更新日:2026年2月
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結論:T Premiumはターボ性能重視、G Premiumは燃費と4WDを求める方向き
デリカミニの上位グレードである「T Premium」と「G Premium」は、外観や安全装備においてほぼ同等の仕様です。両者の核心的な違いは「エンジンがターボかノンターボか」という点に集約されます。
どちらを選ぶかは、高速道路の使用頻度・乗車人数・4WDの必要性・燃費優先度によって変わります。この記事では装備差・スペック差・価格差を整理し、選択の判断材料を提供します。
デリカミニには全部で4グレードがあります。G・G Premium・T・T Premiumの構成です。Premiumグレードは安全装備や快適装備が充実した上位仕様です。今回の記事ではPremiumグレード同士、つまりT PremiumとG Premiumの比較を中心に解説します。
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T PremiumとG Premiumの基本スペック比較
まず数値で全体像を把握しましょう。
| 項目 | G Premium | T Premium |
|---|---|---|
| 価格(2WD) | 約212万9,600円(税込) | 約221万9,800円(税込) |
| 価格(4WD) | 約231万2,000円(税込) | 設定なし |
| エンジン | 3気筒DOHC NA | 3気筒DOHC ターボ |
| 最高出力 | 38kW(52PS)/6,400rpm | 47kW(64PS)/5,600rpm |
| 最大トルク | 60N・m(6.1kgf・m)/3,200rpm | 100N・m(10.2kgf・m)/2,400〜4,000rpm |
| 燃費(WLTC・2WD) | 21.0km/L | 19.5km/L |
| 燃費(WLTC・4WD) | 18.8km/L | 設定なし |
| パドルシフト | なし | あり |
| 4WD設定 | あり | なし |
価格差は2WD同士で比較すると約9万円です。T Premiumが高い理由は、ほぼターボエンジンのコスト差によるものです。安全装備や快適装備はほとんど共通しています。
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エンジン性能の違い|これが最大の差
T PremiumとG Premiumの最も大きな差は、搭載エンジンです。グレード名の「T」はターボを意味し、「G」はガソリン(ノンターボ)の略とされます。
ターボ(T Premium)の特性
T Premiumは最高出力64PS・最大トルク100N・mのターボエンジンを搭載します。G Premiumに対して最高出力で+12PS、最大トルクで+40N・mの差があります。
ターボの恩恵が出やすい場面は次のとおりです。
- 高速道路の合流・追い越し時
- 3〜4名乗車時の発進・加速
- 坂道・峠越えが多い地域での走行
- 信号の多い市街地でも余裕が生まれる
最大トルクの差は特に大きいです。T Premiumは2,400rpm〜4,000rpmの低中回転域で100N・mを発生します。G Premiumのトルクは60N・mです。発生回転数も3,200rpmと高め。アクセルをより踏み込む必要があります。
また、T Premiumにはパドルシフトが標準装備されます。ステアリングを握ったまま手動でシフト操作でき、エンジンブレーキを積極的に使いたい下り坂や、スポーティな走りを楽しみたい場面で活躍します。
ノンターボ(G Premium)の特性
G Premiumは最高出力52PS・最大トルク60N・mのNA(自然吸気)エンジンです。ターボのような低速トルクはないものの、WLTCモード燃費は2WDで21.0km/Lを実現します。
市街地や近郊での日常使い、1〜2名乗車がメインであれば、NAエンジンでも不満を感じにくいでしょう。デリカミニのボディサイズとNAエンジンの組み合わせは、一般道での扱いやすさに優れています。アクセルを踏んだときの素直なレスポンスもNAエンジンの特徴のひとつです。
さらに、G Premiumには4WD設定があります。T Premiumには4WDモデルが存在しないため、雪道・悪路・林道を走る機会がある方は必然的にG Premiumの選択肢となります。4WDを選ぶ場合、価格は約231万2,000円(税込)になります。
デリカミニのクロスオーバーな外観を活かしたカスタムを検討している方にも、4WD仕様のG Premiumはベース車として向いています。デリカミニ リフトアップキット おすすめも参考にしてください。
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装備差|共通装備と差異を整理
T PremiumとG Premiumの間で装備差はきわめて少ないです。
両グレードに共通する装備
Premiumグレードになると、標準グレード(G・T)から大幅に装備が充実します。以下の装備は両グレード共通です。
電動スライドドア
- 両側ハンズフリーオートスライドドア(運転席側・助手席側)
- 両手が塞がっていても自動で開閉
快適装備
- リヤサーキュレーター(シャープ製プラズマクラスター付き)
- リヤロールサンシェード
- ステアリングヒーター
- 撥水シート生地(合成皮革&ファブリック)
- シートバックテーブル
- Google搭載インフォテイメントシステム
- ビルトインETC2.0
安全・運転支援装備
- マイパイロット(全車速追従型ACC+車線維持支援)
- マルチアラウンドモニター(移動物検知機能付き)
- デジタルルームミラー
- 後側方検知警報システム(BSW+RCTA)
- 電動パーキングブレーキ
- ブレーキオートホールド
外装・走行装備
- 15インチアルミホイール
上記の装備はすべて共通です。安全・快適装備の充実度という観点では、どちらのグレードを選んでも差はありません。
T Premiumのみの装備
- ターボエンジン(64PS・100N・m)
- パドルシフト
G Premiumのみの特徴
- 4WD設定あり(T Premiumには4WDが存在しない)
- 燃費がT Premiumより優秀(21.0km/L vs 19.5km/L・2WD比較)
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安全装備の詳細|マイパイロットと先進安全パッケージ
両グレードに標準装備される「マイパイロット」と「先進安全パッケージ」について補足します。
マイパイロット
マイパイロットは三菱独自の先進運転支援システムです。全車速追従型ACCと車線維持支援(LKA)を組み合わせています。高速道路や渋滞時の疲労軽減に貢献します。
全車速対応のため、渋滞中の低速時にも前車に追従します。長距離ドライブやドライバーの疲労が気になる方には実用的な装備です。ACCの設定速度は任意に調整でき、前車との車間距離も設定可能です。高速道路の長距離移動が多いオーナーには特に便利な機能です。
先進安全パッケージ
先進安全パッケージには以下が含まれます。
- マルチアラウンドモニター(360度俯瞰映像・移動物検知機能付き)
- デジタルルームミラー(後方カメラ映像をルームミラーに表示)
- 後側方検知警報システム(車線変更時の後方車両を検知)
特にマルチアラウンドモニターは、駐車時の安心感を高めます。俯瞰映像で周囲360度を確認できます。移動物検知機能付きのため、死角に人や自転車がいる場合も警告してくれます。狭い駐車場や混雑したスーパーの駐車場でも活用しやすい装備です。
安全装備を強化したい方はデリカミニ ドライブレコーダー おすすめも参考にしてください。製品比較を掲載しています。
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価格差と維持費の比較
購入時の価格差
2WD同士での価格差は約9万円です。この差のほとんどはターボエンジンのコストに起因します。安全装備・快適装備の内容は共通のため、純粋にエンジン性能に対する価格差と考えてよいでしょう。
| グレード | 2WD価格 | 4WD価格 |
|---|---|---|
| G Premium | 約212万9,600円(税込) | 約231万2,000円(税込) |
| T Premium | 約221万9,800円(税込) | 設定なし |
燃費差による年間維持費試算
年間走行距離10,000km、ガソリン価格180円/Lで試算します。カタログ燃費はWLTCモードのため、実燃費は若干低くなる場合が多いです。
| グレード | 燃費(2WD) | 年間ガソリン費用(概算) |
|---|---|---|
| G Premium | 21.0km/L | 約85,714円 |
| T Premium | 19.5km/L | 約92,308円 |
年間で約6,600円の差です。単純計算すると、約13.5年でターボの価格差(9万円)をG Premiumの燃費節約分で取り戻せる計算になります。実用上、燃費差だけで購入判断をするのは難しい水準と言えます。燃費重視でG Premiumを選ぶ合理性は十分ありますが、長期的な費用だけでなく走行性能や4WDの必要性も含めて総合的に判断することが重要です。
4WDが必要なケース
G Premiumのみに4WD設定があります。4WD(2WD比で約1万8,000円程度の差)を選択すると、T Premiumの2WDと同等〜やや近い価格帯になります。
雪道・未舗装路・山岳エリアに住むオーナーは、G Premiumの4WDが現実的な選択肢です。デリカミニのクロスオーバーなデザインを活かすには、4WD仕様のG Premiumが走破性の面で有利です。
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どちらを選ぶべき?使い分けシナリオ
G Premiumが向いている方
- 燃費・維持費を重視する方: NAエンジンのため燃費が有利です
- 4WDが必要な方: 雪道・未舗装路・山道を走る機会がある方は選択肢がG Premiumのみです
- 市街地・近距離メインの方: 一般道での扱いやすさはNAエンジンでも十分です
- 1〜2名乗車が多い方: NAの出力で不満を感じにくい用途です
- 購入コストをおさえたい方: 約9万円の差は無視できないと感じる方に向いています
T Premiumが向いている方
- 高速道路をよく使う方: 合流・追い越し時のターボの余裕は体感差が大きいです
- 3〜4名乗車が多い方: 荷物込みで大人4名乗車の場合、ターボの恩恵を感じやすいです
- 峠越え・坂道が多い地域の方: 低中回転域のトルクが登坂時に効いてきます
- パドルシフトを使いたい方: スポーティな運転操作を楽しみたい方に向いています
- 走行性能を最優先する方: 2WD固定でよければT Premiumが走りの面で明快な優位があります
なお、2026年4月に三菱は特別仕様車をデリカミニに設定することを発表しています(詳細は三菱公式を参照)。購入検討時には最新情報を確認することをお勧めします。特別仕様車が設定される場合、価格や装備の内容が変わる可能性があります。ディーラーでの見積もり時に最新のグレード構成を確認してください。
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よくある質問
T PremiumとG Premiumの装備はどこが違うの?
最大の違いはエンジンです。T Premiumはターボエンジン(64PS・100N・m)、G Premiumはノンターボ(52PS・60N・m)を搭載します。T Premiumにはパドルシフトも付きます。安全装備・快適装備・スライドドアなどはほぼ共通です。
雪道や悪路が多い場合はどちらを選べばいい?
G Premiumをお勧めします。T Premiumには4WD設定がなく、2WDのみです。雪道・林道・未舗装路を走る機会がある方は、4WD設定のあるG Premiumが唯一の選択肢となります。
T Premiumの約9万円の価格差はターボだけが理由?
ほぼそのとおりです。T PremiumとG Premiumは安全装備・快適装備の内容がほぼ同じで、価格差の主な理由はターボエンジンのコスト差です。パドルシフトもT Premiumのみですが、コスト的な影響は小さいと考えられます。
どちらのグレードが人気が高い?
T Premiumが最も受注比率が高く、Premiumグレード全体で受注の9割以上を占めると報告されています。T Premiumは「ターボ性能+充実装備」を両立したグレードとして人気があります。一方、G Premiumはリセールバリューへの評価も高い傾向があります。
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