インチの差
N-VANのオーディオ開口部は標準で7インチ(180mm幅)に対応している。7インチワイド(200mm幅)もフィラーパネルなしで装着可能である。
8インチモデルを取り付ける場合は、専用取付キット(TBX-H006等)が別途必要になる。画面面積の差は約30%で、地図の文字サイズやバックカメラ映像の視認性に影響する。N-VANのダッシュボード形状では8インチパネルがやや前方に突出する場合がある。
7インチか8インチかの判断基準は2つある。取り付けの手間と予算である。7インチなら取付キットのみで完了する。8インチは取付キットに加えてパネル加工が発生する。
フルセグ vs ワンセグ vs 非対応
テレビ受信機能は3段階に分かれる。フルセグは地上デジタル放送をフル画質で受信できる。画質は家庭のテレビと同等である。ワンセグは画質が落ちるが受信感度に優れる。テレビ機能自体が不要なら、非対応モデルで価格を3,000〜10,000円ほど抑えられる。
本記事の6製品のうちフルセグ対応は4機種、非対応は2機種である。走行中はテレビ視聴を控えるべきであり、停車中の利用がメインとなる。仕事の休憩中や車中泊の際にテレビを見たい場合はフルセグ対応モデルが候補になる。
HDMI端子の有無
HDMI端子があると、スマートフォンやタブレットの画面をナビに表示できる。YouTubeやAmazon Prime Videoの視聴にも活用できる(停車中に限る)。
HDMI入出力対応はカロッツェリア3機種である。入力のみはケンウッド2機種となる。パナソニックはHDMI非搭載のため、この用途には向いていない。
HDMI出力がある機種は、後席モニターへの映像分配が可能である。N-VANの後席に同乗者を乗せる場面が多い場合は、出力対応モデルを選ぶメリットがある。一方、一人で乗ることが多いなら入力のみで十分である。
本記事のおすすめ選定基準
本記事では以下の基準で製品を選定している。
- N-VAN(JJ1/JJ2)の全グレードに取付可能(取付キット適合を確認済み)
- Amazon販売価格 54,000〜105,000円の価格帯(純正比50%以上安価)
- 2024年以降発売の現行モデル(旧モデル・中古品は除外)
- Bluetooth標準搭載(スマートフォン連携が可能)
- 国内正規流通品で入手性が安定(Amazon.co.jpまたは正規販売店から購入可能)
取り付けに必要なキットと工具
N-VANに社外ナビを取り付けるには、車種専用の取付キットが欠かせない。年式によって対応するキットが異なるため注意してほしい。
| 対象 | 取付キット | 価格(税込) | ASIN |
|---|---|---|---|
| MC後(R6/4〜)オーディオレス車 | エーモン H-2251 | 5,730円 | B0DK8RSTHZ |
| MC前(H30/7〜R6/3)AM/FMラジオ付車 | エーモン H-2565 | 4,373円 | B07JMV6Z9V |
| MC後(R6/4〜)7インチ用セット | NK-H567DV + EJC-038H | 8,250円 | B0DCNPQKQS |
取付キットにはパネル・ブラケット・電源ハーネス・アンテナ変換コードが含まれている。キット1つで配線関連の部品が一式揃う。追加の部品購入は基本的に不要である。
バックカメラ付き車両で社外ナビに交換する場合は、バックカメラ変換アダプター(3,000〜5,000円前後)が別途必要になるケースがある。ステアリングリモコンを使いたい場合は、ステアリングリモコン接続アダプターも検討してほしい。
必要な工具
取り付けに使用する工具は以下のとおりである。
- プラスドライバー(2番)
- 10mmソケットレンチ
- 内張りはがし
- 保護テープ(ダッシュボードの傷防止用)
作業時間の目安は1〜2時間である。取り付け難易度は中級で、内張りの取り外しとハーネスの接続が主な作業になる。バッテリーのマイナス端子を外してから作業を開始することが前提となる。端子を外さずに作業するとショートのリスクがあるため、この手順は省略できない。端子を外した後は10分ほど放電時間を置いてから作業を開始するのが安全である。
DIY未経験でもカー用品店(オートバックス・イエローハット等)に持ち込めば取り付けを依頼できる。工賃の目安は15,000〜25,000円前後で、ナビ本体を自分で購入して持ち込むことも可能な店舗が多い。事前に電話で持ち込み対応の可否と工賃を確認しておくとスムーズである。Webサイトで工賃表を公開している店舗もあるため、比較検討するとよい。
N-VANでのカーナビ活用シーン
N-VANは商用利用から趣味の車中泊まで幅広い使い方がされている。用途によってナビに求める機能が変わるため、代表的なシーンごとに適した製品を整理する。
配送・営業での利用: 細い住宅街の路地まで対応した地図データが重要になる。パナソニック CN-HE02Dの全国市街地図が適している。ハンズフリー通話機能も業務中に活用できる。
車中泊・長距離ドライブ: 停車中のエンタメ機能がポイントになる。DVD再生が可能なカロッツェリア AVIC-RZ722や、HDMIでスマホ動画を表示できるAVIC-RZ522が適している。
通勤・日常利用: コストを抑えつつ基本的なナビ機能があれば十分である。ケンウッド MDR-L612W(54,000円)がコストパフォーマンスの面で適している。
趣味・レジャー利用: キャンプ場や釣りスポットへのナビゲーションが主な用途になる。山間部では電波が届きにくくスマホナビが使えない場面もあるため、オフラインでも地図を表示できる車載ナビの信頼性が高い。HDMI入出力対応のカロッツェリアモデルなら、移動中に同乗者がスマホ動画を楽しむこともできる。
失敗しやすいポイント
MC前とMC後でハーネスが異なる
N-VANはR6年(2024年)4月のマイナーチェンジ前後でナビ裏のカプラー仕様が変更されている。MC前用の取付キットをMC後の車両に使うと配線が合わない。購入前に自車の年式を確認してほしい。車検証の「初度登録年月」欄で確認できる。
ディーラーオプション8インチナビ付車は取付不可
新車時にディーラーオプションの8インチナビを装着した車両には、社外ナビの後付けが構造上困難な場合がある。オーディオレス車またはAM/FMラジオ付車が、社外ナビ取り付けの前提条件となる。
中古車を購入する場合は、納車前にオーディオ開口部の状態を確認しておくと安心である。具体的には、ダッシュボードのナビ取付スペースに空きがあるか、既存のナビが装着されていないかを目視で確認する。
バックカメラの流用に変換アダプターが必要
純正バックカメラが装着されている車両で社外ナビに交換する場合、映像信号の変換アダプターが別途必要になる。アダプターの価格は3,000〜5,000円前後である。ナビ側の入力端子仕様に合ったアダプターを選ぶ点に注意してほしい。RCA入力とHDMI入力では必要なアダプターが異なるため、購入するナビの端子仕様を事前に確認しておくとよい。
インターナビ機能が使えなくなる
純正ナビから社外ナビに交換すると、Hondaインターナビの機能は利用不可になる。リアルタイム渋滞情報やカーライフ情報などのサービスが対象である。代替としてスマートフォンのナビアプリ(Google Maps等)をBluetooth接続で併用する方法がある。Apple CarPlay対応の社外ナビであれば、スマホのナビアプリをナビ画面上で操作できるため、使い勝手の差は小さくなる。
購入前に確認すべき注意点
以下に該当する場合は、この記事の製品が適さない可能性がある。
- ディーラーオプション8インチナビ装着済みの方 — 社外ナビへの交換が構造上困難なため、ディーラーに相談してほしい。
- DIY経験がまったくない方 — 内張り取り外しやハーネス接続の作業が含まれる。カー用品店への取り付け依頼(工賃15,000〜25,000円前後)も選択肢に入る。
- インターナビの渋滞情報を重視する方 — 社外ナビではHondaインターナビは利用できない。スマホのナビアプリで代替は可能だが、操作感は異なる。
- N-VAN e:(電気自動車)のオーナー — カプラー仕様がガソリン車と異なる場合がある。取付キットの適合を事前に販売店に確認してほしい。
Q1. N-VANに取り付けできるカーナビのサイズは?
N-VANのオーディオ開口部は7インチ(180mm幅)が標準サイズである。7インチワイド(200mm幅)もフィラーパネルなしで装着可能。8インチモデルは専用取付キット(TBX-H006等)を使えば取り付けできる。
Q2. N-VANの社外ナビ取り付けにかかる費用は?
ナビ本体54,000〜104,800円に取付キット4,373〜8,250円を加えた金額が基本費用となる。カー用品店に依頼する場合は工賃15,000〜25,000円が追加で発生する。総額の目安は60,000〜138,000円前後である。
Q3. マイナーチェンジ前後で取付キットは変わる?
R6年(2024年)4月のマイナーチェンジ前後でカプラー仕様が変更されている。MC前はエーモン H-2565、MC後はエーモン H-2251が対応する。年式に合ったキットを選ぶことが不可欠である。
Q4. 純正バックカメラは社外ナビでも使える?
変換アダプター(3,000〜5,000円前後)を使えば、純正バックカメラの映像を社外ナビに入力できる場合がある。ナビ側の入力端子仕様とアダプターの対応を事前に確認する必要がある。
Q5. N-VANにApple CarPlay対応のナビはある?
本記事で紹介したカロッツェリア楽ナビ3機種(AVIC-RZ522・RZ722・RL722)がApple CarPlayに対応している。スマホの地図アプリや音楽アプリをナビ画面で操作できる。
Q6. カーナビの取り付けは自分でできる?
DIY経験がある方であれば対応可能である。難易度は中級に分類される。主な作業は内張りの取り外し、ハーネスの接続、アンテナの配線で、所要時間は1〜2時間が目安である。
Q7. スマホのナビアプリがあればカーナビは不要?
Google MapsやApple Mapsで十分という意見もある。ただし、スマホナビはバッテリー消費が大きく、長時間の使用には向かない。車載ナビは電源が車両から供給されるため、バッテリー切れの心配がない。また、画面サイズが7〜8インチあるため、スマホの5〜6インチ画面よりも地図の視認性に優れる。
Q8. N-VAN e:(電気自動車)にも社外ナビは付けられる?
N-VAN e:にも社外ナビの取り付け自体は可能である。ただし、ガソリン車とはカプラー仕様が異なる場合があるため、取付キットの適合を販売店に確認する必要がある。取り付け実績のあるショップに依頼するのが安全で確実な方法である。
まとめ:N-VANのカーナビは予算と用途で選ぶ
N-VAN向け社外カーナビ6製品を比較した結果をまとめる。
コスパではケンウッド MDR-L612W(54,000円)が最も有利である。ハイレゾとHDMI入力を備えている。フルセグとドラレコ連携を求めるならパナソニック CN-HE02D(57,800円)が候補に入る。8インチの大画面が欲しいならカロッツェリア AVIC-RL722(104,800円)が選択肢になる。
純正ナビとの価格差は総額ベースで12〜14万円である。この差額で他のカスタムパーツを導入する選択肢もある。取付キットの選び方さえ間違えなければ、社外ナビへの交換はDIYでも十分に対応できる。
購入前にはMC前/MC後の年式確認と、ディーラーオプションナビの有無を確認しておくことが大切である。これさえ押さえれば、ナビ選びで失敗するリスクを大幅に下げられる。
最後に、各製品の価格は日々変動する。Amazonのセール(タイムセール祭り・プライムデー等)では10〜20%程度の値引きが入ることもある。購入を急がないのであれば、セール時期を狙うのも一つの手段である。
関連記事
N-VANのカスタムを進めるなら、以下の記事もパーツ選びの参考になる。ナビと合わせて車内環境をトータルで充実させたいオーナーは、こちらも確認してほしい。

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