更新日:2026年3月
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結論:コスパで選ぶならインターミラノ CLAIRE GZ10、品質最優先ならウェッズ レオニス VX
新型エクストレイル(T33系)のホイール交換を検討中の方に向けて、適合サイズの確認から製品の比較まで論理的に整理しました。競合記事ではT32とT33が混在した情報が多く、誤購入のリスクが高い状況です。本記事ではT33専用の適合データと、価格帯別の比較軸を明示して解説します。
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T33エクストレイルのホイール適合サイズを確認する
ホイールを選ぶ前に、T33エクストレイルの純正スペックを正確に把握することが出発点となります。型式が違えばPCD・インセット・タイヤサイズがすべて変わります。T32向けの情報をそのまま転用すると適合しない場合があるため、世代を明確にしてから検索する習慣が重要です。
純正ホイールのスペック(グレード別)
T33エクストレイルの純正ホイールは、グレードによって以下のように分かれます。
| グレード | ホイールサイズ | タイヤサイズ | インセット | PCD / 穴数 | ハブ径 |
|---|---|---|---|---|---|
| S / X(2WD) | 18×7.0J | 235/60R18 | +50前後 | 114.3 / 5穴 | 66mm |
| X(4WD)/ G / e-4ORCE | 18×7.5J | 235/60R18 | +50前後 | 114.3 / 5穴 | 66mm |
ボルト穴は全グレード共通で5穴・PCD114.3mm・ハブ径66mmです。社外ホイールを選ぶ際は、この3点を一致させてください。ハブ径が合わない場合はハブリングで対応できますが、PCD不一致は原則として物理的に装着できません。
T33とT32のスペック比較
2022年に登場したT33は、前世代T32と外観は似ていますが、ホイール規格に注意が必要です。T32(2013〜2022年)は18インチ(PCD114.3 / 5穴)という共通点がありますが、インセットやハブ径の公差が異なるモデルも存在します。ホイール購入時は「T33対応」と明記された製品、または品番適合表でT33を明示的に確認することが分かれ目になります。
T32用として販売されているホイールをT33に装着した際にフィッティングに問題が生じたケースも報告されています。コスト削減のためT32ホイールを流用する場合は、カーショップでのフィッティング確認を経てから判断するとリスクを抑えられます。
特に中古ホイールを購入する場合は注意が必要です。出品者がT32対応と記載していても、T33への適合は別途確認が必要です。購入前に「T33 型式確認」「T33 2022年以降」といった条件で適合を確認する手順を踏んでください。
また、T33エクストレイルはe-4ORCEグレードとそれ以外(2WD/通常4WD)でリアブレーキキャリパーの形状が異なる可能性があります。社外ホイールを選ぶ際は、自分のグレードを確認してからブレーキキャリパーとのクリアランスについて販売店に問い合わせることで、装着後トラブルを防ぐことができます。
社外ホイール選びの基本3原則
T33エクストレイルへの社外ホイール装着では、以下の3点が判断の分かれ目になります。
原則1:PCD114.3 / 5穴(最優先の確認項目)
エクストレイルT33はPCD114.3の5穴規格です。日産の国産車に広く採用されており、対応ホイールの選択肢は豊富です。ただし同じ5穴でもPCD100(トヨタ・スバル系)やPCD120(BMW系)は物理的に装着できません。型番の混入に注意してください。
原則2:インセット+35〜+55(推奨範囲)
インセット(オフセット)は、ホイールの取り付け面がリムの中心線に対してどの位置にあるかを示す数値です。T33の純正インセットは+50前後のため、社外品では+38〜+55程度の範囲が無難です。インセットが小さすぎると(例:+25など)フェンダーからはみ出します。大きすぎると(+60以上)ブレーキキャリパーと干渉する場合があります。
原則3:荷重指数の確認
純正タイヤ235/60R18の荷重指数は103(875kg/本)です。社外タイヤに交換する場合は、同等以上の荷重指数のものを選ぶ必要があります。車両総重量から計算した最低荷重指数を下回るタイヤは車検不合格になります。荷重指数はタイヤサイド表記で確認できます。
T33のPCDやインセット数値の見方に迷う場合は、PCD・オフセット早見表で国産主要車種のスペックをまとめて確認できます。ホイール選びの前に基礎知識を整理しておくと、誤購入を防ぐ助けになります。
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選び方ガイド:3つの比較軸を明示する
本記事では「価格帯」「デザイン方向性」「ブランド信頼性」の3軸で製品を評価しています。どの軸を優先するかによって最適な選択が変わります。自分の優先順位を先に決めてから製品ページを見ることで、比較の効率が上がります。
本記事のおすすめ選定基準
本記事では以下の基準で製品を選定しています。
- Amazonで購入可能な国内流通品(入手性が安定していること)
- T33エクストレイルへの適合確認済み(PCD114.3 / 5穴 / インセット+35〜+55)
- 税込価格4本セット5万〜20万円の価格帯
- 18インチまたは19インチ(純正サイズ維持またはインチアップ1段階以内)
- 公道使用を前提とした流通品(競技専用品は対象外)
ニスモ(純正スポーツ)については1本単位販売のため別途評価しています。
比較軸①:価格帯で絞る
価格帯の観点では、以下のように3つの層に分かれます。
コスパ重視(4本5〜7万円台)
インターミラノ(INTER MILANO)が代表格です。JAWA(日本アルミホイール協会)品質認定ブランドで、国内適合リストにエクストレイルT33が明記されています。1本あたりに換算すると約1.5万〜1.7万円と、4本セットとしては市場最安値圏に位置します。JAWA認定という点がノーブランド品との差別化要素になっています。JAWA認定品は規格外の強度不足品を排除する基準をクリアしており、価格を抑えながら一定の安全性を確保したい場合の実用的な選択肢として機能します。
ミドルレンジ(1本2.5〜4万円台)
ウェッズ(Weds)のLEONIS VXが代表格です。国内ブランドの安心感があり、Amazonからの直接発送で入手性も安定しています。1本単位での購入が基本で、4本そろえると11〜13万円前後になります。国産ブランドの実績と品質管理の安定性がコスト差に対応しています。LEONIS VXはウェッズの中でもロングセラーモデルで、SUV・ミニバン系への装着実績が多く、T33エクストレイルと同じPCD114.3系への装着報告も豊富です。
プレミアム / 純正スポーツ(1本5万円台〜)
ニスモ(NISMO)のLMX6S T33専用品が該当します。T33専用設計のため適合の不安がなく、車両とのデザイン統一感が最大の強みです。ただし1本約5.2万円のため、4本で約20万円超と投資額が大きくなります。
比較軸②:デザイン方向性で絞る
T33エクストレイルはSUVとしての無骨さとラグジュアリーを両立したデザインが特徴です。ホイールデザインは大きく3方向に分かれます。
グロスブラック方向:タイヤ付近全体を引き締め、スポーティで精悍な印象を作ります。インターミラノ CLAIRE GZ10(グロスブラック)が該当します。ブラック系ボディとの組み合わせで統一感が出やすく、シルバー系ボディとのコントラストを楽しむ選び方もあります。
ブラック×ポリッシュ方向:スポーク部のブラックとリム切削加工の光沢を組み合わせ、重厚さと高級感を両立します。AVENTO MR10やAVENTO FF10がこの方向です。ホワイト・シルバー系ボディとの相性が高い傾向があります。
シルバー/グレー系:ウェッズ LEONIS VX(BMC1:ブルーミラークローム)やインターミラノ AZ SPORTS ML10(ダークグレーメタリック)が該当します。ボディカラーを問わず合わせやすく、飽きにくい点が長所です。
比較軸③:ブランド信頼性で絞る
SUVカスタム向けホイールを選ぶ際のブランド信頼性について、デメリットも含めて整理します。
ウェッズ(国産ブランド)のメリットは、国内ユーザーの使用実績が豊富で情報が多い点と、カーショップでの取り扱いが広く相談しやすい点です。デメリットとして、同スペックの中国産ブランドより単価が高くなります。長期使用での歪み・塗装劣化についての情報が蓄積されており、トラブル発生時の対処例も参照しやすい状況です。
インターミラノ(JAWA認定コスパブランド)のメリットは、JAWA認定による最低限の品質保証と4本セット販売による価格の安さです。デメリットとして、国内の口コミ事例がウェッズより少なく、品質の個体差が出やすいという報告もあります。購入後の初期不良については速やかに販売店に連絡することが対処の基本となります。
ヴェゼルなど他の日産・ホンダ系SUVでのホイール選びを参考にしたい場合は、ヴェゼル用ホイールおすすめ比較でも同様の比較軸を使っています。適合サイズの考え方は共通しているため、読み比べると理解が深まります。
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推奨5製品のスペック総合比較表
各製品のスペックと特徴を一覧にまとめます。購入前にこの表で最終確認することを勧めます。
| 製品名 | サイズ | PCD/穴数 | インセット | 4本合計価格 | 販売形態 | 向いているタイプ |
|---|---|---|---|---|---|---|
| インターミラノ CLAIRE GZ10(グロスブラック) | 18×7.5J | 114.3 / 5穴 | +38 | ¥58,880(税込) | 4本セット | コスパ重視・ブラック系ボディ |
| インターミラノ AVENTO MR10(ブラックポリッシュ) | 18×7.5J | 114.3 / 5穴 | +38 | ¥67,840(税込) | 4本セット | ホワイト/シルバー系ボディ・高級感 |
| インターミラノ AZ SPORTS ML10(ダークグレーメタリック) | 18×7.5J | 114.3 / 5穴 | +38 | ¥62,720(税込) | 4本セット | ガンメタ系・SUVらしさ重視 |
| ウェッズ LEONIS VX(BMC1) | 18×7.0J | 114.3 / 5穴 | +47 | 約¥126,660(税込) | 1本単位 | 国産品質重視・干渉リスク最小化 |
| ニスモ LMX6S(NISMOブラック×DC) | 19×7.5J | T33専用設計 | 専用 | 約¥207,712(税込) | 1本単位 | 純正デザイン統一・スポーツ系 |
価格は2026年3月時点。最新価格はAmazonリンク先でご確認ください。
インセット+38と+47の差は、フェンダーからの突き出し量に直結します。コスパ重視のインターミラノ3製品(+38)は外側に出る設定であるのに対し、ウェッズ LEONIS VX(+47)は純正に近い内寄りの設定です。この差を事前に理解して選ぶことが、装着後のトラブルを防ぐ観点で重要な判断軸になります。
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T33エクストレイルにおすすめのホイール5選(製品詳細)
比較した結果、以下の5製品が選定基準を満たします。価格・デザイン・適合性の観点で順位をつけています。
第1位:インターミラノ CLAIRE GZ10 グロスブラック(コスパ最良)
T33エクストレイルの適合リストに明記された4本セットの中では、価格と品質のバランスという観点で頭一つ抜けている製品です。
スペック: 18×7.5J / PCD114.3 / 5穴 / インセット+38 / グロスブラック(GBK)
選ばれる理由は3つあります。
第一に、JAWA(日本アルミホイール協会)の品質認定を受けているため、安価なノーブランド品と同列には扱えない品質水準があります。第二に、T33エクストレイルを明記した適合リスト付きで販売されているため、スペック確認の手間が省けます。第三に、4本セット¥58,880という価格は、同等スペックの国産ブランド単品×4本と比較して40〜50%程度安く収まります。
TPMS(タイヤ空気圧監視システム)に対応しているため、純正TPMSセンサーをそのまま移設できます。この点は他のインターミラノ製品と共通しており、センサー対応の有無を別途確認する手間が省けます。
デメリットとして、インセット+38は純正の+50より内側にホイールが出るため、ツライチ(フェンダーとホイールの面合わせ)に近い設定になります。フェンダー加工なしでの装着可否は、実際の個体差もあるため、購入前にカーショップでシミュレーションすることを勧めます。
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第2位:インターミラノ AVENTO MR10 ブラックポリッシュ
CLAIRE GZ10とスペックは同一(18×7.5J / PCD114.3 / +38)ですが、デザインが異なります。スポーク部のブラックとリム切削加工の光沢(ポリッシュ)を組み合わせたコントラストが特徴です。
スペック: 18×7.5J / PCD114.3 / 5穴 / インセット+38 / ブラックポリッシュ
4本セット¥67,840はCLAIRE GZ10より約9,000円高くなります。切削加工によるポリッシュリムの質感を考えると、価格差は納得できる範囲に収まります。切削加工のリム面は鏡面に近い光沢が出るため、駐車場などで日光が当たった際の見栄えが大きく変わります。
T33エクストレイルのボディカラーがホワイトやシルバー系の場合、リムのポリッシュ光沢がボディとマッチしやすいという点で優位です。ブラック系ボディには、CLAIRE GZ10のグロスブラックのほうがまとまりが出やすい傾向があります。
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第3位:ウェッズ LEONIS VX 18インチ BMC1(国産ミドルレンジ定番)
インセット+47という数値が、このホイールを選ぶ最大の論拠です。T33純正の+50に近い設定のため、フェンダーとの干渉リスクが最も低いカテゴリに入ります。
スペック: 18×7.0J / PCD114.3 / 5穴 / インセット+47 / BMC1(ブルーミラークローム)
インチアップ時に慎重な判断を求めるオーナーや、DIY経験が少ない方にとって、インセットの安全マージンが大きいという点で優位に立ちます。純正から+3mmの差にとどまるため、フェンダーとタイヤ間のクリアランスに余裕が生まれます。
1本¥31,665のため4本そろえると約12.7万円になります。インターミラノの4本セットと比べると倍以上のコストになります。ただし国産ブランドの品質安定性・カーショップでの相談のしやすさ・長期的な信頼性という観点での差が、その価格差に対応しています。
コスパの観点では、4本セット製品より明らかに割高です。ただし国産ブランドの実績と、インセットの安全マージンを優先する場合は、この差額を払う合理的な理由になります。
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第4位:インターミラノ AZ SPORTS ML10 ダークグレーメタリック
スポーク形状のデザインと「ダークグレーメタリック」の配色が、T33エクストレイルのSUVらしい無骨さと相性が良い製品です。スペックはCLAIRE GZ10と同一(18×7.5J / +38)のため、適合性・フェンダー干渉の特性も共通しています。
スペック: 18×7.5J / PCD114.3 / 5穴 / インセット+38 / ダークグレーメタリック
CLAIRE GZ10との差は、価格(4本で約3,840円高い)とカラーリングのみです。ブラック系ボディ車ならCLAIRE GZ10のグロスブラック、ホワイト・ブラウン系ボディ車ならML10のダークグレーメタリックが合わせやすいという傾向があります。インターミラノの中で選ぶ場合は、ボディカラーとの組み合わせを先に決めてから選択してください。
ダークグレーメタリックという配色はT33エクストレイルが採用しているダークグレー系のボディカラーとのコーディネートに使いやすく、純正の雰囲気を大きく変えずに足元をドレスアップしたいオーナーに向いているポジションです。価格差が許容できる範囲であれば、ボディカラーに合わせてML10を選ぶ価値があります。
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第5位:ニスモ LMX6S T33エクストレイル専用(純正スポーツブランド)
ニスモはNISSAN MOTORSPORT(日産のスポーツ部門)が展開するブランドで、LMX6SはT33エクストレイル専用設計のホイールです。
スペック: 19×7.5J / T33エクストレイル専用 / NISMOブラック×ダイヤモンドカット
T33専用設計という点が他の製品と本質的に異なります。スペック確認が不要で、適合の不安なく装着できます。初めて社外ホイールを購入するオーナーにとっての安心材料になる点です。付属品としてエアバルブが含まれており、センターキャップとホイールナットはオプション設定(別売)となっています。
ただし1本¥51,928のため4本そろえると約20.8万円になります。コスパの観点では最も不利です。ブランドの意味を重視し、T33との統一感を最優先にする場合に限り、この価格に払う合理性が生まれます。
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インセットの選び方と装着時の詳細解説
ホイール選びで最も失敗しやすいのが、インセットの誤選択です。見た目では判断できず、数値の意味を理解していないと購入後に干渉問題が発生します。インセットは「+」の数値が大きいほどホイールが内側に入り、小さいほど外側に出る、という基本を押さえてください。
インセットと車体干渉の具体的な数値関係
T33の純正インセットは+50前後です。社外品で+38を選ぶと、ホイールが外側に12mm程度広がります。
12mmの差はタイヤ・ホイールがフェンダーから「見え始める」程度の変化で、多くのケースでフェンダー加工なしで収まります。ただし個体差・タイヤ幅・ローダウン量によって変わるため、確実な装着確認はカーショップのシミュレーションが確実です。
インセットが+38で7.5Jのホイールに235mm幅のタイヤを組み合わせると、タイヤ端が外側にさらに約5〜10mm張り出します。このタイヤ端のはみ出しが3mm以上になると道路運送車両法に抵触するため、サイズの組み合わせには注意が必要です。
インチアップ時のタイヤサイズ早見表
純正(235/60R18)からインチアップする際の、外径変化を最小化するタイヤサイズの目安を以下にまとめます。
| ホイールサイズ | 推奨タイヤサイズ | 外径(概算) | 純正比外径差 |
|---|---|---|---|
| 18インチ(純正) | 235/60R18 | 約738mm | 基準 |
| 19インチ | 235/55R19 | 約741mm | +3mm(+0.4%) |
| 19インチ | 245/50R19 | 約730mm | -8mm(-1.1%) |
| 20インチ | 245/45R20 | 約733mm | -5mm(-0.7%) |
外径差が±3%以内(約±22mm)であればスピードメーター誤差が±10%以内に収まります。上記の組み合わせはいずれも基準を満たしています。車高を変更している場合はフェンダーとのクリアランスが変わるため、個別に確認してください。
購入前に確認すべき注意点
以下に該当する場合、本記事の選定品が最適ではない可能性があります。
- T32(旧型)エクストレイルのオーナー — T32はPCD・インセット・ハブ径がT33と異なる場合があります。本記事はT33(2022年〜現行)専用です。T32の場合は別途適合確認が必要です。
- e-4ORCE(四輪制御)搭載モデルのオーナー — e-4ORCEはリアにモーターを搭載します。リアブレーキ周辺のクリアランスが通常の4WDと異なる場合があるため、装着前にブレーキキャリパーとのクリアランスを実測することを勧めます。
- タイヤ込み4本セットをまとめて購入したい方 — 本記事はホイール単体(またはホイール4本セット)の比較です。タイヤ込みセットはホイールランド等の専門店での購入が選択肢になりますが、本記事の選定対象外です。
- スタッドレスタイヤ用に安価な鉄チン(スチール)ホイールを探している方 — スタッドレス用途ならアルミではなくスチールホイールのほうが経済的です。本記事はサマータイヤ用アルミホイールを対象にしています。
RAV4など同じPCD114.3系のトヨタ製SUVでのホイール選びの経験がある場合は、RAV4のホイールPCD・オフセット解説が参考になります。適合確認の考え方はT33と共通している部分が多くあります。
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ホイール交換の取り付け手順と費用の目安
T33エクストレイルへの社外ホイール装着には、適切な手順と工具が求められます。費用全体を把握した上で計画を立てることで、予算超過を防げます。
取り付けに必要な工具と準備
DIY取り付けを検討する場合に準備すべき工具は以下のとおりです。
- トルクレンチ(締め付けトルク:103〜108N・m)— ホイールナットの締め付け不足・過多はいずれも危険です
- 油圧ジャッキ(最低2t対応)とジャッキスタンド(リジットラック)
- ホイールレンチ(21mm対応)
- タイヤバルブコア回し(TPMS移設する場合)
トルクレンチを持っていない場合は、カー用品店でのプロ取り付けを選択することを強く勧めます。ホイールナットの締め付けトルクが不足するとホイール脱落事故につながります。
費用の総合計算
| 費用項目 | 目安 |
|---|---|
| ホイール代(4本) | ¥58,880〜¥207,712(本記事の製品) |
| タイヤ代(235/60R18 × 4本) | ¥28,000〜¥80,000 |
| 取り付け工賃(脱着・バランス調整込み) | ¥8,000〜¥15,000 |
| 合計目安 | ¥94,880〜¥302,712 |
ウェッズ LEONIS VX(4本)+国産タイヤ4本を選んだ場合は20万〜24万円前後、インターミラノ CLAIRE GZ10(4本)+アジアブランドタイヤ4本の場合は10万円台前半に収まります。
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よくある質問
Q1. T33エクストレイルの純正ホイールサイズは?
グレードによって異なります。SグレードとX(2WD)は18×7.0J、上位グレード(X 4WD / G / e-4ORCE)は18×7.5Jが標準です。タイヤサイズは全グレード共通で235/60R18、PCD114.3 / 5穴です。
Q2. インチアップは何インチまでできる?
純正18インチから19インチへのインチアップ1段階なら、ほとんどのケースでフェンダー加工なしで対応できます。ただしタイヤを薄く(扁平率を下げて)してタイヤ外径を維持する必要があります。235/60R18から235/55R19への変更が一般的な選択肢で、外径差は約3mm(0.4%)以内に収まります。20インチ以上は車高・タイヤ幅・カスタム量によるため、専門ショップでの確認を勧めます。
Q3. スタッドレスタイヤ用に別ホイールを買う場合は?
スタッドレス用途ではアルミより安価なスチールホイールが経済的です。T33の場合、17インチのスチールホイール+スタッドレス(225/65R17)という組み合わせが純正サイズより若干細く・小径になりますが、コスト面でメリットがあります。18インチのまま冬用セットを揃える場合は、純正サイズ(235/60R18)か相当する外径のタイヤを選択してください。
Q4. T32(旧型)のホイールはT33に流用できる?
PCDが同じPCD114.3であれば物理的に装着できる場合がありますが、ハブ径・インセットの合わせ・ブレーキキャリパーとのクリアランスを個別に確認することが必要です。T32の純正ハブ径は66mmで、T33も66mmと同じですが、インセット・リム幅の差による干渉リスクは残ります。T32で使用していた純正ホイールをT33に流用する際は、カーショップでのフィッティング確認を経てから判断することを勧めます。
Q5. TPMS(空気圧センサー)は社外ホイールに移設できる?
T33エクストレイルには純正でTPMSが装備されているグレードがあります。本記事で紹介しているインターミラノのホイールは「TPMS対応」と明記されており、純正センサーの移設が可能です。ただし、センサー移設作業はタイヤ脱着が必要なため、取り付け工賃に含まれるかどうかを事前にカーショップに確認することを勧めます。
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ホイール交換後のメンテナンスと長期使用のポイント
社外ホイールを装着した後にも、定期的な確認が必要です。特にコスパ系ブランドでは初期の塗装密着性が弱い製品があるため、洗車の頻度・洗車方法の管理が長期使用に影響します。
取り付け後100km走行時のトルク再確認
ホイールを新しく装着した後は、100〜200km走行後にホイールナットのトルクを再確認することが一般的な管理手順です。特にアルミホイールは初期馴染みでナットが若干緩む場合があります。103〜108N・mのトルクが維持されているかを、トルクレンチで確認してください。
コーティングとクリーナー選択の注意点
インターミラノのポリッシュ加工面(AVENTO MR10・FF10など)は、研磨剤入りのクリーナーを使うと光沢が失われます。ポリッシュ面には「ノンアブレッシブ(研磨剤なし)」のホイールクリーナーを使うことが推奨される対処です。ウェッズ LEONIS VXのBMC1(ブルーミラークローム)も同様です。塗膜を保護するコーティング剤の定期的な塗布が長持ちさせるカギになります。
ハブリングの有無とセンタリング精度
インターミラノの製品はハブ径73mmで設計されており、T33のハブ径66mmとの差を埋めるためには73→66mmのハブリングが推奨されます。ハブリングを使わない場合、ホイールセンターがナットのみで保持される「ナットセンタリング」状態になります。高速走行時の振動はこれが原因の一つとなる場合があります。ハブリングを追加することで改善されるケースがあります。
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まとめ:3軸の比較結果
比較した結果、T33エクストレイルへの社外ホイール選びは「価格帯」「デザイン方向性」「インセット安全マージン」の3軸で絞り込むのが合理的です。
コスパを最優先するなら、インターミラノ CLAIRE GZ10(4本¥58,880)が現在の市場で最も優位な位置にあります。T33適合確認済み・JAWA認定・グロスブラックのデザインと、この価格帯は他に選択肢が少ない状況です。初めての社外ホイール交換で予算を抑えたいオーナーにとって、現時点での最有力候補と言えます。
インセットの安全マージンと国産ブランドの安心感を取るなら、ウェッズ LEONIS VX(+47)が候補に入ります。純正の+50に最も近いインセットで、干渉リスクが低い点で優位です。カーショップでの取り扱いが多く、トラブル発生時のサポートを受けやすいというメリットもあります。
T33の世界観を崩さずスポーティに仕上げたい場合、ニスモ LMX6Sは専用設計という点で唯一無二の選択肢です。投資額が大きくなる点はデメリットとして整理しておく必要があります。T33購入直後のカスタム第一弾として選ぶオーナーに向いているポジションです。
いずれの製品を選ぶ場合も、購入後は100〜200km走行時のナットトルク再確認と、タイヤのローテーション(1万km毎)を定期的に実施することで、長期的な安全性が保たれます。社外ホイールへの交換は初期費用がかかりますが、T33エクストレイルの走行性能を引き立てるカスタムとして費用対効果の高い選択のひとつとなっています。

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