更新日:2026年4月
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結論:BRZへのドライブレコーダー取り付けはDIYで対応できる
BRZにドラレコを取り付ける場合、配線を目立たせないにはAピラーやルーフトリム内部の処理が必要です。クーペボディのため配線スペースはセダンやSUVより狭めです。丁寧な取り回しが求められます。この記事ではZD8型(2代目・2021年〜)とZC6型(初代・2012〜2020年)の手順を整理しました。
取り付けに必要な工具・パーツ一覧
ドライブレコーダー本体以外に必要な工具とパーツを以下にまとめました。
| アイテム | 用途 | 参考価格(税込) |
|---|---|---|
| 内張りはがし | Aピラー・ルーフトリムの取り外し | 500〜1,000円 |
| 検電テスター | ACC電源・常時電源の確認 | 500〜1,500円 |
| ヒューズ電源(低背型) | ヒューズボックスからの電源取り出し | 300〜600円 |
| タイラップ(結束バンド) | 配線の固定 | 200〜400円 |
| ビニールテープまたは配線テープ | 配線の保護・束ね | 200〜500円 |
| エレクトロタップ(任意) | ナビ裏配線への分岐接続 | 300〜500円 |
ヒューズ電源を使う場合、BRZは低背ヒューズを採用しています。購入前にヒューズの形状を確認してください。エーモン製「電源ソケット ヒューズ電源タイプ(品番4957)」は税込1,033円前後で購入できます。
フロントカメラの取り付け位置と固定方法
フロントカメラはルームミラーの裏側に取り付けるのが一般的です。助手席側に寄せると運転席からの視界を妨げにくくなります。
取り付け位置の選定基準
道路運送車両の保安基準では、フロントガラスの上部20%以内にカメラを設置する決まりです。ルームミラー裏は保安基準をクリアしやすい位置です。外からカメラが目立ちにくいのも利点になります。
固定の手順
- フロントガラスを脱脂クリーナーで清掃する
- カメラのマウントを位置決めし、両面テープで貼り付ける
- ケーブルをルーフライニングとガラスの隙間に押し込む
両面テープは付属品をそのまま使えます。ただし夏場の車内温度は80度を超えることもあります。3M製VHBテープなど耐熱性の高いものに貼り替えると長期的に安心です。
Aピラーカバーの取り外し方(ZD8/ZC6共通)
配線をAピラー内部に通すには、Aピラーカバーの取り外しが要ります。BRZはカーテンエアバッグを内蔵しています。作業前にバッテリーのマイナス端子を外し、5分以上放置してから着手するのが安全です。
ZD8型の場合
- ウェザーストリップ(ドア周囲のゴム)をAピラー付近から引き抜く
- Aピラーカバー下端に指を入れ、手前に引いてクリップを外す
- カバーを上方向にスライドさせて取り外す
- 配線をピラー内側に沿わせ、タイラップで固定する
ZD8型はクリップが2箇所で固定されています。力任せに引くと破損するため、内張りはがしで少しずつ浮かせるのがコツです。
ZC6型の場合
- ウェザーストリップをAピラー上部付近から引き抜く
- Aピラーカバーの下端を手前に引く
- 緑色のストッパー(ロッキングクリップ)はラジオペンチで90度回転させると外れる
- フロントガラス側のクリップは切り欠きに合わせて回しながら外す
ZC6型はクリップ構造が独特です。フロントガラス寄りの黒色クリップが外しにくい部分になります。ツメ可動部分を押し込みながら回転させると、破損を防げます。シートカバー交換など内装作業の経験があると進めやすくなります。
電源の取り方:ヒューズボックスとナビ裏の2パターン
ドラレコの電源はヒューズボックスからの取り出しが手軽です。駐車監視機能を使う場合はACC電源と常時電源の両方が要ります。
パターン1:ヒューズボックスから取り出す方法
ZD8型のヒューズボックス位置: 運転席足元、アクセルペダルの上方に配置されています。
| 電源種別 | ヒューズ名 | アンペア |
|---|---|---|
| ACC電源(アクセサリー) | RADIO | 7.5A |
| 常時電源(BAT) | STOP | 7.5A |
ヒューズ電源の差し込み向きを間違えると通電しません。検電テスターで極性を事前に確認してから差し込んでください。
手順:
- ヒューズボックスカバーを開ける
- 該当ヒューズを引き抜く
- ヒューズ電源にドラレコの電源線を接続する
- ヒューズ電源を元の位置に差し込む
- アース線は近くのボルトに共締めする
パターン2:ナビ裏から分岐する方法
カーナビを装着済みの場合、ナビ裏のACC配線から分岐する方法もあります。ナビ裏にはACC・常時電源・アースがまとまっています。一箇所で配線が完結するのが利点です。
ただしナビの脱着が必要なため、難易度はヒューズ電源方式より高めです。エレクトロタップは接触不良を起こしやすい傾向があります。ギボシ端子の方が信頼性は上です。
のれん分けハーネス(ZD8型向け)
ZD8型にはAxis Parts製ののれん分けハーネスが販売されています。カプラーオンで電源を取り出せるため、配線加工は不要です。価格は3,000〜4,000円程度です。ヒューズ電源より高価ですが、作業の手軽さで差が出ます。
リアカメラの配線ルート
前後2カメラタイプの場合、リアカメラの配線処理が作業時間の大部分を占めます。
配線経路の全体像
フロントカメラ → Aピラー内 → ルーフライニング → Bピラー → リアクォーターパネル → リアハッチ
手順
- リアカメラをリアガラス上部中央に貼り付ける
- ケーブルをリアハッチ内側のトリムに沿わせる
- リアハッチ〜ボディ間はコルゲートチューブ(蛇腹管)内を通す
- Cピラーカバーの裏側に配線を通す
- ルーフライニングの隙間に沿ってフロントまで引き回す
クーペ特有の注意点として、BRZのルーフライニングとボディの隙間は約5〜8mmと狭めです。無理に押し込むとトリムが浮く原因になります。配線ガイド(フレキシブルワイヤー)を使うと通しやすくなります。LEDルームランプの交換経験があると、ルーフトリムの構造を把握できます。
よくある失敗と対処法
失敗1:クリップの破損
Aピラーやトリムのクリップは経年劣化で硬化しやすい部品です。ZC6型は製造から10年以上経過した個体もあります。予備クリップ(純正互換品 909140007など)を用意しておくと安心です。10個セット500円前後で入手できます。
失敗2:電源の極性間違い
ヒューズ電源は差し込み方向で出力側が変わります。テスターを使わずに差し込むと通電しない・常にONになるトラブルが起きます。テスターで通電確認を済ませてから固定してください。
失敗3:配線の干渉音(ビビリ音)
配線の固定が甘いと、走行時にトリム内部で振動し異音が出ます。タイラップの固定間隔は30〜40cmが目安です。たるみが出ないよう、少し張りを持たせて固定すると振動を抑えられます。
失敗4:リアカメラの結露
リアハッチ付近は外気との温度差で結露しやすい箇所です。カメラの防水性能を確認し、配線接続部分は防水テープで保護してください。
FAQ
Q1. BRZ ZD8とZC6でドラレコの取り付け手順は大きく違いますか?
基本的な配線ルート(Aピラー→ルーフ→リア)は共通です。違いはAピラーのクリップ構造とヒューズボックスの配置です。ZD8はクリップ2箇所、ZC6は緑色ストッパー付きです。電源ヒューズの位置も異なるため、取扱説明書で事前に確認してください。
Q2. ドラレコの取り付けをショップに依頼した場合の工賃はいくらですか?
カー用品店やディーラーでの取り付け工賃は8,000〜15,000円前後が相場です。前後2カメラ+駐車監視配線込みなら15,000〜20,000円程度になることもあります。持ち込み品の場合は別途追加料金が発生するケースが多い点に留意してください。
Q3. 駐車監視機能を使う場合、バッテリー上がりの心配はありますか?
駐車監視対応ドラレコの多くは電圧監視機能を搭載しています。電圧が11.6〜12.0V付近まで低下すると自動で録画を停止します。ただしBRZのバッテリー容量は比較的小さめです。長時間の駐車監視を常用する場合はバッテリー状態を定期的にチェックしてください。
まとめ:BRZのドラレコ取り付けは配線処理がカギ
BRZへのドラレコ取り付けで最も時間がかかるのはリアカメラの配線処理です。クーペボディで配線スペースが限られます。配線ガイドとタイラップを活用して丁寧に進めてください。
電源はヒューズボックスから取るのが手軽です。ZD8型ならRADIO(7.5A)からACC電源を取り出せます。駐車監視を使わない場合はシガーソケット接続のみでも運用できます。
工具を持っていない場合や内装作業に不安がある場合は、カー用品店への依頼(工賃8,000〜15,000円前後)も選択肢に入ります。

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