更新日:2026年3月
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結論:セレナC27の異音は「どこから・どんな音か」で原因が絞れる
セレナC27には前期(2016〜2019年)と後期(2019〜2022年)があり、搭載エンジンも S-HYBRID(MR20DD)と e-POWER(HR12DE+EM57)で異なります。異音の原因や該当部品が型式・年式によって異なる場合があるため、整備工場への相談時は車検証の型式をご確認ください。
セレナC27で異音が発生した場合、まず確認すべきは「どの場所から」「どんな音が」聞こえるかです。エンジンルーム・足回り・CVTの3箇所に分けて原因を整理すると、ディーラーや整備工場への相談時にも話が早くなります。この記事では各箇所の代表的な異音パターン、原因部品、修理費用の目安をデータでまとめました。
エンジンルームからの異音と原因
エンジンルームから聞こえる異音は、音の種類ごとに原因部品が異なります。
カラカラ音 — スパークプラグ劣化やノッキング
アクセルを踏んだ際に「カラカラ」と金属が擦れるような音がする場合、スパークプラグの劣化が疑われます。プラグが摩耗すると着火タイミングがずれ、ノッキングが発生します。MR20DDエンジン搭載のセレナC27では、走行距離50,000〜60,000km前後でプラグ交換が推奨されます。交換費用は1本あたり2,000〜3,000円程度です。4気筒分で8,000〜12,000円が目安になります。
キュルキュル音 — ファンベルトの滑り・劣化
エンジン始動時や加速時に「キュルキュル」と甲高い音がする場合、ファンベルト(補機ベルト)の劣化が原因です。ベルト表面にひび割れが入ったり、張力が低下したりすると滑りが生じます。交換費用はベルト1本あたり約10,000円で、工賃込みで15,000〜20,000円が相場です。交換推奨時期は走行距離50,000〜70,000kmです。
ウィーン・ヒューン音 — オルタネーターやエアコンコンプレッサー
走行中に「ウィーン」や「ヒューン」という回転音が聞こえる場合、オルタネーター内部のベアリングかエアコンコンプレッサーの劣化が考えられます。修理費用は40,000〜60,000円が目安です。なおセレナC27の e-POWER モデルでは、エアコン用モーターの羽根が変形して異音を発するケースが報告されています。新車から5年以内であれば保証対象となる場合もあるため、ディーラーへの確認を推奨します。
e-POWERとS-HYBRIDではエンジンの役割が根本的に異なり、異音の出方にも差があります。両モデルの違いについてはセレナ e-POWER vs S-HYBRID 違いで詳しく解説しています。
足回りからの異音と原因
走行中に車体下部から聞こえる異音は、足回り部品の劣化が原因であることが大半です。
ゴトゴト・カタカタ音 — スタビリンクやロアアームブッシュ
段差を越えた際に「ゴトゴト」と響く場合、スタビリンクの劣化が最も疑わしい部位です。スタビリンク交換は左右で10,000〜20,000円が目安です。さらに深刻な場合、フロントロアアームのブッシュにガタが生じている可能性もあります。この場合はロアアーム交換で片側20,000〜40,000円前後になります。
コトコト音(ハンドル操作時)— タイロッドエンド
低速でハンドルを切った際に「コトコト」と感じる場合、タイロッドエンドのボールジョイントが消耗している可能性があります。交換費用は片側10,000〜25,000円です。放置するとハンドル操作に影響が出るため、早めの点検が必要です。
キーキー・シャリシャリ音 — ブレーキパッド摩耗
制動時に「キーキー」と鳴る場合、ブレーキパッドの残量が限界に近づいています。パッドに内蔵されたウェアインジケーターがディスクに接触して警告音を出す仕組みです。パッド交換費用は1軸あたり13,000〜18,000円が相場です。残量3mm以下で交換が推奨されます。
足回りの異音は放置するとタイヤの偏摩耗につながります。タイヤの状態が気になる場合はセレナ タイヤ おすすめも参考にしてください。
CVT・駆動系の異音と原因
ウィーン音(加速時)— CVTフルード劣化
加速時に「ウィーン」というモーター音が大きくなる場合、CVTフルードの劣化が原因の一つです。CVTフルードは潤滑と冷却を担いますが、走行距離が増えると消泡性・潤滑性が低下します。交換推奨は50,000km前後で、費用は10,000〜20,000円です。ただし過走行車で一度もフルード交換をしていない場合は、交換により逆に不具合が出るリスクもあるため整備工場に相談してください。
e-POWERのエンジン始動音との区別
e-POWERモデルはバッテリー残量に応じてエンジンが自動始動します。停車中に突然「ブーン」とエンジンが回り始めるのはシステムの正常動作です。異常ではなく充電のための発電動作であるため、焦る必要はありません。ただし始動時に「カラカラ」「ガラガラ」といった金属音が混じる場合は、通常のエンジン異音と同じ原因が考えられるため点検を推奨します。
ホイール周辺からの異音が気になる場合はセレナ ホイール おすすめもあわせて確認できます。
異音の対処法 — DIYとプロ依頼の判断基準
DIYで対応できるケース
以下は市販パーツと基本工具で対応可能です。
- スパークプラグ交換(プラグレンチ、作業時間30分〜1時間)
- ファンベルト交換(ラチェット・メガネレンチ、作業時間1〜2時間)
- ブレーキパッド交換(車載ジャッキ・ソケットレンチ、作業時間1〜2時間)
プロに依頼すべきケース
次の修理はリフトアップや専用工具が必要なため、整備工場への依頼を推奨します。
| 修理内容 | 費用目安(税込) | 作業時間目安 |
|---|---|---|
| オルタネーター交換 | 40,000〜60,000円 | 2〜3時間 |
| エンジンマウント交換 | 30,000〜50,000円 | 2〜4時間 |
| タイミングチェーン交換 | 100,000〜200,000円 | 半日〜1日 |
| ウォーターポンプ交換 | 20,000〜70,000円 | 2〜3時間 |
| CVTフルード交換 | 10,000〜20,000円 | 1時間 |
| ロアアーム交換(片側) | 20,000〜40,000円 | 1〜2時間 |
| スタビリンク交換(左右) | 10,000〜20,000円 | 1時間 |
予防策とメンテナンス周期
異音を未然に防ぐには定期的な消耗品交換がカギになります。セレナC27の主要メンテナンス推奨周期は以下のとおりです。
- エンジンオイル交換: 5,000km or 6ヶ月ごと
- スパークプラグ交換: 50,000〜60,000km
- ファンベルト交換: 50,000〜70,000km
- CVTフルード交換: 50,000km(初回は40,000km推奨)
- ブレーキパッド確認: 車検ごと(残量3mm以下で交換)
- 足回りブッシュ類点検: 走行距離80,000km〜
走行距離100,000kmを超える車両では複数箇所が同時に劣化している場合があります。ディーラーの12ヶ月点検時にまとめて確認してもらうと効率的です。
Q1. セレナC27でカラカラ音がする場合、修理費はいくらくらい?
スパークプラグの劣化が原因なら4気筒分で8,000〜12,000円が目安です。エンジンマウント劣化が原因の場合は30,000〜50,000円、タイミングチェーン伸びが原因の場合は100,000〜200,000円と幅があります。まずはディーラーや整備工場で異音箇所を特定してもらうことを推奨します。
Q2. e-POWERのエンジンが突然始動するのは異常?
正常動作です。e-POWERはバッテリー残量が低下すると自動でエンジンを始動して発電します。停車中でもエンジンが回ることは仕様上あり得ます。ただしエンジン始動時に金属的な異音(カラカラ、ガラガラなど)が聞こえる場合は別途点検が必要です。
Q3. CVTのウィーン音は放置しても問題ない?
軽度の場合はCVTフルード交換で改善する可能性があります。費用は10,000〜20,000円程度です。ただし音が大きくなっている場合や振動を伴う場合は、CVT内部のプーリーやベルトの摩耗が進行している可能性があり、放置すると走行不能に至るリスクがあります。早めの点検を推奨します。
まとめ
セレナC27の異音は発生箇所と音の種類で原因を絞り込めます。エンジン系はプラグ・ベルト・補機類、足回り系はブッシュ・リンク・ブレーキ、CVT系はフルード劣化が代表的な原因です。修理費用は2,000円程度の消耗品交換から200,000円前後の大物修理まで幅があるため、まずは「どこから・どんな音か」をメモしたうえで整備工場に相談してください。

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