更新日:2026年3月
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結論:ランクル300のサイドステップは用途と予算で3タイプに分かれる
ランクル300(ランドクルーザー300系)は、全高1,925mmの大型SUVです。乗り降りのたびに段差を感じるオーナーは少なくありません。純正サイドステップはGX以外のグレードに標準装備されていますが、デザインや機能に不満を持つ方も多い状況です。
この記事では、固定式2製品・LEDイルミネーション付き社外品2色・電動式1製品の計5製品を、スペック数値と適合情報で比較します。対応グレード・素材・重量・取付時間・車検対応の各項目を数値ベースで整理しているため、購入前の判断材料として活用してください。
ランクル300 サイドステップ おすすめ5製品 スペック比較
| 項目 | JAOS B172052BK | viva galml FL217(白) | viva galml FL217(黒) | CARSTYLE GR専用 | Jeppesen e-nerf |
|---|---|---|---|---|---|
| 価格(税込) | 100,794円 | 94,980円 | 94,980円 | 209,000円 | 396,000〜429,000円 |
| タイプ | 固定式パイプ | 固定式ボード | 固定式ボード | 固定式パイプ | 電動格納式 |
| 対応グレード | GR SPORT/VX/AX/GX | GX(VX/AXも交換可) | GX(VX/AXも交換可) | GR SPORT専用 | ZX/GR SPORT |
| 素材 | スチールΦ76.2 | アルミ本体+スチールブラケット | アルミ本体+スチールブラケット | スチール | スチール(カチオン塗装) |
| 重量 | 14.4kg | 非公開 | 非公開 | 非公開 | 56.6kg(左右合計) |
| LED | なし | あり | あり | なし | なし |
| 取付時間 | 約0.5時間 | 約1時間 | 約1時間 | 非公開 | 5〜6時間 |
| 車検 | 対応 | 全幅内で対応 | 全幅内で対応 | 要確認 | 対応(構造変更不要) |
| 取付方法 | 純正交換 | サイドバンパー脱着+ボルト | サイドバンパー脱着+ボルト | ボルトオン | 電源配線+ハーネス |
スペック比較で見ると、価格と機能のバランスで大きな差がある5製品です。取り付け時間はJAOSの0.5時間が最短で、電動式のe-nerfは5〜6時間と約10倍の差があります。重量ではJAOSの14.4kgに対し、e-nerfは56.6kgと約4倍です。車両の燃費や走行性能への影響を考慮すると、この42.2kgの差は見落とせません。
素材面ではJAOSとCASTYLEがスチール単体、viva galml FL217がアルミ+スチール+樹脂の複合構造です。アルミ本体のFL217は軽量化に有利ですが、正確な重量は非公開となっています。スチール製は強度と耐久性に優れる反面、錆びやすいという弱点があります。JAOSはカチオン電着+粉体塗装の2コート処理でこの課題に対処しています。海沿いや融雪剤を使う地域のオーナーは、塗装品質を重視して選んでください。
ランクル300のサイドステップはなぜ必要か
ランクル300は地上高225mmの本格SUVです。ラダーフレーム構造を採用しているため、フロアの位置がモノコック車と比べて60〜80mm高くなります。乗降口の地面からの高さは実測で約500mmです。身長160cm以下の方やお子様がステップなしで乗り降りすると、膝や腰に負担がかかります。
ステップを装着すると、乗降口との高低差が約180〜200mmに縮まります。この数値は一般的なミニバン(アルファードなど)と同水準です。特に後席の乗降頻度が高いファミリー層や、業務で人を乗せる機会のあるオーナーにとって、ステップの有無は実用性に直結します。
純正サイドステップはAX・VX・ZX・GR SPORTに標準装備されています。ただし、エントリーグレードのGXには装備されていません。GXオーナーが後付けする場合、純正部品をディーラーで注文する方法と社外品を選ぶ方法の2択になります。
社外品を選ぶ理由は主に3つです。純正より10,000〜30,000円安い価格帯で入手できること。LEDイルミネーションやパイプ形状などデザインの選択肢が広がること。電動格納という純正にはない機能を追加できることです。
また、純正ステップが装備されているAX/VXオーナーでも、デザインの刷新を目的に社外品へ交換するケースは少なくありません。純正のアルミ製ステップは機能的には十分ですが、見た目がシンプルなため、カスタム志向のオーナーには物足りないと感じる方もいます。JAOSのΦ76.2mmパイプ型に交換するだけで、車両のサイドビューが大きく変わります。
ランクル300 サイドステップの適合・型式・グレード別の違い
型式の確認を推奨します
ランクル300にはガソリン車(VJA300W / V35A-FTSエンジン)とディーゼル車(FJA300W / F33A-FTVエンジン)の2型式があります。サイドステップの適合は型式間で共通ですが、グレードにより装着不可の製品があります。
グレード別 純正サイドステップの装備状況
| グレード | 型式例 | 定員 | 純正サイドステップ | 特徴 |
|---|---|---|---|---|
| GX | VJA300W | 5名 | オプション | アルミ製・最もシンプルな形状 |
| AX | VJA300W | 7名 | 標準装備 | アルミ製・GXと同形状 |
| VX | VJA300W / FJA300W | 7名 | 標準装備 | アルミ製・本革内装との組合せ |
| ZX | VJA300W / FJA300W | 7名 | 標準装備 | LED照明付きエアロ一体型 |
| GR SPORT | VJA300W / FJA300W | 5名 | 標準装備 | GR専用デザイン・スチール調 |
GXは唯一サイドステップが標準装備されていないグレードです。510万円のエントリーモデルとしてコストを抑えた結果、ステップがオプション扱いになっています。一方、ZXはLED照明付きのエアロ一体型で、ボディと一体化した専用形状です。
JAOSのB172052BKはGR SPORT・VX・AX・GXに対応しますが、ZXには装着できません。ZXはエアロ一体型の純正ステップが標準装備されており、取り付け構造が根本的に異なるためです。ZXオーナーが社外品に交換したい場合、電動式のe-nerfがほぼ唯一の選択肢となります。
GR SPORTは専用のサイドステップが装備されていますが、デザインの好みでJAOSやCASTYLEに交換するオーナーもいます。GR SPORTへの社外品装着は、JAOSが100,794円、CASTYLEが209,000円と、価格差で約2倍の開きがあります。
タイヤ交換と同時にサイドステップの見直しを行うオーナーも増えています。足回り全体のバランスを考えるならランクル300 タイヤ おすすめの記事も参考にしてください。
おすすめ5製品 詳細レビュー
1. JAOS サイドステップ ブラック B172052BK
JAOS(ジャオス)は1985年創業の国内4WDパーツメーカーです。Φ76.2mmの太径スチールパイプにカチオン電着塗装とブラック粉体塗装の2コートを施し、耐食性と耐候性を確保しています。カチオン電着塗装は自動車ボディに使われる下地処理で、パイプ内部までムラなくコーティングされるのが利点です。
製品重量は14.4kgで、梱包サイズは高さ200mm×幅410mm×奥行1,980mmです。純正交換タイプのため、既存のボルト穴をそのまま使います。取り付け時間は約0.5時間と、5製品中で最短です。工具は10mmと12mmのソケットレンチがあれば対応できます。
ステップ部にはインジェクション成形の樹脂カバーを装備しています。雨天や泥が付着した状態でも滑りにくい構造です。保安基準第18条(車体外部突起規制)に適合し、装着時も全幅の範囲内に収まります。
対応グレードはGR SPORT・VX・AX・GXの4種類です。ZXはボディ形状が異なるため装着できません。購入前に車検証でグレードを確認してから注文してください。年式は2021年8月以降の300系全車が対象です。
2. viva galml ランニングボード FL217 パールホワイト(LEDイルミネーション付き)
viva galml のFL217は、アルミ本体とスチールブラケットを組み合わせたランニングボード型です。平板形状のため、パイプ型より足を乗せる面積が広く、乗降時の安定感があります。LEDイルミネーション付きモデルで、夜間の乗降時に足元を照らす実用的な機能を備えています。
カラーはプレシャスホワイトパール(090)に合わせた塗装済みです。ランクル300のボディカラー「プレシャスホワイトパール」とほぼ同色ですが、市販塗料による再現のため微細な色差が出る可能性があります。塗装品質は個体差も含めて通販購入時のリスクとなる点を理解しておいてください。
本製品はGX(サイドステップ非装備車)向けに開発されています。ただし、VX・AXの純正ステップと交換しての装着にも対応済みです。取り付けはサイドバンパーを外し、付属のブラケットとボルトで固定する方式です。作業時間は約1時間が目安となります。
素材はスチールブラケット・アルミ本体・樹脂カバーの3層構造です。アルミ本体を採用することで、全スチール製品と比べて軽量化を図っています。LEDの配線はサイドステップ内に収められており、外部から目立たない設計です。
3. viva galml ランニングボード FL217 ブラック(LEDイルミネーション付き)
FL217のブラックカラー版です。仕様・寸法・取り付け方法はパールホワイト版と同一で、カラーのみ異なります。ブラックボディのランクル300に合わせたい場合の選択肢です。アティチュードブラックマイカ(218)やブラック(202)のオーナーに向いています。
LEDイルミネーション付きのため、暗い駐車場や夜間の帰宅時にも足元を確認しながら乗降できます。パールホワイト版と同じく、2021年8月以降のGX・VX・AXに対応しています。ZXとGR SPORTには非対応です。
ブラックカラーのメリットは、汚れや傷が目立ちにくい点です。オフロード走行やアウトドアで泥はねが多い使い方をするオーナーには、ホワイトよりブラックが実用面で扱いやすいです。
4. CARSTYLE サイドステップ GR SPORT専用
CARSTYLE製はGR SPORT専用設計のスチール製サイドステップです。価格は209,000円(税込)で、VJA300W・FJA300Wのガソリン車・ディーゼル車共通で使用できます。左右セット一式での販売です。
GR SPORTのボディラインに合わせた設計が特徴で、純正車高だけでなく、ローダウンやリフトアップした車高にも対応する形状となっています。2インチリフトアップ車でもバランスが崩れにくいデザインを採用しています。
GR SPORTオーナーでスチール製パイプ型を求める場合の候補となります。ただし、VX・AX・GXには適合しない専用品です。JAOSのB172052BKもGR SPORTに対応しているため、予算で選ぶならJAOS(100,794円)、GR SPORT専用設計を重視するならCASTYLE(209,000円)という判断になります。両製品の価格差は108,206円で、この差額でフロアマットやドライブレコーダーを追加購入できる金額です。
5. Jeppesen e-nerf 電動サイドステップ
Jeppesen(ジェップセン)のe-nerfは、ドア開閉に連動してステップが自動展開・格納する電動式です。ZX用が429,000円、GR SPORT用が396,000円で、固定式の4〜5倍の価格帯となります。
寸法は1,820mm×165mmで、左右合計の重量は56.6kg(片側28.3kg)です。格納時はΦ60mmのメインパイプがナーフバー風の外観を形成し、SUVらしいタフな印象を演出します。展開時はサイドシル上面から320mmの位置にステップ面が出現し、乗降時の段差を大幅に軽減します。
電源はバッテリーから直接取得する仕組みで、CAN通信は使用しません。配線はバッテリーからフロア下を通してモーターまで引き回すため、内装パネルの一部取り外しが発生します。作業時間は5〜6時間で、ディーラーまたは整備工場での施工が推奨されています。
安全面では、障害物検知による動作停止機能を搭載しています。ステップの展開・格納中に人や物に接触すると、モーターが自動的に停止します。車検は格納時の寸法が全幅・最低地上高の範囲内に収まるため、構造変更申請なしで通過できます。
純正 vs 社外サイドステップの違い
純正サイドステップの特徴
AX・VX標準装備の純正品はアルミ製で、ボディとの一体感に優れています。ディーラーでの保証対象であり、車検時の心配がありません。GXオーナーがディーラーで純正オプションを注文する場合、部品代と工賃で70,000〜90,000円程度が目安です。
ZXの純正サイドステップはLED照明付きのエアロ一体型です。ドア開閉時にLEDが点灯し、夜間の乗降をサポートします。730万円の最上位グレードにふさわしい高級感のある仕上がりですが、社外品への交換難易度が高い構造となっています。
固定式社外品の利点
JAOSのパイプ型やviva galmlのランニングボード型は、純正とは異なるデザインでカスタム感を演出できます。JAOSはΦ76.2mmパイプ+樹脂ステップカバーの組合せで、オフロードテイストに仕上がります。実測値では純正より踏み面の位置が約20mm低くなるため、乗降性がわずかに向上するという報告もあります。
viva galml FL217はLEDイルミネーション付きで夜間の利便性に優れ、94,980円と5製品中の最安です。アルミ本体のため全スチール製品より軽量で、燃費への影響も限定的と考えられます。
電動式と固定式の数値比較
| 比較項目 | 固定式(JAOS) | 電動式(e-nerf) | 差 |
|---|---|---|---|
| 価格(税込) | 100,794円 | 396,000〜429,000円 | 約4倍 |
| 重量 | 14.4kg | 56.6kg | +42.2kg |
| 取付時間 | 0.5時間 | 5〜6時間 | 約10倍 |
| DIY可否 | 可能 | プロ推奨 | – |
| 工賃目安 | 0〜5,000円 | 60,000〜80,000円 | – |
| 格納機能 | なし | ドア連動自動 | – |
数値上は固定式がコスト面で圧倒的に優位です。ただし、電動式の自動格納はオフロード走行時に地面との干渉を防げるため、悪路を走行する機会が多いオーナーにとっては実用的な価値があります。林道やダートを走る頻度が月1回以上あるなら、格納機能の恩恵は大きいです。
固定式ステップはオフロードで岩やぬかるみに接触するリスクを常に抱えます。実測でステップ下端の地上高は約200mm前後となるため、大きな段差やV字溝では干渉の可能性がゼロとは言えません。e-nerfなら格納時にΦ60mmパイプ形状になるため、干渉リスクを最小限に抑えられます。
キャリアやラックの追加を検討している場合、サイドステップの重量との兼ね合いも考慮したいところです。ルーフ周りの積載についてはランクル300 ルーフキャリア おすすめで詳しく解説しています。
ランクル300 サイドステップの取り付け方法と必要工具
固定式(JAOS・viva galml)の取り付け手順
固定式サイドステップの取り付けは、基本的に純正ステップの交換作業です。JAOSの場合、以下の手順で約30分で完了します。
- 車両をジャッキアップし、作業スペースを確保する
- 純正サイドステップ固定ボルト(4〜6本)をソケットレンチで外す
- 純正品を取り外し、JAOS製をボルト穴に合わせて仮置きする
- 付属ボルトで仮締め→位置確認→本締めの順で固定する
- 反対側も同じ手順で作業する
viva galml FL217の場合はサイドバンパーの脱着が加わるため、作業時間が約1時間に伸びます。サイドバンパーのクリップは再利用できますが、劣化している場合は予備を用意しておくと安心です。
必要工具リスト
| 工具 | JAOS | viva galml FL217 | e-nerf |
|---|---|---|---|
| 10mmソケットレンチ | 要 | 要 | 要 |
| 12mmソケットレンチ | 要 | 要 | 要 |
| 14mmソケットレンチ | 不要 | 不要 | 要 |
| クリップ外し | 不要 | 要 | 要 |
| トルクレンチ | 推奨 | 推奨 | 要 |
| 電工ペンチ | 不要 | 不要 | 要 |
| ジャッキ+馬 | 推奨 | 推奨 | 要 |
電動式(e-nerf)の取り付けについて
e-nerfの取り付けは固定式と根本的に異なります。純正ステップの取り外しに加え、バッテリーからの電源配線、ハーネスの車内配策、モーターユニットの取り付け、動作テストが必要です。内装パネルの取り外しも伴うため、整備環境の整った工場での施工が推奨されています。
取り付け工賃は60,000〜80,000円が相場です。サイドスカートのボディ同色塗装を追加する場合、さらに80,000円前後の上乗せとなります。トータルコストは本体+工賃+塗装で500,000〜590,000円に達するケースもあります。取り付けを依頼する場合は、事前に見積もりを取得し、納期も確認してください。e-nerfは受注生産のため、発注から納品まで2〜4週間かかる場合があります。
ランクル300 サイドステップの選び方ガイド
タイプ別の選び方
固定式と電動式の選択は、予算と使い方で決まります。日常的な乗降性の改善が目的なら固定式で十分です。家族や来客を頻繁に乗せる場面が多く、見た目と利便性を両立させたいなら電動式が候補に入ります。
パイプ型(JAOS・CARSTYLE)とボード型(viva galml FL217)の違いも選択のポイントです。パイプ型は足を乗せる面が丸いため、ブーツやスニーカーなど靴底が厚い履物に向いています。ボード型は平面で接地面積が広いので、革靴やヒールでも安定して足を乗せられます。
雪が多い地域のオーナーはステップ面の排水性にも注目してください。パイプ型は丸い形状のため水や雪が自然に落ちます。ボード型は平面に水たまりができやすいですが、FL217は樹脂カバーに滑り止め加工が施されているため、濡れた状態でも一定のグリップ力を維持します。
グレード適合の確認ポイント
最も見落としやすいのがグレード適合です。JAOSはZXに非対応、CASTYLEはGR SPORT専用、viva galml FL217はGX向け開発(VX/AXは交換可)と、製品ごとに対応範囲が異なります。購入前に車検証のグレード欄を確認してから注文してください。
車検対応の見分け方
保安基準のポイントは「全幅」と「最低地上高」の2点です。装着後に車検証記載の全幅を超えないこと、最低地上高9cm以上を維持できることが条件となります。JAOSは保安基準第18条への適合を公表しており、e-nerfも構造変更不要を明示しています。viva galml FL217はメーカーによる公式の保安基準適合表明はないものの、装着時の全幅が車両幅に収まる設計です。社外品を装着した状態で車検を受ける場合、検査場によっては計測を行うことがあるため、装着後に自分で全幅を計測しておくと安心です。車両の外側にステップがはみ出していないことを確認してから車検に臨んでください。
本記事のおすすめ選定基準
本記事では以下の基準で製品を選定しています。
- ランクル300(VJA300W/FJA300W)への適合が確認済み(メーカー適合表または実装実績あり)
- 税込94,000〜430,000円の価格帯で入手可能(Amazonまたは専門店で購入可能)
- 車検対応または全幅内に収まる設計(保安基準適合を公表または構造上問題なし)
- 取り付け方法が明確(メーカーが取付時間や方法を公開済み)
- 固定式・LEDイルミネーション付き・電動式の3カテゴリをカバー(用途別に比較できる構成)
ランクル300 サイドステップで失敗しやすいポイント
グレード不適合による返品
最も多い失敗がグレード不適合です。ZX用とVX/AX/GX用は取り付け穴の位置やボディ形状が異なるため、互換性がありません。JAOS B172052BKをZXに装着しようとして返品するケースが報告されています。通販で購入する場合、製品ページの適合表をスクリーンショットで保存しておくと、万が一の返品時に役立ちます。Amazonで購入する場合は「車種適合確認」の欄に自分の車両情報を入力して適合を確認する機能も活用してください。
車体色と製品色の不一致
viva galml FL217のパールホワイトはプレシャスホワイトパール(090)に合わせた塗装です。ランクル300には070番のホワイトパールクリスタルシャインもあり、090番と070番では色味が異なります。屋外の太陽光下では色差が目立つ場合があります。
対策として、購入前にボディカラーのカラーコードを運転席ドア内側のコーションプレートで確認してください。ランクル300のカラーコードは3桁の数字で表記されています。090番以外の白系カラーの場合、板金店での再塗装(30,000〜50,000円程度)も選択肢に含めて予算を組むのが安全です。黒系カラーのオーナーはFL217ブラック版を選べば、この問題を回避できます。
電動式の追加コスト
e-nerfの本体価格に加え、取り付け工賃が60,000〜80,000円かかります。合計で450,000〜510,000円の予算が必要です。サイドスカートのボディ同色塗装を追加すると、さらに80,000円前後の上乗せとなります。
固定式の場合はDIYなら工賃ゼロ、ショップ依頼でも5,000〜10,000円程度です。予算が限られている場合、電動式の総コストは固定式の5倍以上になる計算です。費用対効果を重視するなら、固定式+浮いた予算でフロアマットやドラレコを追加するほうが、車全体のカスタム満足度は高まりやすいです。
購入前に確認すべき注意点
以下に該当する場合は、この記事の製品が最適でない可能性があります。
- ZXグレードのオーナー — 本記事の固定式3製品(JAOS・viva galml・CARSTYLE)はZXに非対応です。ZXは電動式のe-nerf、または純正のままが現実的な選択肢となります。
- DIY経験がない方で電動式を検討中 — e-nerfの取り付けは電源配線とハーネス配策が必要で、整備工場への依頼が前提です。工賃60,000〜80,000円を予算に含めてください。
- ボディカラーが白系でFL217を検討中 — プレシャスホワイトパール(090)以外の白系カラーでは色差が出る場合があります。ディーラーや板金店での再塗装(30,000〜50,000円)も選択肢に入れてください。
- 悪路走行が多くサイドステップの損傷が心配 — 固定式はオフロードで岩や路面の突起に接触するリスクがあります。悪路走行の頻度が高い場合、格納できるe-nerfか、損傷時のパーツ交換が容易なJAOS(樹脂カバーのみ交換可)を検討してください。
よくある質問
Q1. サイドステップとランニングボードの違いは何ですか?
サイドステップは乗降時の足掛けとなるパーツ全般の総称です。ランニングボードは平板型のサイドステップを指し、viva galml FL217がこのタイプに該当します。JAOSのようなパイプ型は「サイドステップバー」や「ナーフバー」と呼ばれることもあります。機能面での差はなく、形状とデザインの違いです。踏面の面積はボード型が広く、パイプ型は狭い傾向があります。乗降頻度が高い場合はボード型のほうが安定感に優れます。
Q2. ランクル300のサイドステップは車検に通りますか?
装着後の全幅が車検証記載値を超えず、最低地上高9cm以上を維持していれば車検を通過できます。JAOSは保安基準第18条への適合を公表済みです。e-nerfも格納時に全幅・最低地上高の範囲内に収まるため、構造変更申請は不要です。ただし、装着後に陸運局で車幅を計測する検査員もいるため、全幅ギリギリの製品は避けたほうが無難です。
Q3. サイドステップはDIYで取り付けできますか?
固定式(JAOS・viva galml)はDIYで取り付け可能です。JAOSの場合、10mmと12mmのソケットレンチがあれば約30分で完了します。viva galml FL217はサイドバンパー脱着が必要で、約1時間が目安です。電動式のe-nerfはバッテリーからの配線作業が必要なため、プロへの依頼を推奨します。取り付け動画がYouTubeに多数公開されているので、事前に手順を確認するのがおすすめです。
Q4. 電動サイドステップのメンテナンスは必要ですか?
e-nerfの場合、可動部分のグリスアップが年1回程度推奨されています。モーターや配線の故障はメーカー保証の対象です。積雪地域では凍結によるステップ固着のリスクがあるため、冬季はこまめに動作確認を行ってください。凍結防止には、シリコンスプレーを可動部に塗布しておく方法が有効です。固定式のJAOSやFL217はメンテナンスフリーで、年1回の洗車時にボルトの緩みを確認する程度で十分です。
Q5. 純正サイドステップから社外品に交換するときの注意点は?
純正品の取り外しで残るボルト穴やクリップ穴が、社外品と一致しない場合があります。JAOSは純正交換を前提に設計されているため穴位置が合致します。viva galml FL217もブラケット取り付けのため問題は少ないですが、念のため仮組みで位置を確認してから本締めしてください。取り外した純正品は再装着の可能性を考えて保管しておくことを推奨します。
Q6. GR SPORTにJAOSのサイドステップは装着できますか?
装着可能です。JAOSのB172052BKはGR SPORT対応を明記しています。GR SPORT専用品としてCASTYLE(209,000円)もありますが、JAOSは100,794円で約半額の価格です。スペック比較で見るとコスト面でJAOSが有利で、耐食性や取付時間もほぼ同等の性能です。
Q7. サイドステップを装着すると最低地上高は変わりますか?
固定式の場合、サイドステップが車体の最低部分より上に収まっていれば、最低地上高への影響はありません。JAOSは全幅内かつ最低地上高に影響しない設計です。e-nerfは格納時にΦ60mmパイプがサイド下部に位置しますが、最低地上高9cm以上を維持する設計のため車検基準をクリアしています。
まとめ:ランクル300のサイドステップ選びは適合確認が最重要
ランクル300のサイドステップ選びでは、グレード適合の確認を最優先にしてください。今回紹介した5製品の中からオーナーの状況別に整理すると、以下の判断が成り立ちます。
VX/AX/GX対応のJAOS B172052BK(100,794円)は、国内ブランドの品質管理と取り付けの手軽さでバランスに優れた製品です。14.4kgの重量と0.5時間の取付時間は、5製品中で最も扱いやすい数値となっています。
LEDイルミネーション付きで5,000円安いviva galml FL217(94,980円)は、コスト重視の方に向いています。ただし、ボディカラーとの色合わせにリスクがあるため、090番以外のホワイト系カラーの場合は再塗装費用も予算に含めてください。
予算に余裕があり、自動格納を求めるZX/GR SPORTオーナーにはe-nerf(396,000円〜)が候補です。56.6kgの重量増と取付工賃の上乗せを許容できるかが判断の分かれ目になります。いずれの製品を選ぶ場合も、購入前にグレードの適合確認を済ませてから注文してください。
ランクル300の室内を快適にするパーツも一緒に検討してみてください。以下の記事でグレード別の適合情報を詳しく解説しています。

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