更新日:2026年3月
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結論:スペーシアギア(MK53S)のドラレコ取り付けは初級〜中級レベル
スペーシアギア(MK53S)へのドラレコ取り付けは、DIY初心者でも対応できます。シガーソケットから電源を取るなら工具もほぼ不要です。30分程度で完了します。配線を隠してスッキリ仕上げたい場合はヒューズボックスからの裏取りが必要です。この記事ではMK53S固有のヒューズ配置や配線ルートを解説します。
スペーシアギアの型式はMK53S(2018年12月〜)です。本記事の手順・ヒューズ位置・配線ルートはMK53Sに基づいています。他の型式(MK94S等)では仕様が異なる場合があるため、作業前に車検証で型式を確認してください。
スペーシアギアにドラレコを取り付ける前に確認すべきこと
MK53S型式の確認と対象年式
スペーシアギアの型式はMK53Sです。2018年12月の発売以降、基本的な内装構造は共通しています。車検証の「型式」欄に「MK53S」と記載されていれば、この記事の手順がそのまま使えます。
スズキセーフティサポート搭載車は、フロントガラス上部にカメラユニットが付いています。ドラレコの設置時は、このカメラの視野角を遮らない位置を選んでください。運転席側または助手席側に15cm以上離すのが目安です。
フロントカメラの設置位置(保安基準)
道路運送車両法では、フロントガラスへの貼り付け物は「ガラス上縁から20%以内」と定められています。スペーシアギアのフロントガラス高さは約85cmです。つまり上端から17cm以内が設置可能範囲となります。ルームミラー裏がもっとも目立たず、視界の妨げにもなりにくい位置です。
必要な工具・パーツ一覧
以下の工具とパーツがあれば作業を進められます。
| 品名 | 用途 | 目安価格(税込) |
|---|---|---|
| ドライブレコーダー本体(前後2カメラ) | 録画 | 12,000〜20,000円 |
| 内張り剥がし(樹脂製) | Aピラーカバー・天井内張りの取り外し | 500〜1,000円 |
| 配線ガイド(ワイヤー通し) | 蛇腹ホース内の配線通し | 300〜800円 |
| ヒューズ電源取り出しケーブル(低背) | ヒューズボックスからの電源裏取り | 500〜1,000円 |
| 養生テープ | 内装のキズ防止 | 100〜300円 |
| 結束バンド(10本程度) | 余った配線の固定 | 100〜300円 |
スペーシアギアのヒューズは「低背ヒューズ」タイプです。購入時に形状を間違えないよう注意してください。ミニ平型やミニヒューズとは形状が異なります。
電装系のDIY経験がある方は、スペーシアギアのLED交換ガイドも参考になります。使う工具の多くが共通です。
ステップ別取り付け手順
Step 1 — フロントカメラの仮設置と位置決め
まず電源を接続せずに、フロントカメラをフロントガラスに仮置きします。ルームミラー裏が視界を妨げにくい定番の設置位置です。セーフティサポートのカメラ(フロントガラス中央上部)からは15cm以上離してください。
仮置きの状態で一度電源を入れ、映像を確認してください。ワイパーの拭き取り範囲内にレンズが入っているかも併せてチェックします。雨天時の映像品質に直結するポイントです。
Step 2 — 電源の取り出し(シガーソケット方式 vs ヒューズボックス方式)
電源の取り方には2つの方法があります。
シガーソケット方式(初級・所要5分)
ドラレコ付属のシガーソケットプラグをそのまま差し込む方法です。配線が露出するデメリットはありますが、作業としては差し込むだけで完了します。
ヒューズボックス方式(中級・所要30〜60分)
MK53Sのヒューズボックスは運転席右下のダッシュボード奥にあります。カバーを手前に引くと外れます。
電源取り出しに使うヒューズの位置は以下のとおりです。
| 電源種別 | ヒューズ位置 | 容量・色 | 用途 |
|---|---|---|---|
| ACC電源(エンジンONで通電) | ACC2 | 15A・青 | 通常録画用 |
| 常時電源(常に通電) | TAIL | 20A・黄 | 駐車監視用 |
| アース | 運転席キックパネル内のボルト | — | マイナス側 |
ヒューズ電源取り出しケーブルの「電源側」を上流側(バッテリー側)に合わせて差し込みます。MK53Sではプラス側が上です。テスターで極性を確認してから作業すると確実です。
スペーシアギアの電装カスタムに興味がある方は、LEDルームランプの交換・選び方も参考になります。
Step 3 — フロントカメラの配線処理(Aピラー経由)
電源ケーブルの配線ルートは以下の順序です。
- ヒューズボックスからのケーブルを助手席側ダッシュボード裏に引き上げる
- 助手席側Aピラーカバーを取り外す(樹脂クリップ3箇所を内張り剥がしで外す)
- ケーブルをAピラー内に沿わせて天井方向へ引き上げる
- フロントガラス上部でドラレコ本体に接続する
- 余ったケーブルはAピラー内に束ねて収納する
Aピラーカバーを外す際は、エアバッグ内蔵の有無を確認してください。MK53Sの助手席側Aピラーにはエアバッグが入っていません。内張り剥がしで安全に取り外せます。
Step 4 — リアカメラの配線ルート(天井裏→蛇腹ホース)
前後2カメラの場合、リアカメラへの配線が最も手間のかかる工程です。
配線ルートは次のとおりです。
- フロントカメラ本体からリアカメラケーブルを天井内張りの隙間に差し込む
- 天井裏を車体後方に向かってケーブルを通す(配線ガイドで引き込む)
- リアハッチの蛇腹ホース(ゴムブーツ)内にケーブルを通す
- リアハッチ側でケーブルを引き出し、リアガラス上部へ導く
- リアカメラをリアガラスに貼り付けて接続する
蛇腹ホースの内径は約20mmです。純正配線がすでに通っているため、追加で1本通すにはコツが要ります。配線ガイドの先端にケーブルをテープで固定し、引き抜く方法が成功率の高い手法です。
潤滑剤(シリコンスプレー)を蛇腹ホース内に軽く吹いておくと、配線の通りが格段に良くなります。
Step 5 — 動作確認と内装の復元
配線が完了したら、エンジンをかけて前後カメラの映像を確認します。
確認すべきポイントは3つです。
- フロントカメラ: 映像が水平か、ワイパー拭き取り範囲内か
- リアカメラ: 映像の上下が反転していないか(設定で変更可能)
- 駐車監視: エンジンOFFでも録画が開始されるか(常時電源接続時のみ)
問題なければ、Aピラーカバーと天井内張りを元に戻して作業完了です。クリップは「カチッ」と音がするまで押し込んでください。
よくある失敗と対処法
蛇腹ホースに配線が通らない場合
MK53Sの蛇腹ホースは内径約20mmで、純正配線が2〜3本通っています。追加ケーブルが通らない場合は、配線ガイドを車体側から差し込んでください。リアハッチ側で先端にケーブルをテープ固定し、引き抜きます。それでも通らなければ、蛇腹ホース横のグロメット穴を利用する方法もあります。
運転支援システムとの干渉
セーフティサポートのカメラはフロントガラス中央上部にあります。ドラレコを近くに設置すると、衝突軽減ブレーキやレーンキープの誤作動を招くリスクがあります。最低15cmの距離を確保してください。
画面のちらつき・ノイズ
LED信号はフレームレートによっては点滅して映ります。ドラレコの設定で27.5fpsまたは50fpsに変更すると解消されます。地デジへのノイズ干渉がある場合は、電源ケーブルにフェライトコアを取り付けてください。
Q1. スペーシアギアにドラレコを取り付ける工賃の目安は?
カー用品店やディーラーへの依頼工賃は以下が相場です。フロントのみ5,000〜8,000円、前後2カメラで10,000〜15,000円です。電源裏取りの追加依頼で3,000〜5,000円が加算されます。DIYなら工賃ゼロで、工具代1,000〜2,000円程度で済みます。
Q2. 駐車監視機能を使うには何が必要?
駐車監視対応のドラレコ本体に加え、常時電源への接続が必要です。ヒューズボックスのTAIL(20A・黄色)から常時電源を取り出します。バッテリー上がり防止には、電圧監視機能付きケーブルか外付けバッテリーの併用が有効です。
Q3. ミラー型とセパレート型、スペーシアギアにはどちらが向いている?
ミラー型は11〜12インチの大画面でリア映像を常時表示できます。後方視界が限られるスペーシアギアとの相性が良い選択です。一方、セパレート型はコンパクトで設置自由度が高く、純正ミラーをそのまま使えます。後方視界を広げたい方はミラー型、変えたくない方はセパレート型が合います。
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