【アウトランダーPHEV】異音の原因と対処法|発生箇所別に修理費用も解説

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更新日:2026年4月

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目次

結論:異音は発生箇所と音の種類で原因を特定できる

結論音の種類×発生箇所で原因を絞り込み、緊急度に応じて対処する
異音の種類ビビリ音・カラカラ音・ゴー音・ガラガラ音・高周波音の5パターン
対処の難易度初級(制振材貼り付け)〜上級(CVT交換)
修理費用目安0円(正常動作音)〜70万円(税込・CVT本体交換)
注意点コイルスプリング折損は三菱が9年/20万km無償交換対応

アウトランダーPHEVで異音が発生した場合、音の種類と発生箇所から原因を絞り込めます。「ビビリ音」なら室内の建付け、「ゴー音」なら足回りのベアリングなど、パターンは限られています。

本記事では、発生箇所別に原因・対処法・修理費用を整理しました。正常な動作音と故障の見分け方も解説します。

異音の種類と発生箇所を特定する方法

音の種類で原因を切り分ける

異音の種類を把握するのが、原因特定の第一歩です。以下の表で該当する音を確認してください。

音の種類発生箇所想定原因緊急度
ビリビリ・ピチピチダッシュボード・Aピラー配線接触・建付け不良
カラカラダッシュボード吹き出し口内部フラップの接触
ゴトゴトドア内部パワーウィンドウ駆動部劣化
ゴー(連続音)足回りハブベアリング摩耗
バコン(衝撃音)リヤサスペンションコイルスプリング折損最高
ガラガラエンジンルームエアコンコンプレッサー故障
キーン(高周波)車両後方モーター/インバーター音低(正常の場合あり)

セルフチェックの手順

異音を自分で切り分けるには、3つの状況で確認します。

停車中のチェック項目:

  • エアコンON/OFFで音が変わるか確認する
  • パワーウィンドウを操作して異音の有無を確かめる
  • エンジンルームからの異音を外から聞き分ける

走行中のチェック項目:

  • 速度に比例して音が大きくなるか確認する
  • ハンドルを左右に切った際に音が変化するか確かめる
  • EV走行とエンジン走行で違いがあるか比較する

段差通過時のチェック項目:

  • ダッシュボード付近のビビリ音を確認する
  • 足回りからの「ゴトゴト」音がないか注意する

タイヤサイズや空気圧が異音に影響する場合もあります。純正タイヤサイズの確認はアウトランダーPHEVのタイヤサイズ一覧が参考になります。

室内・ダッシュボード周りの異音と対処法

室内の異音は走行に支障がないものの、運転中のストレスに直結します。原因の大半は配線の接触や内装パネルの建付けです。

Aピラー根本の「ピチピチ」音

助手席側のAピラー根本付近から「ピチピチ」と鳴る症状は、配線が内装パネルに接触して発生します。特にドラレコやデジタルインナーミラーを後付けした車両で多い傾向です。

対処法: 配線をスポンジテープで固定し、パネルとの接触を防止します。難易度は初級で、作業時間は約15分です。

ドアのビビリ音(GN系で多発)

GN系(2021年12月〜)のアウトランダーPHEVでは、ドアのビビリ音が複数報告されています。ドア内部の防振材が不足している箇所で振動が増幅されるのが原因です。

対処法: ドアの内張りを外し、制振材(レジェトレックス等)を振動箇所に貼り付けます。難易度は中級で、作業時間は1枚あたり約30分です。

ダッシュボード吹き出し口の「カラカラ」音

低速走行時にダッシュボード端の吹き出し口から「カラカラ」と鳴る症状は、内部フラップの接触が原因です。気温によって音が変化する特徴があります。

対処法: ディーラーでの調整が確実です。費用は保証期間内なら無償で対応してもらえます。

内装のカスタムや保護を検討しているなら、アウトランダーPHEVの内装カスタムガイドも合わせてご覧ください。

足回り・サスペンションの異音と対処法

足回りの異音は安全に直結するため、早めの対処が必要です。アウトランダーPHEVで報告されている主な3パターンを解説します。

リヤショックアブソーバーのブッシュ劣化

リヤサスペンションのショックアブソーバー下側にあるブッシュが早期に潰れる持病が知られています。走行距離1万kmで完全に潰れたという報告もあります。

症状は足回りが柔らかく感じ、踏ん張りが効かなくなることです。段差通過時に「ゴトゴト」という音が出ます。

修理費用: ブッシュ交換で1〜3万円(税込・部品+工賃)。保証期間内なら無償対応の可能性があります。

コイルスプリングの折損

走行中にリヤのコイルスプリングが折れると、「バコン!」という大きな衝撃音とともに車体が傾きます。三菱はこの問題に対し、保証期間を9年/20万kmに延長して無償交換に対応しています。

対処法: 走行中に突然の衝撃音と車体の傾きを感じたら、安全な場所に停車してディーラーに連絡してください。

ハブベアリングの摩耗

走行速度に比例して「ゴー」という連続音が大きくなる場合、ハブベアリングの摩耗が疑われます。左右どちらかにハンドルを切ると音が変化するのが特徴的な症状です。

修理費用: 1箇所あたり2〜5万円(税込・部品+工賃)。放置すると走行中にタイヤがロックする危険性があるため、早めの交換を推奨します。

CVT・駆動系の異音と対処法

CVT搭載のアウトランダー(ガソリン車)では、駆動系の異音も報告されています。

CVT構造上の音

CVTは金属ベルトとプーリーで変速するため、減速時にプーリー比を変える際に音が出やすい構造です。軽微な「ウィーン」という音は正常な動作音である場合もあります。

CVTフルード交換の効果

CVTフルードの劣化が異音の原因になっている場合、交換で音が軽減されるケースがあります。交換費用は1〜2万円(税込・フルード代+工賃)です。

ただし、10万kmを超えた車両ではCVT内部の摩耗が進んでいる可能性があります。新品交換で約70万円(税込)、リビルト品でも約40万円(税込)の費用がかかります。

エアコン・補機類の異音と対処法

エアコンコンプレッサーの「ガラガラ」音

エアコン起動中に「ガラガラ」という異音が発生した場合、コンプレッサーの故障が疑われます。修理費用は部品+工賃で約30万円(税込)と高額です。

R1234yfタイプの冷媒を使用する車両では、対応コンプレッサーの価格が高い傾向があります。保証期間内であれば無償修理の対象になるため、早めにディーラーへ相談してください。

パワーウィンドウの「ゴトゴト」音

CW系アウトランダーではパワーウィンドウの駆動部が劣化し、「ゴトゴト」という異音が発生することがあります。交換費用は約5万円(税込)/1枚です。

保証期間内であれば無償交換の対象となります。

PHEVモーター・インバーター固有の異音

PHEVならではの音も存在します。故障ではない正常な動作音との見分け方を押さえておくと安心です。

EV走行時のモーター音

EV走行中に聞こえる「キーン」という高周波音は、モーターの回転音です。個体差はあるものの、基本的には正常な動作音です。速度に比例して音が変化するのが特徴です。

チャージモード時の高周波音

チャージモードやセーフモード走行中に耳障りな高周波ノイズが発生するという報告があります。車両後方から聞こえるケースが多く、構造的な特性とされています。

ABS作動確認音

発進時に後方で「カチッ」と鳴る音は、ABSの作動確認音です。PHEVに限らず発生する正常な動作音で、故障ではありません。

ディーラーに相談する判断基準と修理費用一覧

以下の症状が出た場合は、早めにディーラーへ相談してください。

すぐにディーラーへ行くべき症状:

  • 走行中に突然の衝撃音が発生した
  • 速度に比例して大きくなる異音がある
  • エアコン起動時に「ガラガラ」音がする
  • ブレーキ操作時に金属音がする

様子を見てよい症状:

  • 段差通過時のみ発生するビビリ音
  • 低温時だけ発生し、暖まると消える音
  • EV走行時の軽微なモーター音

修理費用一覧

異音箇所原因修理費目安保証延長
室内ビビリ配線接触・建付け0〜数千円(税込)
リヤサスブッシュ劣化1〜3万円(税込)保証期間内無償
リヤサスコイルスプリング折損数万円(税込)9年/20万km無償
ハブベアリング摩耗・損傷2〜5万円(税込)/箇所条件次第
CVTフルード交換1〜2万円(税込)
CVT本体交換40〜70万円(税込)
エアコンコンプレッサー故障約30万円(税込)保証期間内無償
パワーウィンドウ駆動部劣化約5万円(税込)/枚保証期間内無償

購入前に確認すべき注意点

以下に該当する場合は、この記事の対処法だけでは解決できない可能性があります。

  • 走行距離10万km超の中古車を検討中の方 — CVT故障リスクが高まる走行距離帯です。購入前にCVTフルードの交換履歴を確認しておいてください。
  • 初代(GG2W)の中古車を検討中の方 — コイルスプリング折損の保証期間(9年/20万km)が終了している可能性があります。下回りの点検を事前に依頼してください。
  • 異音が走行中に突然発生した方 — 足回りやブレーキ系統の異常は安全に直結します。自己判断せず、すぐにディーラーまたは最寄りの整備工場へ持ち込んでください。

Q1. アウトランダーPHEVの走行中に「ゴー」という音がするのは故障ですか?

速度に比例して音が大きくなる場合は、ハブベアリングの摩耗が疑われます。左右にハンドルを切って音が変化するなら、その可能性が高いです。修理費用は1箇所あたり2〜5万円(税込)で、放置すると走行中にタイヤがロックする危険性があるため、早めの点検を推奨します。

Q2. 異音の修理費用はどのくらいかかりますか?

室内のビビリ音であれば0〜数千円で済みます。足回りのブッシュ交換は1〜3万円(税込)、ハブベアリング交換は2〜5万円(税込)が目安です。高額になるのはエアコンコンプレッサー交換(約30万円(税込))とCVT本体交換(40〜70万円(税込))です。保証期間内であれば無償対応の部位もあるため、まずディーラーに確認してください。

Q3. リコール対象になった異音の問題はありますか?

コイルスプリングの折損について、三菱は保証期間を9年/20万kmに延長して無償交換に対応しています。走行中に「バコン!」という衝撃音とともに車体が傾いた場合は、この問題の可能性が高いです。対象車両かどうかは、車台番号をもとにディーラーで確認できます。

まとめ

アウトランダーPHEVの異音は、音の種類と発生箇所から原因を特定できます。室内のビビリ音はDIYで対処できるケースが多く、足回りの異音は早めのディーラー相談が必要です。

特にコイルスプリング折損は三菱が9年/20万kmの無償交換保証を設けています。対象車両の方は早めに確認しておくと安心です。

CVT搭載車では、フルード交換で異音が軽減される場合もあります。10万km超の車両はCVT本体の状態も含めて点検を受けてください。

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この記事を書いた人

車種別カスタムパーツの専門サイト「パーツ選び.com」の編集チーム。300本以上の車種別パーツガイドを公開中。適合確認・取付難易度・車検対応を独自に調査し、失敗しないパーツ選びをサポートしています。

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