更新日:2026年3月
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結論:デリカD5の荷室収納は「高さ活用」と「固定方法」で決まる
デリカD5の荷室は、3列目シート収納時で奥行1,200mm・高さ1,310mmという広大な空間を持っています。比較した結果、この高さを活用できるかどうかが収納力を大きく左右します。ただし闇雲に荷物を積むだけでは走行中に崩れ、使い勝手も悪化します。
この記事では、コスト・難易度・収納量の3軸で比較した3パターンの収納アイデアを紹介します。目的に合った方法を選べば、デリカD5の荷室ポテンシャルを引き出せます。
デリカD5の荷室サイズを把握する — 収納プラン設計の出発点
収納アイデアを検討する前に、シートアレンジ別の荷室寸法を確認しておく必要があります。デリカD5はシート配置によって荷室の広さが大きく変わるためです。
シートアレンジ別の荷室寸法
| 項目 | 3列目使用時 | 3列目収納時 | 2+3列目収納時 |
|---|---|---|---|
| 奥行 | 140〜480mm | 約1,200mm | 約1,610mm |
| 幅(跳ね上げシート間) | 770mm | 770mm | 770mm |
| 幅(サイドトリム間) | 1,245mm | 1,245mm | 1,245mm |
| 高さ | 約1,310mm | 約1,310mm | 約1,310mm |
| 容量目安 | 94〜388L | 805〜1,003L | — |
3列目を使用した状態では、奥行が最小140mmしか確保できません。キャンプなど大量の荷物を積む場面では、3列目の跳ね上げ収納が前提となります。
マルチユースフック14箇所の配置と耐荷重
デリカD5の荷室には計14箇所のマルチユースフックが標準装備されています。ラゲッジ側面に配置されたフックは各6kgの耐荷重を持ち、テールゲート裏にも4箇所のフックがあります。
この14箇所のフックは、ネット固定やロープ張りの基点として活用できます。収納アイテムを追加購入する前に、まず純正フックの位置を把握しておくと無駄な出費を防げます。
車中泊も視野に入れている場合は、荷室の高さを活かしたベッドキットの導入も検討に値します。ベッドキット下のスペースを収納エリアとして使えるという利点があります。
目的別・収納アイデア3パターンの比較
デリカD5の荷室収納は、用途とコストのバランスで3パターンに分類できます。比較した結果、万能な方法は存在せず、目的に応じた選択が求められます。
パターン1:天井ネット収納(軽量小物向き)
天井空間を活用するルーフネットは、最もコストパフォーマンスに優れた選択肢です。
デリカD5の室内高1,310mmは、ミニバンの中でも上位に位置します。この高さを活用し、衣類・タオル・寝袋など軽量なアイテムを天井に収納すれば、床面積を圧迫しません。
コスパの観点では、エーモン製ラゲッジメッシュネット(60cm x 90cm)が1,500円前後で購入でき、導入コストの低さが際立ちます。デリカD5専用設計のルーフネットは3,700〜4,900円で、取り付け位置が最適化されています。
取り付けは純正のマルチユースフックに引っ掛けるだけで完了するため、難易度は初級です。ただし耐荷重は製品ごとに異なるため、重量物の収納には向きません。
パターン2:ラゲッジ収納ボックス(日常使い向き)
日常的な買い物やレジャーで荷物を整理したい場合は、折りたたみ式の収納ボックスが使いやすいです。
デリカD5専用設計の収納ボックス(TSYXIXS製)は、大小2個セットで10,199円(税込)です。使わないときは折りたためるため、平時の荷室を圧迫しません。
コスパの観点では、汎用の収納ボックスなら3,000〜7,000円で購入できます。ただしデリカD5の荷室は、跳ね上げシート間の幅が770mmに制限されるため、サイズ選びに注意が必要です。幅770mmを超える収納ボックスは、シートの跳ね上げ・展開操作と干渉します。
走行中のズレを防ぐには、ラゲッジマットと組み合わせて滑り止め効果を確保してください。BUYFULL製のデリカD5専用ラゲッジマット(4,798円(税込))には、ベルクロ付きの固定機構が備わっています。
パターン3:イレクターパイプ棚(大容量積載向き)
キャンプや長距離旅行で大量の荷物を積み込む場合は、イレクターパイプで2段棚を組む方法が最も効率的です。
デリカD5の荷室高1,310mmを2段に分割すれば、同じ床面積で約2倍の収納が可能になります。上段に軽いもの、下段に重いものを配置すると重心が安定し、走行時の影響も最小限に抑えられます。
コストは材料費で5,000〜10,000円程度です。ホームセンターでパイプのカットを依頼すれば、特別な工具は不要です。ただし組み立てと車内への固定が必要なため、難易度は中級に分類されます。
キャンプでの積載テクニックを詳しく知りたい場合は、デリカD5の車中泊・キャンプ装備ガイドも参考になります。積載量を最大化するシートアレンジの手順を解説しています。
収納アイデアを実践する手順 — 3ステップで完成
どのパターンを選んでも、実践の流れは共通しています。以下の3ステップで進めると、手戻りなく完成させられます。
ステップ1:荷室の実測とデッドスペースの洗い出し
まず自分の車のシートアレンジ状態で、荷室の実寸を計測します。カタログ値と実車では、内装パネルの厚みやシート位置によって数cmの差が生じます。
特に確認したいのは以下の3箇所です。
- 跳ね上げシート横の隙間(サイドに小物を挟める空間があるか)
- 2列目シート下のスペース(浅型ボックスが入るか)
- テールゲート裏のフック位置(ネット取り付けの基点になるか)
ステップ2:目的に合った収納アイテムの選定
計測結果をもとに、アイテムを選定します。選定基準は「使用頻度」と「積載量」の2軸で判断してください。
- 毎日の通勤・買い物がメイン → 収納ボックス1〜2個で十分
- 月1〜2回のキャンプ → 天井ネット+イレクターパイプ棚の組み合わせ
- 長距離旅行や引っ越し → イレクターパイプ棚+ラゲッジマット+固定ネット
ステップ3:固定方法の確認と設置
収納アイテムは、走行中に動かない状態にすることが前提です。固定方法は以下の3つを組み合わせてください。
- マルチユースフック(14箇所)にゴムバンドやロープを接続
- ラゲッジマットの滑り止め効果で底面のズレを防止
- 重量物は荷室の後方下部に集中させて重心を安定させる
失敗しやすいポイントと対処法
サードシート跳ね上げ時の干渉
デリカD5の3列目シートは左右に跳ね上げて収納する方式です。跳ね上げた状態で、シート間の有効幅は770mmに狭まります。
デメリットとして、この幅を超える収納ボックスや棚を設置すると、シートの跳ね上げ・展開ができなくなります。対処法は単純で、横幅750mm以下の収納アイテムを選ぶことです。
重量配分の偏りによる走行への影響
荷室の片側に重量が集中すると、カーブ時の車両挙動に影響が出ます。特に高さのある位置(天井ネット等)に重い荷物を載せると重心が上がり、ふらつきの原因となります。
天井ネットの耐荷重は製品ごとに異なりますが、多くは5〜8kg程度です。フック1箇所の耐荷重6kgも超えないよう配慮してください。重い荷物は荷室の下部に配置するのが鉄則です。
アンダーラゲッジ非装備の盲点
デリカD5にはアンダーラゲッジ(床下収納)がありません。他のミニバンからの乗り換えで見落としやすいポイントです。
デメリットとして、床下に工具や小物を隠す収納ができません。その代わり、高さ方向のスペースが確保されているため、天井ネットやイレクターパイプ棚で補う設計が合理的です。
デリカD5 荷室収納のよくある質問
Q1. 3列目シートを取り外すことはできますか?
社外品の取り外しキットを使えば脱着が可能です。8人乗り仕様を5人乗りに変更でき、荷室長が約1,610mmまで拡大します。ただし取り外した状態では乗車定員が変わるため、車検証の記載との整合性を確認してください。
Q2. 純正アクセサリーで収納を強化するには何がありますか?
三菱純正オプションとして、ラゲッジトレイやカーゴフェンスが用意されています。ラゲッジトレイは荷室の汚れ防止と滑り止めを兼ね、カーゴフェンスは荷物の前方へのずれを防ぎます。ディーラーで購入・取り付けが可能です。
Q3. 100均アイテムだけで収納を改善できますか?
S字フック・突っ張り棒・メッシュバッグなど、100均アイテムでも一定の効果は得られます。ただし走行中の振動に対する固定力は専用品に劣るため、長距離走行では外れるリスクがあります。通勤や近距離の買い物用途なら問題なく使えます。
まとめ — デリカD5の荷室を最大限に活用するために
デリカD5の荷室収納を改善する方法は、目的によって3つに分かれます。
- コスト最優先 → 天井ネット(1,500〜5,000円)で軽量小物を天井に逃がす
- 日常使いの利便性 → 折りたたみ収納ボックス(3,000〜10,000円)で整理整頓
- キャンプ・長距離の大容量 → イレクターパイプ棚(5,000〜10,000円)で2段活用
比較した結果、いずれのパターンでも共通する成功条件は2つです。跳ね上げシート間の幅770mmに収まるサイズを選ぶこと、そして14箇所のマルチユースフックを固定の基点として活用することです。
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