更新日:2026年4月
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アウトランダーPHEVのオイル交換はガソリン車と異なる点がある。
モーター走行の割合が高く、エンジン稼働時間が短い。
そのためオイルの劣化パターンも独特になる。
この記事では型式別の交換量や推奨粘度、費用の目安までまとめた。
初めてオイル交換を検討する方にも分かりやすいよう整理している。
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アウトランダーPHEVのオイル交換時期
三菱自動車の公式基準では、2つの交換サイクルがある。
| 使用条件 | 走行距離 | 期間 |
|---|---|---|
| 標準条件 | 15,000kmごと | 1年ごと |
| シビアコンディション | 7,500kmごと | 6か月ごと |
走行距離と期間の、どちらか早い方が目安だ。
オイルフィルターも同じサイクルでの交換が推奨される。
フィルターは2回に1回の交換とする場合も多い。
対象型式はGG2W、GG3W、GN0Wの全モデルで共通だ。
エンジンオイルとフィルターの交換時期は同一基準となる。
シビアコンディションに該当する使い方
以下に当てはまる走り方が中心なら、シビアに分類される。
- 短距離走行(1回8km以下)の繰り返し
- 山道や勾配の多い地域での利用
- 砂利道や未舗装路を走る頻度が高い
- 外気温が氷点下になる地域での通年使用
- エンジンの停止と始動を頻繁に繰り返す
通勤距離が短い方や街乗り中心の方は該当しやすい。
普段の使い方を振り返って確認しよう。
PHEVはEV走行中心だとエンジン始動回数が増える傾向にある。
チョイ乗りが多い方はシビア基準の適用を検討しよう。
PHEVでオイル劣化が進む仕組み
アウトランダーPHEVはモーター走行比率が高い。
エンジン稼働時間が短く、オイルが暖機温度に達しにくい。
温度が上がりきらないとエンジン内部に水分が残る。
未燃焼ガスも溜まり、スラッジの発生原因になる。
水分が混入するとオイルの潤滑性能が下がる。
酸化も進みやすくなり、エンジン各部の摩耗が早まる。
走行距離が伸びなくても、期間での交換を守ることが大切だ。
年間5,000km以下のオーナーは特に意識しておきたい。
ガソリン車よりも「期間」ベースの管理が重要になる。
オイル交換を怠ると最悪の場合エンジン焼き付きに至る。
修理費用は数十万円に達するため、定期交換は保険と考えよう。
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型式別エンジンオイル交換量
アウトランダーPHEVは世代ごとに搭載エンジンが異なる。
型式別の交換量は以下のとおり。
| 型式 | エンジン | 年式 | オイルのみ | フィルター同時 |
|---|---|---|---|---|
| GG2W | 4B11 MIVEC 2.0L | 2013〜2021年 | 4.0L | 4.3L |
| GG3W | 4B12 MIVEC 2.4L | 2015〜2021年 | 4.0L | 4.3L |
| GN0W | 4B12 MIVEC 2.4L | 2021年〜 | 4.3L | 4.6L |
GN0Wはエンジン自体は4B12で同じだ。
補機類の変更により、容量がやや増えている。
4L缶1本では足りない場合があるため注意が必要だ。
5L缶であれば全型式をカバーできる。
オイル量は多すぎても少なすぎてもエンジンに悪影響を与える。
レベルゲージで上限と下限の間に収まっているか確認しよう。
型式の確認方法
型式は車検証の「型式」欄で確認できる。
GG2Wが初代モデルにあたる。
GG3Wは2015年以降のマイナーチェンジ版だ。
GN0Wは2021年にフルモデルチェンジした新型を指す。
車検証を手元に用意し、自分の車と照合しよう。
タイヤサイズも型式で異なる。
あわせて確認するとよい。
なおGG2WとGG3Wはエンジン排気量が異なるがオイル量は同じだ。
購入するオイルの量で迷う心配はない。
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推奨オイル粘度と規格
三菱自動車の指定粘度と使用環境の特徴を整理した。
| 粘度 | 区分 | 特徴 |
|---|---|---|
| 0W-20 | 推奨 | 低粘度で始動性に優れ、燃費も良好 |
| 5W-30 | 対応可 | やや硬め、高速連続走行や夏場向き |
| 10W-30 | 対応可 | 高温環境向き、冬の始動性は劣る |
API規格はSP、ILSAC規格はGF-6A以上が条件だ。
古い規格のオイル(SN以下)は使用を避けよう。
オイル缶の表面に規格表示があるので購入前に確認したい。
0W-20がPHEVに向く理由
PHEVはモーターからエンジンへの切り替え時に負荷がかかる。
0W-20は低温でも流動性が高い。
始動直後にエンジン各部へ素早く行き渡る。
冬場はオイル粘度の差が顕著に出る。
PHEVの使い方には0W-20が合っている。
燃費面でも0W-20のメリットは大きい。
粘度が低いほどエンジン内部の抵抗が減り、燃料消費を抑えられる。
ただし5W-30が使用不可というわけではない。
高速道路を長距離走る機会が多い方は5W-30でも問題ない。
市販オイルの選び方
純正は三菱ダイヤクイーン SP/GF-6A 0W-20だ。
ディーラーや三菱部品販売店で購入できる。
市販品ではCastrol EDGE 0W-20が定番の一つ。
Mobil1 0W-20も広く使われている。
粘度とAPI/ILSAC規格を確認すれば、どの製品でも使える。
ホイールと同様に、規格への適合が最も重要だ。
価格は4L缶で3,000〜7,000円(税込)が相場となる。
ネット通販はまとめ買い割引が効く場合がある。
定期交換の予定があるなら複数缶の購入も検討したい。
未開封であれば数年間は品質が維持される。
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オイル交換にかかる費用
交換場所ごとの費用目安を比較した(税込価格)。
| 交換場所 | オイルのみ | フィルター込み | 所要時間 |
|---|---|---|---|
| 三菱ディーラー | 8,000〜12,000円(税込) | 10,000〜14,000円(税込) | 30〜60分 |
| カー用品店 | 3,000〜7,000円(税込) | 5,000〜9,000円(税込) | 30〜45分 |
| DIY(部品代) | 3,000〜6,000円(税込) | 4,000〜7,500円(税込) | 60〜90分 |
ディーラーは純正オイル使用と点検を含む価格だ。
そのため他の方法よりも割高になる傾向がある。
カー用品店は会員割引やオイル持ち込みで安くなる場合がある。
DIYは工賃が不要だが、工具の初期投資が発生する。
予約制の店舗では待ち時間なしで作業してもらえる場合もある。
オイル交換専門店やガソリンスタンドも選択肢に入る。
費用は用品店と同程度かやや安い水準だ。
フィルター交換の判断基準
フィルターはオイルの汚れを捕集する部品だ。
目詰まりするとオイルの流れが悪くなり、潤滑不良につながる。
2回に1回(30,000km or 2年ごと)の交換で問題ない。
シビアコンディションの場合は毎回の交換が望ましい。
フィルター単体の費用は1,000〜2,000円(税込)程度だ。
DIYで交換する場合のポイント
エンジン下にアンダーカバーが装着されている。
ネジ6本とクリップ4個で固定されている。
カバーを後方にスライドさせると外れる。
車両重量が約1.9t(GN0W)と重い。
ウマ(リジッドラック)の使用は不可欠だ。
ジャッキのみで支えた状態で下に潜るのは危険だ。
ドレンボルトサイズはM14を使用する。
締め付けトルクは35N・m前後が目安となる。
廃油は廃油処理ボックスを使い、自治体のルールで処分する。
パッキン(ガスケット)は毎回新品に替えよう。
再利用するとオイル漏れの原因になる。
オイルジョッキは目盛り付きのものを用意しよう。
正確な量を計って入れることでエンジントラブルを防げる。
上抜き方式ならアンダーカバーを外さずに作業できる。
対応する手動ポンプは2,000〜4,000円(税込)程度で購入可能だ。
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よくある質問
Q1. PHEVはオイル交換の頻度を減らしても平気?
走行距離が伸びにくいため頻度を下げたくなる。しかしPHEVはエンジンが暖機温度に達しにくい。水分混入による劣化が進むため、1年に1回は交換しよう。放置するとスラッジが蓄積し、エンジン内部を傷める。
Q2. ガソリン車用のオイルでも使える?
粘度と規格(API SP / ILSAC GF-6A以上)が合えば使える。ハイブリッド専用オイルも販売されている。ただし上記規格を満たしていれば性能差は小さい。パッケージの粘度と規格を確認しよう。
Q3. オイル交換が必要なサインとは?
メーター内にレンチマークが表示される。レベルゲージでオイルの色を見る方法もある。新品の琥珀色から濃い黒に変色していたら交換時期だ。指で触って粘りが弱くなっている場合も同様となる。
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